2003-02-09 どうして「正義が勝つ」なんて言えるの？
2003-01-31 「仮面ライダー龍騎」への今更な雑感
2002-12-31 初夢をみるまえに。
2002-12-31 おしらせ
2002-12-25 「何でもない日」が良いと思ってた
2002-12-24 今年のイブは
2002-12-23 裏切り行為？
2002-12-22 学会ロゴ
2002-12-22 母親面接
2002-12-10 アクシｄｅｎｔ

そりゃ「勧善懲悪」の話が嫌いなワケではない。何しろ安心して見ていられるから。人間は自分の目からみた「正しさ」しか判らないことが多い。だから、「正しければ勝つ」という物語は、自分の不安（失敗するんじゃないかとか、負けるんんじゃないか、とか）を解消する働きがあるんじゃないかな。そんな風に最近私は考えるけれど、どうだろう。

でも、「正義だから勝つ」とか「正義は勝つもの」という風に言われると、どうも抵抗がある。「正義」が何か、なんて本当のところはわからないし。
「良い」ことをしていればそれが必ず支持される、とか勝利するというわけでもないんじゃないか？
昔は勝者があとから「自分のやったことが正しい」と歴史を書きかえていたわけだし。

大切なのは、常に「何が正しいのか」考えつづけたり、たとえ負けるかもしれないと思っても「自分が正しいと考えたこと」を貫くことの方なんじゃないか？
「勝つから正しいことをする」などというご褒美を目的とした正義なんてそれはもう「正義」ではなかったりして。

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昨年の秋あたりから、「仮面ライダー龍騎」にハマってました^^;
真剣に見ていました。
ついに、「正義」のなくなった「仮面ライダー」。ロボットが正義の象徴から兵器になったのは、ガンダムだったでしょうか。そしてついに仮面ライダーも、正義の味方ではなくなった。…感慨深かったです。
人によっては、「正義は必ず勝つ」ということを語らなければならない、と言う方もいるかもしれませんが、この番組をみながら、送り手自身がそれを無邪気に語ることができなくなってきたのではないか、と私は思っていました。だとしたら、「正義が必ず勝つ」とは言えない、と言うことをストレートに語った方が、良いと私は思います。受け手はたとえ子供でも嘘臭いのはすぐ見抜くから。私はもっと古いライダーの世代だけど、その時やはりぼんやりと「悪の組織って変なの」と思っていましたし。
番組の終り近くなって龍騎のストーリーがNYテロから生まれたと知って納得。あの時、世界は何かの角を曲がってしまったのでしょう。

私はこの番組で見たライダー、みんな結構好きです。ライダーというよりも、ある意味「亡者」のように見えましたが。ライダーになった人間の多くは現実を受け入れられない人のように思えたので。「人はみな幻想（シメール）を…」って感じかなあ。
秋山蓮や北岡秀一（あと劇場版の霧島美穂）は悲嘆のプロセスの途中で「否認」とか「取引」をしているように見えたし、東條悟は「見捨てられ不安」の強い人のように見えました。須藤刑事はライダーになって誇大的になり破滅したし。手塚海之の「決められた運命」に対する一種の破壊衝動も凄かった。浅倉は犯罪者のライダーだけど、ずっと社会から見離されてきたような彼が「イライラする」といいながら焦燥感と無力感を紛らわすために戦う…というのはよくわかる。
主人公は……熱血だけど、あちこちの板ばさみになって自分が何をすべきか、わからないで悩みつづけるし。
その主人公が真実を知ろうとしてあちこち動き回ってライダー達が互いを嫌でも知るようになって…なんだか妙に戦いにくくなっていくのも面白かった。相手のことを知る、一方的に否定することはできなくなるのは道理ですが、それはどうやってお互いが共存していく（この物語ではそれが許されないところがミソですが）ことができるか…という問いへの1つの答えなんでしょう。子供向けの番組なのに…ここまやるか。（でも、こんな知性化フィルターかけなくても充分面白いです）

見始めてから、このストーリーは絶対に誰かが勝利してはいけないのだと思っていました。全員、必ず何かを失って終わるだろう、と。そういう意味では最後のライダーの死までをきちんと描いたという事にとても満足しました（あとのお口直しエピソードはまた別物として；）。

じつは、仮面ライダーはプレイセラピーや箱庭で時々登場するアイテムです（正義の味方はウルトラマンが圧倒的ですが）…これからは仮面ライダーの登場する意味も変わってくるんだろうか…。

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夢をみて、解釈や占いの本を開く方もいるけれど、
そんなことをしなくても、夢はダイレクトにメッセージを送ってくることがある。

ある本にあった、夢の記録に、こんな言葉があった。
夢のなかの登場人物が語ったもの。

「一人だなんて考えるから。一人なんて数、あるわけがないでしょ。いつでも、一人でも全部でもないものなのよ、人は。数えられるものじゃないの」

「自分を捜そうと思うから迷うのよ。そんなものない。言葉で言えるようなそんなものはね。だから、“頭”をはずして、いつもほめられるそれをすててしまいなさい。そして歩いて、感じて捜して、証して、……そして外にある世界といっしょに使ってやる。まずはすててね」

私も沢山捨てるものがあるな…としみじみ。

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チャットルームを閉鎖しました。
元々、他所で使っていたチャットルームがなくなった時に一時的に作ったものだったのですが、消すのももったいなくて、そのままにしてあったものです。必須項目にHPのURLがあったので、ココにつないでいました。でも放置しておくのは良くなかったみたいですね。
併せて、12月26日の日記も削除いたします。すみません。
お祝いのメッセージをくださった方、ありがとうございます。

資格はとりました…でもこれで終わりというわけではなくて、
ここからが出発点だと思っています。
この資格をもっている人の大部分は良く判っていると思うのですが、この資格があるといって、それ自体は全然たいしたことはないんです。


Ｒさん、ごめんなさい。いろいろ考えたのですけれど、私は少なくとも今はここでカウンセラーとして誰かの質問に御答えするわけにはいかないと思います。それで万が一でも既にある治療関係を壊してしまうわけにはいかないからです。治療関係は始めるときも、終わるときも治療者とクライエントとが双方話し合いをしてきちんとしなければなりません。だから治療者の端くれとして、他の方の治療同盟を壊したり、治療活動を邪魔するわけにはいきません。
ネット上で相談体制のノウハウはまだ確立されていませんし、
私の友人で臨床系大学院生としてＨＰを運営して、失敗してしまった人もいるのです。
だから、私はここでは個人的なお話はできませんし、しません。
そもそもここは、日記のサイトですし。
質問があるなら、私よりもそれぞれの現場の方に訊いた方が良いです。
何より主治医や自分の治療者とに相談するのが一番です。
臨床心理士をお探しなら、都道府県にそれぞれ臨床心理士会がありますから、そこにお問い合わせください。それが一番良い方法だと思います。

迷ったのですが、年末ですし、すっきりさせたいと思ってこうしました。
不快な思いをされる方がいらっしゃいましたら、ごめんなさい。

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もう日付変更線は過ぎてしまった（？）けど、この日付で。

…じつは私は自分がこの日に生まれたことをあまり有難く思っていませんでした。
「ただの誕生日」だと良かったのに、ずっとそう思っていました。祖母とも同じだったというのもあって、尚更。
たまたま365分の１の確率でこの日に当たっただけ。それなのに、訊かれて答えると、必ずといっていいほど、何かリアクションが返ってくるのがどうにも居心地悪くて。結構ごまかしてたりしました。

自分自身がもっと普通に思えればいいのですけど、なかなかその境地には達することができなくて。ひまじんに登録したとききも、最初は書いていなかったのです。＜誕生日
でも、普通に思うんだったら別に隠すこともなかろう、なんて思ってみたりして。
結構迷いながら、直前に登録したのを憶えています。
今年のこの日ひまじんのTOPをみたら、同じ誕生日の方が結構いらして嬉しかったです。
そう、この日に生まれたのは私だけじゃないんだ。特別なことじゃない。
…こんなことをココに書くこと自体、まだ抜け出せていないことの証拠なんだろうけれど。

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1年ぶりに原マスミのクリスマスディナーライヴに行きました。
妹がプレゼントだって奢ってくれました♪（嬉）
久し振りに生で原さんの歌を聴いて、忘れかけていたものを思い出したような気分。


今年のめにうは以下のとおり。Kuukuuのお料理も久し振りでした。

前菜：小さいパンのサンド
スープ：羊飼いのスープ
主菜：今年はチャイニーズボックス。
ベルギー風ソーセージ、ピクルス、トルコの春巻、オリエンタルチキン、花豆のせいろ蒸しごはん、あと小さなコロッケみたいのがひとつ。

前菜とドリンクが配られたあと、ライヴがはじま…る筈だったんですが、今日は電源が落ちてしまってなかなかスタートしませんでした。スタッフは慌ててたけど、原さんたら澄ましたカオで「コタツとかの電気は切ってください」とか言って（笑）。MCはあんまり得意じゃない人だけど、ときどきボソっと言うのがツボに填まります。
１部が終わったあとにスープとごはんが配られます。ボックスを開いたらとっても素敵に料理が並んでいたんですけど、私たち二人ともカメラを持っていませんでした（泣）残念。皆がごはんを食べ終わったところで２部がスタート。
そして、終わり近くになると、全員にろうそくのついた小さなケーキが配られて、みんなで灯を点しながら歌を聴くのが恒例。今年はポピーシードののっかったケーキでした。

そしてお土産はバスソルト。

今年も美味しかった。
ここには、またゆっくり御飯を食べに来たいなあ。

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日曜日、某所でレクチャーがあり、参加したのだけれど。
土曜日に、同期のＩさんから「日曜のレクチャーに行けないから私の代わりにコレを持って行って」と配布物の束を渡された。Ｉさんはレクチャーを主催する研究所のスタッフ「候補」でもあるんだけど。（そして私は研究所とは無関係…というか部外者）

…実は何故彼女がレクチャーに行けないか、私は知っている。
彼女は学生をやめてうちらの学校の事務助手に応募するつもりなのだ。で、その応募書類と論文を作成する締切が迫っているのだ。
…だったら何で「私」にそれを頼むかなぁ…。その神経が判らない。
同期３人のなかからこっそり一人で足抜けしようとしているのに、その同期を使うなよ（プリントくらい事前に郵便で送ればいいじゃん）。自分で選んで行動するなら、しんどくても自分でその責任は引きうけて欲しいものです。

大体、研究所での役割も引きうけきれず、学生の課題も放り出して、Ｉさんのやっていることはあっちもこっちも半端な状態。入学して１年で放り出すくらいだったら、何でこの人はわざわざ受験して入学してきたんだろう。
これでもＩさんが社会人経験のないプロパーの学生だったら、仕方あるまい、と思うのだろうけど。彼女は私と同じ歳…社会人経験も私と同じ位はある。
自分が今何を引き受けているのか、とか何が出来て何が出来ないのか、くらいは判っていなければならない歳。
事務助手に採用されても、きっとこんな具合でまた人に仕事をこっそり振ってくるんだろう。それは皆が困るからやめてくれ、と思う。

…でも私は今回は何も言わない（笑）。もうあえて言う気になれない。既に以前の課程でもこの人とはイロイロあったし…。
私はもうＩさんのことは見限っているの…かな。

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日本●●臨床学会から次回の大会の連絡がきた。
それをみて、11月19日に日記で書いたロゴは、やっぱり学会のロゴマークということが判った。
………誰も何も言わないのが不思議。

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今回初めて母子並行面接の母親を担当する…はずだった

一見登校渋り。
受理面接の結果、インテーカーのクライエントに対する見たては「かなり深刻」。
描画テストの結果も、予後は悪いのが誰にも明らかな状態。

受理面接の結果、母子関係にも「少し」問題があるように思えた。母親が子供に対して情緒的に接していない感じがした。母親は看護師。でも精神科関係ではないので、子供の状態には気付かない。とりあえず、ことの深刻さに気付いてもらえるようになれば、相談室はフォローしていけるかもしれない。

幸いクライエントは継続して来室することをはっきり希望したので、母親からも本人の状態を報告していただくとともに、母子間の関係を調整していく方針で母親の面接を担当することになった。母親は面接に関しては消極的だったので、母親面接というよりも、最初はヒアリングという形でフォローしつつ、情報提供をしていく予定だった。最悪の事態として精神病の発病が想定されたので、私が母親からのヒヤリングを通して、その兆しがあったらすぐにでも医療機関を紹介することになっていたのだが…

私達の担当が決定した翌日、こちらから連絡をする前に母親が「遠いし時間も遅いから」という理由で、来談を断ってきた。

本人ははっきりと「来たい」と言っていたのに。家でどのようなやりとりがあったかと思うとクライエントが気の毒になる。

不登校などの場合、時に母親は頑なだ。おそらくあちこちの相談機関や教育機関で、「お母さんが悪い」といわれたり、それを示唆されたりすることが多いので（多くの相談機関はそうやって親を悪役にする見方の短所に未だに気がつかない）、世論もそう。評論家とかテレビとかで平気で親を悪者にするし。だから子供を連れて相談機関を訪れるのは相当しんどいという事はわかるけれど……。

こちら側としても、なかなか本人や両親には「発病の可能性があります」とはっきり言うことができない。その見たてをいった途端に、来なくなる方もいるので、慎重にならざるを得ないのだ。（でも、クライエントの「聞きたい」見たてを言って呉れる相談機関が必ずしもいい処とは限らないのだけど；）


こういうケースにあたるとき、クライエントのことを考えると胸が痛む。
クライエントは未成年で、相談料金を払うのには無理がある。どうしても親の承諾が必要なので、親がＮＯと言ってきたときは、こちらは為す術がない。
せめてどこかの医療機関に繋がってもらえるといいのだけれど……

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風邪ぎみだったので、朝、生姜の砂糖煮を食べていたら、インレー（歯の詰め物）が取れてしまった。
曲がっていないかどうか、確認しようとしたら、ぴったり填まって、また取れなくなってしまった。
「…これがいつ取れるだろう」と思うと、ごはんが食べられない。
間違って噛んだりして曲がってしまったら、また作りなおしになってしまう（汗）。
とりあえず歯医者さんに行く。ところがいつも飛び込みでＯＫの歯科医院が、今日に限って、「たった今、長くかかる患者さんがはいってしまって、午前中はもう受け付けできません」と。

結局、図書館等で調べ物＆読書をして２時間後にまた歯医者にいった。
インレーは無事元の場所に収まったけれど；

…ごはんにありついたのは、午後３時過ぎでした。
そして、図書館の寒さの中でまた少し悪化したような…＜風邪；
おまけに少し暗かった中で本を読んだせいか、眼精疲労で今とっても目が痛い……（涙）

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