2002-08-24 休止一周年！！（爆）
2001-08-24 夏が終わっちゃう
2001-08-01 ヘッドライン
2001-07-24 夏の小説
2001-07-20 ビーチカー？？
2001-07-17 音の話。
2001-06-29 キャンピングカーの話。
2001-06-25 ご心配お掛けしました。ぺこり。／バイク熱。
2001-05-23 カタログの話
2001-05-22 雨と露天風呂

えー、お久しぶりでございます（涙）。

休止一周年ということで、この一年かなり激動な日々を送ってまいりましたが

一年なんてアッという間ですね。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、１年前の
「バイクに乗りたい！」と言う願望はヘドが出るほど叶っていますので、ご心配なく（爆）。

皆さんの近況も聞きたいなー。どーしてますか？？

おっと、それからヤスさん、お誕生日おめでとうございます。幾つになったのかは聞きません（爆）。

ということで、放置しておいても撤去されないかどうかの実験は一応終了いたしましたが（笑）
この先は時間のあるときにちょくちょくアップしていこうかなと思っています。
なかなかイラストまで手が回らないしまた描けなくなってる恐れがありますが、また頑張って描いてみるか。

というわけで皆様、またよろしく。

つっこみ 先頭 表紙

久々にアップしようとしたら、夏も終わりに近づいてしまった！！（涙）

しかし、なんでこう、「暑くて暑くてたまらん！！いい加減にしてくれっ！！」と思っていた季節が終わりに近づくと「あ、もう終わっちゃうの？ちょっと、もーちょっと待って！」みたいな気分になるのは何故なんでしょうねー。こういう不思議な感覚は季節の中でも夏だけだなぁ。でも、旅に出るのに良い季節かもしれない。

なんか不思議なもので、イラストをチョコチョコ描くようになってからは、絵が描けないと日記も書く気にならないという、ついついサボりがちな要素が多くなってしまった。でも、いいか。マイペースで続けますので、ドゾ宜しく。ワタシにデンワクダサーイ（古過ぎるっ！！！）

------------------------------------------------------------------------------------
1983 Harley-Davidson XR1000

今、巷ではハーレー大人気！！昔は他の資本の元で（その資本とは、AMF！ボウリングマシン製造会社だぞ？？信じられっか？？諸君！）そのイメージに似合わず細々と操業していたこの名門も、ようやく花開き、今や一般レベルでの超優良企業としてアメリカの代表になるまでになってしまった。素直に喜ばしい事なんだけど、ひねくれ者のワタクシとしてはやっぱり「いかにも」のビッグツイン系よりスポーツスター、欲を言えばXRが大好きなのです。それも、モノホンのダートラ然としたイジリかたよりもあの幻のカフェ・スタイル、XLCRっぽく仕上げて乗ってみたいなぁ、別にレースとかしなくて良いから。とか思って描きましたよ。ちょっと調べたら、やっぱまだXRは高価いねー。壊れるらしいし。吊しのツインプラグ1200の方がどうやら速いらしいし（涙）。でも、あの無理矢理取り回したエキゾーストの格好良さったら、やっぱ敵わないッスなー。

つっこみ 先頭 表紙

【ヒーレー近況】
暑いので絞り気味とはいえ、記録的な低燃費（と言っても大したことはないけど。都内で確実に5km/L走ると言う程度）で助かっている。原因はまあ燃調がよく取れていることと、エアクリーナーが素通しの状態であること。何とかしなければと思っているのだが、前に付いていたフィルターを掃除して付け直す以外に何か面白いコトないかなぁと思っている状態。ファンネルも考えたけど、結構探したにもかかわらず、モノがない。

【先日の朝飯会】
7月末付けの朝飯会が一昨日あった。今回初参加は、アシュレイのレーシングカニ目のオーナーMさんの後輩という、Kさん。ジャガーEタイプのSr-1、4.2のロードスター、ちょっとブルーグレイがかった白というシブーイ配色。調子良さそうであった。teeさん、相変わらずドカで参加。バイクライターの、小野かつじさんが亡くなった事を知らされる。直接の面識はなかったけど、僕も長いことSRに乗っていたから大ショック....。黙祷。

【低公害車】
BMWの水素エンジン車（数寄屋橋ソニービルのショールームの前にディスプレイしてあったぞ）のマフラーから出てきた水を、グラスに入れてみんなで飲むというデモンストレーションに驚嘆。まあ、安全なのは解るけどちょっと、ね。自分が旧い車に乗ってる罪悪感からかどうかはわからないけど、ハイブリッドや新動力にはとても興味があるのだ、実は。ホンダのインサイト、+2シートで４人乗り登録で登場しろ！！色のバリエーションを豊富にして！！（笑）それから、ボルボの新しい「スモッグ・イーター」は画期的なアイディアだと思う。すぐにでも全てのメーカーが新車に装備するべきだ！

【バイクの話】
まだまだバイク熱は冷めやらず、あーでもないこーでもないと妄想中。月末発売のクルマ雑誌そっちのけで、本屋に行くとバイク雑誌立ち読みの嵐（笑）。ビューエル（アメリカのメーカー。ハーレーのエンジンを使ったレーサーで有名）が何かニューモデルを出すそうだ。まだ見ていないけど明日発売の雑誌で拝めるかな？
借り物でもイイから、夏の間に一日ぶらっと乗りにいきたいなー、ちっこいバイクでイイから。

【えとせとら】
最近のマイブーム。サンクスの本格直巻きおにぎりシリーズ、特に「ごま塩鮭はらす」。AGFの紙パックコーヒー、「挽きたてエスプレッソ」。貸しビデオショップのスタンプが溜まって、一気に借りてきたなかで見た「シベリアの理髪師」なかなか良かった。それと「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」。最高。この一年に見た映画のなかでは一番と言ってしまおうかな。実はこの二つ、リチャード・ハリス繋がり。ケーブルで子役時代のジョディー・フォスターの名作「別れのこだま」を偶然見て、リチャード・ハリスものを見たくなってしまったのだ。グラディエイターも最近見たばっかりだったけど、皇帝がそうだったとは気付きませんでした（涙）。

つっこみ 先頭 表紙

ちょっとコッ恥ずかしいような話だけど、青春時代（爆）、片岡義男を結構愛読していたなぁ。カルイといえばカルかったけれど、季節感の描写は素晴らしかった。特にバイク物は、読むだけで芭蕉言うところの「そぞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて取るもの手につかず」になってしまったものである。いま、あの辺の一連の作品は（当然文庫も含む）out of printになってしまい、ちょっと手に入れにくくなってしまった（古本屋を丹念に廻れば大丈夫）。 ああいう名作が再版されないのは、何故でしょう。

今月読んだ本：

双頭の鷲（上・下）／佐藤賢一
焚火の終わり（上・下）／宮本輝
エンデュアランス号漂流／アルフレッド・ランシング
第二次大戦回顧録　抄／ウィンストン・チャーチル
自殺／柳美里
鬱／花村萬月
魔頂チョモランマ／今井通子

つっこみ 先頭 表紙

うー暑い。暑いッスねー。

元々冬生まれだし、強力に暑いのは苦手なのだ。寒いのはいくらでもガマン出来るんだけどなぁ.........。
こう暑いとなかなかクルマというのも鬱陶しい。自分のクルマは灼熱地獄なのでこの際論外なのだけど、普通のクルマにしても町中の渋滞でエアコンを思いっきり全開で周りの空気をグイグイ暑くしている様を見て、げんなりしてしまう。だからあんまりクルマのこと考えたくないのだ！（笑）で、涼しいクルマとは何か？？そりゃあ、国産の新車、余裕のあるエンジンとエアコンでとにかく外界とは遮断された快適な空間をっ！！！というのは一つの回答としてあるけど、なんか「クルマバカ」としてもっと気の利いた回答はないモノでしょうか？？

ビーチカーという手があったか！！！（笑）

ビーチカー、っちゅーのは、ヨーロッパ（特にイタリアかフランス）の、文字通り海岸でお散歩に使うような遊びグルマのこと。小型の大衆車の屋根をぶった切ったものが多いんだけど、広い意味ではシトロエンのメアリのようにボディーごと換装してしまったユーティリティーカーなども含まれたりする。だから、フィアット５００やアウトビアンキの有名なビーチカーや、このルノー4「プレン・エール」みたいな純然たるお遊びグルマと、メアリやVW「シング」、初代バモス・ホンダやモーク、50系ジープのような「ちょっとマジメ」なモノという、大きく分ければ二つに別れるかな。
純然たるお遊びグルマ系のほうは改造車が多いから、まあけっこう「適当」な世界なんだけど、実物を見ると遊園地のクルマ的な可愛さが溢れていてとっても魅力的だ。

ただ、日本で実用に使ってると言う例は殆どないんじゃないかなぁ。何故か。それは......。

これじゃあ、逆に、暑いよ。（爆）

ヨーロッパの夏は日本に比べれば全然穏やかなんだろうなー。なにしろ、ビーチカーはマトモに幌なんぞ備えちゃいないようなモノが殆どで（あとからユーザーがパイプでシマシマの「テント」を組んだりしたものもある）、これじゃあ東洋の炎天下じゃ逆に非実用的だ（涙）。

で、夏は一体どういうクルマに乗ればよいのでしょうか。涙。

-----------------------------------------------------------------------------------
1968 RENAULT 4 "Plein Air"

つっこみ 先頭 表紙

それが何時のことだったのかははっきりわからないけれど、思い出す材料は二つばかりある。
一つは、家のクルマが箱スカGTの頃だったということ。そしてもう一つは、「そのバイク」が何であるか、どうやら正確に僕が判別できた、ということだ。だからおそらく小学校高学年、今から25年も前（！）の事になってしまう。場所は国道二十号上り線、笹子トンネル出口から百メートルぐらいのパーキングだった。もしかしたら国道百四十一号線（佐久甲州街道）海ノ口あたりのパーキングだったかもしれない。そのどちらかであるのは確かなんだけど。毎年一度の家族旅行の最終日帰り道でのことだった。ぶいはちは憶えているかなぁ。
初めて見るベベルのドゥカティ、黒金の900SSだった。こんなに長いのか。どうやって乗るんだろう。セパハンを見るのも初めてだったろう。それまでは出目金カウルが写真うつり悪くて、なんとも野暮なバイクだと子供心に思っていたのだが、事実は全く違った。一発で圧倒されてしまった。そして、近くで休んでいた持ち主が戻ってきた。キーを差してまたがり、キックペダルをクイクイと軽く転がしている。上死点を探しているだけなのだが、子供ゆえそうとは知らず、なにか不思議な儀式めいた動作に見えた。そして、彼が勢いをつけて人形のように上に飛んだ。弓なりになったカラダ全体でペダルを踏み降ろす。
夕暮れの谷あいに、低い爆発音が文字通り轟いた。蝉時雨が一瞬、途切れる。あの音は、文字で表現できないけれど、とても忘れられない。

最近よく言われることだけど、人間の感覚のなかでは、嗅覚が一番直接的に脳の記憶を司る部分に働きかけるらしい。忘れていた事をニオイで思い出すというヤツだ。

でも、僕にとって、クルマやバイクの思い出深い印象は、まず間違いなく「音」を伴っている。あの日のドカの爆音、日常的にそこらじゅうで聞こえた「L型6気筒」の音、「2T-G」の音、スバル1000のボボボボ（これは今でもレガシィが継承しているから懐かしい）という間違えようのない音、ロータリーの吐き出すような連続音、旧い白バイ、CB450（憶えてますか？サイドカバーに蛍光テープを斜めにシマシマに貼ってましたねぇ）の弾けるようなツインの音、ちょっと思いつくままに挙げてもキリがない。ホンダの2ストは何であんなに、揃いも揃って音が良くないんだろう..............？？ラビットやピジョンの、「ンボ〜〜〜ッ」というスクーター独特の連続音（これも最近のブームで復活した。マジェスティーにスーパートラップをカマした音はなかなか似てますよ）、パブリカのバタバタいう音........。

昔、音を聞いただけで何が走ってきたのか解ったのは、別の僕の耳が良かったからというわけではないだろう。

今、下の道を走っていったのは何だろう............？もう、ポルシェぐらいしか解らなくなってしまった。

先頭 表紙

昔、キャンピングカーと聞くとすっごくワクワクしたもんだ。こんなにいっぱい人が乗れて、中で寝ることが出来て、食事もトイレもクルマで出来る！！大人になったら、スポーツカーとは別に絶対こんなクルマに乗ってあっちこっち旅をしてやるのだっ！！

と、思った人、結構居るでしょ？？（笑）

で、今周りを見渡してみると、まあ専用キャンピングカーは別として、昔僕等が夢見ていたようなRVが腐るほどいるわいるわ、いったいどうしてしまったんでしょう。で、やったぁっ！！俺は絶対ボンゴ・フレンディー買ってやるぅぅぅっ！！と、喜んだ人！！？？手を挙げて下さい。


でしょ？（苦笑）


なんででしょうね。ボンゴフレンディーが悪いワケじゃないと思うんですけど。でも、俺等が夢のない大人になってしまっただけなんでしょうかね？？うーむ。

でも、ここで言いたかったのは、クルマが夢のない作りになってしまったということでないんです。

ボンゴフレンディーの発売で喜んだ人というのは、エライと思う。バカにして言っているのではありませんよ。子供の頃キャンピングカーと聞いてワクワクした気持っていうのは、間違いなく本来のクルマの魅力に気付いていたればこそ、だと思うんですよね。で、あれでいいんだ、と思うんですよ、ボンゴフレンディーで。あのクルマを見て「これじゃあなぁ....。」と思ってしまう様な、僕のような人は本当にキャンピングカーに憧れていたわけでもないのかな、ということなんです。

でもやっぱりいいなぁ、と思うクルマはあるけど。
------------------------------------------------------------------------------------
'66 VW type2 campmobile by Devon
実はカニ目乗りのカメラマンの「Iさん」はワーゲンキチで、これほど旧いヤツではないけどこの次の次のT2（カラヴェル）のウェストファリア製キャンパーを持っている。何年か前のSHCC（湘南ヒストリックカークラブ）恒例大磯ジムカーナ大会の折り、カラヴェルで遊びに来て、見事に「海辺の喫茶店」状態になったことがあった。ちょっと羨ましかったなー。

先頭 表紙

皆様、長いこと断りもなくお休みしてしまいまして、すみませんでした。色々ご心配いただいて恐縮しています。で、ようやく復活の運びとなりましたので、またどうぞ宜しく。前回のようなペースで行けるかどうかは分からないところですが、まぁ、また頑張ろうと思います。

すっかり梅雨になってしまった。で、梅雨の時期に考えるのは、なんといっても梅雨明けのことだ。梅雨が明ければ、夏になる。で、夏はバイクの季節だ！！！と盛り上がるのだが、

実は今、バイクは持って無いのだ（泣）。

思い起こせばワタクシブギ６、就職して普通免許を取るまでは（それまでもクルマ大好きだったけど）すっかりバイクの人であった。で、クルマに乗るようになってから一時的にバイク、復活したことがある。30になるちょっと前に、「２スト乗りたい！今乗っておかないともう体がきっと付いていけなくなる！！」という強迫観念と夏前の「どうしてもバイクに乗りたい！」熱がダブルで取り憑いて、スタジオに行く途中のバイク屋さんを巡る日々が続いた。当時2ストというとやはりレプリカが主流（ブームは既に去っていたけど）で、最初に狙ったのは後方排気のTZRだった。チャンバー内蔵のテールカウルのカッチョ良さといったら、なかったのだ。で、程度の良い中古が出てきて、試乗させてもらう。そして、

ポ、ポ、ポジションがキビシイ！！！（号泣）

これで町中をウロウロしたり長距離やるのは相当な根性が必要である。で、レプリカはあっさり諦めて思いついたのが、TDR！！！（笑）これは凄いバイクだった。なにが凄いって、まあ、速いのは速い（初期型TZRのパラレルツインをDTのフレームに載っけた様なモンだし、リアのスプロケがTDRより全然歯数が多いからスタートダッシュはリッターバイク並み）のだが、一番凄いのは、ケムリ！！煙で有名なのは何と言ってもSSマッハだけど、自分のバイクとして罪の意識が加わるとSSなんざメじゃないほど世の中を真っ白にしている気がした。かといって、やっぱり飛ばしてばっかりいたので、焼き付きが怖くて絞ろうと言う気にならない。長距離はシートが全然ダメ、峠ではノーマルのタイヤがダメ、高速ではポジションが起きているからダメ、と何処へ行ってもダメな変なバイクだったけど、面白かったなぁ。でも、何故か２ストに対しては「深い愛」を抱けなかったのも事実。熱が冷めると、なんか凄く疎ましい存在になってしまった。可哀相だったなぁ。遊ぶのにはサイコー盛り上がるけど、長く大事に乗る、というのはやっぱり４ストだなぁ、と思ってしまった。皆さんは如何？
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2001 MOTO GUZZI V11 Sport 今一番乗ってみたいバイク。どんなんだろう。ドキドキ。

先頭 表紙

子供の頃、家にはクルマのカタログがたくさん取ってあった。今みたいにクルマ雑誌が氾濫する世の中ではなかったから、クルマバカの子供にとってはカタログが貴重な夢の出入り口だったのだ。

中でも、ずば抜けて素晴らしい出来だったのは、伯父が渡米した際にお土産に持って帰ってきてくれたという、1956年型リンカーン・コンティネンタル２の大きな大きな（A3ぐらいあったと思う）カタログだった。分厚い上質紙に印刷してあって、また写真やイラストも最高の物だった。良きアメリカの最後の時代を飾る高級車とそれを引き立てるモデルさんたち。夢のような大きなお屋敷や公園のような庭、石造りの大きなビル。このカタログだけはオヤジが大事にしていたので、その他の国産の二枚折りパンフなどとは全然違う扱いを受けており、子供の手の届かない天袋に保存してあって、なかなか出して見せて貰えなかったのを憶えている。

昔のカタログというものは、カラー写真の撮影技術やプリント・印刷技術に問題があったため、水彩画やモノクロ写真に着彩（いわゆる人着）した絵が多く使われているけど、それがまた職人芸の世界でとても素晴らしかった。今でも昔のカタログ集などでお目にかかれる水彩画のかっこよさには思わず見とれてしまう。また、シトロエンをはじめとするフランス車のカタログは、クルマのディティールに関するテクニカルな描写というものが殆どない代わりに、その車に最高に似合った景色、ロケーションのなかで実に素敵な雰囲気の写真を撮影しているし、ほとんどそれのみで構成している、写真集のようなカタログさえ、ある。思えば、自分の描くクルマの絵も、こういう昔のカタログ写真に対する憧れのようなものなのかも知れない。

今の子供も、いや、クルマバカの子供は、昔の僕等のようにディーラーに行って「カタログ下さいな」などとやっているのだろうか....。おそらく、やっていないだろうなぁ。

っていうか、今、クルマバカな子供って、いるのだろうか？　

いや、クルマバカな子供が憧れるクルマって、あるのだろうか.....。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
1964 Ford "Lotus-Cortina" Mk-1　ph2
最近、ココの常連「うっすぃ」氏が純粋足グルマを格安で購入した。先代フェアレディーＺ（Z31）の2by2、つまり４人乗りである。で、夜中に遊びに来た彼と、その彼女と僕とウチのカミさんでお散歩ドライブに出かけたのだが.......。これが、イイのだ！！（爆）４人乗れるクルマって、素晴らしい！と言うわけで、最近はいわゆる「箱モノ」がちょっと気になるブギ６でありました。で、突き詰めていくと（突き詰めるな、の声アリ・笑）やっぱり自分の生まれ年ぐらいのクルマに憧れるんだよね。

先頭 表紙

６月になると、雨の季節だ。

オープンカーに乗るようになってから、やはり、天気に敏感になった。一番心配なのは、雨になるかどうかと言うよりも、気温の問題なのだけど。旧いクルマは気温によってとても調子が変わるので、出かける前に今日のルート（都内を仕事でウロウロするのか、ドライブに行くのか、高いところに登るのか、渋滞の可能性は？等々）をざっと予想して、必要なときはキャブをいじくったりしなければならない。

雨に一番神経質になっていたのは、当然ながらバイクの頃だった。何しろそれしかアシがなかったし、人間むきだしのバイクは長距離降られっぱなしだと最悪だからだ。でも、「ああ、降るな、降るな」と思っているときが一番イヤなときで、いざザーザー降ってくるとアッと言う間に腹が据わってしまい（笑）、♪〜I'm singin' in the Rain〜♪〜Just singin' in the Rain〜〜♪（あ！歌詞の無断引用すんません）というよーな気分になってしまうのだからいい加減なもんである（爆）。

大学の頃、サークルの仲間としょっちゅう伊豆に合宿に行った。合宿と言ってもなにか切磋琢磨するわけでは全然なく、ただただ安宿と露天風呂のタダ入りをひたすら繰り返すのである。多くのメンバーはバイクだったから、道中夕立にあってずぶ濡れになると、アタマの中は目的地の露天風呂でいっぱいになった。僕等が好んで行ったのは松崎の南、岩地温泉の兵衛風呂、通称「地蔵の湯」である。海岸沿いにある無料・２４時間の露天風呂で、夏はちょうど良いが冬は時々湯の温度が低いときがあって、せっかく辿り着いたのにぬるぬるの風呂だと本当にガックリして暴れたりした。そんなときは、（今だから時効と思って白状するが）堂ヶ島まで戻って、町営の断崖絶壁の上にある露天風呂を「ジャック」しに行くのだ（爆）。夕方までの営業時には500円とかそれぐらいの格安料金で入れるからいいのだが、残念なのは早めの時間に終わってしまう事である。そこで、ここに夜中とか明け方到着した場合、タダ入りしてしまうのである。といっても、鍵を壊したりするような犯罪丸出しの行為をしなくても、度胸さえあれば誰でも出来ることで、要は露天風呂の「断崖絶壁」側を、着替えを口にくわえて回り込むのだ。それほど足場は悪くないのだが、足元は100mぐらい下に波頭が白く砕け散っているので、スリルは満点である。女湯の方が奥にあるので、女の子たちも一緒にいた場合は、より距離を回り込まなければならない点を考えて、男子が奥の女湯まで回り込むという作戦を採った。

今から考えるとバカなことよくやってたなぁと思うけど、雨の中バイクでひたすら夜中の八王子くんだりからノンストップで南伊豆まで走り、雨上がりの明け方に、海に沈む朧月を見ながら楽しむ断崖絶壁の露天風呂はもう、最高でしたよ。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
1959 Land-Rover series2 109inch station-wagon

先頭 表紙