2004-05-01 いつまでべったり？
2004-04-25 夢のお子様ランチ☆
2004-04-23 活動開始
2004-04-19 へこむ
2004-04-16 薬
2004-04-15 社会化
2004-04-11 実験
2004-04-08 びびり屋ＺＺ子
2004-04-06 貝塚と右翼
2004-04-04 モーニング娘。に入りたい

楽しい記事を書きたいのにどうもうまく書けない。最近疲れ気味だ。寝れば治るものでもないようだ。娘と一日離れて過ごしたい。相変わらず一日中ママ、ママでべったり。そんなの今だけよ、ママ大好きなんて幸せなことでしょう、子供が授かった喜びをもう忘れたの・・・そんな声が遠くから聞こえてくる。わかっている。わかっているんだけど・・・。一人になりたい。
「一日、僕が見ていてあげるから、フィーちゃん一人でゆっくり過ごしてきたら？」
そんな夫の言葉はいつ聞かせてもらえることだろうか。もし言われたら・・・なんて空想までしている。そうしたら、一日私がどこで何をして、何を食べて何を買い物したのか、誰かに会ったのか、などという問いを一切しないでもらいたい。そんなことされたら一日が台無しになっちゃうから。あーあ、そろそろ私のストレスも限界かしら。育児にこういう一時期はつきものなのかな？先輩ママに聞いてみたい。


育児が体力勝負だという言葉はよく聞いていたが、ここにきてようやくその言葉が実感できてきた。毎日めいっぱい子供を遊ばせる（疲れさせる）には、自分の体力も必要だ。元々出不精の私にはなおのこと。毎日午前中にたくさん動くようにしているせいか、夜中のミルクが2回から1回に減った。波があるけれど、前より食べる量が増えたような気がする。もう一息で夜中のミルクがなくなるかな。

このくらいで体力勝負なんて私は甘いな、と思う。体操教室で2〜3歳くらいの男の子を見ていると、1時間動きまくってもまだまだエネルギーがほとばしってる感じ。私なんぞに言われたくないだろうから言わないけれど、ママは大変だろうなあといつも思っている。男女の問題じゃないのかもしれないけど。



私はどうもZZ子の後ろ姿フェチのようだ。新生児の頃も、ゲップをさせる（授乳後ゲップをさせないとミルクがつまってしまう）時のうなじから背中にかけてのぐたーっとした姿がたまらなく好きだった。今はせっせと遊んでいる時のうしろ姿が好きだ。最近はべったりなのでその＜うしろ姿＞を見る機会が少ない。もっと一人で遊んでくれー！！



画像：うしろ姿

先頭 表紙

最近ＺＺ子は自分でズボンが履きたいらしい。毎日せっせと履いている。といっても上手に履けるわけではなく、片方に足を2本入れちゃったりする。ちゃんと1本ずつ足を通せると自分で拍手喝采（笑）。しまいには上着まで＜履いている＞（←首が伸びるんですけど・・・(-_-;)）。
靴下も靴もＺＺ子は「くっく」と言う。これまた自分で履きたがる。さすがに無理だけど(~_~;)。

相変わらずわざわざモノを隠して「あったあった」と言いたがる。今は「あちっ！」と言いたくて、たいして熱くもないご飯を「あちっ！」と言ってはふーふーしている。



犬がワンワンで猫がニャンニャン。象さんはパオーン。うさぎはぴょんぴょん（←必ず自分でぴょんぴょんする）。などはわかるが、たまに困る動物がある。シマウマはどうしたらいいの？ウマはヒヒーン？それともパカパカお馬さん？豚はブーブー？車との違いは？トラはどう呼ぶ？？
怖いぐらいママの真似をするので、そろそろこのあたりもごまかせないなと思っている今日この頃。
爆笑問題のバクテンというテレビ（←面白い）を見ながら、私が大笑いして、手をぽんっと一回叩いたら、ＺＺ子も手を口に当てて大笑いして手をぽんっと叩いた。まずい・・・非常にババくさい子供になってしまう・・・(ーー;)。



先週初めてほんの少しだけどハンバーグとトマトを食べてくれた。これが先週一番嬉しかったこと（笑）。まだケチャップは駄目。私の今の夢は、ＺＺ子がお子様ランチを食べてくれるようになること。それにはまだまだ時間がかかりそう。ハンバーグとケチャップが好きになってくれたらなあ（ってスパゲッティも食べられないけど。まだ全然じゃん・・・(ーー;)）

夫に話したら、ずいぶん夢が小さいと一笑に付された。




画像：ヨーグルトで遊ぶ

先頭 表紙

今週からようやく我が家は普通の生活開始。パパの仕事もそうだし、ＺＺ子の体調も回復したし。
火曜は隣の区の子育て支援センターに（区内の人でなくても入れるのがいいところ）。帰り道、「この道が気持ちよくていいよ」と勧められ、「ありがとう。またねー！」と元気よく自転車を走らせたのはいいが・・・。その道は川沿い。ウッドデッキがずっと続いている。地元では愛されている様子。しかし私は、＜橋の端っこ＞が苦手なのじゃ〜〜〜。川に落ちたらどうしようとみんな思わないのかな？川に落ちるくらいなら車に轢かれた方がまし、といつも精一杯車道側を走る私。「お〜こわい〜〜お〜〜〜こわい〜〜〜〜」とびびりながら体かちんこちん。ＺＺ子は気持ちよかったらしく、雄たけびをあげていたけれど。
そこで気が付いた。私はＺＺ子のことを、＜変なところ怖がり＞と言っていたけれど、それって私じゃ〜ん（＞＜）！

その夜、私の母が仕事帰りに寄る。いつものごとく思いっきり遊んでもらう。母がいる時だけ何かが違う、と思っていたけれど、その理由がわかった。私がＺＺ子に対して何も言葉を発さなくてすむということ。何も！！！！！！
こんなに顔筋を使ったことないというくらい常に何か声をかけたり相手をしているのだけど（たぶん多くのママがそうだと思う）、私が言おうとする前に母が即効で構ってくれるのだ。私のセリフをことごとく先に先に発してくれる。
顔が休まる・・・・・・・。

水曜はパパが休みで、珍しくお買い物。パパの普段着をユニクロで大量に買い込む。自分の買い物をしたがらないパパを誘導するのに何ヶ月費やしたんだろう。いつもこうやって逃げる。
「僕のものを買うくらいならその分、フィーちゃんのを買った方がいいじゃん。」←一見素晴らしいけれど口だけ。
今回はこう言って導いた。
「美しい（？）奥さんと歩けるような服がないと一緒に外出できないんじゃない？」←一見素晴らしいけれどＺＺ子と散歩して欲しいだけ。

木曜は横浜方面の友達のお宅へ。お互いのベビちゃんの成長にお互いに驚く（笑）。美味しいイチゴを出してもらったのに、ＺＺ子はフォークで刺すことが楽しく、結局食べない。刺せたイチゴをママに食べさせたり、しまいにはそのベビちゃんに食べさせていた。まだ仲良く遊ぶというのはできない月齢だけれど、その割には結構絡んでいた。ＺＺ子はその子のほっぺにちゅーしてしまったけど、パパママ怒らないかな。久々にタイカレーとサラダをいただいて、ママも嬉しかった。最近タイ料理が恋しい。パクチー買ってきてむさぼり食いたい。

金曜は体操教室へ。先日見学に行ったら、何度かぐずりながらも基本的には喜んで走り回っていたので、正式に申し込み。区の体育館でやっているので、たぶん相場の半額以下だと思う。先生がとても慣れていて、締めるとこは締めて、でも自由に、という感じで、とてもメリハリがあっていい。ママも軽い運動になるのでストレス発散にもなる。あきらかにＺＺ子が一番小さいけれど、頑張っている様子（楽しいだけなのかも^_^;）。

明日土曜も友達と近くの子育て支援センターに行く予定。超わかりやすいＯ型だと思ってたら、誰にも見られたことないけどＡ型なの・・・っていうママ。ざっくばらんさがとても付き合いやすい。もの凄い（！）さっぱりしたママなのに、ベビちゃんは泣き虫＆怖がりな男の子。面白いものだねえ。

そんな調子でいよいよフィー子母娘、活動開始です。


画像：おむついっちょで玄関で遊ぶ（ズボン履いて〜というママを無視）

先頭 表紙

最近ふと気づいたのだが、家の中にいるとほとんど常にママにべったりだ。一時期は、ずいぶん一人遊びが上手だなあなんて思ったこともあったのに。台所にいると必ず足元に絡み付いてるし、洗濯してても足にしがみついている。どの部屋（そんなにないけど）に移動しても必ずくっついてくる。気づきたくなかったけれどもう認めざるを得ない。よく思い返してみると歩けるようになってからだ。ということはもう3ヶ月この状況。今頃気づく私も私だが。

家の中での遊びが飽きてきたのかもしれないけれど、とにかく高いところにあるものをいじりたくてしきりに要求する。スイッチを押したい、コーヒーメーカーを触りたい、写真たてを見せろ。
まず要求する為に泣く。要求が通じないと泣く。要求を却下されて泣く。泣きすぎると何をしたかったのかわからなくなって泣く。今更もういいと泣く。とにかく一日泣いているような印象。言いたいことが言えなくてもどかしいのだろうけど、泣かなくてもいいのに・・・。

どうも最近へこむことが多く、気が弱っている。そんな時に、夫とＺＺ子の話をしていたら、「他の子はこんなに泣いてる？泣かれるって大きなストレスの一つだよね」と言われて、＜そうか、泣かれるってストレスなんだ！＞と気づいてしまった。言われないと気づかない私も私だが。どうも私はストレスという言葉は逃げ口上のような気がしてしまって、ストレス自体に気づかないようにしてしまいがち。たまには正直に落ち込んだりすればいいのだ。

そんなわけで今日は肩の力を抜いて（普段も入れてなかったりする）、へこもうと決めた。そうしたらなんとなくよちみに電話したくなって、ＮＹへ電話してしまった。たわいもない話を少しして切った。



画像：生協の生フィットチーネ。やっぱり生はもちもちして美味しい。ソースは我が家の定番（夫はもう飽きてるかも？）きのこのクリーム。ＺＺ子がフォークでぶすっ！

先頭 表紙

ＺＺ子は今風邪をひいており、しばらくは家でゆっくりさせるようにと医者から言われている。といっても見た目には全く元気そのもの。時々痰がからむようなセキをしている。
で、問題は薬。熱さまし以外に粉薬を一日3回飲ませることになっている。幼児の粉薬は、少量の水で（指で）溶いて、だんご状にし、口の裏側（上の歯の奥）にくっつけるということになっている。最初はこのだんご状にする事自体が難しかったのだが、今ではすっかり慣れてお手の物。今回の風邪では最初からうまくいっていた。ＺＺ子は毎度大泣き。それでも動じることなく無理矢理口を開けて、えいっとだんごをくっつけていた。

ところが昨日は大泣きしながら、涙とよだれとともにピンクのものを口から出した。
（あれれれれ？口の裏にくっつければ子供は出せないって聞いてたんだけどなあ。なんかの拍子に出ちゃったのね。ま、しょうがない。）

で、今朝、まただんごをくっつけた。するとずっと口をうっすら開けたまま遊んでいる。よだれだらだら。洋服がびちょびちょになるほど。でもまさかずっと飲みこまないではいられないだろうと高をくくっていると、10分ほど過ぎただろうか。ぺっとピンクのだんごを吐き出した！なんと！今まで！
（敵もなかなかやるな。）

昼、今度こそ。だんごをえいっとくっつける。すぐに抱っこして音楽を聞かせたり、おもちゃで気をそらしたりする。さらに、よだれを出させないよう仰向けにしてみる。うふふと笑っているが口が開いている。見るとしっかりだんごが口の裏にくっついているではないか。
（くそー、このまま飲み込まないつもりか。我慢比べだ！）
水をあげたらきっと吐き出すのでこちらは何もできない。
（そうだ口を閉じてみよう。）
しばらく餃子のように口を無理に閉じてみる。じーっとしている。まったく飲み込む音がしない。その後すまして遊んでいる。
15分ほど経過した。さすがにもう口の中に薬はないだろうと、ヨーグルトをあげてみる。
（万が一あったとしてもこれで一緒に飲み込んでくれるかも。）
すると、ヨーグルトを口に入れ、ピンクのヨーグルトを吐き出した・・・・。

どうしたらいいんでしょう(ーー;)。ママ、敗北・・・。



画像：左足が軸足？シリーズその２

先頭 表紙

今のＺＺ子は「ワンワン」と「ママ」ばかりである。
パパの分析によると、「人間がママで、動物はワンワンなのでは？」
と言った途端に、ソファを指差して「ママ」。パパがっくしである。

「ワンワン？」「それはくまさん」「ワンワン？」「それはパオーンの象さん」「ワンワン？」「ぴょんぴょんのうさぎさんでしょ」「ワンワン？」「それはブーブー子豚ちゃんよ」
もう全部ワンワンでいいじゃないかと思う。いやそれは冗談ばかりではない。ワンワンではない他のものであると＜認識＞させるというのは＜言葉＞を教えることであり、それはつまり＜社会化＞させる作業に他ならないからである。

言葉は恐ろしいものだ。たいていの人間は、落ち込むのも悲しむのも傷つくのも、全て言葉によって、である。言われた言葉によって傷つく場合はもちろんのこと、むしろ自分の発言によって誰かを傷つけた経験、それがどんなに苦しいことか。どうしてあんなことを言ってしまったのだろう、どうしてあんな言い方をしてしまったんだろう。人間の後悔のほとんどは、自分の＜余計な＞発言である。もう人と話すのをやめようと何度幼心に思ったことか。そしてそれは不可能なことだとすぐに気づくのだけれど。

犬と象との区別が無い国はないかもしれないけれど、ポメラニアンだろうと狼だろうと、全部ひとくくりに犬と呼ぶ文化はあるかもしれない。その文化の中で生きる人にとっては、それは全て犬であり、犬以外の何ものでもない。つまり、言葉によって人は認識をしているのだ。
日本では虹は７色と習うけれど、同じ虹を見て、2色だと認識する国もあれば、5色だと認識する人々もいるのだ。それはそれぞれの文化で○色だと＜言葉で＞学んでいるから。「7色見えないの？」というのは愚問なのだ。それだけ世界では文化の違い、つまり認識の違いがある。そこに大きく横たわるのは言葉の存在だ。

人間の感情の表現もそうだ。言葉でない何かで感じているのであって、それを表現できないのは当然だと思いがちだが、実は（ほとんどのことを）言葉で考えている。ただそれを表現する技術が未熟であったり、そこまで深く言葉探しをしていないことに起因する。知的レベルの高い人ほどそれは可能に近づく。よく小説を読んで、ああこれが私の言いたかったことだ、と気持ちよく感じることがあるだろう。それはその小説家が人間の感情をできるだけ極限まで表現しているからである。言葉の限界に挑戦するという作業は、恐ろしく苦しいものだろうと思う。

言葉が恐ろしいものだと書いてきたが、人間が生きていく上で言葉無しには有り得ないし、言葉によって、世俗的だけでない、知的好奇心も満足させてもらえることからもわかるように、人生を楽しくするのも言葉なのだ。

時々涙が出るほどに純粋だと感じる我が子を社会化させていくということに、私は罪の意識をどうしても拭い去ることはできないけれど、それでも生を肯定し、一人の人間を世に生み出すということを散々悩んだ末に決断したのだから、今はそれを実行していくしかない。あとは、どの言葉を選び、どの言葉を飲み込むべきか、その判断ができる賢さを身につけられるよう育てていくしかない。（と思う）


てなことを書いているけれど、現実は、今日も100万回繰り返される「ワンワン？」に辟易しているフィー子である(ーー;)。



画像：左足が軸足？シリーズその１

先頭 表紙

確か1歳前後くらいからできていたと思う。名前を呼ばれると「は〜い」とは言わないけれど、静かに短い右手をあげる。だからてっきり自分の名前をわかっているのだと思っていた。ふと実験してみた。

本名フルネーム
　　　↓
「○○　○○さ〜ん」
「は〜い」と手を上げた。
ふむ、わかっておるな。


ハンドルネーム
　　　↓
「○○　ＺＺ子さ〜ん」
「は〜い」
あれ？知ってるのかしら？！(~_~;)


パパの名前
　　　↓
「○○　○○さ〜ん」
「は〜い」
・・・・・・・・・・・(-_-;)


適当な名前
　　　↓
「すずき　ゆうこさ〜ん」
「は〜い」
・・・・・・・・・・・・・・・・・(；一_一)



結構ショック。



画像：今日もお絵かき（色鉛筆を嫌がるようになってきた。ボールペンかシャープペンを欲しがる。なんで？！）

先頭 表紙

ＺＺ子の得意技は、犬を見つけること。
テレビにちーっさく出ている犬でも必ず発見して「ワンワン！」と指差す。ニュースをつけている時に「ワンワン！」と言っているので何かの間違いだろうと思ったら、「警察犬」だった。

ホンモノの犬だけじゃなく、ぬいぐるみや絵の犬も見逃さない。食事エプロンにたくさん動物の絵が描いてあるが、その中の一つの絵を指しては「ワンワン！」と言う。

それだけ犬が好きなくせに、目の前で犬が激しく動くと怖がる。犬が怖いというのではなくて、単なる＜びびり屋＞なのだ。大きなゆったりとした犬なら平気でつんつんしていることからもわかる。

とくに何事にも動じない、泣かない赤ちゃんもいる。ＺＺ子が産まれた時からよく泣いていたのはこの＜びびり屋＞のせいだと思う。風がふいても泣いていた。さすがに１年も生きていれば？慣れてきて、ちょっと転んだくらいじゃ泣かなくなってきたけれど、基本的に＜びびり屋＞なので他の子に比べてもよく泣く方だ。

怖いというよりびくっとする感じ。児童館でもこの前見ていたら１０戦１０敗だった。ＺＺ子の持っているおもちゃをとられること９回。１回は抱きつかれて倒されて泣いた。欲しかったら取り返せばいい、悔しかったらやり返してみろ、なんて内心思っている女の子のママはいないかもしれないけれど。まだ言ってもわからないので「貸して欲しいんだって。はいどうぞでしょう？」とか何とか私も一丁前の母親づらしているけれど、もう少し逞しくなってくれないかなあと思う。相手の手が迫ってくるだけでびびって渡してしまっているＺＺ子。ママに似てないわ（笑）。

両親の遺伝子を受け継いでいるはずなのに、やはり私とは全然別の人格だなあと常々思う。動物占いも、私はゾウでＺＺ子はヒツジ。全然違う（笑）。




ＺＺ子を見ていて可愛いなあと思った時に、いや待てよ？私もたぶんこのくらいは可愛かったはず（見た目じゃなくて素振りとか子供らしさとか）と思い至って、私の母に聞いてみた。
「ねえ、ＺＺ子は可愛いと思うでしょう？私も可愛かったよねえ？正直どっちが可愛い？ねえどうなの？」
「・・・・・・あんたも幸せな性格ねえ。」

さすがに母親。明言は避けた。そりゃそうでしょう、私と言われてもショックだし、ＺＺ子と言われてもショックだ。あっぱれ！おばあちゃん！



画像：せっせとお絵かき（足にも書いちゃった）

先頭 表紙

前回の文章と全く逆のことを言って恐縮だが、子育てはごまかしの術である。お店の物を投げようとした時、さっと他のことに興味を奪わせる。食べないで遊ぼうとした時、ママが食べて美味しいフリをして食べさせる。一日中これの繰り返しである。ごまかしが効かなくなってきた時は、言葉や理解力が発達した時だろうと思うが、我が家はまだまだごまかしの毎日。

知らない間に、ということも結構ある。意外な場所で発見した時は、可笑しくて一人で笑ってしまう。パパのパジャマが明らかにひきづられた様子で違う部屋におかれていたり、携帯電話がベランダにあったり。探しても見つかるもんじゃない。なんせ意図が無いんだから。ゴマの入った袋が洗面所の引き出しに入っていた。かつおぶしは寝室にあった。玄関の靴は貝塚のように積み上げられていた。

ちょっと冷凍庫を開けた瞬間にハーゲンダッツのカップアイスを持っていき（なぜかいいものをゲットすると部屋の隅の方に行って座る）、蓋をあけてなめている。どうせもう一枚硬い蓋がついているから開けるのは無理だろうと思って放っておいたら、ＺＺ子の暖かい手で握られたせいか溶け出しており、その甘い汁をなめていたのだった。




最近「あった！」と言うのが嬉しいらしい。わかっているのかは微妙。ボールをカゴの中に発見して、「あった！」。ふむそれは合っている。おもちゃをソファの下に隠して、「あった！あった！」。それは無い無いでしょう。




ＺＺ子は音楽が大好き。歌じゃなくて音でもいい。いつでもどこでも音楽が聞こえると彼女なりの踊りを踊っている。踊りと気づかれないことも結構あるのだが・・・（ママにはわかっている）。どうやらサンバがノリやすいようだが、HIPHOPなど難しいものでも激しく体を動かしている。盆踊りのような音楽にちゃんと手拍子を打っていた時は驚いた。

今日、ベビーカーで駅前まで買い物に行く途中、右翼らしき宣伝カーの大音量が聞こえてきた。みんな耳をつんざく音に眉間にしわを寄せている。見るとＺＺ子は喜んで踊っているではないか。しかも左手をこぶしにして、頭の上からおへそまで三日月を描くように上げ下げしている。
ちょっとＺＺ子ぉぉぉ・・・・(+_+)



画像：いっちょ前にＺＺ子の靴も玄関に

先頭 表紙

ＺＺ子の食は進度がゆっくりしている。
最初の離乳食から、いや、最初のミルクからそうだったのだけど、「もういらない！」とか「今はいらない！」という意志がはっきりしている。＜赤ん坊は泣いたらミルク＞が定説だけれど、少し成長すると、それだけでもないだろうと思った。その子によってだから一概に言えないけれど、うちの場合は起きている時間が長く、まわりに興味を示すのが早かった。だから母の勘として、今はミルクよりも遊んであげた方がいいだろうと判断する時も多かった。私が心のどこかで＜食べ物でごまかしたくない＞と思っていたのか、娘の意思がはっきりしていたせいかはわからないけれど。
今でもそういうのは続いている。お菓子を一つあげれば機嫌がよくなるだろうとは思っても、家の中で、私の気力体力がある時はなるべくお菓子でごまかしたくないと考えてしまう（外ではそうはいかないが）。だからお菓子を一日にひとつも食べない日も結構ある。それがいいのか悪いのかはわからないし、何よりその子によるのだと思う。

決して、食が細いわけではない（食べる量に対してエネルギー消費が激しすぎるけれど）。好き嫌いが激しいというのでもない。よく言えば口が汚くないとでもいうのか。いやしかし、滅多に食べさせてもらえないケーキやプリンはどんなにご飯を食べた後でもかぶりついてるのでそうも言えないか・・・。

姪っ子はＺＺ子と対照的で、生まれたときから飲みっぷり最高のベビーだった。3800を超す大きさで産まれ、病院にいる時から、おっぱいじゃ足りなくてミルクをがぶ飲み。あわてて哺乳瓶を買い足して、２本であげていた(――;)。
もちろん離乳食も順調そのもの。食べることが大好きで、食べているときのいい表情といったらない。お料理のお手伝いが大好きなのも、ひたすら＜味見＞をしたい一心なのだ。だからどんなに暴れても食べ物があれば幸せになれる。
今年新一年生になる彼女の夢はモーニング娘。に入ること。「だから痩せなくっちゃ」という彼女は体重計に乗るとき、ふーーーーっ！と大きく息を吸い込んでお腹をへっこませている・・・。

産まれた後のママの影響も強いけれど、生まれつきの性質というのもある。自分が実際に産んでみてわかったのは、その後者の強さだ。おぎゃーと産まれた瞬間から本当にひとりひとり性質が違う。前はもっと、赤ちゃんにそんなに差はなくて、その後の環境で変わる部分が多いんだろうと思っていた。太りすぎの子とか落ち着きのない子とか、なんとなく母親のせいにして見ていたような気がする。もちろん助長してしまうことは大いにあるが、もともとの性質というのもあるのだという、よくよく考えれば当たり前のことが実感としてわかった。まだ１歳くらいだと尚更なのだろう。

で、結局ＺＺ子の場合はどういうところに気をつけていけばいいのか、どういうところを活かしてあげればいいのか、まだまだ日々模索中である。もっともっと食べさせれば夜中のミルクが無くなるのか？一度にたくさんは食べてくれないので何度も食事をあげるべきなのか？時間がある程度あかないと尚更食べてくれないし・・・。悩みは尽きない。
といってもそんなに深刻ではないけれど(^^ゞ。



画像：私のお絵かきどう？

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