2002-10-27 来年はオランダに行きたいな
2002-10-26 徐々に回復中
2002-10-14 風邪ひき
2002-10-08 無事終了
2002-10-07 キンチョーの秋
2002-09-28 勉強の秋
2002-09-27 オット寝言劇場 New Version
2002-09-15 トマトづくし
2002-09-13 チェコ映画「この素晴らしき世界」を観る
2002-09-11 1:36 NHK　にんげんドキュメント再放送でJUNICHIくんが…

昔のアルバムを整理していたら、学生時代の懐かしい写真が出てきました。
およそ10年ほど前になりますが、学生時代、オランダの最南端の町Maastricht（マーストリヒト）に暮らし、学んだことがあります。欧州統合の際の「マーストリヒト条約」で注目された小さな風情ある観光地です。自転車で30分ほど行けば隣国のベルギーやドイツに入れます。ヨーロッパ中世の面影を大切に保存する町の中心に近いアパートで、イタリア人とスエーデン人の女の子たちと8ヶ月ほど暮らしました。

勉強や日常生活は英語中心でしたが、地元の語学学校にも通い、オランダ語も少し勉強しました。子供の頃オランダのアムステルダムに4年ほど暮らしていたことがあったので、
少しでもオランダ語を思い出したかったのと、せっかくなら住んでいる土地の言葉で買い物ぐらいしたい…というのが動機でした。残念ながら帰国してからはオランダには全く縁の無い生活を送っていたので、オランダ語は随分忘れてしまったけれど、たまに現地の友人からの手紙で思い出したりします。

写真は、留学当時、たまに日本に電話をかけるために利用していた近所の電話ボックス。5年後の1997年の夏休みに旅行で訪れた際に同じ場所で撮影したのが右の写真。

前回訪れた1997年からまた5年が経ってしまいました。
今年は行けませんでしたが、来年は再びオランダに飛んで、マーストリヒト訪問を実現させたいなぁ…と
写真を見てむくむくと気持ちが湧いてきました。

次は是非オットと一緒に。そして、今度は2人でこの電話ボックスの前で写真を撮ろうかな。（笑）

あ。でも、オットとは「イタリアに行きたいね」といつも話してたっけ。（笑）


オランダといえば…
オランダ人がサイトオーナーだと思われる面白いサイトを発見。

nobodyhere.com

オランダ語と英語で詩や散文、それから写真のコラージュなどがとても面白くスタイリッシュに表現されています。なかなかのセンス。ポンポン飛び出す単語をクリックするとその言葉がテーマのページに飛びます。ページ内の写真や文字、渦巻きマークの画像をクリックするとランダムなページに飛び、それから、オランダ語で「私」を意味する「Ik」の文字が画像になっていてそれをクリックすると常にTOPに飛ぶ仕掛けになっています。次々に飛び出す絵や仕掛けがなかなか面白い。
こういう自己表現もあるんですね〜。

誤って「File Not Found」のエラーを出してみると、
画面の人物が必死に探し物をしてくれます。（笑）
Error 404 - File not found
ためしにチャットにも入ってみましたが、洗面所のシンクで小さい虫になって会話するシチュエーションが笑えます。ちょうどすれ違った相手がインドネシアの人だと言っていたけれど、本当かなぁ。（笑）

先頭 表紙

およそ2週間になろうとする咳の苦しみからようやく開放される兆しが見えてきました。
今回は、春に苦しんだ咳よりもさらに程度がひどく、最悪のときは数秒おきに咳き込んで止まらなくなるという事態に。

さすがに、これはイカン！絶対に治さねば！！！ということで、観念して会社の仕事も丸まる１週間以上休み、講師の仕事も人に代わってもらい、家に閉じこもって静養していました。　友人との食事やお芝居の約束、歯医者の予約も全てキャンセルさせてもらいました。

それにしても…咳止めと炎症止めの薬はほぼ制覇したんではないかしらん、というぐらいたくさん処方されました。何しろ医者の診断では、肺に異常なし、扁桃腺も関係ない、喘息でもなく、マイコプラズマでも無い。いろいろ処方された中で「これが効いたかも」と思われる薬を飲み続け、今ようやく楽になりました。家で誰とも話をせず、声を出さないでいたおかげもあると思います。

まだまだ油断大敵ですが、少し安心。

月曜からはなんとか仕事に復帰したいと思うので、今晩と明日もよく休み、明日はリハビリを兼ねて、体力使うような掃除もやっておこうかな。　

先ほどポストに郵便物を取りに行ったら先日受けたTOEICの結果が届いていた。925点。もうちょっと取りたかったなぁ…とは思うけれど、リスニングの最初の方の問題で何度かボーっとしてしまったり（笑）と集中力を欠いたので、妥当かもしれない。次はもうちょっと勉強してから挑戦します。

体が回復したらまた勉強モードも復活せねばなぁ。

先頭 表紙

先週木曜の夜から熱を出し、ついに風邪を引いてしまいました。

どうも、こう、風邪が流行っていると聞くと
自分も流行にのらずにはいられない厄介な体質で。（そうじゃなくって…）

週末どうしても外に出ないといけない用事以外は家で寝ていました。
おかげさまで熱は引きましたが、声がヒドイです。
超ハスキーボイスになってしまいまして、
その魅力に受話器の向こうの友人もクラクラ（？）
じゃなくて、相当な声なので、びっくりされました。
通訳と英語教室の先生…としゃべるのが仕事なのに
こんな声ではいけません。

友人とネットで共同購入した「ローズヒップティー」を飲んで
暖かくしながら休んでいます。

しばらくは日記もUPできないのと、みなさんのことろにもつっこみに行けず
申し訳ありません。

それにしても…
（私）　「風邪だから寝ているけどごめんね」
（まるお）　「うん。いいよ。寝てて。お大事に」

といってくれるやさしいオットなのだが…

その間、食べた後の食器も
干されるのを待っている洗濯物の山も
私が寝ている間、そのまま私と一緒にただ寝ているだけなのよね。
一人暮らし歴が長くて、できない訳がないまるおくんは断固としてやってくれない。（涙）

結婚してから、まるおくんがお皿を洗ってくれたり、洗濯をしてくれたのは
昨年私が１週間入院したときぐらいだー。

…ということで、TVを見ながらリビングでくつろいでいる
まるおくんを足でまたぎながら、（←わざとらしい訴え）
こんな時間から洗濯物を干します。いいもんいいもん。

先頭 表紙

連続で仕事の話になってしまいますが…

10/7の日記に書いた「キンチョーの夏」じゃなくって、（←このネタ、しつこいよ＞自分）「緊張の秋」の第一弾の会議について…。

本日その問題の会議があった訳ですが、結果は極めて順調に終了しました。ふぅ。

例によって、前日までに会議資料は完成せず、話される内容も事前にほとんど分からない状況でしたが、今朝なんとか10分ほどブリーフィング（事前確認）の時間をとってもらえて、内容を頭に入れることができました。やっぱり、この事前準備があると全然違う。資料部分の通訳で消耗しなくて済むので、その場でふいっと出てくる質疑応答、フリーディスカッションの通訳のためのエネルギーがちゃんと残っており、対応ができるのでした。

でも、本日の会議が順調に行き、通訳も問題なく役割を果たせた理由は、事前準備だけじゃないんですね。そのときの出席者が上機嫌だったことも…非常に大きい！！（笑）

その問題の「出席者」とは…お客様ではなく、いつもこちら側のアジア担当シニアマネジャー。　ご機嫌ナナメだと、暴走して大変。人の発言を途中でさえぎり、奪ったまましばらくマイクを離さず…（あ。カラオケじゃないのでマイクは冗談です…）　話すスピードも加速の一途をたどり、通訳に訳させるために間をおくことをすっかり忘れてしまう…。

これがあんまり長時間続くと、さすがに自分の記憶保持力がもたない。そして、うっかりするとそこに別の人が発言をかぶせてきて収集つかなくなり、英語が分からない人は何分も取り残されてしまう…。この状態を放置するのも、通訳の仕事をしていないことになるので、しばし様子を見てから、手をあげて…「ちょっとまった〜あ！」コールをかけます。

で、その場がシーンとなったら、そこまでの話を律儀に全部訳すか、話が行ったり来たりだったときはある程度要約して訳す…という感じになります。こういう対応が多いと、頭の消耗度が激しく、２時間の会議のあとはもうその日の残り、「私は使い物になりましゅえーん」状態に…。

しかーし、今日は違いました。会議は終始和やかだったし、話し合いも好感触で終了。
会議の時間は同じ２時間でも、気力は全然消耗していません。このあとのオフィスでの仕事もがんばっちゃうし、友人との約束も、買い物にもいっちゃうよ♪（行っちゃいました）　余力バッチリです。（笑）

今晩だけは羽伸ばして、明日からまたガンバリマス。


今日初めて飲んだ、スタバの「タゾ チャイ ラテ」
ほんのり甘くて、美味しかったです。しばらくブームになりそう。

先頭 表紙

「キンチョーの夏」それは虫除けのCM。
今週の私は「キンチョーの秋」。つまり、「緊張」ばりばり週間なのです。

今週火曜日、今の仕事でもっとも緊張する会議がありまして、今から胃が縮む思いです。月に１度ぐらいはやってくる会議なんですが、慣れる…ということが無い。先方様がおエライ方というのもありますが、毎回こちらの準備が遅れに遅れ、資料は直前になってやっと出来上がり、ブリーフィングもほとんど時間が足りず、何が話されるか分からないまま会議に突入するというパターン。そのせいです。

会議が始まれば、聞いた瞬間に訳さないといけないので、理解に苦しむような分からない発言が飛び出すと、訳す以前の問題で体が硬直し、冷や汗が出る。「今のはどういう意味ですか？」なんて、何度も聞き返す訳にいかないし、解釈を間違えて訳すと話はどんどん変な方向に向かってしまう。会議が終わるまでは、清水の舞台から飛び降りたまま、宙吊り状態の気分です。（汗）

さー。今週はどうなるんでしょう。。毎回どきどきしますが、ある先輩に言われたひと言でとりあえず、ふんぎりをつけます。「どんなに話が急展開しようが、英語も日本語も出てこなくて頭が真っ白になろうが、みんなの視線がチクチク痛かろうが、命までは取られることは無いから！」

そうそう。そう思って今週も挑みます。
どうにもならないときは、とりつくろいの「笑顔（ヒクヒク）大作戦」で切り抜けよう。

火曜の会議が終わったら、友人に紹介された新しい翻訳の仕事。
「キンチョーの秋」はしばらく続きそうです。

こんなときに、今日からまるおくんが出張でしばらく留守のため、
寝言劇場で笑わせてくれないのが、残念だー。(T_T)

先頭 表紙

自分の気合を入れるべく書きます。
これからしばらく、「勉強の秋」モードに入ります。

昨年の英検１級合格以来、試験勉強から遠ざかっていましたが、
10月からまたTOEICや通訳関連の試験を受ける予定です。

毎日通訳の仕事で英語を使っていますが、環境に慣れれば慣れるほど、文法がおろそかになったり、やさしい単語ばかり使うようになったり…とことん怠け者になります。だから、本来はこうした試験を定期的に受けて、文法、単語、リーディングの力をまんべんなく鍛えておかないといけません。特に、単語力の落ち込みは相当なものがあります。
あぁ。昨年英検受けるためにアタマに叩き込んだTIMEレベルの単語の数々…
あなたたちはみんな何処へ消えてしまったの？（涙）　

通訳の仕事は、現場に出るとむしろ反射神経、柔軟性、忍耐力、顧客対応力…などを要求されるんですが、話す英語の「格」のようなものはやはり、基礎体力（単語力、文法力）で露呈してしまうのです。

ちょっと脱線しますが、会社にゲ○のアメリカ人が何人かいまして、
彼らの発言を聞いてると、真面目な会議であっても口調が「おネェ」なんです。（笑）そのニュアンスまで忠実に訳したいなぁと思って、いつも「今日こそ、おネエ言葉で日本語訳してやるぞー」…と心に秘めているのですが、さすがに真面目な会議ですので、なかなか実行には至りません。（笑）「このデータの抽出条件はぁ〜。この3つではぁ…足りないとぉ…思うのよねぇ。ア・タ・シ」なんて具合に…
会社を辞めるときは、チャレンジしてみようかと。。。（笑）

おっと…本題に戻ります。

…という訳で、とにかく勉強します！

もちろん、試験と試験の合間には食欲の秋、芸術の秋も楽しみます。
勉強日記はおそらくつけないので、美味しいものを食べて、芸術鑑賞したときにまた日記に書きまーす。

先頭 表紙

すみません。すみません。すいませーーーーーーーん。
最初に謝ります。
今日の日記はノロケ以外の何ものでもありませーん。

今朝、私はちと寝坊しちゃいました。
それでも、朝食はしっかと食べて（これは外せない）
残り時間3分でメイクを済ませようと慌てていました。
まさしくそのとき…まだ寝室で熟睡しているオットの大きな声が聞こえました。
耳を澄ますと…なんと！

ララララーン♪ラーン♪


う…唄っているのです！(-_-;)　　まるおが寝言で！！（爆笑）


ファンデーションを塗る手を止め、寝室に走ると…
そこには顔に至福の笑みを浮かべ爆睡中のオットの姿が。
そののほほ〜んとした姿の面白いこと。
きっと、カラオケで気持ちよく歌っている夢を見ていたんでしょう。
ちなみに…こんなところでどうでもいい情報ですが、
オットが好きでよく唄うのはヒロミ・ゴーの唄。（アチチ…とか）

で、私はですね。遅刻しそうだったので眉間にシワ寄せていたんですが、
その姿を見て一気にペースが乱れ（笑）力が全部抜けちゃいました。

もしかして、私って今素晴らしく幸せかもーーーーー♪

などと嬉しさがジワジワとこみあげてきました。
まったく…結婚4年目にもなって。（笑）
で、顔のニタニタがおさまらないまま、
スキップせんばかりの軽い足取りで駅に向かいました。
ハイ。モチロン…会社には少しばかり遅刻しました。（汗）

「オット寝言劇場」では、理由もなく私が文句を言われ続ける…というのが常なので、可笑しくて笑いつつも頭に来るんですが、今日の演目である「寝言唄」はとても気に入りました。

次はどんな演目で楽しませてくれるのでしょう。わくわく。

先頭 表紙

夫婦揃ってトマト大好きな我家。昨日もたくさんトマトを買い込んで今日の料理は朝からトマトづくしになりました。夏は暑くて、ついサラダなどで冷たいままのトマトをたくさんいただきますが、そろそろ涼しくなってきたので暖かいトマトが食べたくなります。

＜朝食＞
◎トースト（スライストマト、その上にチーズをふりかけ、刻んだアンチョビを載せオーブンで焼いたもの）
◎イタリアントマトと根菜、鶏肉、ソーセージのポトフ
・グルジアヨーグルト
・ホットコーヒー

（昼は外食）

＜夕食＞→画像
◎トマトと牛肉のXO醤炒め
・キュウリとミョウガのさっぱり甘酢サラダ
・栗とタケノコの炊き込みご飯
・赤だし味噌汁（大根と小口葱たっぷり）
・梨

焼いたり煮たりしたトマトは、食べた瞬間口に広がる暖かい甘酸っぱい汁がなんとも言えません。この前は、雑誌「サンキュ！」に随分前に載っていたレシピで、トマトを薄切り牛肉で巻いてパン粉をつけてフライにしたものが美味でした！そう、フライもいけますね。

まだまだトマトが残っているので、今日はこれから明日の朝パンにつけて食べるブルスケッタの具を作ります。とても簡単ですので、今日はそのレシピを。

【材料（4人分）】
・完熟トマト（大）　2個
・エキストラバージンオリーブオイル…大さじ2
・にんにく（すりおろし）…小さじ1弱
・塩…小さじ1
・スイートバジルの葉…3〜4枚
・飾り用にイタリアンパセリなど…少々

【作り方】
1．熱湯をたっぷり沸かしボールにいれ、トマトを5〜6秒つけてから水にとり、
　皮をむく。（湯むき）
2．トマトを横2ツに切り、ナイフや箸で種をかき出してから1�p角に切る。
3．トマトをざるに入れて塩をふり、下に水受けの皿を置き、
　　5分ほど水切りしてボールに移す。
4．バジルを粗いみじん切りにし、オリーブ油、
　　にんにくとともにトマトを加え、全体を和える。
5．蓋が閉まるガラス容器に入れて冷蔵庫でしばらく冷やす。
　　途中2〜3回かき混ぜる。

スライスしたバケットをそのままか、トーストしたものに適量載せてパセリをふっていただく。容器の蓋をびっちり締めて冷蔵庫で5日間ほど持ちます。

明日はこの勢いでイタリアンになるかもしれません。

先頭 表紙

今日は友人が勧めてくれた2000年のチェコ映画、「この素晴らしき世界」を岩波ホールで観てきた。友人には9/13（金）つまり今日で最終回と聞いていたので、急いで一人で行って来たのだが、会場についてから9/20（金）まで上映予定だと分かった。本当にいい映画だったので、時間がある方には是非お勧めしたいと思う。

【ストーリーの概要】
舞台は第二次世界大戦も終わりに近い頃のナチ支配下のチェコの小さな町。ナチスに追われるユダヤ人青年ダビドを自宅にかくまうことになったチェコ人のヨゼフとマリエ夫妻。二人の家には、昔からの友人でナチ側についたホルストが頻繁に訪れる。見つかったら殺される恐怖に怯えながら、何度となく襲う危機を二人はとっさの機転やギリギリの知恵で搾り出した嘘で乗り越えていく---。

【感想】
テーマは真面目で重苦しいものだし、スリル溢れる展開で観ている方もハラハラの連続。けれど、恐怖のさ中随所に出てくるユーモアは、シニカルで可笑しくてホロっとしながら何度も笑ってしまう。　パンフレットの解説には、…「異常な事態での窮余の策として滑稽なことをして笑いをつくり、緊張と恐怖をくるんでしまう」（実際の映画のシーンを指しての解説）のは、チェコ人の庶民の叡智である…というようなことが書いてある。このチェコ映画もまさしく、独特のユーモアで観ている方の緊張と恐怖を何度も和らげてくれた。ドイツ人でも無くユダヤ人でも無いチェコ人の、敵-味方どちらにもスパっと分けることができない人間模様も哀しく、そして暖かく描かれている。

クライマックスは劇中の敵-味方の登場人物が感動に包まれる奇跡で、映画館の観客も一緒になってようやく胸をなでおろす…そんな暖かい結末にほっとする。全編とおして上品な作品で役者さんの演技も素晴らしい。私は特にホルスト役のヤロスラフ・ドゥシェクさんに魅せられてしまった。

そういえば、同じ時代のイタリアに住むユダヤ人の苦難を描いた映画に「Life is beautiful」があった。子供に嘘をつくことで懸命に逆境を乗り越えようとするユダヤ人父グイドの姿…その懸命さが悲しみを引き立たせていた。私は彼が殺されてしまうシーンにショックを受け、ユダヤ人が救われる結末だったのに映画を観終わった後はなんともやりきれない気持ちだった。

今日観たこのチェコ映画では、戦争が作り出してしまった哀しい複雑な人間関係、人間本来の人類愛とひたむきさを、随所に盛り込まれたシニカルなユーモアをくすっと笑った瞬間にずしんと感じた。監督のヤン・フジェベイクさんの他の作品、チェコ映画にも興味が沸く。

ちなみに、この作品、原作（チェコ語のため日本語訳）もあるらしい。何よりも、いくつかの実話が元になったノン・フィクションだというのがすごい…。

先頭 表紙

只今、9/11　0：45。今NHKでは9/11にちなんで、
テロやNYに関するドキュメンタリーの再放送を続けて流していますね。
そんな中で、新聞の夕刊を見たら、NHKでこのあと1：36から
にんげんドキュメントが再放送されるではないですか！！！
特集は「僕の好きだったNY〜JUNICHI　12歳」
今からご覧になれる方、録画できる方は是非見ていただきたい番組です。
あ〜ん。こんなマギワに日記UPしたって、
誰も気付かないじょー＞自分。
って、そもそもこれは日記ではなく単なる「お知らせ」だったりするのですが。

本放送は昨年11月のもので、NYでのテロ事件後のJUNICHIくんを取材しています。
以下、NHKにんげんドキュメントのHPより転載：
---------------------------------------------
小学生のイラストレーターとして広告業界で注目を集めている
小野純一君１２歳。
彼の原点は６才と９才で旅行したニューヨークだった。
多様な人々が共存する街に平和を感じた少年の心に
9月のテロ事件は何を刻んだのか、１２歳の心を見つめた。
------------------------------------------------

昨年2月の日記でも紹介しましたが、
彼を知ったきっかけは、ドローイング第1回作品集「JUNICHI」（byマガジンウハウス）。この本の表紙に描かれていた処女作「リバティ君」の絵に魅せられてしまったこと。

NHKの取材では、学校で先生に怒られて泣いている小学生としてのJUNICHIくんの素顔が覗けます。また、カレンダーに採用された彼の絵の１枚がツインタワービルを描いていたことから、テロのため差し換えとなってしまういきさつなどが紹介されます。

私は３度目ですが、これから見ます。

先頭 表紙