キッザ○アに行ってきました。
何回か行った事のあるお友達のアドバイス通り、30分前についたのに、中で迷子になって、気がついたら、どこもここも長蛇の列。
なんとかもぐりこんだ最初のパン工場の仕事をするのに既に40分待!
2歳児が果たしてそんなに長い間、親と離れて座って待てるのでしょうか?
何事もやってみなければわからない。
そう考えて、試しにおねえちゃんと二人で座らせてみました。
後半、飽きてきたところにスタッフのお姉さんが話しかけてくれてなんとかクリア。
やればできるんだ〜。
そしていよいよガラス一枚隔てた中に。
親ができるのは、もう見守るだけ。
ちゃんと順番を待って、一人で手を洗おうとしてる!
割烹着を着ようとしてる!
説明も座って聞いてられる!
パン生地をひっぱって伸ばしてる!
くるくるまるめてる!
お辞儀してる!
お給金を受け取ってる!!!
最後に出口から飛び出して来た時は思わず抱きしめてしまいました。
まだまだ赤ちゃんだと思っていたのに、ちゃんと半人前の仕事をこなしてきたのです。
初めての場所で初めての仲間に混じっていたのに、一度も助けを求めなかった。
そうは言っても、相当緊張したのでしょう。
さすがに疲れたらしく欠伸をしはじめた2歳児。
でも、試練はまだまだ続くのでした。
次に消防署の列に並ばされました。
15分は待っていられた。
でも、そこで泣く寸前の顔になってしまい、スタッフの人にお願いして後半15分は抱っこ。
「みんな中に入るからケイちゃんも入ろうっか?」
「やだ。」
それでも中に押し込む鬼母。
泣くのを一所懸命我慢して、説明を聞くケイ。
体操の時間には既に固まっていました。
衣裳に着替えさせられて。
消防車に乗った途端。泣きました。
動き出したサイレンと同じくらい大きな声で。ずっと。
火災現場に到着して。
車から降りてきたケイをいったん抱きしめて。
消火活動に戻す鬼母。
どうやら怖かったのは薄暗いのと消防車から外が見えなかったことだったらしく。
お仕事はちゃんとこなしていました。
帰りの消防車にのせられそうになってまた号泣。
スタッフが「このまま乗せちゃってもいいですか?」
「もちろんです。お願いします。」と答える鬼母。
ひとつの事をやりとげる。って大事だと思ったから。
ケイならできると確信したから。
署に戻って、服を脱いで、ちょっとだけ離脱、抱っこしたけれど、お給料をいただく時はちゃんと戻っていきました。
お仕事二つ、クリア。
その次は。
ビューティサロンのお客さん。
明るいお部屋で、お客さんとして待ちながら、ガラス越しの私と手遊びをしたり椅子をがしがし齧ったり余裕の表情。
準備が終わって、制服を着たおねえちゃんに、10本の爪にマニュキアを全部塗ってもらって、ニコニコしながら戻ってきました。
すぐ、椅子に座って私が買っておいた飲み物、ポテトでやっと一息。
パン工場で、お土産でもらったクロワッサンもパクリ。
食後は飛行機に乗るおねえちゃんを別れて額縁屋さん。
もう、限界。説明を聞いている途中で船をこぎ始めました。
そこでリタイア。
抱っこでベビーカーまで連れて行ったら安心して寝はじめました。
2歳と1ヵ月。
がんばりました〜。
親の想像をはるかに超えた活躍で。
家に戻って、夕食の時。
「今日は疲れたわ。」
「え?なんで?ままは何をしたの?」とアイ。
「応援して疲れたのよっ!だっこもいっぱいしたし!」
そりゃ、確かに「お仕事」はしませんでしたけどね。
立ってみてるだけだって疲れるのよ。 |