2001-09-04 本のお話し「海浜棒球始末記　〜ウ・リーグ熱風録」
2001-09-03 本のお話し「四万十風来」
2001-09-02 F-1のお話し・ベルギーグランプリ
2001-09-01 F-1のお話し・ベルギーグランプリ予選
2001-08-31 戦闘モード・オン
2001-08-29 F-1のお話し・ベルギーグランプリ・プレビュー
2001-08-28 漂流の人
2001-08-27 yum yum!
2001-08-26 素晴らしい演奏
2001-08-25 F-1のお話し・ケンティレル死去

「海浜棒球始末記　〜ウ・リーグ熱風録〜」（椎名誠・文芸春秋）を読了。
ハイペースで新刊を出しつづけるシーナさんであるが、この本は読了感がなかなか新鮮であった。

南方の浜に流れ着いた浮き球を使って３角ベースを始めたシーナさんたち。
軽く硬く、そして真中にロープを通すために開いた穴によって、
浮き球は思いもよらない方向に飛んだり、変化したりしてしまうのだ。
また、バッティング時の音がスコーンと気持ち良いとのこと。

この遊びをしているうちに、だんだんと人が集まってきて、
大会、リーグ戦、全国大会等を開催するまでになってしまった。
その一部始終を、楽しみながらも唖然と見つめるシーナさんの視線でお話しはすすんでいく。

この唖然としたシーナさんというのがなんとも面白い。
彼はそれを率直に認めていて、自分のコントロールしている範疇をはるかに超えて
拡大していくこの遊びを、目を細めて、また軽妙な洒落の気持ちを忘れずに接しているのだ。

「いやはや隊」のメンバーもほぼ全員出ている。
シーナ本関連で分類するのであれば、これはあやしい探検隊シリーズの流れに近いのかもしれないが、
これからお話しとしてどんどん展開していきそうな可能性が濃厚なので新シリーズとして
考えたほうが良さそうであるような気がする。

僕もこの浮き球３角ベース、やってみたいなぁ！

先頭 表紙

「四万十風来　〜水の交友録〜」（岡田孝夫・ＮＴＴ出版）を読了。

水中写真家・岡田孝夫のもうそれはそれは自分丸出し、入魂の一冊。
僕はかねがね自分を丸出しする本はいい本だ、と思っていたが、
彼は中村に住む彼の周りの人々から彼自身まで、どーんとありのままを書いていて、
まさに僕が好きな部類の本と言える。「どーん」感覚がすきなのだ

この「どーん」という感覚はそのまま掲載されている写真にも当てはまる。
どーんと、激しくも美しい四万十川と太平洋のありのままの自然を
これだけ濃く、美しくまとめている本はないと思う。

そう、ありのまま。

彼も美しくありのままでいた人なのだろうなぁ、と僕は思った。

この本、残念ながら絶版のようです。
僕は図書館で見つけることができました。
神保町方面へ向かった際に探す本のリストに加えたいと思います。
みかりん、この本を教えてくれてどうもありがとう。ステキな本だね。

先頭 表紙

今年のベルギーグランプリはすごく荒れたレースとなった。

なんと言ってもまずは、ルチアーノ・ブルティのクラッシュ。
高速・ブランシモンコーナーでアーバインがブルティのフロントウィングに接触。
時速３００キロ近いスピードで２台はコントロールを失った。
アーバインはグリーンゾーンでスピンして車を止めたが、
ブルティはサスペンションも壊れたため、ほとんど何もできずに
タイヤバリアに突入。何重にも重ねられたタイヤがその衝撃を吸収はしたが、
激しくタイヤの束が宙に舞った。

正直、「やばい」と、思った。

９４年５月のサンマリノグランプリの嫌な感触を味わった。
すぐに救助にあたる多数のマーシャル。ぶつかったアーバインも救助に参加。
タイヤの束の下に車がもぐりこんでしまったために、皆でまずはタイヤを除去。
なんとかブルティの乗るプロストのマシーンは引っ張り出されたものの、彼はまだ出てこない。

その後、ニュースで知った話しによると、首等を固定する作業に時間がかかったそうである。
彼は生命の問題がなかったばかりでなく、骨折もしていなかったとのこと。
ほんとに安心した。

その後のレースはいったん中断の後、再開。
フィジコとデビクルの延々と激しいバトル。（デビクルの鮮やかな一本勝ち）
アレジとラル夫の超接近バトル。（アレジのよりきり・粘り勝ち）
といった、すごくしびれるバトルが見られた。

そしてシューミはプロストが今まで持っていた５１勝という偉大な
Ｆ−１通算勝利記録を塗り替えた。ほんとにすごいことだ。

いろいろあったが、最終的にはしびれるグランプリだった。

先頭 表紙

ウェットコンディションからドライへと変化する中での予選セッション。
終了間際にポールポジションを取ったのは、「コロンビアの暴れん坊」こと、モントーヤ。
２位：ラル夫、３位シューミ。

パルクフェルメ（車一時停車場？）に帰ってきたモントーヤはガッツポーズ。
後から帰ってきた、口惜しいシューミは一瞬、モントーヤを轢きそうに
車を進入したように見えたのは僕の錯覚（であろうな、、）
決勝のシューミｖｓモントーヤ、あるいはラル夫の対決が楽しみだ。

しかし、ちょい濡れ路面の状態でもミシュランは速いようだ。
ウィリアムズ勢のみならず、４位のフレンツェン、８位フィジコというのは
明らかにいつもの勢力地図を覆している気がする。

個人的にはとにかく熱い激しいレースが見たい。

＜今日の勉強＞
財務会計：社債、債務リストラ処理

先頭 表紙

１１月のＣＰＡ試験に向けて、戦闘モードオンにしたいと思います。
とはいっても、気持ちの問題。１日１２時間も勉強しているわけではないですが。
気合を入れていきたいと思っています。よみがえれ！集中力＆暗記力！

今日は図書館へ。ところがあいにく休館日。
そこで近くのファミレスで４時間弱、居座って勉強。
僕のほかにも女の子が向かいで勉強している。やはり図書館から流れてきたのであろうか。


＜今日の勉強＞
財務会計：現在価値と未来価値（過去問題集）
監査：監査のスタンダード（過去問題集）

先頭 表紙

今週末はＦ−１のベルギーグランプリが開催される。
会場となるスパ・フランコルシャンサーキットは多くのドライバーが
「世界最高のサーキット」と評するサーキットでなのだ。

で、世界最高ってなのか？っていうのは人によって分かれるところであろう。
もちろん、ドライバーにとって運転のしがいがある、観客にとって見ごたえがある、
というのも分かれるところであろう。

しかし、このスパは間違いなしに両者にとって刺激的なコースだと思う。

短いストレートの突き当たりは「ラ・ソソース」という名のヘアピンコーナー。
スタート直後は多くの車がこのコーナーに殺到するので事故が起きやすい。
ドライバーによってこのコーナーの脱出コース取りが異なることも面白い。
荒法師と呼ばれた（日本だけか？）愛すべきマンちゃんは豪快に大回りしたのを思い出す。

そして、世界一恐ろしく、極上のコーナー、「オー・ルージュ」。
ものすごい急坂を登りながら、左・右・左。
あっという間に登りきる。スピードはおそらく時速二百八十キロ以上。
でも一歩間違えると大クラッシュ。大体必ず１年に１回は誰かがクラッシュする。
それはもう絶対助からないだろう、と思ってしまうほどの阿鼻叫喚の世界だ。
でも、なんとか大丈夫な場合がほとんどだ。

とりあえずコースの前半だけ触れたが、とにかく激しいコース。
去年はシューマッハとハッキネンの炎の出るような激しいバトルが見られた。
１週７キロのこの長いコースで行われるグランプリは、Ｆ−１ファンでなくとも
面白いと感じられるのではないかと思う。

ああ、楽しみ楽しみ！

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１ヶ月の漂流の末、衰弱しながらも発見された武智三繁さんをテレビでお見かけしました。
なんともひょうひょうとしていて、生死の狭間をさまよった緊張感を感じさせないで、
それがなんだか逆に、その日々を強く連想させられる強い方でした。

「すいかでも流れてこないかなぁ〜、と思っていた」



ん？この感覚、どこかで読んだことがあるぞ？

思い出してみた。そう、それはかつて読んですごくはまった本の中の感覚だ。
「アマゾン漂流日記」（窓社・坪井伸吾）だ。

この本の筆者は考えた。南米で「アマゾン川をいかだで下りたいなぁ」と。
適当にメンバーを集め、適当に出発。案の定、いろいろな災難に見舞われる。
嵐、軍の攻撃、奇怪な魚、虫、体調不良、等々。でも、この本の全編を通して感じられるのが、
前述の武智さんと同じ、「なんとかなるだろう」という、淡々とした感じなのである。
もう、ほんとに自分の命がやばいのに素晴らしくもそのイズムは最後まで貫かれているのである。
もう一度、読み返してみたくなった。

もともとシーナさんが新宿赤マントで絶賛していたので読んでみたのであるが、
去年読んだ本の中で、５本の指に入るほど面白かった本でした。

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今日はお仕事。

会社のビルにパン屋さん「ヴィ・ド・フランス」が入っていて、
いつもそこでパンを購入してお昼にしている。
今日は「明太子パン」にチャレンジ。

２０センチほどの大きさのフランスパンに、塩っけの利いた明太子がのっかっているのだ。
お値段は１８０円。見た目にはなんだかアンバランスなのである。
でも、お味がなんともうまいのだ！
オススメです。どこかで見かけたらぜひ食べてみてください。

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昨日は千葉にて結婚式。
久々に会う新郎はまったくかわりなく、
ユーモア＆サービス精神たっぷりのままなのが嬉しい。
新婦はなんともチャーミングなお方でピアニスト。
列席の方もピアニストの方が多く、クラシックのピアノ演奏プレゼントがどれも素晴らしかった。
心底、うっとりしてしまう。

すると、今までまったくピアノをやっていなかった新郎が
なんとショパンを演奏。一同、驚きにどよめく。
しかしちゃんと弾けていたのでやんやの喝采を受けていた。びっくり！
愛の力であろうな。

美しい音楽、美しい友のお陰で心にみずみずしさが戻った気がする。
ありがたいことだ。


今日は夜、友人のライブへ。
渋谷に出るのもすごく久々であった。
すると大学卒業以来の古い友人と思いがけず再開。
彼もかつてカナダに１年ほど行っていたので英語の話や職の話で会話が弾む。
メアドを交換。

このように振り返ると、古い友人に会う機会が多い。
再開は刺激的で面白いことが多い。

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本日、Ｆ１界の名伯楽と呼ばれたかつてのティレルチームのオーナー監督、
ケンティレル氏がガンのためお亡くなりになられた。７７歳だった。

ティレル・チームというと、オールドＦ１ファンでなくとも、馴染み深い。
中嶋悟、片山右京の２人の日本人パイロットが在籍したからだ。
古くは「たいれる・６輪車」や、このチームで２５勝したジャッキースチュワートで
有名であるが、残念な事に僕はその時代を文献でしか知らない。

僕はなんと言っても、８９年（９０年だったかもしれません）の日本グランプリで
中嶋悟が得意の１コーナーオーバーテイクの時に大観衆が大声援とともに拍手を送った際に
ケンが観衆に向かって「ありがとう」と、シェイカーを振るようなしぐさを見せた時を思い出す。
その嬉しそうな顔は、日本のすべてのＦ−１ファンに深い共感と感動を与えてくれた。
僕は涙が出るほど嬉しかった。

きっと、天国で同じく亡くなってしまった元ティレルチームのデザイナー、
ハーベイ・ポストレスウェイト博士とともに、Ｆ−１マシーンをこしらえて、
天国のドライバーと走らせていることであろう。

安らかに。ケン。

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