2004-04-04 写真6
2004-04-04 写真5
2004-04-04 写真4
2004-04-04 写真3
2004-04-04 写真2
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2004-03-28 屋久島レポート５　遭難編
2004-03-28 屋久島レポート４　白谷雲水峡編
2004-01-26 屋久島レポート３　縄文杉到達編
2004-01-18 屋久島レポート２　縄文杉登山編

遭難直後のオイラ（恥）

先頭 表紙

洞窟の中の神社

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白谷雲水峡　（遭難しかけて座り込んでた場所）

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白谷雲水峡　倒木から生えてきた木

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白谷雲水峡　（もののけ姫の森）

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屋久猿

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30分後・・・焦って歩き回っているうちにヘトヘトになってしまいました。
ココでの選択肢
�@体力を温存する為座って助けに来てくれるのを待つ
（所持品　カロリーメイト２箱　水　）
�A現在の大よその位置は山の頂上付近、太鼓岩までは遠くない筈なのでとにかく太鼓岩を探す。
�B諦めて遺書を書いたり、自分の最後に見た風景はこんな風景だ！とデジカメにあれこれ残す。

で僕の選択したのは�@。
確か何かの本で遭難した時はとにかく体力を温存するのが先決と書いてあるのを思い出しました。
だけど一向に誰も助けに来てくれません。ひょっとして歩き回っている内にえらく遠くに来てしまったのでは？
このまま待ってたら本当にココで死ぬのかなぁ〜うぅ・・・ってな事を考えているうちに暗い気分になって来ました。
過去に何人か屋久島で遭難して亡くなった人がいたなぁ、最後の手紙書いたのかなぁ、大事な人に数行でも残しておこうかな、グスン。
と今度は�Bを選択（笑、でも当時は真剣だったモンで・・・）。
　
ん！？まてよ遺書は良いけどそう言えばアレの処分はまだして無かったぞ！。
死んだ後にエロビデオが部屋から大量に出てきたら恥ずかしい・・・死んで汚点を残す事になる！
はっ！T○TAYAで借りたビデオも返してない！延滞が続いて会社か実家に連絡が！！
そ、それはマズイ！死んでる場合じゃない！！

って訳で最終的には�Aを選択しました（笑）。
猛烈な勢いで頂上付近を探す事数分、なんと太鼓岩は数十メートル先でした（ToT）。
こんな近い距離で道に迷ってたのね、僕。ホッとすると同時にお腹が空いてきたので太鼓岩で弁当を食べながら（←結局楽天的な性格みたい）
友人二人にはどんな言訳するか考えました。
�@いや〜風景がすばらしくてゆっくり歩いてたら遅くなっちゃったよ〜と平静を装う。
�Aなんで迎えに来てくれなかったんだよ〜と泣いてみる。
�B大変ご迷惑おかけしました！と平謝りする。

余裕が出てくると泣いたり謝ったりするのが嫌になったのでへそ曲がりの僕が選んだのは�@（笑）。
そう心に決めるともう迷いはありません、一直線に目印のテープをたどって山を降りました。
途中すれ違う人達がちらちらこっちを見て来るのが「？」と思ったけど山のルールでさわやかに
「こんにちわ！」と挨拶を交わし順調に山を降りていきました。
みんなこっちを見てるのは若干は気になったけど気にせずにおそらく友人二人が待っててくれているであろう山小屋に到着しました。

でも様子がなんか変・・・みんなこっちを見てる。
「おい！あの人じゃないか？」
「おぉ！そうだ！」
と数人が小声で呟き小屋の中に走って行ってしまいました。
？？？
すると
「何やってるんだよ〜」と言う顔をした友人2人が出てきて
小屋から現地ガイドの皆さんが
「あぁ〜良かった、もう少しで警察に連絡してヘリで捜索する所でしたよ〜」
と言い、他の登山客は
「良かった〜無事で」
と肩を抱き合い喜んでました。
　
当然こんな雰囲気の中�@の言訳なんて言える訳は無くその場の全員に謝り一件落着となりました・・・（ToT）。
おしまい。

画像は後でまとめてUPします。







　

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いやー更新サボってる間にもう春ですねぇ、屋久島での遭難はどうなった？ってお思いでしょう（笑）。よく会社でも「お前はさんざん話を盛り上げておいていつもオチを忘れる！」って突っ込まれてますハイ。ってな訳でようやく続きです。↓

前日の縄文杉登山で既に３人とも筋肉痛だったけど今回のもう一つの目的
もののけ姫のモデルにもなった「白谷雲水峡」だけは絶対外せなかったのでしんどいのを承知で雨の中出発しました。ガイドブックには縄文杉登山とは違ってハイキング程度の山と書いてあったので安心してたんだけど・・・、

全くのウソでした（笑）。

確かに縄文杉コース程急では無いけど立派な登山道。すぐに息が切れてきて辛くなって来ました。それでも映画「もののけ姫」に出て来た風景そのままの屋久杉に苔がびっしりと生い茂っている様は宮崎駿の描く世界そのままでした。朽ち果て、そこから新芽が生えてその新芽が大木になりその上に苔が生えてまるで動き出そうとしている様な感じがしてしばらくは疲れを忘れ歩いていました。雨が降ると苔が元気になりこの白谷雲水峡を見るには最高の環境なのだそうです。

しばらく歩いていくと段々道が険しくなってきて登山道との境目が判り難くなって目印として木に巻きつけてあるピンクのテープを確認しながら進んでいきました。

雨も激しくなり目的地の太鼓岩（もののけ姫にも出て来た見晴らし最高の場所）まで数キロの地点まで来ると眼鏡も曇ってきて前が良く見えなくなって来ました。
先頭を歩く僕は後ろの２人を確認しながら歩いていた筈が

ん！？。

いない！さっきまですぐ後ろにいたのに！
はは〜ん、あいつら道に迷ったなぁ、しょうがないなぁ探しに戻るか・・・って

目印のテープが見当たらないんですけど〜（ToT）。。
もしかして迷子なったのはオイラ？？ととと、とにかく目印を探そう！




　

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休憩で少し元気を取り戻してまた再び歩き出すと今度は階段すら無い急坂・・・木の根っこが階段代わり。
む、むぅ短足のおかげで足が届かない（笑）。しょうがないので立ち木を掴み勢いをつけて登りました。しかしこれはかなり情けないぞ。
同じ様な道をしばらく行くとまた息が苦しくなって、もうそろそろ縄文杉だろうと思っていた頃やっと目の前に道標が現れました。
おぉもう縄文杉が近いか！

「縄文杉　２キロ　１２０分」

な、なんですと〜！もう体力は限界だってぇのにあと２時間！しかも距離はたった２キロなのに！！！！！！

ど、どうなってるんだ！？２キロしかないのに２時間！？
考えたくは無いけどココから先もずっとこの急な山道ってのは想像できる・・・。
友人二人は「おぃ！後２キロだぞ！」と急に元気になってたけどその後ろの「１２０分」は見えてない様でした（笑）。
案の定、急に飛ばし始めた二人は１０分ほどで虫の息になり後１２０分の事実を告げると途端にペースダウンしてしまいました。この辺りから急激に景色が変わり雪が積もって非常に歩き難く余計に体力を消耗していくようでした。しばらく歩いているとなにやら鼻声で物凄い勢いで登ってくるおっさんを発見！荷物はコンビニ袋をぶら下げてるだけという（笑）超軽装な謎のおっさんにあっさりと抜かれコイツだけには負けられん！という意地だけでデットヒートを繰り広げそのおかげでふと気が付くと目の前には巨大な縄文杉が！

で、でかい！途中で見た樹齢数千年の巨大屋久杉のどれよりも大きく迫力がありました。
樹齢７２００年かぁ〜聖徳太子も卑弥呼も生まれるもっと前から生きてるのかぁ〜苦労して登った甲斐があったよ。本当は近くまで行って触りたかったけど世界遺産に指定されたおかげで訪れる人が増え根が登山客に踏まれ、とても弱っているそうで周りをテラスで囲まれて触れることが出来ませんでした。
ん〜残念！でもテラスになっているので縄文杉を見ながら昼食が取れ今までの疲れがスッと抜けていくようでした。
それにしても外で食べるおにぎりがこんなに美味いとは！しんどかったけど見れて良かったぁ。


弁当を食べ終えふと我に帰ると重大な事を忘れていた事に気が付き愕然としました。
それは

今来た道をまた帰らなければいけない事！（笑）

縄文杉ですっかり忘れてたけど疲れてる時の下り坂って物凄くキツイのでは？
しかもそれを乗り切った後、延々と続くトロッコ道・・・。

５時間後・・・何とか下山するものの、その夜当然筋肉痛になり動けなくなりました。

（遭難はまだよん）

でかすぎてカメラに入りきらなかった縄文杉↓
大きさが判り難いけど直径６M近くあります。

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朝５時起床
旅館からレンタカーでスタート地点となる荒川登山口まで行き、
旅館で作ってもらったおにぎりで朝食を済ませ丁度６時に出発しました。

ゴール地点の縄文杉までは延々とトロッコ道を６〜７キロ歩きそれが終わるといきなりきつい山道。
かなり急な登山道だそうで殆どのグループはガイドを雇っているみたいでした。
山登りに慣れている人で往復８時間のコース。普段殆ど運動をしていない僕らは早めに出発しようと思い６時に登山を開始しようと決めました。

６時でまだ暗いというのに荒川登山口の駐車場は既に車でいっぱい。
停め切れなかった車で路上は溢れかえっていました。殆どの人が本格的な登山の格好をしているのに僕らはジャージ＆リュックサック。
かろうじて僕だけが登山靴。大丈夫かな〜

まだ真っ暗中トロッコ道を出発。
歩く、歩く、歩く、ひたすら歩く・・・まだ着かない。
うぅ疲れたよ〜しかも前方にはただ線路に板が渡してあるだけの簡単な橋。
下を見るとヒュゥ〜川底が見える！((( ；゜Д゜)))ガクガクブルブル。
ヒイィィ〜下を見ちゃいけない!
顔を引きつらせながら渡りきると又橋！しかも今度は高い！柵はあるものの下は丸見え。
再び((( ；゜Д゜)))ガクガクブルブル　（笑）。

なんとか渡り切るとだんだん風景が変わっていき次第に大きい杉が現れてきました。途中大王杉、三代杉
と樹齢数千年もある大きな杉を見て感動してたけどゴールの縄文杉は樹齢７２００年。こんな物じゃ無い筈。
トロッコ道を３時間ほど歩きホトホト嫌気がさして来た頃ふと前を見ると
「大株歩道入り口」と書いた看板を発見！
退屈なトロッコ道から登山道を登ることになりやっと山登りが出来る！と勇んで急な山道を突き進んで行ったんだが・・・
５分も山道を登ると心臓がバクバク、膝がガクガク。
足だけでは急な山道を登れなくなり四つんばいで登りだしました。
そして１０分もしないうちに休憩（笑）。すでに周りの景色など見る余裕が無くなるほど体力を消耗し、息切れを通り越して吐き気すらしてきました（ToT）。
休憩を取りながらも我慢しながら歩くと「ウィルソン株」と言う大きな切り株が現れました。
この切り株は中が空洞になって人が入れてなんとその広さは８畳弱！切り株とは言えこれはデカイ！
ココで少々休憩し、また再び縄文杉まで歩き出しました。


（わかり難いけど右下の写真はウィルソン株の中から空を見上げた所）

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