2001-08-05 A letter from Kinako's cousin
2001-08-03 たこ焼きの君とのお見合ひ　其の七　
2001-08-03 たこ焼きの君とのお見合ひ　其の六
2001-08-02 たこ焼きの君とのお見合ひ　其の五
2001-08-02 たこ焼きの君とのお見合ひ　其の四
2001-08-02 たこ焼きの君とのお見合ひ　其の参
2001-08-01 たこ焼きの君とのお見合ひ　其の弐
2001-08-01 たこやきの君とのお見合ひ　其の壱
2001-07-31 ミステリアスな響き　カ・ちゅー・シャ
2001-07-30 庶民のしあわせ

Hello, everyone. I am Kinako chan's cousin from a Tropical Island. Kinako chan has melted as she participated in summer festival for two nights. It was really hot. She smells like Natto now. Poor Kinako.

She will be fine after sleeping in a cool room for around 10 hours but it will be difficult as it seems to be a busy day for her tomorrow too. She will have to go to meet two of her friends tomorrow afternoon.

Anyway, I may have to write on behalf of her tomorrow too. So I'll go to bed soon.


Sincerely,

Cinnamon powder

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さて、お見合いから２日後、朝顔の君からきなこママに電話がありました。

朝顔の宮「たこ焼きの君の母上から電話があって、たこ君は是非きなこちゃんともう一度
お会いして交際したいそうなんだけど、きなこちゃんはどうかしら？」
きなこママ「きなこ、たこ焼きの君はもう一度会いたいそうだけど、どうするの？」
きな「えー、もう会いたくないよ。一回で十分。適当に断っておいて。」
きなこママ「きなこはちょっと年が離れすぎてるのが不満みたいで。後は問題ないような
んですけど。残念ですが、今回はお断りしていただけますか。またよろしくお願いいたし
ます。」

ときなこママは、年なんか最初から分かってて、会う前から断ることができる理由なの
に、下手な理由でお断りをしました。

そしたらなんとたこ焼きの君速達で速攻きなこの写真を送り返してきました。




さて７回に渡ってきなこのお見合いについてお話してまいりましたが、いかがでしたか？

今ではきなこはこんなレアな人物にめぐり合わせてくれた朝顔の宮に大変感謝いたしてお
ります。また３５歳まで独身でいてくれたたこ焼きの君にも感謝でございます。

サボテンセーターの謎はまだ未解決ですが、無事きなこはたこ焼きの君と結婚することな
く、現在もシングルで頑張っております。

みなさま、もし町でサボテンセーターを着た人を見かけたら、それはきっとこのたこ焼
きの君に違いありません。ちょっと寒い風がふいていれば絶対にそうです。今日も頑張ってお見合いに励んでいらっしゃることでしょう。


お見かけになられた際には、軽く手を上げて笑顔で

「よっ、たこっ！」って声をかけてあげてください。


ちょっとそれは恥ずかしいってお方は、

「このたこー！」ってつぶやいていただいても結構でございます。

皆様にそうお声をかけていただけると、たこは満足でしょう。きなこも光栄に思います。


ではみなさま良い週末を。


今夜のお勉強

やさしいビジネス英語

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さて、たこ焼きの君とのお見合いもいよいよ終盤に近づいてまいりました。

きなこたちはお決まりのデートコースを歩いていると、たこ焼きの君がややお疲れのご様子で

「きなこさん、ちょっと休憩しませんか。」

と言ったので、私たちはお茶することにしました。やはり35歳は20代の乙女とはバイタリティが違うわね。

席についてミルクティーとケーキを注文したきなこはつけていたクロスのネックレスが裏返ってるのに気づき、手で直そうとしました。それを見たたこ焼きの君、

「えっ、き、きなこさんはクリスチャンなんですか？」

ああ、なんという思考回路のたこ焼きの君。


クロスのネックレスつけてたらクリスチャン？　アーメン

そしたらサボテンセーター着ているあなたはメキシカン？　めきし〜こ。

カレーを食べたらインディアン？　ナマステ。

たこ焼き食べたらオーサカニーズ？　おおきに。

チャイナドレスを着ればチャイニーズ？　にーはおま。


しつこいですかしら。

立派な資格をお持ちの方でもそういう単細胞なのはちと考え物です。

さてケーキとミルクティーが到着してきなこが満足げに食していると、たこ焼きの君、

たこ「きなこさん結婚後は仕事したいですか？」
きな「へっ？」（もう結婚話ですか？）
たこ「もし、僕と結婚したら主婦でいてくれますか？」
きな「あの、突然でまだそのようなことは考えてもないので。。。」
たこ「ははは、そうですよね。ところできなこさんこの後ご予定は？」
きな「はあ、ちょっとデパートでお洋服でも買って帰ろうかと。」
たこ「僕もご一緒していいですか？」
きな「えっ？レディース服売り場ですよ。」
たこ「ちょっとそれはまずいですか？」
きな「・・・」（はい。十分まずうございますよ。友達に会ったらどうするのですか。）
たこ「ではデパートまで送り届けさせてください。」
きな「いえ、1人でも大丈夫です。」

ときなこは初めてのお見合いを終了したのでございました。

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さて、お寿司屋さんを後にしたたこ焼きの君とちょっとご機嫌ななめのきなこは大阪梅田の町を歩き始めました。

話をしてて気づいたのですが、たこ焼きの君は自分でジョークを言って自分で「あはは」と笑うきなこの嫌いなタイプの殿方だったのです。ジョークを言って自分が先に笑うなんて、大阪人失格。情けないことです。たこ焼きの君は偽大阪人に違いありません。


それはまあきなこは許せたのですが、春先の大阪の町を一瞬にしてアラスカに変えてしまう出来事がこの後起こってしまいました。

私たちが歩いていると、いきなりこのたこが、

たこ「きなこさん、このお店で服買ったら後悔するよ。」
きな「へっ？」

見上げてみると看板には「Kookai」の文字が。

たこ「Kookai（コーカイ）って名前だから。ははは。」


ひゅるるるる〜〜〜　


きな（クーカイって読むのだけど、訂正する気もないわ。）

ときなこは顔をひくひくひきつらせておりました。


しばらくいくと某ホテルのブルガリのお店が見えました。そしたら今度はこのたこ、

「きなこさん、ブルガリってブルガリアヨーグルトのことかな。」


ひゅ〜、ひゅるるるる〜。


きなこはこの北風と共に家に飛んで帰りたくなりました。


そういえば大阪在住のくずきりの君も以前同じようなことを言っておりました。大阪の殿方はこのようなレベルに落ちてしまったのでしょうか。あな、かなし。

京都にはすばらしいお方がいらっしゃるので修行してきていただきたいものですわ。


あー、このことを思い出すと、またきなこの周りに風吹き始めたので、涼しいうちにきなこはもう床につきます。

おやすみなさい。続きはまたあす。

ではみなさまごきげんよう。


今晩のお勉強

やさしいビジネス英語

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さきほどのつづきでございます。


たこ「ご趣味は？」（きたっ、お見合いの定番の質問。）
きな「お料理と旅行とビーズアクセサリー作りです。」（何か面接みたい。）
たこ「うちの母も料理得意なんですよ。（あなたではなくお母様ですか。）旅行では海外旅行に行かれたことありますか？」
きな「はい、色々行きました。」
たこ「僕達気が合いますね。」（えー、それで気が合うの〜？趣味旅行の人っていっぱいいるじゃない。）
きな「どちらにいかれたことあるのですか？」
たこ「カンボジア、ネパール、中国、インドです。こういう国好きなんですよ。」（国が違う、絶対気が合わないわ。）
きな「お友達とご旅行なさるのですか？楽しいですよね。」
たこ「いえ、一人でです。僕は一人旅が好きなんですよ。その方が気楽ですよ。」
きな「えっ、お一人でですか？」
たこ「はぁ、こういう国だから母がよく心配はしますねぇ。」（やっぱりマザコンだわ。）（この時点で私たちってあまり合わないわね。）

って言う風に会話してたんだけど、初対面の人に「たこ焼きさん」って言うのも変だし、相手が「きなこさん」って呼んでるから「なにわさん」って言うのも変だなって思ったきなこは結局相手の名前を一切呼ばずにその日は会話をしたの。

さて、紅茶も飲み終え、ラウンジを後にした私達。ランチの時間も近かったので、お寿司を食べにいくことにしました。

さて私たちは握りセットを注文したのだけど、私お寿司大好きで、10個くらいは余裕でぺろり。私は好きな物を楽しみに後に残すタイプなので、いくら、ウニ、アナゴ、エビ、赤貝、ハマチ、ネギトロ・・・と食べて好きなイカ、トロを最後に残してお茶を飲み、ゆっくり味わおうとたこ焼きの君とお話してたの。そしたらなんと、このたこが！！

たこ「きなこさん、もうお腹いっぱいなのかな。もらっていいかな？」
きな（えっ、私これから好きなの食べるからお茶で一服してたのに。赤福の君になら「嫌」ってはっきり言えるけど、たこ焼きの君にはそんなこと言えないし・・・。初対面の子の残り物を食べるなんて。）
たこ「もらうね。」

パクパク

ときなこの大好物のイカとトロは目の前でたこ焼きの君のお口の中へと消えていったのでありました。

この日を境にきなこは初対面の人の前では好きなものを最後に残すのはやめようと誓ったのです。


さて今日はここまで。次回はいよいよお見合い後半、きなことたこが大阪の街を徘徊します。

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さて前回のつづきですが、みなさんが予想されてた通りでございます。


にこにこっ「あのっ、・・・」
するとさすがにお見合い慣れしたたこ焼きの君はきなこの聞きたいことを察知したご様子で、「ああ、母が無事にきなこさんと出会えるかとても心配してて、道中何度も電話してきたので、報告してたんです。」

マザコン?　たこママもしかして後をつけてきてるのかも。たこ焼きの君はこれから途中経過を何回も報告するのかなって色んな不安がきなこの脳裏に浮かんだの。

いすに座って上着を脱ぐ時のたこ焼きの君の後ろ姿を見てきなこはまたまたびっくり！何と背中にもでーんとサボテンがあったのです。どうしてお見合いにこのセーターを着てきたのかしら。不思議なお方。

さて注文したミルクティーを待ってる間、きなこは黙ってました。というのは頭の中で私達って周りからお見合いしてるって見えるのかなって考えてたり、向かいの席の会話を聞いてたから。偶然向かいの席でもお見合いをしてて、仲人さんっぽい人が「こちら○○大学卒の栗　金時さん。でこちらが○○大学とアメリカの大学院を卒業された長崎　カステラさん。」って言ってたから、自分のことより、人のお見合いにかなり興味を持って聞いてたの。あっちの人の方がいいなって思ったりもして。

「きなこさん」って言葉ではっと我に返り、私達のお見合いを続行したの。

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お待たせいたしました。前編、後編で終了予定だったのですが、ちょっと予定より長くなってしまいそうです。



さてお見合い当日。きなこは、結婚願望もなかったし、赤福の君というダーリンがいたから本当に行きたくなかったので、すぐに断られるように普段着で出かけようと小さな反抗を試みました。

が、父上と母上に「何考えてるの、服装だけでもやる気あるように見せなさい！」と注意され、しぶしぶお気に入りワンピースで出かけていきました。

さて定刻どおりつくようにぶらぶらしながら某ホテルロビーに行くと、いない、いない。どこ？たこ焼きの君が見当たりません。普通男の人が先にきてるんじゃないのかなって考えながらしばらくぼーっと立ってたら、はるか前方から動くサボテンが、いえ、サボテンのセーターをお召しになったたこ焼きの君が見えたのです。

たこ焼きの君はこのサボテンのセーターが一張羅だったのか、はたまたきなこが見つけやすいように親切にも写真と同じセーターを着てきてくれたのか。。。



さて一目でたこやきの君とわかったきなこは彼の方を向いて微笑んでおりました。そしたらそれに気づいたたこやきの君がきなこのところにきて

たこ「抹茶　きなこさんですか？」
きなこ「はい。」
たこ「なにわ　たこ焼きです。初めまして」
きなこ「初めまして。」（おー、これが今風のお見合いなのか。いつまで立ったままなん
だろ。）

間近で見るたこ焼きの君のサボテンセーターは一体どこで購入したのか、メキシコ人もびっくり、というような代物でございました。笑いをこらえるのが苦しゅうございました。

さすがたこ焼きの君はお見合いなれしているらしく、あいさつを交わすとすぐにホテルのカフェに連れて行ってくれました。

さて、席につくと、たこ焼きの君、ちょっと失礼とかばんから携帯を取り出し、なにやらどこかに電話をかけ始めた模様。

「あ、たこです。今きなこさんと会って、例のカフェにいます。」

（誰に逐一報告してるんだろー？聞いたら失礼かなー）と思いつつ、好奇心旺盛なきなこはたこ焼きの君にたずねることにしました。

「あっ、あの。。。」



今夜のお勉強

やさしいビジネス英語

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まだきなこがら初々しい乙女であった、大学卒業後ほどない頃、母上の友達、朝顔の宮からきなこにお見合い話がありました。

きなこには当時赤福の君というダーリンがおりましたが、あまりにも朝顔の宮が勧めてくるので、母上が朝顔の宮に断りきれず、一度だけお会いすることとなりました。

さて釣書を拝見。
まずはお決まりのお写真から。

「・・・」
「あら変わったセーター。白地のセーターに大きなサボテンがどーんと１つ。お母様の手編みかしら？なんでこんな写真選んだんやろね。」

母上も写真をみて「まあ、こんなものね。背は高いじゃない。」

たこ焼きの君は名前からもわかるよう、天下の台所在住のお方で、某資格所得者でございました。といっても普通自動車第一種運転免許とか書道8段とか英検４級といった資格ではございません。その資格を職業としているお方でした。

きなこは当時結婚はまだまだ先と考えておりましたので、まったくこの話には乗り気ではありませんでした。母にもう一度断るよう頼み、母も「うちのきなこは大学卒業したばかりで家事も全くできず、まだお見合いは早いかと・・・」と朝顔の宮に申し上げると、

朝顔の宮は「あらー、そしたらお手伝いさんを雇えばいいじゃない。きなこちゃんは何もしなくてもいいのよ。若いから。」

肝心なことをお話するのを忘れておりました。このたこやきの君は当時３５歳だったのです。そうきなこよりも一回り以上も年上のお方でした。



そうこうしている間にとんとんとこの話は進められ、２週間後に大阪の某ホテルでたこやきの君ときなこはお会いすることとなりました。


昨夜のお勉強
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日曜日にカチューシャを買って思い出したんだけど、きなこファンクラブに昔みつ豆の君と言うのがおりました。

ある日家で雑誌を読んでると、みつ豆の君から電話が。

「きなー、ちょっと変なこと聞くかも知れんけど、今まんが読んでて『女の子のカチューシャ』って出てきたんだけど、カチューシャってどんなの？なんかいやらしいもの？女の子にきいたらいけないものかな？」

これを聞いてきなこは大笑いしてしまいました。カチューシャってそんな風に聞こえるのかしら？

みつ豆の君はいったいカチューシャからどんなものを連想したのかしら。


昨夜のお勉強

やさしいビジネス英語

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昨日きなこはかのことショッピングに出かけました。

デパートのスポーツ用品売り場で新しいテニスシューズとクレージュのトレーニングウエアを買って、それからカチューシャと内側に花の刺繍の入った帽子を誕生日プレゼントにかのこに買ってあげたの。内側に刺繍のある帽子ってめずらしくって、店員さんもかわいらしくかぶる方法とかお手入れの方法を丁寧に教えてくれたの。

それから秋物の服を見に行ったけど、手荷物がいっぱいで今回は服は見るだけにしたの。もうロングブーツが売っててびっくり。だってまだ7月よ。おしゃれな人はもう買ってるのかなー。

５階にある生活雑貨さんで白い食器がセールになってたの。かのことこのカップかわいいね。お皿とセットで買おうか。でもこのポットもかわいい。でも１つ3000円だから今日は2つまでにしないとお金がなくなるよねって話してたら、大金持ち風の両親と娘さんがやってきて、店員さんに「ここにあるのすべていただける。」って言って私達が選んでる前で出ている食器全てお買い上げ。

私達この一瞬の出来事に、唖然として思わず2人顔を見合わせて笑ってしまった。

欲しいもの全部購入できる経済力を羨ましいと思ったけど、妹と後であんみつとわらびもちを食べながら、

どれを買おうかいろいろ迷えるのは庶民の特権よね。一度で全部変えたら物欲みたされて嬉しいかもしれないけど、ちょっとずつ集めていく方が何度も幸せって思えていいよね。

って話したの。負け惜しみではなく、ほんとにすこしづつ幸せを実感する方がいいなって思ったの。

でも一回くらいは「ここにあるの全ていただける。」って台詞いってみたいなー。

お菓子屋さんでチロルチョコの箱指差しておばあちゃんに言ってみようかな。

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