10日金曜日
朝、まりりん。の右目が充血しているのに気がつく
痒み、痛みが無いらしいので様子をみる
夜、用事があって尋ねてきた義姉に
この充血どう思う?と聞いてみる
「軽い結膜炎だろうね 目ヤニ出てないんでしょ?大丈夫よ」
なんて言いつつも最後には
「気になるようだったら明日でも病院行ってくれば?」
と言われる
翌日、土曜日
総合病院の眼科は午前中のみ診察
個人病院O眼科は午後は2時〜4時の間診察
この日の午前中はリピアノ教室
それらを天秤に掛けてみつつピアノに出発
お友達のお母さんたちと
「病院行ったほうがいい?」
「目ヤニ出てないしさ」
「明日痛みが来たら日曜だよ?」
「私なら年の為 病院で見てもらうかな」
なんて会話
今更、痛みなんて出ないだろうな
義姉の言うとおりきっと軽い結膜炎だと思うけど
午後からO眼科で診察してもらおうと予約を入れる
「まずは 視力検査からしますね
お母さんはそこの長椅子に座って待ってください」
看護士さんに促され
視力検査をするまりりん。を長椅子に座って眺める
「はい、この輪どこが開いてる?
ひらがな読めるかな?上から読んでみようか」
最初はアンタ何をモジモジしてんの ハッキリ答えいっ!!
「上!下!右!左!」ちゃんと答えろ!!と思ってた
首をかしげながら看護士さんが私に聞く
「お母さん 学校から視力に関してのお手紙貰ったこと無いですか?」
へ?
無いです。
それに一学期の学校で行われた視力検査では1.0でしたよ?
更に看護士さんは難しい顔をして
まりりん。に検査用のメガネを掛けさせ
レンズを入れる
そしたら モジモジまりりん。はハキハキまりりん。に変身した
み、見えてなかったのかっ!!
「お母さん まりりん。ちゃん 0.4ですね」
頭の中が真っ白になるってこういうこと?
ガーンガーンガーン
眼科 故にガーン・・・イヤ、そんなオヤジギャグはさておき(-_-;)
その後まりりん。診察室に入る
「お母さんはこのまま待っててください」
何にも考えられなくて私は私を呼んでくれるのを待つ
「お母さん〜」そう呼ばれた時は
すでにまりりん。は診察室から出てきていた
はじめて来た病院だから気がつかなかったけど
この病院の診察室は一方通行になっていて
入り口と出口があって
入り口の前で待たされていた私が出口に出てきたまりりん。を迎えに来いと呼ばれたんだ
「説明しますね 目薬は2種類です・・・」
看護士からは目の事ではなく
すでに薬の説明
私は親なのに医者と話が出来ないのか?
ココの医者は小学校一年生の子供相手に問診するのか?
目さえ診ればいいのか?
目薬はわかりました
視力検査の結果についてお聞きしたいのですが
夏休み前に学校から貰った健康カードでは1.0だった視力が0.4と言うことですが・・・
「一学期って言ってもそりゃ4月ですよ」
カーテンで仕切られていた診察室の奥から男性の声が聞こえる
おそらくココの院長だと思われる
顔さえ見せようとしない
「4月から5ヶ月も経ってるんだから もっと診難くなったらまた来て下さい」
私の聞き間違えじゃなかったら
彼はそう言った
は?でも・・・
聞き返そうとした私を遮るかのように看護士が
「またお子さんとお話をして黒板の字が見にくくなったりしたら来てください」
なんだこの病院は
まりりん。の視力低下と
病院の対応に腹を立てながら会計を済ます
慌てるな
総合病院がある
月曜日は総合病院に行こう
自分に言い聞かせて車のハンドルを握った |