2001-07-29 いつまでたっても、ダメなあたくしね〜
2001-07-27 記者会見
2001-07-26 求む、売却不動産。□□町○丁目限定！
2001-07-22 歴史の時間
2001-07-18 毬男さん で初心に返る
2001-07-17 ほのぼの、そしてしんみり
2001-07-16 ハチのムサシは死んだのさ・てんとう虫の産婆
2001-07-13 潔癖
2001-07-12 同窓会を迎えて
2001-07-11 トラックと少女

　この日記にも書きましたが、４週間前に「プチン」という音とともにあたくしの水着がご臨終となり、新しい水着を買いました。

　ところが、何てことでしょう。その新しい水着が早くもお釈迦になってしまいましたの。あたくしには奮発だった5ケタのお値段、クレジットの決済日はまだ来ておりませぬ。おーまいがっ！なんてこった。茫然自失、阿鼻叫喚、驚天動地、でございます。そういえば、大前研一さんは、「おーまいがっ」(Oh,my God!)て言う時、ためらいを感じられないのかしら。

　ダメになった箇所は、バストの形状記憶部でございました。この水着は体型を美しく見せる工夫が随所に施してあるのです。バスとの形状記憶部は、フォークリフト方式でぐいっと持ち上げてそのまま外観を維持するために固い素材を用いて工夫された部分でございます。

　これが、うっかり水着を乾燥機にかけたばかりに、ぐしゃぐしゃになって固まってしまいました。ほら、鼻をかんだ後ティッシュを丸めて捨てますでしょ。あれです、あれ。バスト形状記憶部が、ぐしゃぐしゃと丸めた鋼鉄ティッシュ状態　―　それがあたくしの水着の変わり果てた姿なのです。もちろん左右非対称・・・。

　そんなぐしゃぐしゃバストの水着を着て歩けば、切干大根のおばあちゃんに、「ふん、あたしの方がずっと、ナイス婆でい！」とバカにされるに違いありません。

　しくしく、しくしく、しくしく。　

先頭 表紙

記者クラブに集まった記者さんはたった６人でした。

所詮は薄っぺらな愛情でございました。希釈ラブ。

金の屏風もありませんでしたし。

あ、でもクセになりそうです。汽車倶楽部。

先頭 表紙

ふと見ると、新聞に折り込みチラシが入っておりましたの。「求む、売却不動産。□□町○丁目限定！」不動尊ではございません。さらに解説がついておりました。「６人家族のため５LDK以上を探しています。現在はマンション２室に分かれて住んでいます。」

子供の学区内で物件を探す、というのはよく聞く話ですわよね。でも、「□□町○丁目限定」なんてのは初めて見ました。もしかして、引越し屋さんを頼むのをケチって、リヤカーで荷物を移動したいのでしょうか。はたまた、６人も家族がいるから、リレーで荷物を運びたいんでしょうか。

それにしても、こんな狭い地域に限定して、果たして物件は見つかるんでしょうか。「□□町○丁目」の住民何十何百世帯にとっては、まるでイス取りゲームで追っ払われる気持ちですわよね。

６人家族がマンション２室に分かれてお住まいなのですね。夫婦２人と子供４人なんでしょうか。夫婦２人と末っ子がマンションの１室、あとの子供がもう1室なんでしょうか。

いえいえ、やっぱり夫婦２人と子供２人が１室、ジジババ２人がもう１室ですわよね。きっと今度同居なさりたいのね。それで、夫婦で１部屋、子供部屋が２部屋、ジジババが１部屋、お客様をお泊めする１部屋、計５LDKなのね。ご主人の両親かしら、奥様のご両親かしら。同居を決断するの、大変だったかしら。南側のお部屋の争奪戦では誰が勝利を収めるのかしら。いろいろと想像力を掻き立てる広告でございます。

さらに別の「求む、売却不動産」の人のことも書いてありました。「小さな庭付きを希望」。大きな庭じゃあイヤってところがちょっと我がままですわね。

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小学校６年生の時、社会科で初めて日本史を学びましたね。先生が読み上げられるまさにその瞬間まで「せいとく・ふとこ」と信じておりました。当時お札に出ていた「ふとこ」さんのお顔は知っておりました。おヒゲも太くって、頭でっかちね、聖徳太子さんったら、と思っておりました。

中学校の社会の先生に教わりました。「いい国つくろう、鎌倉幕府・1192年」なんですね。いいくに(1192)は吾郎合わせですわね。高校では日本史を選択しなかった非国民でした。でも、20年以上たった今も忘れられません。「いい国つくろう、鎌倉幕府・1192年！」

これを忘れることさえできたら、脳みそのスペースに余裕ができて、世界史の年号をもっと覚えることができたのに、と悔やまれます。大学入試の会場で、準備不足で焦りまくったものでした。肝心の問題の答は思い出せないのに、「いい国つくろう、鎌倉幕府・1192年！」ばかり頭を駆け巡っていたりしたんですね。・・・その入試は失敗しました(溜息)。

(ついでに思い出した、その先生のお気に入り。地理の時間、「阿蘇山は横たわった女性のボインに似ています」と教えられました。以来、阿蘇山と聞くたびに、その先生のその言葉とやらしそうな笑顔を思い出します。くく〜う、どうしてくれようぞ。)

さらに、高校の世界史の先生が、ご自分の価値観を押し付けるお方だったのです。ロシアの再婚した女帝のことを、「エカテリーナはお古！」と何度ものたまったのですわ。こういうのは、「お古！」という部分だけしっかり記憶されます。コロンブスが新大陸からもたらした「病気」も然りでございました。入試の場でロシア史やコロンブスが出た時、「お古」だの「病気」だのしか思い出せず、肝心の年号や史実の記憶は真っ白で焦りまくりました。

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あるまぶしい夏の終わりの日でした。「美形男近々入社！」の報が全女子社員を駆け巡りましたの。こういう時の女性の結束力は男性社員には永久に理解不能かと思いますわ。ある女傑取締役のおばちゃんですら、「彼は9月15日付けで入社よ」とあたくしたち平民にそっと情報横流ししてくれたものでした。

そして、噂の彼、毬男(まりお)さんは満を持してご登場なさいました。何でも２代前まで伊太利亜人でいらっしゃったそうで、日本人ばなれした端正な、濃いお顔でいらっしゃいましたの。髪の毛のグリースもコテコテギラギラの濃さでいらっしゃいました。また、香水もガスマスクが必要かと思うほど濃厚な匂いでいらっしゃいました。まさに、最高級のイタリアン・ドレッシングにサウザンドアイランドを加えたような濃いお方でした。

残念ながら、虎視耽々と待ち構えていた女性社員たちにはちょっと高嶺の花、はきだめにツルすぎました。

ヨネコさんも、「毬男さんって、ちょっとお腹一杯って感じになっちゃうわね」とこぼしておられました。(注：そんなこと言われなくても、毬男さんは社外に藤原紀香そっくりのカノジョがおられました)

あらためてヨネコさんは、しょうゆ顔のまちゅーら君の魅力を再発見できたわけです。目からウロコの発見があまりにも嬉しかったヨネコさんは、感動の余りいきなりまちゅーら君のお席にまで会いに行っちゃいました。

「まちゅーらさん、今夜あたしの友達のお誕生日なんです。一緒にお食事にいらっしゃいませんか？」

まちゅーら君は驚いたようにヨネコさんを見て、しばらく返事をしませんでした。で、穏やかに言いました。

「すみません。今日はもう予定が入ってますので。」

ああ残念！やはり急なお誘いじゃあ無理ですわよね、ヨネコさん。ちなみに、これがヨネコさんとまちゅーら君の記念すべき初めての会話でした。

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今朝は心がほのぼのとするメールを受け取りましたの。昨日仕事でお世話してあげた入社3月弱の本間さん(♂、30歳位)からのメールでした。美形との噂もありますが、直接お顔を見ているわけではありません。

「まことに、お急がしところ 大変ありがとうございました。 ホンマ」

「お急がしところ」はママです。ちょっと可愛いけど、本間さん、入社後3カ月はまだ試用期間なのよ。こーんな間違いは、いけません いけません いけません。

でも、最後にわざとカタカナで『ホンマ』とお書きになったのは、英語で言う “Thank you very much, indeed!”のindeed（ホンマに）の部分とご自分のお名前をかけていらっしゃるのね。んもう、心憎いんだから、ホンマさんったら！ゆるします ゆるします ゆるします。

それからさらに、夢楽堂様のアザミのお花を見て、昔を思い出してほのぼのしました。昔2人の新人女性歌手が競作で「アザミ」という歌を売り出していたのを思い出しました。その歌はだんだんテンポを速めながら「ア〜ザ〜ミ、ア・ザ・ミ アザミ アザミ アザミ アザミーの花〜」って歌詞でした。・・・売れませんでした。厳しい世界ですね。

そういえば昔、ドサ回りしながら新曲を必死に売り歩いている新人歌手の苦労話を取り上げる番組ってありましたね。幼ごころに涙を流しながらテレビに釘付けの少女でございました。「ああ、誰かあの歌手さんのレコード買ってあげてよ」って。

この苦労話、現在12チャンネルでやっている「愛の貧乏脱出大作戦」に通じるものがございます。しっかし、全部冷凍食品レンジでチンだけの喫茶店で経営難って言われましてもねえ・・・。食中毒起こす心配ないからマシでしょって言われりゃそれまでですが。

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夢楽堂さんのハチのお写真を見て、子供の頃はやった「ハチのむさしは死んだのさ」という唄を思い出しました。

♪ハチの〜ムサシは　向こう見ず〜
真赤に燃えてるお日様に
試合を〜いどんで〜　負けたのさ〜
焼かれて〜落ちて〜　死んだのさ〜♪
(「ハチのムサシは死んだのさ」詞：内田良平・むろふしチコ)

子供心に、このハチはいったい何をしようとしたのか、ずっと悩んでおりました。大気圏を脱出して太陽の所まで宇宙飛行しようとしたのかしら。そういや、「ハチの三恵子(みえこ)」さんでしたっけ？ハチは１度刺して死ぬというセリフで有名になったマダムがいらっしゃいましたわね。

実はあたくし、虫が大っきらいなんです。かつて結婚式の定番だった「てんとう虫のサンバ」もあたくしには信じられない唄でした。

♪あなたと私が 夢の国
森の小さな教会で 結婚式をあげました
照れてるあなたに虫たちが
くちづけせよとはやしたて・・・
赤青黄色の 衣装をつけた
てんとう虫がしゃしゃり出て・・・
(「てんとう虫のサンバ」詞：さいとう大三)

うちの実家でテントウ虫が大量発生した夏は、ほんと地獄でしたわ。目覚めたらベッドの脇にテントウ虫が数匹いる日が続きました。虫嫌いなあたくしには、まさにオカルトの日々でした。
それにしても「虫たちが・・・はやしたて」って蛾さんや毛虫さんやヘビさんが囃し立てられたんでしょうか。ああ、怖すぎます。

そうそう、ヨネ子さんが助産婦さんになった暁には、「お嫁産婆」を歌ってもらいましょう。♪あわてナイで、おヨネ産婆♪

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ずっと仰向けで眠ってるもので。・・・それは絶壁。

痛くてのたうちまわるって聞きました。・・・それは結石。

あたくし、回し飲みができない子供でした。だって、だれかのつばが、別の誰かのつばと化学反応するんじゃないか、と心配で仕方なかったんです。中学の夏の部活の日、前日から凍らせた麦茶が半分とけた頃、友達に、「ねえ、たらんてらちゃん、それ飲ませてよ」「氷、半分かんでもいい？」と詰め寄られるたびに、顔で笑って心で卒倒しておりましたの。

今でも、家族以外の大勢で鍋をつつくっていうのが実は苦手なんです。あの人のお箸のつばとこの人のお箸のつばがお湯の中に入って、混合スープのダシができちゃうのねって。

外出先のトイレでは、ペーパーを触る時、苦悩しちゃいますわ。ああ、前の人は手を洗う前にこのペーパーをお触りになったのね。いやん。

プールに行きますと、もしかして今泳いでいる誰かがこっそりおもらししてたらどうしようかしら、と気になって仕方がありませんの。

電車の吊り革やエレベーターのボタンは、インフルエンザの感染の温床、ときけば、決して素手では触るまい、と決意しておりました。

O157の食中毒が問題になって以来、牛肉の生肉を触るのが恐怖になりました。焼き肉は完全に火を遠さなければならないので、いつもカリカリになるまで焼きますの。ちょっぴりビターなお味ね。

でも、そうすると惰唖厘が意地悪なツッコミを入れるのです。「じゃあ、外食先でどういう不潔な調理をされているか気にならないのか？」ああ、その通りでございますわね。知らぬが仏。「カラオケマイクは？」ええ、それは全然平気なんです。前の人がなめてたとしても。「じゃあ、自分の箸を床に落としたらどうするのか？」そうでした、手でパンパンっとはたいて、ハイOKってやってますわ。

先頭 表紙

♪今日は楽しいどうそうかい。

♪着て行くドレスは、どうしょうかい

♪ヨ〜ネコさんも、来るんかい？

(ここでクルンクルンと回転するヨネコさんを回想)

♪エンジェル・ゐん具しょってるかい

♪あたくしのは壊れたって、知ってるかい

♪うぉう、翼の折れたえんじぇるかい

♪この日記のこと知ってるかい？

♪知ってたら、すみません すみません すみません

ざんげの部屋

注1：学校じゃなく会社の同窓会ですの。まさに「あの人は今」会ですの。
注2：同期会ではありませんの。参加者の年齢は上は60代、下は30歳前後と思われます。

先頭 表紙

帰りがけに○○急便のトラックが停車してました。荷台の後ろにステッカーが貼ってありました。

「このトラックは横断歩道の手前で停まります」

うーん。じゃあ、別のトラックの荷台の後ろのステッカーは「このトラックは横断歩道を越えて停まります」「横断歩道の真ん中で停まります」なんでございましょうか。ああ、悩ましいあたくしでございます。

トラックと言えば、あたくしの幼い頃、家の近くの幹線道路を△△鋼管のトラックが採石場から工場までガーガー音をたてながら、毎日何往復もしておりました。子供心に、トラックの正面って、ブルドックの顔に似ているな、と思っておりました。何だか怖そうな・・・。

だから、△△鋼管のトラック群が通るたびに、少女時代のあたくしは「ニッチも沙っ知もど・う・に・も・ブルドッグ〜♪」と歌っておりました。あ、この歌を歌っていたのは、「フォーリーぶす」というジャニーズ４人組でしたのよ。コーちゃんこと北公次さんのファンでしたの、あたくし。

今でも大手町の△△鋼管ビルの前を通るたびに、「ニッチも沙っ知もど・う・に・も・ブルドッグ〜♪」と心の中で歌っております。

(おまけ) 子供の頃、他の車の正面もや動物の顔に見えてたのでございました。ワーゲンなんて(当時は車名など知る由もありませんでしたが)コルゲンのカエルさんね、と思ってましたの。

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