2002-03-03 「微妙に合っていそうなんだけど、やっぱり間違っている知識」
2002-03-02 「邪魔くさいけど、仕事やからせなあかんねん」
2002-03-01 「進歩する医学」
2002-02-28 「明日出来ることを、今日やるな」
2002-02-27 「酒飲みといふもの」
2002-02-26 「かに！かに！かにっ！」
2002-02-25 「ふぅん・・・」
2002-02-18 「それでボクにどうしろと？」
2002-02-17 「世の中に３人いる」
2002-02-15 「何食べてます？」

雛あられをトシの数だけ食べると、幸せになれる。

先頭 表紙

三人官女、五人囃子、右大臣、左大臣。

総勢１０人にもおよぶ家来を従えて
文字通り「お姫様オーラ」を漂わせる彼女に対して
彼の方はなんだか少し照れくさそうです。

「えらいすんまへんな。なんか仰々しくて・・・」

とでも言いたそうな顔。

いや、関西弁かどうかはわかりませんが。

先頭 表紙

友人Mがひどい風邪をひいた際
お医者様から頂いた薬は、全部で４種類。

ほぉ〜。４種類。そりゃすごいね。

「抗生物質、解熱剤だろ、あと胃腸粘膜保護剤と・・・」

指を折りつつ数えていた彼ですが
４つ目の薬の名前が出てきません。

しばらく唸った後、薬指を決然と曲げて
彼はこう宣言しました。

「うん。すごいクスリ」

なんだそりゃ？

「いいんだよ。とにかく『すごいクスリ』なんだよ。全部飲んだら治ったんだから」

いったいなにがどう「すごい」んだか・・・。

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メニューを開いたまま、彼女は難しい顔をして考え込んでいました。

「え〜と。カロリー低めなのは・・・」

あんまりにも一生懸命だったので
私は助け船を出してあげることにしました。

「大丈夫大丈夫。食べた分だけ、明日運動すれば良いんだから」

すると彼女は一瞬の空白の後
なんだか救われたような顔をして
「ケーキセットください」
と言いました。

いやぁ。良いことした後って、気持ちいいですね。

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月見酒でもしましょうよ、という魅力的な案を
みんなでわいわい煮詰めていました。

「やっぱり皆さんがあってのこの職場ですから、思い切って久保田の萬寿みたいなのを用意して・・・」
という私の発言に、色めき立つ一同。

しかし、それまでじっと黙っていた、社内では
「一升瓶を抱えて生まれたオトコ」と異名を持つTさんが
おもむろに口を開きました。

「それって、高ぇのか？」

「一万５千円位するのでは？」という答えを聞くと
Tさんはぼそっと言いました。

「俺ぁ黄桜２本買ってよ、その分トロでも肴にしてぇな・・・」

その発言を受けて
場の方向性は、一気に１８０度の方向転換をしました。

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私はとあるサイト内で、サークルの管理人を仰せつかっております。

オフ会と称して、屋形船に乗ってみたり、花屋敷でトシもわきまえずに遊んでみたり。
箱根で「夏合宿」やってみたり、福島で大宴会やってみたり。
東京中を指令書に従って走り回ってみたり、ディナークルーズに正装で参加してみたり。

そんなことを、あえてやるサークル。

そのサークルで、私が一回やってみたいなぁと思っているのは
「混浴温泉」と「蟹オフ」というもの。

前者は夢のまた夢ですが、カニオフは機会があるはずだと思っています。

初対面のヒトが居たり、しばらくぶりに会う人が居るのに
一同無言で黙々とカニにしゃぶりつくオフ会。

えーと。まずは自己紹介を、ハンドルネームと本名を・・・。

「悪い。今忙しいから、後にしよう」
「１時間しかないのよっ！」

わくわく。

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豚肉。
卵。
アスパラガス。
レタス。
そして、プチトマト。

調理法は多少違えど、彼と彼女のお弁当を構成する要素は同じでした。

「・・・もしかして、キミタチはつきあっているのか？」

一瞬泳いだ二組の目を見て
私はフロントのクミちゃん（仮名）と、カトウ君（仮名）の真実を知りました。

プチトマトは、まずいよな。
やっぱり。

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帰ってきてみると、宅配便の不在届けが。

ふむふむ。
なんだろ。
あ。クール宅急便だ。
え〜と。差出人は兵庫県。
品物は・・・「牛肉」。

牛肉っ！？

慌てて届けてもらうと、自分でもすっかり忘れていたインターネット懸賞に当選していました。
神戸牛すき焼き用の肉が５００グラム。

いや。５００グラムの肉って、ものすごい存在感ですわ。奥さん。＜誰だよ奥さんって・・・。

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日本で唯一「ミスターと呼ばれる男、長島茂雄氏が
監督時代に二岡智宏と上原浩治をよく間違えていたことは有名です。

全然似てないんですけどね。

さて、私といえば、例えば駅で待ち合わせをしていると
「あの。○○さんですか？」
と、まったく違う人と結構な頻度で間違われます。

しばらく行ったり来たり
じっくりそこにいる人達を吟味した上での間違い。
実際、当の、○○さんが現れてみれば
自分で見てもまったく似てないヒトです。

今度そうやって間違われたら
「あの。どうして私がその○○さんだと思ったのですか？」
と訊ねてみようと思っています。

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メシは独りで食べるもの。
ごはんはみんなで食べるもの。
そしてディナーは、しゃちほこばって食べるもの。

口の中でぶつぶつ繰り返しながら
今日も炊飯器のスイッチを押しています。

食べ物と真剣に向かい合えるから
食事は独りで摂るほうが好みにあっているのですが

なぜだろう？

「想い出の食事は？」という質問の答えはいつも
部活帰り、みんなで横一直線に並んで食べた、２００円のラーメンとか
姉と妹だけで、初めて全部作った夕食とか。

そして、キミと食べたあの日の夕食。

そんなものばかり思いだしています。

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