2004-06-05 しりとり　３３：移動手段　（いどうしゅだん）
2004-05-27 しりとり　３２：勝敗　（しょうはい）
2004-05-08 しりとり　３１：くやし〜　
2004-05-07 おはようございます。
2003-11-29 あ〜
2003-10-11 しりとり　３０：理科と理解力　（りかとりかいりょく）
2003-10-02 しりとり　２９：しゃっくり
2003-09-22 しりとり　２８：歯医者（はいしゃ）�B
2003-08-18 女優なんです。
2003-08-16 しりとり　２７：歯医者（はいしゃ）�A　

　移動手段　（いどうしゅだん）

私の住んでいるところは「自分の足」がないと結構不便なところにある。
大きな国道や幹線道路のそばなので便利なのだが、公共の交通機関にはちょっと距離がある。まぁそんなおかげもあって家賃が安かったりしてるので構わないのだけれど。

私の移動手段＝足は主に原付である。仕事に行くのも稽古に行くのも買い物に行くのもこれが無いとどうしようもない。だからといって大事にしているかというとそうでもない。
雨ざらしの置き場に、エンジンを掛けた途端の最高時速、整備の仕方は知らない、とまぁかなり酷使してしまっている。となると当然ガタが来る。
年末にはとうとうストライキを起こされてしまった・・・。

原付殿がストを起こすと決まってT丸君の所に入院させる。
T丸君は超バイク好きの兄ちゃんで、今の仕事先の元後輩だ。
普段は連絡なんて全くしないくせに原付殿の機嫌が悪いときだけ電話する。「私やったらしまいに怒るで」と思うのだけれど彼はとっても面倒見がよく何よりバイク愛が強いので、いつも気持ちよくみてくれる。しかもいつも「お金ないねん」と言ってタダで整備して貰ってるのです。ちょっと時間がかかるとのことで入院をさせて、でも足がないと困るので劇団のセンセに使ってない原付を借りることにした。

寒いのでしばらく入院させっぱなしにしてしまい。この春に取りに行った。

そこでT丸君に原付殿の引退を強く勧められた。もう整備だけではいつ壊れてもおかしくないとのこと。思い切って手術をさせても良いけどそれなら新しいバイクに乗れと言う。
しかもそれならこれから先もずーっと整備の面倒はみてくれるという・・・

それで私はスクーターを卒業するのである。　　　　　・・・・つづく

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　勝敗　（しょうはい）

「人生は勝ち負けだ」とどこかで思ってる。まぁ「負けるが勝ち」なんてややこしい結果も全部含めて。例えば「今日は餃子を作ろう！」と思ってスーパーに行ったらニラが一束２８円だったりしてその瞬間に「よし勝った！」と心の中でカズダンス（古いな・・）を踊ってしまうような事。でもその基準は自分自身の中にあるわけでまぁ自分に超甘い私は大抵「勝った」と思って生きております。

しか〜し！この間かなり負けてしまいました。

私には付き合ってて振られたことが人生で二度ある。その二度目は可愛がっていた後輩に取られるというもので、しかもその後も私はお人好しにも二人の面倒を見ていた。（仕事上ね）
３年ほど前に彼女にあったらお腹が大きくて「結婚するんです」と言っていた。（もちろんその男と）
その時はまだ「勝ち負け」とは別の次元で「お幸せに」と素直に思った。

一週間ほど前に店で会った。彼女の腕には産まれたばかりの女の子。彼の手にはその時お腹にいたのであろう男の子。もう正面からばったりと出会ってしまったので声をかけた。
女の子はとってもかわいくて、男の子は両親に「ほらこんにちはは？」とせかされても後ろに隠れていた。心の中で「いや〜んパパに女の好みも似たのかな〜」なんて意地悪な言葉が浮かんだけどスグに丸めてゴミ箱にしまった。少し話してすぐに仕事に戻った。

「負けた」気がした。その理由を問いつめてみた。それは私の胸にはもちろん昔っからの「藤田」の名札が付いていたこと。どうやらそれだ。
どんなに今の私が人生として充実してたって見た目には判らない。見た目の判断材料は名字が変わったかどうかだ・・・。つまり私は三十前にしてまだ結婚していない人なのだ。
だから「負け」た。
しかも何がショックってそう言う判断をしたのが他ならぬ私自身だって事。

ガ〜ンガ〜ンガ〜ン・・・・

なんだかんだ言ってもコンプレックスなんじゃ〜ん。世間体的にはもうそろそろ結婚した方がいい年代なんだって認めてるんじゃ〜ん。

ガ〜ンガ〜ンガ〜ン・・・・

はい。ワタクシ２９才。微妙なお年頃なのでございます。

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くやし〜

私はホームセンターで働いている。コメリやケイヨーデイツーやコーナン、マック、ロイヤル等々地域毎にいろんな店があるけれど、まぁそんな様なとこです。

　この間年の頃なら７０才は軽く越えてそうな何を言ってるんだかよく解らないじいちゃんが３段のカラーボックスを５つ買いに来た。そこそこお年を召したお客様にはよくありがちにそのカラーボックスをどこどこの部屋の窓の下に二つ置いて・・・等という家の間取りからの「私が聞いてどうしろと言うのだ・・」と思う説明が長々と始まってもそれなりの笑顔で聞き流し、配達をして欲しいとの注文に配達伝票を書いている頃にはもうすっかりおじいちゃんの話し相手と化していた。
　まぁこんな事は日常茶飯事、大した事では無いのだが、いかんせんこのじいちゃんは一人で喋っていて何を伝えたいんだかよく解らないのである。
こういう時はドンドン事務手続きを進めてしまおうと住所を書いて貰おうとした時突然じいちゃんが私の名札を見てよく解らないことを言い出した。

爺「藤田さんか・・・藤田さんは藤田さんて何年や？」
私「・・・・・？は？」
　物心着いたときから藤田さんだった思わず私はここで年齢を答えればよいのかと考えた時、又じいちゃんが話し出した

爺「奥さんは結婚して何年や？子供は何人いるんや？え？藤田さん」
この時私はさっきの質問の意味がやっと判った。独身ですと答えようとした時じいちゃんはまたお構いなしに自分のペースで喋ってきた

爺「三人位は産んだんか？それとも何回か出戻ってきて手垢でコペコペか？え？藤田さん」
　さすがにじいちゃん相手でもさすがにムッと来た。なんちゅうセクハラ発言や！訴えるぞ！！と心の隅で叫びつつも冷静にニッコリ笑って
私「いえいえ、私まだ独身ですから。・・ここに住所を書いてくださいね〜」と答えた。するとじいちゃんはボールペンを持ったまま私の顔をじっと見てこう言った・・・


爺「気の毒になぁ・・・嫁にも行けんのか」


絶句。である。

　その瞬間店員であることを忘れ脳みその芯がフツフツと泡立ちそうになったが、薄らいでいこうとする理性のしっぽを何とか捕まえて「住所書いてください」とだけ言った。

人生最大の屈辱感だった。
あ〜ん！もうっ！く〜や〜し〜っ！

ちなみに６５歳以上配送料無料サービスというのがあるがしっかり正規の配送料を頂いておきました。まいどあり〜

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半年ぶりですね。もうきっと消去されているんだと思ってました。
これではいけない。ぼちぼち書きたいことも出てきましたので・・・

今から仕事なので又今度。でもきっと近いウチに！

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あ〜書かなくちゃ
そう思うとなんか書けないな〜

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　理科と理解力（りかとりかいりょく）

最近の子は理科離れが進んでいるらしい。あんなに面白い教科はないのに・・と思う。
実験も教科書のコラムページも資料集もどれも楽しいものだった。数学で出てくる公式は解く気がないので全くとけないのに、物理で出てくるややこしい計算はとけたりした。まぁ、単純に好き嫌いの問題なのだけど。

この間珍しくバスに乗った。私は後ろの方に座った。３列ほど前に小学生の女の子が二人乗っていた。この子達のカバンを見た瞬間どうしてバスに乗っているのかがわかった。そのカバンには有名進学塾のマークがでかでかとプリントされていたのだ。このバスの経路にその進学塾の本校がある。とっさに私は彼女たちを可哀想だと思った。学ぶ楽しさよりも先にテストの答えを覚えていく。ただテストを解くために。ただ点数を取るために。ただ親のために・・・・。彼女たちは塾の宿題を見せ合いながら話していた。すると「ねぇねぇ、水ってH2Oだよね」などと言い出した。どうみても３〜４年生である。分子記号なんて中学に行ってからしか習わないはずだ。でもきっと中学入試に必要なのだろう。
ちょっと辟易してきた。最近の進学塾では理科まで教えるのか・・・理科ってそう言う単純な記憶作業の教科だったろうか？こうやってこの子達は「のびのびした子供らしさ」を失っていくんだ。

すると彼女たちは「Hって水素だよね。Oって酸素だよね。じゃぁどうして水素と酸素で水になるんだろうね？」と言った。

私の頭の中には、水に電気をかけて酸素と水素に分ける実験の器具が浮かんだ。

その瞬間わたしは「はっ」とした。私は今まで酸素と水素で水になること自体に疑問を感じたことなんてあっただろうか？「H2O=水」と単純に記憶しているのはむしろ私自身の方ではないだろうか・・・？

反省した。彼女たちは紛れもない「のびのびした子供」だった。いつのまにか私は単に色眼鏡で見ている頭の堅い大人になっていた。辟易されるのは私の方だ。
気付いて良かった、今ならまだ間に合いそうだ。
いつまでも子供のような柔軟な頭でいたい物である。

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しゃっくり

しゃっくりが好き・・・。
私のしゃっくりは結構キツイ方だと思う。ちょっと昔の漫画に出てくる酔ったおじさんさながらの「ぅひぃっく」という声が出る。町中や仕事中に出だすとちょっと恥ずかしい。
しかも割としつこくてなかなかおさまらない。

しゃっくりとはそもそも肺を上げ下げする横隔膜の痙攣なのだという。どおりで苦しいはずだ。ずっとしゃっくりをしていると大抵一人は「止めてあげようか？」と言いだしてくれる。
世の中には「しゃっくり民間療法」とも言うべき「治し方あれこれ」が存在する。きっと誰もが一つくらいは「私の治し方」なるものを持っているのだと思う。私の知っているのは大きく分けて三つある。

１：ビックリさせる。まず一番有名なのはこれだろう。そっと近づいて「ワッッ」とやるのだ。でもこれで止まったことは一度もない。

２：息を止める。呼吸に関係する横隔膜をとにかく止めて治しているんだろうと思う。
水をコップの反対から飲んだり、数を反対に数えながら水を飲んだりするのもこれの一種だと思う。

３：突発的な質問をする。・・・実は私が一番効くと思っているのがこの方法。なぜだか判らないけどよく効くのだ。私の中でのベストオブ質問は「菜の花の色は何色？」と「豆腐は何から出来ている？」の二つだ。これを連続で聞かれてそれぞれ「黄色」「大豆」と答えるとこれがまた不思議としゃっくりは止まっているのだ。う〜ん・・何故だかは不明。

こうやってしゃっくりは止まる。すると突然さみし〜い気分になるのだ。今までずっと一緒にいたパートナーがいなくなってしまったような喪失感にも似た淋しさ・・・。サヨナラしゃっくり・・・。そして私はしゃっくりが好きだったことに気付く・・。失って初めて気付いても、もう遅いんだよ・・・。

なんちゃって

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久しぶりなので緊張しちゃう・・・

歯医者（はいしゃ）�B

週に３〜４回という超ハイペースで通い続けようやく痛みから解放されたわたしは、毎回治っていく歯に感心していた。
元々かみ合わせが悪く左を噛み合わせると右が浮き、右を噛み合わせると左が浮いていた。でも奥歯を埋めて治していく課程で、噛み合わせもうまく調整されて長年の背中こりと、歩くときの「ペタンペタン」と鳴る左右のブレのようなものが解消されていった。ス、スゴイ！この歯医者は痛いけどいい腕を持っているんだ！と感心していた。

その日の治療は、前回までに死ぬほどの痛みをこらえて残した歯根の枠に土台を埋めてさらに銀歯をはめるというものだった。痛みをこらえた甲斐もあって土台はばっちり付いた。つぎはいよいよ銀歯である。あ〜この日のために私は「あの」地獄の苦しみに耐えたんだわ〜・・と思うと感慨もひとしおである。
あは〜ん・せんせ♪早く付けちゃって〜〜
とりあえず仮にはめてみた。おう！ちゃんと付きますね〜。ではでは一度はずして、接着剤を付けて私の歯を完成させて下さい！！

治療台の上で口を開けてルンルンの私。その口から仮止めの銀歯が外された。ちょっと堅いようでコツコツとたたいて外されたその瞬間・・・コンコロコロコロコロと何かが落ちて私の下を転がっていった・・。先生は「あら〜」と小さくつぶやいてその転がっていったものを拾い上げた。そしてマスクを外し息をふっっふっっと吹きかけると接着剤を付けて私の口にはめた・・・・・・・・・・・

あの先生・・転がっていったのはまさか私の銀歯ですか？しかも「ふっっふっっ」てしましたよねぇ・・・

おーーい！そんなんでえ〜んかい！膿んだりしたらどないしてくれんねん！わしゃあんたの子供か？「ふっっふっっ」って・・・・・

あれから三年。幸い私の歯は膿んでいない。噛み合わせも健在で握力も上がった気がする。でもだからといって私はもう二度とこの歯医者には行かないだろうな・・。くわばらくわばら

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明日から公演に向けて劇場入りします。
小さな劇団なので照明、舞台、客席、道具、制作といろんな仕事が回ってきます。
でもこれこそが私の人生なので燃え尽きてきたいと思います。
しばらく更新は出来ませんが毎日励みに皆さんのつっこみや日記を読みますのでどうぞ構ってやってください。
私の現状は上の「劇団ホームページ」メニュー「練習風景」内の「ナツイロノオモイデ仕込み風景」に８/２０よりほぼ毎日出ていると思います。
遠くて見に来て頂けない方々是非芝居を作っていく私を見てください。なんせこれが私の人生そのものですので。

ではそう言うことで。　　　　　　　　藤田　亜弥子（女優）

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歯医者（はいしゃ）�A

　その歯医者は駅から歩いて３分位の住宅街の中にあった。日曜の朝から開いてるというのでたくさんの人でにぎわっているのかと思っていたが、中には７０才くらいのご婦人が一人順番を待っているだけだった。私は受付で事情を説明した。用紙に住所などを書き込んでいざ治療台へ。あ〜これでやっと抜いてもらえる♪先生登場、５０才くらいのおじさんだ。「あらら〜」とか言いながら口の中をのぞき込んだ。
私「抜いてください！！」
歯「いやぁ、割れた片方は抜きますが今後の為に一方は根だけ残します。だからぬきませんよ。」
私「構いませんから抜いてください」
歯「はっはっは。気の短い人ですねぇ」
この先生マイペースで人の言うことをあんまし聞いてくれない。
まぁでもこの歯医者に任せよう！と決めた。

歯「はい抜きますよ。」
私「んあ〜っ！あの・・・麻酔は？」
歯「いりますか？ぐらぐらだからたいしたことないですよ。はい口開けて〜。」
私「（ひぃぃぃぃぃぃぃぃっ）」
歯「ほらぬけた。」

私「いたいです・・・・。」（目から涙がながれている。）
歯「ははははは。あなたは我慢がないですね〜。だいじょうぶですよ。今日はいったんここで閉じて続きは明後日来てください。」
私「はひ。」

頓服は２回分だけしかくれなかった。
その夜閉じてあるはずの詰め物がとれ昨夜よりもひどい激痛におそわれた。
朝フラフラながらも歯医者に行き「痛い」と訴えた。

歯「神経まで虫歯が到達してますねぇ。でも抜きませんよ。ははは。神経が腐って無くなるまで二日おきに通ってください。他の歯も同時に治療しますからね〜。・・・・痛いですよ。ひひ」

この時私は歯医者を替えようかとも思った。でも元々は何年間も放って置いた私が悪いのである。痛くて当然。自分への罰としてここに通い続けてやる！それに一週間に３回も診てくれる歯医者なんて他にはないし。
ここから２週間くらいは日々痛みとの戦いだった。神経がやられているので心臓の鼓動に合わせて痛みが来る。時には立っていられなくて仕事場の階段を意味もなく上り下りした。歯医者に行くと更に痛い治療が待っていた。細い針金の先にきつく脱脂綿を巻いてそれで歯根の中の腐った神経をぬぐうのだ。腐っているとはいえ神経そのものを触るのだから痛いなんてものではない。しかも麻酔はない。治療台を握りしめ終わる頃にはいつも力を入れすぎて手が震えていた。でもこれも自分への罰だと言い聞かせ意地になって通い続けた。負けてたまるものか！！

あとから聞いた話によるとこの歯医者は腕はいいが痛いことで有名な「クスリ嫌い」の歯医者だったらしい。

しかもこの話はまだ続きます。　　　ふふふふ。

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