ずっと迷いの淵にいた。
何をやってもうまくいかなくて。
子育てにも自信がなくなって。
思っていることが相手にきちんと伝わらなくて。
人の気持ちを分かった気でいたのに全然わかってなくて。
褒めているつもりがそうはとってもらえなかったり。
人間関係に本当に迷ってた。
私自身の体力と気力が低迷しているからかな。
そう言い訳してきたけど。
今日、その迷いに光がさした。
それは私が経験してなかったからだ。
幼い頃にこういう人間関係を。
触りたいおもちゃがある。
突き飛ばされる。
悔しくて泣く。
ママが飛んでくる。
お姉ちゃんが諭される。
少し待てば触らせてもらえるようになる。
触りたいおもちゃがある。
「だめよ〜。」とガードされる。
転がる。
泣かされてる演技をする。
ママが飛んでくる。
そして順番さえまてばおもちゃに触らせてもらえるようになる。
まだ1歳にも満たない赤ん坊が姉との関係で既にいろんなことを学んでいっている。
姉は姉で妹ができたことによって幼いうちから人との関わり合いを身につけていく。
喧嘩もする。仲直りの方法を覚えていく。手加減の仕方もわかってくる。
効果的な方法をお互いにみつけ歩み寄っていく。
そんなプロセスを私は踏んでこなかった。
もちろん、幼稚園に入ったら、友達とおもちゃのとりあいもしただろう。けれど、それは同じ親を別にもつ兄弟とは、その関わり合いの濃さが違う。
だから私は「ともだち」をつくるのが下手だったのだ。
すべて正攻法で来てしまったから。
子供の頃、正義感が強かったのも、きっとそれで通ってしまってたから。ひとりっこに大人をコントロールするだけのテクニックなどほとんど必要なかったのだと思う。
今まではそれでも十分やってこれた。そんな私を認めてくれる本当に大切な相手とだけつきあってこられたから。
でも4月からは違う。
私として。ではなく。母親として社会生活を送らなければならないことの方が多くなるのだから。
もちろん、大人だから、今までも、そつないおつきあいはしてきたけれど。
そんなこととはレベルが違う。
自信がないけど。
そのわけがわかってきただけマシかな。
※いつまでもねんねの赤ちゃんじゃないコノヒトがいろんな事を私に教えてくれます。 |