色物や柄物の服を選ぶようになった。
こどもの頃からずっと、華やかな色遣いの服は好きではなく、今もそれは同じなのだけど、ここ2、3年、少しだけ変わった。
少し大人になったのと、自分のことを自分で認められるようになったからだと思う。
去年の冬は、鮮やかなオレンジのマフラーを試して、制服のようにいつも着ているチャコールグレーともの凄く相性がいいことを知った。
今年の夏は、くらりと来るほど綺麗なフューシャピンクも、麻素材だと柔らかくなって、よく肌に馴染むことがわかった。
花柄が気になるようになったのは、ミラノで見つけた(というには十分名が知れていたけど、わたしにとっては発見だった)ブランドのおかげ。
花柄と言うには抽象的で、可愛すぎないけど大人っぽすぎない、気合いは入っていないけど気が抜けてもいない大胆さがちょうど良い。
素材もわたし好みだし、ひとめ惚れだったのでしょう。
残念なことに、この街にはショップがなくて、いつもパリに行った時に寄るセレクトショップで探していて、お目当てのものを見つけるのに苦労していた。
ミラノの路面店なんて、そのまま暮らしたいくらいだった。
ところが。
今年の夏、日本に行った時、複数の百貨店に進出していた。びっくり。
テナントの造りがミラノのお店の雰囲気をなかなかよく再現していて、さらにびっくり。すばらしい!
思わず、短い期間に通いつめてしまったのだけど、秋物の案内を貰っても取り寄せたり入荷を待つ時間がなく、泣く泣くこちらに戻ってきた(大袈裟)。
それにしても、9月の始めにイタリアに行った時は、ほとんど両親のアテンド状態になってしまったので、日本で買い物しておいたのは正解だったけど、価格差にはほんと参ってしまうわ。
これって何の柄?
というくらいの花柄なので、花柄初心者にも難しくないのが嬉しい。
同柄色違いのニットも持ってたり。 |