2001-02-24 怪しい男の独り言
2001-02-23 怪しい店、屋根の上には何がある（クイズです）
2001-02-23 中島みゆき生誕記念数字クイズ（ロト選択権付）
2001-02-23 夜明け前、家路へ急ぐ「女」たち〜あやしい紳士録（３）
2001-02-22 迷える子羊のために（悪徳セールス撃退法）
2001-02-22 知人の名を騙ったセールス（オラは怒ったぞ〜）
2001-02-21 ニャロメのヘッドカバー
2001-02-21 セント・バレンタイン・デーの虐殺（３）〜心の隙間
2001-02-21 愛しのニャロメ（赤塚の点字本）」
2001-02-20 これでいいのだ〜バカボン精神

・いろいろ怪しい人を紹介してきたが、夢楽堂こそ怪しいおじさんなのかも知れない。最近は、どこへ行ってもデジカメをパシャパシャやる。電車のなかで仕事とはいえ原稿を書いている。現在、南極三号（モバイル用ＰＣ）がご機嫌を損ねてネットできないが、全国津々浦々で情報を発信している。着物をきてＤＤＲを踊ることも、たまにサッカーボール蹴ったり、ロードレーサーを操ってぶっ飛ばすこともある。好奇心が旺盛で、何かあると吹っ飛んでいくし、人も犬もネコも好きだから彼らと遊んだりもする。考えたら、それが普通だとは思うのだが、同世代では夢楽堂が「怪しいおじさん」なのだ。
・いつも男どもから皮肉っぽく言われるのは「元気だね」「タフだね」「いいね、気ままで…」。さてさて、これを夢楽堂流に言わせてもらえば、夢楽堂にこのような声をかけた男どもは“元気がなくて”、“いつも疲れていて”、“何かを遠慮している”ということになる。好きなことを好きにできる環境がないといわれればそれまでだが、それでも何か一つくらいは自分の好きにできるものぐらいあるだろう。
・最近、よく思うことだが、年々男たちの元気がなくなっているような気がする。これは単に中年以降というのではなく、若い世代にもいえることだ。アルバイトの面接をすると、自分の主張や待遇についての希望を言うのは女性だけ、男どもは単に「頑張ります」とか「一生懸命します」…と差し障りのないことをいうだけ、自己主張もあまりしない。アルバイトや就職試験、判りやすい言葉でいえばオーディション、自分が他の人たちと比べてどこが優位なのか、自分を使えばどのようなメリットがあるのか主張してくれなければ、選びたくても選べない。せめて、能力がないと思ったら元気だけは誰にも負けない、そのようなアピールもの仕方もあるだろう。
・あ〜、話が脱線する。女性の元気の話だ。夢楽堂はよく旅に出たり美術館などに出かけたりするのだが、行き先で出会うのは圧倒的に女性が多い。しかも、まともに相手をすると、こちらがくたびれるほど元気だ。まあ、男連れで旅だとか美術館周りというのも気持ち悪いものがあるが、一人で旅をしたり、美術館を周る男にもほとんど出会わない。サッカーや野球の観戦、カラオケ、花見など集団で群れることはあっても、単独や少人数で動く男どもが本当に少なくなった。
・男どもには、世代によって元気のない世代があったり、歳をとるとともに元気がなくなったりする者が多いが、女性たちはどの世代も、歳をとっても元気な人が多い。中島みゆき、ユーミンなどは40後半から50に向かおうというのに進化し続けている。進化の源はやっぱり、元気。最近は男連中より、元気な女性陣と遊ぶことが多くなった。出世競争などにこだわって敗れた男たち、何かを達成して立ち止まってしまった男たち、まだ墓場までは長い道のりなのに悟りを開いてしまった男たちと遊んでいても面白くないからね。元気と好奇心、死ぬまでずっと持ち続けたい。

先頭 表紙

福生駅から横田基地に向かう道すがらは歓楽街、
米兵が多かったときと比べると少なくなったが
一見のスケベジジイを丸裸にする店はまだ多い。
今はアジアの女性たちを雇っていかがわしい商売をする店が多い。
客筋は米兵から日本人へと移っていく。
坂を上り詰めた場所に変な店ができた。
いわゆるポルノショップ。
外観が面白いので、ここで違う店をやったほうが儲かると夢楽堂は思っているのだが。
今回のクイズは屋根の上にあるもの。
これが何か、ぜしぜし当てて送れ。

先頭 表紙

・ 第３回のロトは全員壮絶死、ここまで数字を外すとお見事だ。
綾丸さん、ほ肝さん、心太さん、JAIさん、残念でした。
ちなみにラッキー万バーは０５、０７、１３、１９、３８、４１、ボーナス数字は４２でした。
こうなりゃ、最初の方針とおり、誰かが何かしら当たるまで「ロト選択権クイズ」は継続するざんす。またまた、例によってナンバーズクイズ。正解者は１〜43の数字を選んでいただく。当たれば、夢楽堂と折半。ところで、ところで今日は我が教祖・中島みゆきの誕生日、１９５２年２月２３日にこの夜に出てきおった。今年で４９歳、このパワーはすごい。ちなみに夢楽堂は１９５２年11月29日に横浜の産院で生まれておりやす。


それではクイズの始まり始まり
（イ）１１０=糸（JAIさん正解）
（ロ）５３４＝海よ（綾丸さん正解）
（ハ）１５９＝異国（おそれいりまめさん正解）
（ニ）５０３＝噂（おそれいりまめさん正解）
（ホ）０１１６＝帯広（心太さん正解）
（ヘ）１０９９＝慟哭（心太さん正解）
（ト）１０９０７＝毒おんな（きらきらさん正解）
（チ）８３４１０７＝やさしい女（綾丸０さん正解）
（リ）０５＝玲子（おそれいりまめさん正解）
（ヌ）００１４５６＝大石吾郎（bythewayさん正解）
ロト選択権利者＝JAIさん、おそれいりまめさん、綾丸さん、bythewayさん、きらきらさん、心太さん

＊↑の皆さんは１〜４３の間で好きな番号を６つ選んでカキコしてください。

先頭 表紙

・夢楽堂の起床時間は４時か４時半、４時に起きたときは福生発４時47分発、4時半に起きた時は5時15分発の電車に乗って茅場町に向かう。夢楽堂が出勤しているその時間帯に、家路へと急ぐ人たちがいる。それは福生の歓楽街で深夜営業をしていた人たち。今回の主役はそこで働いている「オカマさんたち」なのである。
・彼らが集団で電車に乗ってくると、すぐに判る。というのもタバコ、化粧の臭いが染み付いたままの衣装をまとってくるからだ。その臭いの方向に顔を傾けると、４、５人の華やかではあるが、異様な塊を見つけることができる。見た目は銀座のママ風、渋谷ギャル系、ＯＬ系、キャンギャル系なのだが、営業を終えた「女」たちは完全に「男」に戻っている。この集団は一駅ほどの休息を与えられたあと、やおらミーティングに入るのだ。
・それがすごい。ママと思しき「女」がいきなり檄を入れる。「オカマ」として生活するためのアドバイスを熱っぽく語る。そうなると、知らず知らずに夢楽堂の耳もママと他の「女」たちの会話に引き寄せられる。美形の「女」には「あんたは、キレイさで男を引き寄せることができるんだから、カネのある奴にはできる限りベタベタしろ。口説かれても、お高くとまってじらせろ。体は許しちゃいかんよ」、ＯＬ風の「女」には「あんたは情の深さが売り物なんだから、相手の親身になって、ほろりとさせるように」、渋谷系の「女」には「あんたは今時の娘なんだから、できるだけ客に甘えろ」てな手練手管の術を伝授したかと思えば、客に対する口の聞き方、お店の中での気遣いが悪いといって激怒してみたり、病気で臥せっている「女」の実家の心配をしたり・・・と、いろいろな顔をさらけ出してくれる。ママが一方的にしゃべるだけでなく、「女」たちは互いに討論しあって結論を導く。「男」を捨てて「偽女」として生きていくためには、したたかさと誰の影響も受けない人生哲学が必要なんだろう。「男」同士という立場で、このママと一度じっくり話してみたいものだ。

先頭 表紙

・不愉快な電話セールスの話をここで書いたら、夢楽堂の想像を大きく上回るレスがあった。断っておくが、正々堂々としたセールスマンは悪徳セールスマンより多いと思う。しかし、悪い奴らをのさばらせておくと、悪化が良貨を駆逐するグレシャムの法則がまかり通るといった不幸なことが起こってしまう。善良な人間までが悪く見られる。セールスマンというと、こちらも構えてみてしまう。このことが一番罪なのだ。疑う必要のない人まで疑う。これが一番悲しい話だ。
・レスを書き込んでいただいただけでは、皆さんに申し訳ないのでの簡単な電話セールス撃退法をお教えしよう。断っておくが、これは受け売り。でも、効果は絶大だと思う。夢楽堂は仕事柄カメラとテープレコーダーを持ち歩くことが多い。両方とも取材道具なのだが、これがものをいう。画像は一見するとテープレコーダーとイヤホンのように見えるが、イヤホンに見えるのはテレホンマイク。マイクジャックに差し込んでイヤホン代わりに耳に当てれば、相手の話は録音できる。値段は1,500円くらい。いった、いわないとか、嘘、人のプライドを傷付ける発言を相手に聞かせて、出るとこに出るということになれば、相手は引かざるを得ない。ちなみに、このマイクは電話取材で使っているものだ。
・電話セールスやＤＭの多くはどこかから漏れたものだ。漏れてしまったものはしょうがないが、未然に防ぐ方法がある。たとえば、何かの書類に住所を書かなければならないときに「富士山１−１−１」という住所だったら「１−１−１−Ａ］というようにＡを追加する。この住所でＤＭがきたら、もらした会社はバレバレになる。多くの人たちは迷える子羊、だからといって狼の前で従順であり続ける必要はない。

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・電話セールス、これは商業行為の手段だから頭から否定する気はないが、度を越すと頭にくる。最近、気になっていた電話があった。昼間や夕方になると、Ｔという女性から電話がかかってくる。家人には夢楽堂の知人と名乗ったらしい。Ｔという女性に思い当たるフシはなく、「どうせセールスだろう」と思ってはみるが、それでも知人と名乗られたのでは、気にせずにはいられない。
・やっと、Ｔの正体がわかった。何と昨夜11時過ぎに電話がかかってきたのだ。何のことはない。Ｓ社のマンションのセールスだった。少し、頭にきていたから、知人と名乗ってセールスをしたこと、こんな時間に電話をしてきたことを非難したら、何と盗人猛々しいこと、手前勝手な反論をしてきた。
「知人と名乗らないと電話口に出てくれない」、
「この時間でないと夢楽堂がつかまらない」
「いい話を早わざわざ伝えているんだから文句をいわれる筋合いはない」
　実はこれまでＳ社からは何度も電話セールスがあった。かかってくるのは平日の10時以降か休日だ。もはや、セールス以前の問題、これでは客のご機嫌を損ねて、やぶへびになる…と説教をたれたうえで、「二度と電話をしてくるな」ときつい注進をしたのだが、どうも懲りないらしい。今回もＴに絶縁を申し渡したが、普通の感覚を失っているＳ社のことだ。営業社員たちにきついノルマをかけて夜も日も電話をかけさせてくるに違いない。今度、セールスの電話がかかってきたときは「あんたも大変だね」といってＳ社の実態でも聞いてやるか。
　きっと、みんなも電話セールスで不愉快な目にあっているんだろうな。最低と思う経験があったら、ぜしぜし教えてくだしゃんせ。

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・今はすっかり足を洗ったが、夢楽堂は40でゴルフを始めた。誰がなんと言おうとゴルフなんかやるものか、そう決めていたのだが、ひょんなことからゴルフをすることになった。スポーツはすべからく道具、そういう哲学を持っている夢楽堂がゴルフショップで買ったのがニャロメのヘッドカバー。自慢の逸品だ。スキー同様、ゴルフも天才的に下手くそ。他の人より多くクラブを振り回し、よく走った。大のゴルフ嫌いの夢楽堂がなぜゴルフなんぞに手を染め、夢中になり、そして、やめたのはなぜか、あらためて機会を持とう。赤塚の話が続いていたので、今回はコレクションの紹介でやんした。

先頭 表紙

・ナカジマさんとミチコの関係に気を使いながら、夢楽堂はせっせとアルバイトに精を出した。12月から大学は冬休みのようなものだから、授業には出ずにバイトの行きがけに学部の掲示板を見て、エンボス打ちと家庭教師のバイトに専念していた。エンボスの仕事は時給170円で始まったが、ナカジマさんの指導の賜物で、能率給にしてもらったら、時給換算で400円近くまで行くようになった。根性を据えて働くと、当時の新卒の初任給程度は稼げる。国立大学に入学しなかった代わりに、学費と生活費は自分で稼ぐという親との約束も楽々クリアし、学生の癖に生活はかなり楽だったと思う。
・本当は、授業はサボらずに勉強すれば良かったのだろう。ただ、現実問題として学内は内ゲバ騒ぎで血を血で洗うセクト同士の内ゲバが日常化していた。悪いことに11月にキャンパスで学生自治会を牛耳っているセクトが一般学生Ｋ君をリンチ殺人して、このセクト殲滅を目的に学外から全国の過激派が集まったものだから、以前にもまして血生臭い闘争が繰り返されるようになった。これでは『大学へ落ち着いて通学しろ…』という方がおかしい。もはや、バイト優先、仕事の合間に大学へ通うといった本末転倒の生活をしていた。はたから見ると、お気楽なバイト人生をエンジョイしているように見えるが、実のところ悩んでいた。大学がつまらない、バイトをしていれば銭は稼げるが、生活の範囲は限られてくる。1年間必死に受験勉強をして、この有様だ。何か、わけの判らないものに、がんじがらめにされている。そう思いつつも、何もしようとしない自分に腹が立っていた。悪魔人たちは、そのような心の隙間を狙って入り込んできたのだ。

先頭 表紙

・赤塚が作り上げたキャラクターで一番好きなのはニャロメだ。ドライそうで結構ウェット」。口は悪いが憎めない。いじめっ子のようにみえるが実はいじめられっ子。人の言葉に乗せられて損をする。一連のキャラクター群では一番、人間に近い部分を見せているような気がする。ニャロメが使う捨てゼリフ「にゃろめ」は万能用語、「今にみていろ」「くそ〜っ」という言葉代わりに高校から大学にかけて使っていた。口が悪いせいか、高校時代には「ゴリラ」というニックネームが大学時代ではニャロメに変わっていた。ちなみにゴルフをやっていた時は、ドライバーカバーにニャロメを使っていた。今はゴルフをやらなくなったから、物置から真っ赤なニャロメを連れてこよう。
・ところで画像は赤塚不二夫のさわる絵本『よ〜いどん』（小学館）。赤塚がつくったバカボンならぬ点字本でニャロメ、チビ太、イヤミ、ダヨーン、デカパン、ケムンパス、ウナギイヌ、ベレ（かえる）が登場して、目を楽しませる。字だけでなく、漫画の部分にも凹凸があり、視覚障害者の方にもキャラクターが楽しめるようになっている。ところで、まだ誰も口に出していない赤塚のキャラクター、ハタボーは何処に。消息を知っている方はぜしぜしお便りするニャロメ。

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　どうしても買いたいと思った「フォーク・ビレッジ」、１枚も買わなかった。フォークソングと自分の青春の足取りがスウィングしないのだ。大袈裟に言えば、歌のラインアップがレコード会社ごとにまとめたため、どうも「快」になれないのだ。たかが歌のはずなのに、「フォークビレッジ」の言葉と旋律が頭のなかで心地よく回ってくれるとは思えなかった。今は、1,500円とか2,000円で、古いアルバムがＣＤ化されて発売されている。ずるをしないで「友」との邂逅を祈ろう。
　「フォークビレッジ」を買うのをやめたかわりに、天才バカボンのフィギュアを買ってしまった。「バカボン」と「バカボンのぱぱ」と「本官」。赤塚不二夫とは「おそまつくん」、「もーれつあたろう」を通しての長い仲。赤塚のマンガはいろいろなことを教えてくれるが、とくに「天才バカボン」からは「これでいいのだ精神」を身につけることができた。もちろん、人によって「これでいいのだ」の中身は違うのだ。夢楽堂の「これでいいのだ」はとりあえず動く、その時に結果は出なくても、確かに前進している。だから、これでいいのだ。
　

先頭 表紙