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揚水の「人生薔薇色計画」

僕のハンドルは「ようすい」ではなく「あげみ」と読みます。表記はaghemiとしています。

妻の海月は「くらげ」と読みます。



ふりぃのかうんた

yesterday ふりぃのかうんた today ふりぃのかうんた


自分が何者であるか今よりももっとわからず身悶えしていた学生の頃、何をしたらいいのかについて友達と話しに話した。
結論は出なかった。どころか何をしてもいいんだということにすらなった。
ただし、本当に何をしてもいいというのではなかった。
一つだけ基準がある。
それは俺の、俺たちの、ひいてはほかの人たちの人生を薔薇色にするか、その一点。
時々それを思い出しては行動する。
それが僕たちの人生薔薇色計画。



    よそいき仕事日記   

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2003-08-13 ロボット
2003-08-12 赤く大きな
2003-08-12 に如かず
2003-08-11 出奔
2003-08-10 アンのジョー
2003-08-09 怒りと祈り
2003-08-09 見解の相違について揚げ足を取ってみる
2003-08-08 母の日
2003-08-07 埋葬方法
2003-08-06 ピカ


2003-08-13 ロボット

うぃーん、かしゃん、と音がする。
続いてがちゃり。
あたしは一人で教室に寝ている。木造校舎の二階。

今は夏休み。合宿で学校に泊まっている。
合宿なのに一人。
近づいてくる。

机と椅子をすべて教室の後ろに押し遣って出来た広間にぽつりと敷いた布団の上にあたしは仰向けに横たわり、目を開けて天井を見ている。
床は午前中いやというほど磨き上げた。だからきれい。
暑いのですぐによく乾いた。

うぃーん、かしゃん、と音がする。
がちゃり。
音のする方を睨めつける。
ぴたりと音が止む。

どうしてあたしが見ていることが判るんだろう?
横着して寝巻きを持ってこなかったことを少し悔やんだ。だがもう遅い。あたしはなんだか冷やりとして、捲れあがっていたスカートの裾を延ばす。お腹に掛けているタオルケットの端を股に挟み込む。
少し安心する。
もともと怖くはない。

うぃーん、かしゃん、がちゃり、と音がする。
近づいてくる。
けれど、けして触れることはない。やって来てどうするということはない。

たとえその姿が見えたとしても、あれはあたしに本当に近づくことはない。
あたしはそれを知っている。それを知っているから怖くないというのとはまた少し違う。

無限遠から直近までやってくるのに、その距離はけしてゼロにはならない。
近づき続けながら、けしてその距離はゼロにはならない。
だから永遠に近づき続ける。無限遠から無際限に。

なぜ近づき続けるのか、それは知らない、判らない。
あたしが知っているのは、それがあたしに近づき続けるということだけ。
それだけ。近づいてくる。

そういう夢を見る。

がちゃり。
と想像してみる。

そんな夢は見ない。
僕はまだその夢を見ていない。

先頭 表紙

無限は美しくも怖くもありますね。 / 揚水 ( 2003-08-15 23:47 )
“ウツクシイモノ”のひとつに、永遠。が、あるとおもうです。はい。 / ちづぞー。(^^) ( 2003-08-14 03:07 )

2003-08-12 赤く大きな

村雲の向こうにはほとんど中天にかかる明るい月。
雲が薄いので辺りはたいそう明るい。
虹色の傘を被っている。

月の左に目をやれば、雲は切れている。

その雲の縁のさらに少しだけ、左。
つまり東。ほぼ真東。

とても大きな火星。
赤い星。

真っ赤な嘘の赤ってどんな色なんだろう?
想像もつかない。

でもあの大きくて赤い星の色とは違うな、きっと。

赤く大きな、星。
嘘を吐かない。

僕たちを見ている。

先頭 表紙

ぜひ熱を下げて空を見上げてみてください。 / 揚水 ( 2003-08-15 23:46 )
パンドラさんであればそうおっしゃられるのもうなずけます。 / 揚水 ( 2003-08-15 23:45 )
もうすぐ接近の赤い星。見ようと思ってるのに、まだ見られない・・・ / ( 2003-08-13 19:18 )
「そこに在る」から、それが真実。 ありのまま、みたまんま。 そんなふうでいたいなと思います。 / パンドラ ( 2003-08-13 07:43 )

2003-08-12 に如かず

まるで「にほえろ」のようですが。

三十六計よりも優れているってんだからたいしたもんだ、「逃げる」。
ところで三十六もの計略とはいったいどんなものなんでしょうか。
寡聞にして知りません。

言うても聞かん奴に物言うのは飽きたわ。
だもんで。
言うの止ーめた、っと。

つーか、逃げたれ。

けけけ。

先頭 表紙

全国の船舶関連のお勤めをお持ちの皆さん、すいません! 帆掛け舟って気持ちいいんでしょうか!? / 揚水 ( 2003-08-13 23:58 )
全国の仏壇製作関係者の皆さん、すいません! 仏壇って返せるもんなんですか!? / 揚水 ( 2003-08-13 23:57 )
全国の茶臼山近郊にお住まいの皆さん、すいません! 茶臼ってなんですか!? / 揚水 ( 2003-08-13 23:56 )
うん。教えてkotaさん(笑)揚水様 どうか逃げ通してください。 / ふ〜にゃ ( 2003-08-12 12:24 )
あぁ、ど〜にゃさん。ソレばっか出てるサイト知ってまっせ。お教えしましょうか?(^-^) / kotarou ( 2003-08-12 11:32 )
四十八じゃなかったですか?へ?それとは別?こりゃまたしっつれいいたしました。 / ど〜にゃ ( 2003-08-12 08:57 )

2003-08-11 出奔

寮を出るぞ。
村の家の井戸が復活した。嬉しい。
試しに風呂の水を溜めてみればその澄んだ青い水。嬉しい。

通勤時間も飛躍的に長くなってつらかろうが、頑張れ俺。
伸びた通勤時間の短縮には目下秘策検討進行中でもあることだし、頑張れ俺。

せっかくのADSL環境がまたダイヤルアップに逆戻りなのはちと痛いが、頑張れ俺。

水が出た。

先頭 表紙

ほほう、何処でしたっけね? うちも下水道がないお陰で汲み取り便所を自作できましたが。完設されてる土地だったら規制がうるさくて出来なかったでしょう。そうやっていい方に考えることも可能。 / 揚水 ( 2003-08-14 00:01 )
我が実家では、水道が平成になるまできてませんでした(泣) やっと数年前、上水道がきたけど、もちろん(?)下水道はまだありません・・・ / ( 2003-08-13 19:17 )
どもどもどもども。ありがとうござんす。カビの猛威と戦う暮らしに逆戻り。さっきのはね、ずっと記事を10件ずつ保存してるんだけど、今394件記事があって、381件目から390件目までを保存しようにも390件目を頭に表示することが出来ないの。その数合わせのために意味のない記事を足しただけですの。 / 揚水 ( 2003-08-12 14:59 )
井戸復活おめでとう!空き家になっていて私も少し気にはなっていたのよ^^ ところでさっき何か実験してた?? / みるみる ( 2003-08-12 14:37 )
残念ながら家に戻っても別々に暮らしていることには変わりありませんので。むしろ海月の住む場所には今の方が近くて、却って会う機会は減るかもしれません。大丈夫か、俺? / 揚水 ( 2003-08-12 12:18 )
…さにゃえさん、それは言い過ぎ。そんなん言われてまっては困ってまうがね。あひゃー(照)。ありがとうございます。 / 揚水 ( 2003-08-12 12:15 )
行ったりゃあせ。 / 揚水 ( 2003-08-12 12:13 )
僕の借りている井戸はかなり浅いものなので、美味い時は美味いんですが如実に雨等の影響を受けます。茶色い水を飲むこともしばしば。水みち自体はいい道なんでしょうけれど、どうにも浅いのです。 / 揚水 ( 2003-08-12 12:12 )
おうちに戻ったら、そのぉ・・・、あのぉ・・・、いちゃいちゃしますの?毎日? / kotarou ( 2003-08-12 11:34 )
利便性だけが豊かさじゃないよね。 精神世界では最高の贅沢者ってイメージのあなたに澄んだ水の家ってイメージ通りって気がするよ。 おめでと。 / さにゃえもん ( 2003-08-12 01:12 )
私も久しぶりに村にいきたいよ。 / もげんぴ ( 2003-08-11 23:05 )
死なんごつ、頑張りんしゃい♪井戸の水ごた。。。うまかろうねぇ〜。。うらやましか! / ちづぞー ( 2003-08-11 02:29 )

2003-08-10 アンのジョー

K首相はI市長のI国攻撃非難に対しても気付かぬ振りで明言を避けた。

そんなこったろうと予想はしていたけどね。

先頭 表紙

言うは易し目玉はきよし。なんだかねえ。 / 揚水@しまったつながりは「西川」だけだ ( 2003-08-12 12:51 )
51番目ですかねえ。判らなくなってきた。 / 揚水 ( 2003-08-12 12:09 )
誇りですか。叩けば出るのかしら。そりゃ埃だがや。 / 揚水 ( 2003-08-12 12:08 )
僕はハンバーガーは出来ることなら食べたくない、コーラは飲まない。けれどその僕はTシャツ着てジーンズはいてますからね。そういう奴があやかや言ってもどうにもしょうがない。何をかいわんや。 / 揚水 ( 2003-08-12 12:07 )
ばかあ。(西川のりお風に) / もげんぴ ( 2003-08-11 23:06 )
あっ。52州目だったよぉなきが。。。 / ちづぞー。( ̄ム ̄)うむぅ。。。 ( 2003-08-11 02:22 )
アメリカべったりなのは昔からだけど、最近は、それに後ろめたさがないどころか誇りさえ感じているようなのが恐ろしいですな。その上B大統領はご乱心ぎみだし。 / そううつ ( 2003-08-11 00:12 )
…アメリカの第32州めは日本だ。とイウハナシがありますよね。 / ちづぞー。苦笑 ( 2003-08-10 20:25 )

2003-08-09 怒りと祈り

どこかで耳にしたことはありませんか。

怒りのヒロシマ、祈りのナガサキ。

原子爆弾が落とされた土地として、他所から見た広島は積極的にアクションを起こす。
対する長崎はそこがキリシタンの土地という印象も相俟ってか、静かに祈っているように思われる。
あくまでも外から見てそのような括り方も出来る、ということなのでしょうけれど。

あの「ちんちん」とか「でぶっちょ」とか、ふざけた名を付けられた残酷なものが落とされて後の惨禍について、怒りを持つのと祈ることと、どちらがどれだけいいのかということではありません。
どちらも正当な感情だと思います。どちらが先で後でということもないし、同時に怒りと祈りの感情がない交ぜになることだって、それは矛盾ではないでしょう。
心の中で起こる情動やそれに伴う行動にいささかの矛盾も許さない方が、人として矛盾に充ちた存在のように思われます。

一昨々日、その日8時15分にも静かな怒りと祈りが交わされ、今日もまた11時2分、捧げられるでしょう。

願うらくはこれ以上新たな怒りと祈りを必要とする人々がこれ以上増えませんように。
実際にはそうした人々は、増えています。
まだまだ、この世界には怒りも祈りも必要です。

先頭 表紙

アホな争いを止めたとして歴史に名を刻むより目先の支持率が大事なのかもしれません。再選して彼らは何を為そうというのでしょうね。ナゾです。 / 揚水 ( 2003-08-12 07:20 )
難儀には違いないですけどね。ですが、けれど、なのです。だからといってクサってみても始まりませんものね。 / 揚水 ( 2003-08-12 07:18 )
K首相とB大統領に、同じ悲劇を繰り返さないでっていいたい。あと、金さんにも。 / もげんぴ ( 2003-08-11 23:04 )
ソウでですね。。。世界は、なんと、難儀で満ち溢れかえっていることでしょうか。。。 / ちづぞー。おはようです。(^^) ( 2003-08-09 04:26 )

2003-08-09 見解の相違について揚げ足を取ってみる

N国の首相はO市で、自身が支持を表明したB大統領の政府によるA国のI国攻撃について自国のとあるH市のA市長が批判したことについて、「個人個人の考えがあるから。国会でも与野党で考えが違う。それでいいんです」と述べ、見解の相違との受け止め方を示した、らしい。

アホか。

そいは見解の相違っちゃ言わんとばい。
そがんことば言うてみたっちゃ、鷹揚さば示したことにはならんとよ。
一国の首相として自治体ん長んごったっとの造反ば赦してでんよかとやろうかねえ。
首相っちゅうたぁ、なんね、個人ね? 市長ん公人としてん発言に、うなぁ私人っちして答えてよかっちでん思いよっとやろか?
そらぁうんがちょっと違うばい。間違うとっばい。
責任逃れっちゅうとばい。そがんことも知らんとね?

まあこめかみに青筋立てて市長の言に腹を立てるようであれば、それこそいい物笑いの種ですが。

先頭 表紙

もげさんに補足。まったく何にも考えてないとまでは言いませんが、8月という季節は彼にとってやり過ごすことが大変な季節でしょうね。不感症を通すことが一番ラク。 / 揚水 ( 2003-08-12 12:49 )
なーんも考えとらんのだわ、多分。あのライオン頭は空っぽか、さもなきゃただのたーけだがや。 / 揚水 ( 2003-08-12 07:17 )
本来どうもこうもならないようでは非常に困るんですよね。 / 揚水 ( 2003-08-12 07:15 )
でらおそぎゃーわ。K首相。最近何考えとるかわからんでかん。戦争はいかんにきまっとる。原爆はいかんにきまっとる。それを日本がいわなきゃ他にどの国がいうんだっつーの!とろくさいでかん。 / もげんぴ ( 2003-08-11 23:00 )
そげんこつ、ゆわれても。。。そうね、そうたいね。。。 / ちづぞー。( ̄ム ̄)。。。 ( 2003-08-11 02:24 )
あがんことじゃ、どがんもならん。 / 揚水 ( 2003-08-11 01:51 )
そがんも、こがんも、なかと! / ちづぞー@母方九州父方も。 ( 2003-08-10 17:26 )

2003-08-08 母の日

洒落です。くだらない語呂合わせです。

ただそれだけ。

先頭 表紙

おっさん、だ、もーん(笑)。 / 揚水 ( 2003-08-12 07:14 )
ありがたく尻に敷かせていただきます。 / 揚水 ( 2003-08-12 07:14 )
おやじになったね。 / もげんぴ ( 2003-08-11 23:07 )
ではでは。( ・▽・)_”◆”””◆”””◆””ざぶとんどぞ〜♪ / ちづぞー。てへへへ。 ( 2003-08-11 02:27 )
なるほど。いらっしゃいませ空木さん。ところでなんで「そろばん」と読むのでしょう? 「さんばん」じゃないんですよねえ。 / 揚水 ( 2003-08-10 18:53 )
そりゃそうかも。つっこめない。 / 揚水 ( 2003-08-10 18:51 )
誰かがそう言ってくださると願ってました。いらっしゃい、23さん。 / 揚水 ( 2003-08-10 18:51 )
お茶もよろしいが座布団希望。 / 揚水 ( 2003-08-10 18:50 )
むふふふ。 / 揚水 ( 2003-08-10 18:50 )
これ、ラジオのクイズコーナーで昨日出題されてました(^^;  他にもパチパチ(88)はじく算盤の日でもあり、ハハ(88)っと笑う笑いの日でもあるようです。語呂合わせしやすい日なんですね。 / 空木@はじめまして ( 2003-08-09 06:33 )
う・・・ん、ツッコミようがない。 / 働くおばさん@kotarou? ( 2003-08-08 23:49 )
パパの日 / 23 ( 2003-08-08 20:11 )
( ・▽・)_旦 ささ。おちゃどぞ。 / ちづぞー。(^^) ( 2003-08-08 19:56 )
むふふふ〜(^m^) / みるみる ( 2003-08-08 11:45 )

2003-08-07 埋葬方法

もし僕よりも先に海月が死んでしまったら。
僕は彼女の遺骨を後生大事に抱えて、それを少しずつ食べたい、そう思っています。
実際そうするかどうか、今この時点では判る由もありませんが。

そしてもし僕が彼女より先に死んでしまうのなら。

僕の遺骨はそこいら辺に捨ててもらいたい。

「散骨」なんてかっこいいもんじゃなくて、ほんと、そこいら辺に。
その辺の山でも川でも溝でも海でも道路でも草叢でも藪でも街中だろうがなんだろうが、僕が暮らしてきた土地や生まれた土地、そうしたことにもまったく関係なくてもいい、捨てるあなたが見咎められさえしなければ、どこだっていいからね。

なんだったら燃えないごみに出してくれてもいいよ。

海月にそう言ったら悲しそうな顔をして「いやいや」と言うので、とりあえず重ねて言うのは止しました。
でも。捨ててくれ。
今でもそう思っています。

何故そのように考えるようになったかを僕は自分ではとてもよく判っていますが、それを他人に語るにはまだ僕はそれを自分の中ですら言葉にしていません。

もっと言えば僕の遺体をそこいら辺にうっちゃってもらえるのならばその方がずっといい。

それは野垂れ死にするとかいうことではなくて。
何がちゃんとなのか説明できないながら、「ちゃんと」死んだ後にうち捨ててもらえるのがいい。

でももし実際にそれをやるとなれば、海月が法に触れてしまうことでしょう。
それはもちろん僕の望むところではありません。
「火葬法」やら「埋葬法」やら、そんなものがあったように思います。

遺骨、あるいは遺灰をそこいら辺にばらまくのもきっと「埋葬法」の方かなんかにひっかかるかもしれませんが、うまくやれば屍体をその辺に転がすよかぐんとバレにくいには違いありません。
ですから百歩譲って、「火葬法」の方は遵守することにいたしましょう。

どういう不思議か、いのち、というものが存在しています。
僕もいのちを持っています。
いのちを持って動いている今現在でも僕が物体であることには変わりありませんが、僕はいのちを失った後の物体としての僕を、いのちを持たない物体と等しく扱われたい。

そう、望むのです。
けれども多分その望みは、叶わないでしょう。
この国や社会や、もっといえばそれを取り巻く他の国々をも含めた人の世界そのものが、このまま平穏に続く限りにおいては。

戦禍に見舞われる人々はそんなことを望みもしないのに他者の悪意によっていのちを屍体に置き換えられ、そしてその屍体を打ち捨てられます。あまつさえ遺された者が亡くなった者を弔うことすら妨げられることも実際に行われていることでしょう。それは大量殺戮に勝利を収めた者が振るう横暴な論理・行動のひとつです。
ですが、それは違う。断じて違う。

そもそも戦禍を被る被らないにかかわらず、人は悼むべき相手を弔い、葬るのでしょう。
死んだ人間にはそんなことは関係がない、遺された者が自身の満足の為に行うのが葬式その他の弔いの儀式だ、と考えるむきもあるようですが、僕はそれもまた違うと思います。それを自己満足だなどと言って貶めるのは傲岸です。
弔う心を無益のものと切り捨てる、それは間違いです。
自己満足などではなく正当な関係性だと思います。
自分は屍体を打ち捨ててもらいたいと望むくせに、というのなら、僕はそうしたかたちで弔ってもらいたいと言えるかもしれません。

僕は自分の死に当たって上のような埋葬法を望みますが、僕の望みが叶えられないような、そうした人間の世界が、社会が続くことも同時に、強く願って已みません。

先頭 表紙

なおさん、おっしゃるとおりですね。変わる、かもしれません。 / 揚水 ( 2003-08-10 18:49 )
みるさん、そこに至るまでのまずは今現在のことを考えていらっしゃれば今は十分なのでしょう。 / 揚水 ( 2003-08-10 18:48 )
ゆずさん、丁寧なご回答ありがとうございます。希望については話す、賛成します。 / 揚水 ( 2003-08-10 18:47 )
そうですか、ちづぞーさん。無縁仏、ですか。お話を伺って思うことは、僕の場合、その段階もすっ飛ばして物質に還ることを望むのかな、とも考えました。 / 揚水 ( 2003-08-10 18:46 )
揚水さんのおっしゃる事、判らない事はないのですが、実際にその事態に直面すると考えは変わるかも知れませんよ。献体や解剖等も同じ事が言えると思います。私はそれで救われる人がいるのなら、献体しても良いと思っていますが、遺された者が同意するかどうかは判りませんね。 / なお ( 2003-08-08 22:14 )
私は自分の人生にいつ何が起こってもいいように、日々悔いなく生きて生きたいと思っている以外はまだそこまでの経緯は考えていないな・・・。お墓については考える事が多々あるしまだそこまで気持ちがいかないのです。いずれは考えなきゃいけないのですがね。伴侶がいながら何なんだけど・・・。日々互いに切磋琢磨とか、貪欲なのかもね^^ / みるみる ( 2003-08-08 11:45 )
「希望」と「わがまま」は違いますよ(笑)妻もずっとそう言っていました。本人の希望がなければ墓に入れませんでしたよ(苦笑)だから「わかるような気がする」のです。そうしてそのようなことを考えることも決して無駄ではなく意味のあることと思うわけです。 / ゆず@つっこみ方が悪いかな ( 2003-08-08 09:55 )
以前、TVで無縁仏のナカを見る機会がありました。大きな穴の中に、ただ。ひたすらと、人骨達の山。ココでいい。ココがいい。わたしも、かじんも、ソウ、思いました。そして、希みました。どちらかが先に逝けばお骨はイエノナカに。遺言状を作成し、わたしたちは、無縁仏になる、つもりです。(笑) / ちづぞー。わたしは其処へ行く。 ( 2003-08-08 09:30 )
わたし、ドナーカードに“臓器は提供しません”にチェック入れて、家人に同意部分書いて?もらって持ち歩いています。自分の髪の毛1っ本、この世に現存するのはイヤなのです。それと、臓器提供に関しては、わたしが日常的に向精神薬を服用しているからでもあります。相手の方に、万一ご迷惑をかけては…。 / ちづぞー。わたしは其処へ行く。 ( 2003-08-08 09:30 )
それとさにゃえさん、僕は以前はドナーになろうと深い考えも持たずに思っていましたが、今はそれについては保留です。考えるだに訳が判らなくなってきましたから、ここしばらく考えていません。 / 揚水 ( 2003-08-08 02:00 )
そうなのです、さにゃえさん。「弔った上で」、そうですね。でも言葉ひとつで簡単に「弔う」などと済ませられることではないのでしょうね。未だ失ってはいない今から、その人がいなくなってしまうことを想像するだけで恐ろしくなってしまうような人が僕にも幾人かいます。ですから今回このようなことになおさんやゆずさんに突っ込んでいただくと非常に恐縮します。ですが、だからどうだと言われてしまえばそれまでですが、僕は至極まじめです。 / 揚水 ( 2003-08-08 02:00 )
ゆずさん、そうなのです。僕は自分を打ち捨ててもらいたいと思いながらまた同時に、彼女がもし同じようなことを僕に言ったとしてもそれを実行することは難しいと思うでしょう。どっちにしろわがままです、僕は。形あるものはいずれその姿をなくすという物言いは、大切なものを失ったことがない者が言うと浅薄ですね。僕が食べたいと思うこともある意味形にこだわってのことかとも考えます。 / 揚水 ( 2003-08-08 01:50 )
ちづぞーさんへ。船は役目を終えれば打ち捨てられてやがて朽ちることでしょう。無用のものは捨てられ、いずれかたちを失っていく。けれどだからといってその船に哀惜の念をもつことが即すなわち無益だと切り捨ててしまうことは、当然ながら問題が異なりますね。遺伝子を運ぶ船という言い回しには、そういったものに過ぎないといった意味と同時にその船に対する深い情が寄せられているように思います。 / 揚水 ( 2003-08-08 01:43 )
命無き抜け殻となった塊と思うと解る気がする。 弔った上で無機質として風化する感じ? 私は臓器移植希望なんだー。私は入院してた時に生を望みながら死んでいった人を見て来たので、まだ使えるものを焼いちゃうのももったいないかと。 もったいないオバケに化けちゃいそうっす。 ゾロアスター教の鳥葬の理念もおもしろいよね。 / さにゃえもん ( 2003-08-08 01:01 )
なおさんのお陰で、自分の思うところとまったく正反対に受け取る方がおられる可能性を生む部分に気付きましたので加筆修正いたします。「それを自己満足だなどといって貶めるのは傲岸です。弔う心を無益のものと切り捨てる、それは間違いです。自己満足などではなく正当な関係性だと思います。」の辺りが加筆部位です。僕は亡くなった親しい人物を弔うことを自己満足だとは思いません。むしろ正反対です。取り急ぎお詫びいたします。 はじめまして、なおさん。 / 揚水 ( 2003-08-08 00:21 )
初めまして、揚水さん。以前同じ様なことを言われたことが有ります。確かに葬儀もお墓も遺された者の自己満足かもしれません。主人(次男)を故郷の墓に埋葬して、墓を継いでくれないかとの申し出に、「若くに死んで、墓参りもろくにして貰えないのでは可愛そうだろう」と子供達が言ってました。遺された者の気持ちです。墓は家から車で15分の処に造りました。月に1度は墓参りしています。 / なお ( 2003-08-07 23:36 )
食べたいというのはわかるような気がします。でも、送る側としては何か形があるのも悪くないと最近思うようになりました。 / ゆず ( 2003-08-07 22:58 )
わたしたちはいでんしをはこぶふね。 / ちづぞー。だれのことばかはわすれました。 ( 2003-08-07 21:44 )

2003-08-06 ピカ

世界で初めて、放射能を発する兵器が本来の目的である殺戮の為に使用された日。

今では僕らの国は唯一の被爆国ということでなくなってしまっている。
劣化ウラン弾ってなんなんだよ?

人を愛するのも人であるのならば、
遠方から簡単にしかも大量に人を殺すのも人。

兵士たちを前線に送り出すことに何の痛痒も後ろめたさも感じない御仁よ。
あんまし頭に乗ってんじゃねえぞ。

ドンとくるぞ。
死ぬのは爆弾を降らされた方ばかりじゃない。
お前らも、あるいはお前らの子や孫らも道連れだ。

そんな世界になりませんように。

先頭 表紙

大切な、なにごともなく平穏でありふれた当たり前のつまらない日々、毎日がそういかないのであってもせめてそうした時間の為に。 / 揚水 ( 2003-08-08 01:36 )
しかたがない面もあると思います。長崎では(多分広島でも)、小学生の頃から夏休みの宿題には原爆の投下日を、それを知っていることは当たり前のように教えられ、投下日そのものが登校日になっています。けれど僕は恥ずかしながら沖縄戦が行われた日付を知りません。もちろんそれは僕自身積極的に知ろうとしてこなかったからですが、ひとつには当たり前のこととして教えられないからです。その証拠にたいていの日本人は敗戦記念日を知っています。 / 揚水 ( 2003-08-08 01:32 )
モノオタクの中には戦争が科学や機械の進歩をうながしたと、したり顔で言ってはばからない輩もいます。僕はその台詞を聞くまで彼のことを友人だと思っていましたが、その時から彼は僕にとって知人と友人のボーダーにいます。悲しかった。 / 揚水 ( 2003-08-08 01:27 )
そうなんです。「原子爆弾ぶちこまれてもそれにはかなわない」、というのは単なるレトリックであってそんなものは嘘です。人の暮らしを、喜びも悲しみも根こそぎ奪っていくのがああいった兵器です。原子爆弾を落としたことは栄光であり戦略的には正しかったのであって多少(?)の犠牲はあったものの正義を行ったのだ、と考える国家がまた別の気に喰わない国に今回のような戦争を仕掛けて自分は正しいというのはある意味それは道理です。そして先回落とされた国は支持を表明している。胃の腑がよじれます。 / 揚水 ( 2003-08-08 01:24 )
わたくしは悪態を吐いているのに、祈る方がおられるのを知ると、恥ずかしくなります。 / 揚水 ( 2003-08-08 01:18 )
私は戦争は知らないけれど、長崎という町がとても好きで、なんちゃってクリスチャンということや友達が住んでいるということもあり、いろいろな意味で長崎に降り立つたびに、そして8月6日と9日には、この広島と長崎が、この国が、この地球が平穏でよりエキサイティングであれって祈るよ。 / kotarou ( 2003-08-08 00:23 )
だめ。私昨日は全然思い出しもしなかった、朝刊読んであり?って・・・日々の生活のなかに埋もれて忘れてしまう過去。でも、だからって過去は現実だってことまでも忘れちゃいけまんね。反省 / 闇猫 ( 2003-08-07 17:07 )
今朝の新聞に、山下清画伯の言葉が載ってました。科学の力を爆弾でなく、花火に使えば誰も死ななかったのに、とか、そんな内容でした。ほんと、美しい火や人の命をはぐくむ火だけでいいよ。。。 / ( 2003-08-07 11:44 )
揚水サンの、「原子爆弾ぶちこまれてもそれにはかなわない」が、とってもとっても好きでした。 ちょっと思い出しました(〃_〃)  / ぷらら ( 2003-08-06 18:06 )
何処までも現実世界は、果てしなくも、厳しい。でも。祈りほど強いものはない、わたし、そう、おもいます。 / ちづぞー。だから。日々。祈ってます。 ( 2003-08-06 13:14 )

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