2004-08-15 「休みを取らないわけ」
2004-07-31 「密かな楽しみ」
2004-07-27 「眼中なし」
2004-07-21 「同じかな・・・？」
2004-07-13 「それはもう、たいへんなこと」
2004-07-09 「電話切るぞ」
2002-10-26 「資質の問題」
2002-09-24 「いや、そうじゃなくて・・・」
2002-09-09 「おふくろの味」
2002-09-05 「かっこいいオトコは人類の財産」

大きなプロの大会とお盆進行で、非常に忙しい毎日。

他の事業所から、応援部隊がやってきました。

そのウチの一人。Ｉさんは
辛口な私の目にかなう、超イケメンでございます。

おっとりとした口調に乗せて語られる
若かった頃の無茶話に目をきらきらさせて聞き入り

「お盆が終わったら、もう会えないから・・・」

ハタチのおぼこ娘のように
毎日いそいそと会社に出かけております。

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台風でございます。
どうやら今回は直撃コース。

窓の外はだんだんとすごいことになってきました。

さて。

そろそろ市内を見下ろせるあの公園で

「・・・我のチカラ、思い知るがよい・・・」

と、ニヒルに笑ってつぶやいてくることにしましょうか。

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子供たちの付き添いでプールに行かなくちゃいけないと嘆くＯさん（３５歳仮名）

「プールだから、水着にならなくちゃいけないでしょ？あれが、ねぇ・・・」

「いやいや。十分イケてますって！プールサイドの視線独り占めッスよ！」

との私の熱弁を
彼女は一向に感銘を受けた様子もなく

「いや、そんなのは別にどうでもよくて・・・」

と遮りました。

「一緒に行く他のお母さんたちの、チェック視線が恐いのよ」

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史上最低の視聴率を更新し
佳境に入った今でも批判される朝の連続テレビ小説「天花」

でも、今の職場のSさんは
密かに楽しみにしているようです。

昼の４０分になると、いそいそとテレビの前にやってきて
目を細めて画面を見る様は、さながら
「孫娘の学芸会の発表を見るおじいちゃん」
といった風情です。

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会社の若い衆と話していると、じぶんがつくづく「おっちゃん」であることを思い知らされることがしばしばです。

すでに携帯電話は一人一台の当たり前なモノになっていた
彼らの輝ける高校生活。
気になる彼女に連絡を取ろうと思えば、即かなう便利な機械。

「女の子の家に電話するなんて、ものすごい勇気と決心が必要だったんだよ」
「まじっすか？」

そんな彼らをすこしうらやましいな、とは思うものの
「もし、彼女のお父さんが電話に出てしまったら・・・」なんてシュミレーションをしたり
「９時過ぎたら『○○さんはいらっしゃいますか？』ではなくって『○○さんをお願いします」って言うんだったな、なんて確認してみたり・・・。

あの、受話器を取り上げる前のどきどき感を知ってる優越感もあったりします。

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「どうもあがっちゃうのよね」

クライアントと丁々発止のやりとりを繰り広げ
時として１００人からの聴衆を前にプレゼンテーションを行うキミでも
検定中の車内で、教官と二人っきりという状況は苦手なの？

「だってほら。あたしって女優でしょ？」

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「なぁうぃっち〜。狼男って、満月の晩になると変身するんだよなぁ？」
「ええ。遠吠えしながらね」
「やっぱりさぁ。変身したからには、夜這いかけなきゃもったいないよなぁ」
「もったいないですねぇ。いきましょういきましょう」

そんな僕らの会話を聞いていた
後輩のKくんが、言いました。

「狼男なんだから『夜這い』じゃなくて『夜襲』とか『襲撃』とか、もっと勇ましいのにしましょうよ」

それを聞いたココロ優しき２人の狼男は
ため息をついて満月を見上げると
なぜかそさくさと飲み会がえりの道を急ぐのでした。

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泣く子も黙る三連休中に
元同僚のＡ子さん（あぁ。また伏字になってない・・・）が、久々に陣中見舞いと称してやってきました。

以前、私が家庭教師をしてあげた彼女の娘さんは

「もう来年は成人式なのよぉ」

なんだそうです。

・・・あの。
ボクまだ独身なんです。
ええ。

「あらそうなの。でね・・・云々」

くそぅ。
お見通しかいっ！

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「今度の休みには帰るから」

そう実家に連絡をしてから行くと
母は夕ご飯をご馳走にしてくれます。

すきやきだったり、ステーキだったり、でっかいトンカツだったり。

でも、たまに帰るからこそ食べたいのは

アスパラを牛肉でまいたヤツとか
ピーマンとしいたけにひき肉を載せたやつとか。
そういう「名前もつかない料理」の方だったりします。

それを言うと、母はなんだか拍子抜けしたような顔をするんですけど。

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夜に鳴り出した携帯に表示された名前を見て
私は飛び上がるほどびっくりしました。

その整ったマスクと長身で
仲間内の女性陣に絶大な人気を誇る彼。
もちろん私は♂ですが、その私ですらよろめくほどの素敵なオトコ。

その彼が電話をしてきたんですよ。
しかも私をご指名で。

「あのぉ。今いいかな？うぃっちさんに聞きたいことがあって・・・」

多少うわずった声で電話に出た私に
彼はそういいました。

何？何？何なの？
アナタにだったら、今夜のパンツの色だって教えちゃうわ。

気分はすっかりそんな感じで舞い上がる私に
彼はなんだか申し訳なさそうに言いました。

「キャンディ・キャンディにさ、アンソニーって出てきたでしょ？あれに兄弟がいたはずなんだけど、名前わかるかなぁ？」

・・・（泣）

いいんです。
彼の「問題を解決してくれそうな人リスト」に
私の名前が入っていたというコトだけで
今は満足ということにしておきましょう・・・（号泣）

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