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Hideyの「蛍の光の下で」

帰国に伴い長い間ご愛読いただいたこの日記を終了させていただきます。
もうこのサイトに文章を綴ることはありませんが
もしこの先もおつきあいいただけるようであれば
メールをいただければ幸甚です。
皆様、本当にありがとうございました。お元気で。

絵日記

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2001-11-07 東京モーターショーの思い出 2
2001-11-07 東京モーターショーの思い出 1
2001-11-03 ウィーンの夜
2001-10-29 ジャック・ウェルチ来校
2001-10-28 12人の怒れる男
2001-10-27 亜北極圏サバイバル・シチュエーション 2
2001-10-27 亜北極圏サバイバル・シチュエーション 1
2001-10-27 Shad Exercise、Talk with the Dean
2001-10-24 Priscilla Ball
2001-10-24 世界最高の生産方式


2001-11-07 東京モーターショーの思い出 2

コンセプトがまだ充分に固まっていない頃から女の子のオーディションを始めなくてはならない。3月中旬にはオーディションを実施。300人を超えるモデル、ナレーター、コンパニオンが、20人ほどの座を争った。

女の子を起用するでも、意味のない起用は決してしたくなかった。カメラ小僧たちの遥か向こうを超然と見据えて、ハードなマシンに身を絡め、官能的に走りのエキサイトメントを訴えて欲しかった。コスチュームも、モーターショーにありがちの清潔さやきらびやかさが目立つ色使いでなく、タイトで黒一色のレザータッチのジャケットとミニ、胸元に赤く冴えるフォークロアのチョーカーをあしらった。

なにより大きく変わったのが、女の子達を率いる形で、骨太だが爽やかさの残る男性ナレーターを主役にしたことだった。オーディションで選ばれたのは、少年の瞳を残しながらも大人のセクシーな肉体を纏った、男性の役者だった。彼自身ライダーだったので、我々の伝えたいことはすべて把握してくれた。

女の子達の演出は妥協を許さなかった。オーディション後初めてのミーティングでは、お約束の商品説明は交えつつも、その大半を「人機官能」コンセプトの解説に裂いた。従来の、客に媚びるような、意味性のない微笑みはすべて削り落とした。はじめは戸惑っていた女の子達も、すぐにメッセージを理解してくれた。

つまらない振り付けは一切しなかった。観客の感情の波に任せながら、官能的なウォーキング、ポージングだけで印象を残す。シンプルな演出は演ずる側にとっては最も難しい。幸い救世主が存在した。モデルの中にひとり、ファッションショー経験が長く、いつも陰のある眼差しをしていながら、演ずるときは最も挑発的になれる女の子がいた。彼女の身のこなしは芸術といってよかった。2週間以上にわたり、一日10回以上にもわたるショーをこなしたが、彼女のポーズや表情の決めは、何度となく見ている僕をも酔わせた。

映像は僕がこれまで手がけたものの中でも最も完成度の高い作品になった。民族音楽風の、渋めだが心に刺さる圧倒的な曲調にあわせて、三つの世界観が微妙に色合いを変えながら展開する。もちろんバイクのシーンも多いのだが、それ以上に人の眼や表情を追った映像を多用した。鼓動する眼、陶酔する横顔、そして新しいものとの出会いに輝く幼な子の表情。

こうした音と映像を、円形に囲い込んだブースの三方から波のように観客に注ぐ。その三方にはもちろん「人機官能」の三要素を象徴する三つのステージがあり、ステージング、音、映像がインタラクションしながらひとつのテーマに向かって融合し、収束していく。

楽しくない。緊迫感に充ちたステージだった。テーマ映像から15分ほど続くデモンストレーションは、カメラ小僧をがっかりさせたかもしれない。しかし、本当にバイクが好きな人には評価が高かった。辛口で知られるヤマハの商品企画の人も、感動したと言ってくれた。僕自身、自分の仕事に酔うことなどなかったのだが、このステージングだけは何度も鳥肌が立った。

環境を語るコーナーも与件としてつくらなくてはならなかった。しかし、環境展示につきものの、偽善的なメッセージだけはご免だった。ヤマハがやるなら、環境だって「人機官能」だ。「乗り物の楽しさを、忘れない。」という、前述のコピーライターのT氏の秀逸なコピーをタイトルにしたコーナーを作った。電動自転車にしたって、楽しい乗り物だから人が乗る。普及するから環境も改善する。現実性を伴わないお題目なら、展示などやめたほうが資源も無駄にならず、環境のためだ。

(つづく)

先頭 表紙

makiさん、僕ら代理店からはあまりドロドロした部分は見えないのですが、本当にあれは凄いらしいですね。でも、このときのスタッフは全然そんなことなかったみたい。本文にも書いたモデルの子がさっぱりした親分格で、全然いじいじした関係にはならなかったようです。 / Hidey ( 2001-11-10 04:36 )
コンパニオンの仕事はホント大変ですよね。一度だけしたことがあります。。。若かりし頃(笑)でも、すごいんですよねぇ、上下関係&女性関係。女は怖いってどれだけ思い知らされたことか。。。それを身にしみて感じたのでどうしてもコンパニオンさんたちを見て、ただ単にきれいだなぁとか思えないんですよ、、ハハ(^▽^;)ゞ / maki ( 2001-11-09 11:32 )

2001-11-07 東京モーターショーの思い出 1

幕張では東京モーターショーがいよいよ大詰めに入ってきていると思う。毎年30万人近くの動員を誇る、日本最大のイベントである。目玉はなんと言ってもトヨタ、ホンダ、そしてBMWを始めとする輸入車といったところだろう。しかし、ご存知だろうか。このモーターショーには、四輪自動車とは会場を分けて、二輪のブース展示が存在するのだ。前回、つまり2年前のモーターショーで、僕はヤマハ発動機のブースをプロデュースした。

何ヶ月にもわたって、戦略から戦術にいたるあらゆる議論をクライアントとスタッフとともに重ねた。クライアントは非常に理解のある方で、イニシャティブは取りつつも、感性的な部分は餅屋である我々代理店を信頼したいと言ってくれた。何よりも善意に充ちて、熱いハートの持ち主だった。

電動自転車の作業同様、担当営業は僕ひとりだったが、僕の背後には、金銭的に辛いときも、ヤマハのバイクへの愛だけでずっとついてきてくれた総勢30人以上のチームがいた。曲がりなりにもその要となっている自分が姿勢を崩すことは許されなかった。

年々縮小している二輪市場を憂慮して新規ファン獲得といった大それたことを考えるよりも、他の二輪メーカーと絶対的な差別化を図ることで、限定的なバイクエンスーの心をしっかり捉えることを第一の目標においた。つまりは趣味性の高い成熟市場におけるブランディングに他ならない。新規ファン獲得、二輪業界全体への普遍的・優等生的メッセージは他社に任せておけばよかった。我々はひたすらエッジを高め、ヤマハは何が違うのかを訴えることに集中した。

ヤマハのブランディング。それは、10年以上もヤマハを支えているフリーのコピーライターT氏(実はガス欠コインさんのかつての仕事仲間だったことが発覚)の唱える、「人機官能」という言葉に象徴される。

「人機」は「人馬一体」から転じた言葉。「官能」は、実際ヤマハに存在する「官能試験」―速度、馬力、トルクなどのスペック上のテストだけではなく、人がそのマシンにまたがって走ったとき、何を感じ得るか、感じ得ないかを重視するという、ヤマハの哲学を象徴する商品テスト―から来ている。人とマシンが一体化したとき、定量的な技術が人の感性に何を呼び起こしうるか。ヤマハは、速いバイクや機能の優れたバイクを造っているのではない。人の官能をくすぐるバイクを造っているのだ。

しかし、この分かりにくいコンセプトをどうしたら伝えられるのか。僕は自分なりの「人機官能」を探していた。結論はこうだ。ヤマハの古今のマシンたちは、人の感性に照らすと、三つのカテゴリーに大別される。単に速いだけではなく、限界的なコーナリングを追求、ライダーが暴力的なマシンを制御する悦びを突き詰めた、YZF-R1が代表する「Exciting」なマシンたち。絶対的な視覚的インパクト、理屈を超えた妖艶なまでのスタイリングを誇る、ドラッグスターが代表する「Cool」なマシンたち。そして、人の想像力を超え、新しい技術が新しい興奮を生んだ、世界初の250ccスポーツスクーター「マジェスティ」や、これも世界新商品「PAS」を始めとする「Discover」に充ちたマシンたち。「人機官能」を人の感性の三要素に割ってみたのだ。そして、「Exciting」、「Cool」、「Discover」という三つのくくりを、ブースの造形、制作する映像、モデルやナレーターを使った演出にも、一貫して反映させる。

こうして僕の中に、第33回東京モーターショーヤマハブースの基本的な設計図ができあがった。

(つづく)

先頭 表紙

鋭い!ヤマハの後にジュビロに行ってるの。ジュビロのユニフォームを借りて、子供たちとサッカーやったみたい。契約メーカーを気にしないでユニフォームとか着ちゃうから回りは慌てちゃったみたいだけど(笑)。そっか、磐田が目の前なのね。日本代表が2002年にキャンプ張るの、磐田に決まったんだよ。トルシエはやっぱり富士山に弱いらしい。 / フィー子 ( 2001-11-12 16:51 )
フィー子さん、へー、それはいい話。ジュビロには挨拶に行ったのかな?本社の目の前がスタジアムなのです。ヨーロッパでは特に、台数のシェアではなく、本物のバイク好きの間でのマインドシェアという意味では、ヤマハはダントツ人気なのです。 / Hidey ( 2001-11-10 04:39 )
ヤマハでバイクにまたがって嬉しそうにしている写真を見ました。できることならサッカー選手よりもレーサーになりたかったとのこと。贅沢な悩みです(笑)。 / フィー子 ( 2001-11-09 15:17 )
ここが空いていたので(笑)。今年の夏(=サッカーオフシーズン)、今後10年は活躍する金の卵アラン・スミスとリオ・ファーディナントというイングランドの選手が、お忍びで?日本に来ていました。何が目的なのかと思ったらバイク好きで、ヤマハの本社に行ったとのことでした。それくらい、ヤマハって世界のバイク好きを惹き付けているんだなとあらためて実感(今ごろ遅い?)。 / フィー子 ( 2001-11-09 15:15 )

2001-11-03 ウィーンの夜

学校のEuropean Club主催のフォーマルパーティーに行ってきた。“A Night in Vienna”(ウィーンの夜)と銘打った、年に数回のフォーマルパーティーのひとつだ。男性はセクシーなタキシード、女性は肩や胸元もあらわなゴージャスなドレスという装いで集う。チケットは110ドルで、先月ネット上で売りに出され、僕もいち早く購入した。

会場は、ダウンタウンのウェスティンホテル。推定2000人以上の紳士淑女が集った。エレベーターホールでいきなり「Hidey!」と声を掛けられ、振り向くと声の主は男でもちょっと惚れてしまいそうなくらいの、端整な顔立ちのセクションメイト。シンプルなブラックのタックスがよく似合う。彼の奥さんもまた優雅で気品に溢れていた。シックなワインレッドのドレスに黄金の微笑。ここの学生はとてもカジュアルで、日本人と比べてもファッション関与度が低いと感じていたが、今日の彼らを見て、タキシードやフォーマルドレスの本当の価値を知ることができた。

何しろ誰を見ても素直に納得してしまう豪華さがあった。僕はそれほどファッションコンシャスとは言えないほうだが、今日だけは、何度も心の中で、「ゴージャス」という言葉を繰り返した。タックス、ドレスには相応に似合う種類の顔立ちがあり、体格があることを実感した。

アカウンティングの試験やヘビーなケースが重なった1週間が終わり、本当に楽しめた夜だった。久方ぶりに容量の少ない脳みそを解放して、中枢神経の命ずるままに口と体を動かした。普段はくだけた格好で知的な発言をする友人達が、晴れがましくも官能的な出で立ちで音楽に身を任せる。見慣れた顔が皆違う表情をしていた。それを垣間見るだけでも110ドルの価値はあった。

食事はそれほど美味しいとは言えなかったが、その分飲み物を楽しんだ。氷の彫刻をつたわせてグラスに注ぐマティーニは、長蛇の列でついぞ味わうことができなかったが、久しぶりに心底リラックスしてワインを飲むことができた。

大変感慨深い思いを抱えて帰ってきたが、きっとこれからも日本にはこんなパーティーはいらない、と思った。単純に「ガラ」ではない。無反省な消費の堆積と、不自然なくらいの社交性のうえに成り立つこのアメリカ社会においては、フォーマールパーティーはひとつの価値を成す。そのアンチテーゼとしてわが日本が誇るべき価値は居酒屋コミュニケ―ションである。特に日本が恋しいとは思わないが、うっすらと演歌が流れる中、無言の相互理解が成立してしまうあの稀有な文化は、正直ちょっと懐かしいと思わせるものがある。好むと好まざるとに関わらず、宿命的なコミュニケーションのとり方というものがある。

それにしてもこの国が現在交戦中の国であるとは微塵も感じられなかった。明日にもゴールデン・ゲート・ブリッジが爆破されるなど、想像の遥かかなたの出来事だ。平和ボケというなら、それは本当はアメリカのためにある言葉ではないかと思う。

セクションで唯一のオーストリア人Hannaは真紅のドレスと長手袋を纏っていた。「ウィーンの夜だね」と話し掛けると、「ちょっとだけ違うけどね」と答えた。やはりあのサウンド・オブ・ミュージックのワルツのシーンのようなのだろうか。いつか是非ヨーロッパのballもこの目で見てみたいと思う。


先頭 表紙

浪花撫子さん、他にもいい男がいっぱいいたのです。写真のデータをもらったのですが、あまりいい写真がなかったのでこれにしました。左の彼はうちのセクションのプレジデントです。 / Hidey ( 2001-11-08 06:37 )
Hirokoさん、確かに日本人は似合わない。ちょっと残念ですけどね。日本で着てたときはそれなりにいい感じに見えていたのですが、こちらで周りの連中と鏡に映ったのを見たときは、ちょっとがっかりでした。 / Hidey ( 2001-11-08 06:32 )
Risaさん、パーティースクールの異名も持つこの学校では、それでなくても毎週パーティーばかりです。いいかげん付き合ってられないので選んで出てます。セクション(クラス)のThanks Givingで妻がデビューの予定です。タイは、日本で買った、上から針で刺して合わせる単純なやつなので、大丈夫でした。 / Hidey ( 2001-11-08 06:29 )
oggiさん、男はあまり現実逃避できないんですよ。ほんと、たまにがいいですね。次は来年かな。 / Hidey ( 2001-11-08 06:26 )
peachさん、いえ、ひとりで気楽に行ったのでただ楽しかっただけですが、妻をエスコートするとなるとちょっと気恥ずかしいかも。こちらの学生も、似合うというだけで、タキシードをレンタルしてきたり、この日のために初めて買った人が多かったです。 / Hidey ( 2001-11-08 06:24 )
ちえちゃんこそこういうパーティーは似合いそうだね。妻にもドレスを持ってくるようには行ってあります。ほんとに、ワインパーティーまた是非やりたいね。最近はちえちゃんはワイン飲んでるのかな? / Hidey ( 2001-11-08 06:23 )
あややさんまではいかないけど、僕もサウンドオブミュージックは8回以上は見ているはずです。ハネムーンでザルツブルグとウィーンにも行ったので、映画のロケ地もいくつか廻ってきました。あのお屋敷も離れたところから見られて感激でした。 / Hidey ( 2001-11-08 06:21 )
たらママさん、息抜きにはなりましたが、今週も徹夜続きで沈没しています。今週末は3連休。やっと妻を迎えるための準備ができます。 / Hidey ( 2001-11-08 06:18 )
りるりるさん、それは鋭い指摘ですね。僕はあとで見てみたら一応歯をむき出してました。だからどうってことはないけど。 / Hidey ( 2001-11-08 06:17 )
フィー子さん、僕らのやってたくらいのパーティーが一番好きです。べたべたしすぎないけど、暗黙のコミュニケーションも成立する。またフィー子さんとじっくり飲んで話をしたいな。こちらでも友人が、僕がホームパーティーを開くのを楽しみにしていてくれるのですが、まだ環境が揃わないのです。妻が来たらやりたいと思ってます。 / Hidey ( 2001-11-08 06:16 )
この女性の美女っぷりもさる事ながら、男性二人のフォーマルなおしゃれぶりはよいですねえ。着慣れ、場馴れしてはりますなあ。 / 浪花撫子@えーこっちゃ。 ( 2001-11-08 04:18 )
皆様、すみません。ちょっと多忙で余裕がなく、つっこみ返しは後日させていただきますのでお待ちください。 / Hidey ( 2001-11-07 21:31 )
ステキな夜を過ごされたんですねー。ホント、日本人ってどんなにいい服を着ていても、なんかこういうパーティーでは何故か「垢抜けない」んですよねー。。。これはやはり「洋服」を着だしてからの歴史の長さにあるのでしょうか? まだまだ2世代前くらいまで「着物」でしたからね。日本は。 私もパーティー用にドレスを買ったのですが、いまだに着る機会がありません・・・・ι / Hiroko ( 2001-11-06 23:27 )
パーティシーズン到来ですね。日本ではなかなかフルレングスのソワレを着る機会がありませんが、NYではまさに毎週でした。バリエーションが限られる男性に比べ女性は本当に大変!個人的にはヨーロッパのフォーマルパ-ティの方がカラフルで好きです。Hideyさん、棒タイご自分でささっと結べます?(笑) / Risa ( 2001-11-06 22:09 )
こういうフォーマルなパーティー、好きですね。いつもだったら疲れるけど、たまーに、お姫様気分になれて現実逃避できるもの(笑) / oggi ( 2001-11-06 19:55 )
わぁ〜嬉しいような、こそばゆいような、ニコニコ、テレテレな感じでした?エスコ〜トするようなシチュエィションになっても大丈夫かしら?こう言う時に、堂々としていられる男性には(場馴れしているだけではない)一目置いてしまいますワ! / peach ( 2001-11-06 07:13 )
よく開いたWINEパーティを思い出してしてしまいました。いつか又開いたら呼んで下さいね♪ / 切れちゃいました。。。Chie ( 2001-11-06 06:50 )
いいな〜私の憧れの生活です。海外で生活してフォーマルパーティ行くのが♪羨ましいな!Hideyさんはパーティ好きだし、フォーマルな場にもマッチ出来る感じだからこれからも行ってお話が聞きたいです。奥様が行ったら連れてってあげるんでしょう?いいなっ♪Hideyさん宅でよく / Chie ( 2001-11-06 06:48 )
ステキな夜になりましたね。すこしでも息抜きできたみたいで良かったです。サウンドオブミュージックは私の人生の一本!どのシーンも忠実に音楽付きでイントネーションから表情まで目に浮かび、耳に聞こえてきます。Hideyさんのカレンの声と同じように。 / あやや ( 2001-11-06 00:38 )
そういえば、そこまで本格的なフォーマルパーティーって経験ないです。ハードな毎日を経て息抜きできてよかったですね。 / たらママ ( 2001-11-05 22:39 )
昔出席したフォーマルパーティーでの写真で、歯を剥き出して笑っていないのは私だけでした。(スマイルはしていたけれど。)その事実に気づいた時には妙に「なるほど。」と感心したものです。(笑) / りるりる ( 2001-11-05 21:23 )
ふむぅー、なんちゅうても顔の凹凸が違う。貫禄あるなあ。小さく演歌のかかる居酒屋って、初めてHideyに会った居酒屋のカウンターを思い出しました(^_^;)。それにしても日本では珍しいほどの?パーティ好きHideyが日本の居酒屋コミュニケーションが懐かしくなるとは!日本映画の名作「駅」送りましょうか?? / フィー子 ( 2001-11-05 21:10 )
ゆーさん、そのとおり、真中は僕です。(つまらない嘘です)これは今日ネットでクラスメートからもらった写真。自分で取ったこちらの写真もそろそろデジタルデータと合わせてあがってくるので、順次UPしますね。 / Hidey ( 2001-11-05 18:46 )
浪花撫子さん、ミリタリー関係でしたっけ。そういう気概というか雰囲気も、ドレスコードに影響するのでは?学生としてはカジュアルな場面が多いことには感謝しますが、たまにはこういうのもいいですね。 / Hidey ( 2001-11-05 18:45 )
mignonneさん、居酒屋コミュニケーションは時に不要な弊害を生むのですが、飲み方次第ですよね。僕の写真はちょっと勘弁、という感じ。 / Hidey ( 2001-11-05 18:43 )
ナライフさん、当たり前なのですが、とにかくこれがごく普通の雰囲気なのです。日本でどんなに趣味のいい人が集まってもちょっとこれだけは模倣しきれないと思う。ナライフさんも仕事つくって体験してみてください。 / Hidey ( 2001-11-05 18:41 )
yukiさん、それは想像の産物に過ぎません。僕は普遍的な日本人。だからこそセクションメイトを見てうっとりしてしまいました。 / Hidey ( 2001-11-05 18:39 )
みかりんさん、実際そこにいても映画のワンシーンのようでした。素敵な経験でした。僕は日本で持ってたタキシードを着ていきました。グリーンのボウタイ、カマ―ベルトだったのですが、こっちの連中がオーソドックスな黒の蝶ネクタイばかりだったのにはびっくり。お陰でちょっと浮いたり目立ったりでした。 / Hidey ( 2001-11-05 18:38 )
プルーさん、書き方がちょっと行き過ぎてしまったけど、僕もこちらのフォーマルパーティーには痛く感銘を受けたのです。何度でも行きたいくらい。おっしゃるとおり、雰囲気自体はとてもカジュアルなんですよね。ちょっと見た目でやられてしまった。 / Hidey ( 2001-11-05 18:36 )
ガス欠コインさん、そんな、お気にせずに。ひまじん日記なのですから、ひまのあるときにゆっくり読んでください。もしや弊社が無理難題で苦しめているのでは? / Hidey ( 2001-11-05 18:34 )
たまたまさん、今週末も色々自分で予定を立てていたんだけど、結局学校の予習で何もできませんでした。日記も今朝方4:30に更新状態。とりあえず17日に楽しみましょう! / Hidey ( 2001-11-05 18:32 )
しっぽなさん、マティーニはちょっと残念でしたが、作り方が雑そうだったので、それほど期待していたわけではないです。銀座の「サンスーシ」は神業と言えるほどのマティーニを出します。うっすらと表面に氷が浮かんでいるようでいて、まったく水っぽくない。絶妙の大人のお酒です。 / Hidey ( 2001-11-05 18:31 )
みなみさん、それも事実でしょうね。ただ、思った以上にアメリカ人は個人主義的で、UCLAで心理学を極めた僕の親友も、アメリカ人が家族内ですら依存関係が希薄で、その分キスやハグやといった、外目にも分かりやすい関係の証明を必要としているのだと教えてくれました。それぞれ良し悪しなんだけどね。 / Hidey ( 2001-11-05 18:28 )
パンドラさん、僕も今は月曜朝4:30の白ワインでちょっと酔い酔い状態です。このパーティーは、喉で酔い、目で酔った大変貴重な経験でした。おっしゃるとおり、日本人は数少ない言葉を要しない人種だと思います。それ故に分かったつもりの勘違いやすれ違いも多いのですが。 / Hidey ( 2001-11-05 18:24 )
akemiさん、いつか一緒に居酒屋コミュニケーションしたいのですが!是非実現したいものです。 / Hidey ( 2001-11-05 18:21 )
Hideyさまのお姿が見えませんが???以前の女装の日記もあったし、、、もしや、この真ん中のおかた?? / ゆー ( 2001-11-05 17:53 )
夫のボスの引退パーティー@ホテルでの出来事。カジュアルとのお達しやけど、「ホテルやし」と無難な黒のパンツスーツ+夜バッグ(小さい)で出かけたら、セーター&チノパンがごろごろ。中にはトレーナー、ジーンズ、スニーカーってのもあり、「あんたらはTPOちゅうのをしらんのかい?」とワイングラスが震えてました。いくら普段制服だからといっても、、、。欧州男児とちがい、米男児のタキシードは「コスプレ」がついてまわってあきまへん。 / 浪花撫子シンプルラインが好き ( 2001-11-05 15:21 )
居酒屋コミュニケーション、とは恐れ入りました^^確かにそうですね、こういうパーティーより、有意義かもしれません。Hideyさんのタックス姿は〜〜〜?それとももしかしてドレス着ちゃったとか・・・(爆) / mignonne ( 2001-11-05 12:47 )
日本に居るとタキシードを着る機会って、結局結婚式だけですよね。こういうパーティ、経験したいなあ、と思いつつも、確かに日本に根差すということはないでしょうね。あっても在日の外国人がメインとなる場でしょうしね。納得。…でも行きたいなあ。 / ナライフ ( 2001-11-05 09:42 )
タキシード似合う日本人て、数少ない。きっと、Hidey様って、その数少ないうちの一人かも? / yuki ( 2001-11-04 23:33 )
Hideyさんも、もちろんタキシードだったんですね☆日本の片田舎に住んでいると、なんだか映画のワンシーンみたいに感じます。いいなあ☆ / みかりん ( 2001-11-04 16:08 )
たとえ似合ってなくても、ドレスアップ出来るパーティは好き。確かに胸板が厚くないとタキシードは似合わないわね。女性も上背と、髪の色、色々な要素があるし。アメリカのフォーマルはフォーマルといっても来ている人達がとてもカジュアルな気がする。だから気が楽。 / プルー ( 2001-11-04 06:17 )
Hideyさんの日記はゆっくり読みたいから、もうすぐプレゼン終わるまで待って。全部、ちゃんと読みたいんだ。 / ガス欠コイン ( 2001-11-04 02:33 )
どうも。昨日のテストはなんか納得いくような出来でもういまは今週末の遊びで頭がいっぱい。日本からスーツを1種類だけ持ってきたけど着る機会がなくて、、、そういえば、最近スーツ姿のひとを見てないなー。オフ会2ももちろんですが、遊んでくださいよー!!! / たま2 ( 2001-11-04 01:34 )
一週間、お疲れ様でした。。。しかし、素敵なパーティーですねぇ・・・ほううう・・・溜息!!そのマティーニ、頂いてみたいニャン♪ / しっぽな ( 2001-11-04 00:37 )
うわー、そういうゴージャスなパーティ、一生に一度でいいから参加してみたいです。ところで、「うっすらと演歌が流れる中、無言の相互理解が成立してしまう」で思ったのですが、飲み屋を選んで入る時点で、ある程度、入る人の選別って行われていますよね。そこでますます相互理解的な雰囲気が生まれやすいというのもないでしょうか? 若者向けの店、年配向けの店、高い店、安い店、はたまたバーか赤提灯かなど……。私は居酒屋派です。 / みなみ ( 2001-11-04 00:08 )
「踊り」も全く違うんですよね。日本の踊りが皆が同じ方向を向いて集団で踊るのに対して、ワルツを始めとした西洋の踊りって向かい合って、あの無防備な体勢で踊る。個と個が互いに立っていることが絶対条件で、その上で相手に向き合っているという感じで、彼らのコミュニケーションの取り方がよく表れている気がします。 / R ( 2001-11-03 23:56 )
居酒屋コミュニケーション・・・・なるほど、です^^ 酒をすする時のキモチって、やっぱりお国柄で違うのかなあ・・・このへん、考えてくとなんだか深いような気がする。外国のヒトと飲んでても、無言のうちにわかりあえる・・ってのはなさそうだもの。やっぱりコトバが必要な気がする。ニホンジンってコトバをそれほど信用してないのかなあ。・・・・あれ?よっぱらいです。ゴメンナサイ。 / パンドラ ( 2001-11-03 22:08 )
おおう!ゴージャスなドレスには、ゴージャスなボディ…夢だ。。圧倒的な迫力の身体、、いいな。あらわでも、さほどいかがわしくないのでは?。背丈では負けないが、目方でも絶対に負けない?!あたし(爆)居酒屋コミュニケーションは、やはり捨て難く…はい、宿命ですね。(大爆) / akemi ( 2001-11-03 21:04 )

2001-10-29 ジャック・ウェルチ来校

ジャック・ウェルチが講演のため来校した。1000人収容のホールには人が溢れ、入れなかった学生はジムのスクリーンで中継画面を見ることになった。僕は友人が早々と取っておいてくれた席に座り、正面、ステージ近くで経営の神様の話を聞くことができた。

ジャック・ウェルチ ― GE(ゼネラル・エレクトリック)元会長兼CEO。21年にわたり君臨した同社から今年9月に身を引いた。その経営手腕は人をして彼を20世紀最高の経営者と呼ばわしめる。

うちの教授が彼にインタビューをする形式を取ったのだが、あまりに正面切っての、彼にとってはいささか凡庸な質問に、皮肉を交えながらも彼独自の経営哲学を熱く語った。印象に残った発言は以下のとおり。

GEのコア・コンピタンスは人材である。人材の育成がいつの世も企業の行く末を占う。成長はエネルギーである。常に成長の道を模索することが勝ち組と負け組をはっきりと分け、その意味で尊敬に値する企業はトヨタやモトローラである。世に溢れる経済指標や市場動向など関係ない。日々社員のモチベーションが高まる構造を作り上げれば、どこにでも活路はある。組織は個人よりもはるかに学習能力が高い。安易に巨大企業の分割を語る者は、組織の本当の価値を知らない愚か者である。

ジャックはビジネススクールに対しても手厳しかった。特にうちの学校から入社した者はなかなか使いものにならないのだが、一度GEを辞めて別の世界を見てからもう一度戻った者は、非常に見込みがあると語った。ちなみに彼の後任の会長兼CEOはうちのOBのジェフリー・イメルトである。

傍若無人、世間的なビジネスの常識などくそくらえのジャックは、次々と歯に衣着せぬ物言いをした。ヨーロッパ出身の学生も大勢いる前で、EU誕生から7年しか経っていないヨーロッパは、実際世間知らずの7歳児のように振舞うと断言。これには、GEの航空電子部品大手ハネウェル社買収にNOを突きつけたEUへの批判が込められていた。また、9月11日の悲劇に関し学生から質問が挙がったときも、このような心理的にタフな状況にこそビジネスチャンスはあるのだと語る。彼の友人が、閑散としたリゾートホテルを安価で買い取り、世界的な悲劇を投機の対象にした例を示した。

是非もないとはこのことだろう。善悪の判断を超えて、何かしら天然記念物でも鑑賞する気持ちで僕は彼を見ていた。しかしこれは彼の人生だ。僕は僕の判断を下す。彼が演ずるほどの大舞台ではないにしても。

しかし、その彼も自分の成功において最も重要だった要素は、誠実さ(integrity)だと語った。彼の言う誠実さが何を指しているのかは興味深いところではあるが。

ジャック・ウェルチの講演の前日には、ファイナンスの世界では知らないものはいない、バークシャー・ハサウェイ会長兼CEOの、天才投資家ウォーレン・バフェットが同じホールで講演をしていた。僕は諸用で参加できなかったのだが、友人の話だと、ジャック・ウェルチの話よりもはるかに示唆に富んでいたそうだ。

いずれにせよ、学生証一枚で現存の経営、投資の神様と賞賛される人物の生々しい語りを聞くことができるこの環境には、ただ感謝するしかない。

先頭 表紙

さらにつづき。だから僕も主従関係なんてまったく理解できないです。力関係の不等号はあったとしても、決して主従に基づいた失礼な発言はあってはならないと思います。海外では絶対に考えられないですよね。僕はチームを大事にしていました。内勤の仕事はすべて自分で一度内勤の立場で戦略を考えてからオリエンしてたので、相手も隙のない仕事をしてくれるし、信頼関係もできる。ヤマハチームの送別会も40人くらいの人に送ってもらいました。フットボールSP、楽しみにしています。 / Hidey ( 2001-11-08 06:03 )
ガス欠コインさんへつづき>色々あったみたいですね。弊社かと思いますが、大勘違い野郎はまだまだ多いですから。僕は得意からするとちょっと嫌な奴だったかもしれません。一所懸命だし仕事はちゃんとしてたし、愛情も注いでた分、時に生意気を言ったり、ケンカ腰になっても、相手は僕を切ることができないという状況を作りました。ただの若気の至りで、これからどんどん思い出して恥ずかしくなるとおもうのですが、ひとつのやり方ではあったと思います。 / Hidey ( 2001-11-08 05:51 )
ガス欠コインさん、モーターショーの日記を一気にUPしたら前々回のつっこみへの返しができなくなってしまいました。すみません。サバイバルの件、ほぼ合ってたなんてすごいです!80人いてそんな人はひとりもいなかったように思います。 / Hidey ( 2001-11-08 05:48 )
peachさん、そうですね、オーラは非常にありました。一目見ただけで、他の人とは違うということが、誰にでも分かるかのようでした。表紙右肩、桟敷というそうですね。席に恥じない日記を書きつづけたいと思います。 / Hidey ( 2001-11-08 05:46 )
「人材」、「こんな状況にこそチャンス」、僕にとっても参考になるキーワードがあります。ああ、そうそう、貴社に酷い目に遭っている訳ではないですよ(笑)。ご心配なく。忙しさが一段落したら、フットボールのSP物でもアップしてみようかと思います。著作権は日本サッカー協会にあるんですが(笑)。 / ガス欠コイン ( 2001-11-07 10:15 )
僕も僕の人生を生きます。そりゃ僕だって生身の人間ですから、ちんけな人間に理不尽な罵倒をされて帰ってくると精神的に落ち込むし、Hideyさんの世界とはあまりに違うなあと思うこともあります。でも、Hideyさんにだって、そういう時はあるでしょう。だから自分を卑下せずに自分の道を進むだけです。まあ、業界の話しで言えば、クライアント→代理店→制作者の順番を主従関係のように捉えている人には哀れみすら感じます。でも、そういう仕事をしなければならない僕自身の努力もまだまだ足りないのでしょう。 / ガス欠コイン ( 2001-11-07 10:09 )
タイミング的に遅くなってしまいましたが、「ご本家ひまじん、表紙右肩登場!!おめでとうございます!!!」これからも楽しみにさせて頂いています。 / peach ( 2001-11-06 07:09 )
お話もそうですが、何かこう、凄いオ〜ラのようなモノを感じることが出来ましたか?環境に恵まれていると言う事も有るのかも知れませんが、Hidey様にとってこの方は、何かを感じたり考えさせて触発させるべき方だったのでしょうね。これからも、まだまだ素敵な回り逢いや出逢いが準備されていそうな予感です。。。 / peach ( 2001-11-06 07:07 )
akemiさん、ルミネにジャック登場かと思ってしまいました。翻訳本、早いですね。こちらもどこの本屋でも平積みになってます。 / Hidey ( 2001-11-05 18:20 )
そうそう、おととい横浜ルミネで会ったんだ、ウェルチさんに…。有隣堂で平積みになってたよ。 / akemi ( 2001-11-03 22:40 )
lamanchaさん、Thanks givingはその前週に着く妻を連れて、メイン州のかつてのホストペアレンツのところで過ごします。いつかは嫁さんを連れてくるという約束が17年越しに果たせて嬉しいです。 / Hidey ( 2001-11-03 06:12 )
俺様様(←お約束なんですよね)、実は俺様様の隠れファンは多いとお見受けします。これからも楽しみにしてます。 / Hidey ( 2001-11-03 06:10 )
次の山場は、Thanks Giving 直前あたりっすかね? / lamancha ( 2001-11-03 01:10 )
あんなウ○コな日記につっこみしてくれてありがとうございます!今後ともよろしくです。 / 俺様 ( 2001-11-02 23:38 )
↓うそうそ、3連休だった。願望が先走ってしまいました。 / Hidey ( 2001-11-02 11:22 )
逃亡者さん、毎週楽しく遊んでて羨ましいなあ。今日は試験が終わったのでクラスで打ち上げがあるけど、明日もヘビーな授業が3つあるので早々に引き上げてくる予定。目下の楽しみは来週末の4連休です。 / Hidey ( 2001-11-02 07:32 )
菜種さん、つっこみありがとう。ちょっと色の濃さが違いましたね。パソコンによっては同じような色に見えるので、びっくりでした。これからもよろしくおねがいします。 / Hidey ( 2001-11-02 07:30 )
みかりんさん、中間試験終わりました!「苦手を克服する喜び」というみかりんさんの言葉、効きました。ずっと念頭において勉強してた気がする。おかげさまで何とか少しそんな喜びを噛みしめています。悔しいけど試験って勉強になるんですよね。 / Hidey ( 2001-11-02 07:28 )
パンドラさん、何とかやってます。大変だったみたいですね。体のことは仕方ないですよね。このまま体調を崩さないようにお気をつけて。お酒は程ほどに。。。(無理か) / Hidey ( 2001-11-02 07:27 )
makiさんの会社はどんな業種なのかな?うちの会社も今度一部上場の仲間入りです。 / Hidey ( 2001-11-02 07:25 )
oggiさん、その立派なおじい様の話、是非聞かせてください! / Hidey ( 2001-11-02 07:24 )
mignonneさん、単に死んでも同じ舞台には立てないというだけのことですよ。まあ、常識が違う人ですが、そこらへんが一番参考になりました。やはりトップはbig pictureですね。 / Hidey ( 2001-11-02 07:22 )
しまおさん、自分のためにはじめたのですが、こうして皆さんから色々ご意見をいただけるのはやはり嬉しいですね。週末に固まってしまいますが、これからも何とかいろんな話をUPしつづけます。 / Hidey ( 2001-11-02 07:20 )
Hirokoさん、実はまだ僕も読んでないです。Jackはさすがに抜け目なくうちの生協とつるんで、サイン入りの「Jack」を山ほど打って大儲けしたようです。これ以上英文は読みたくないけど、やっぱり読んでみよう。 / Hidey ( 2001-11-02 07:19 )
りりさん、エキサイティングですがかなり大変です。ちょっと今日はへろへろ。アカウンティングの中間試験が終わったばかり。でもまた今日も徹夜で予習なのだ。 / Hidey ( 2001-11-02 07:11 )
たらママさん、日本の企業ももっとヒューマン・キャピタルを科学していいと思います。今はおざなりの学習会レベル。僕の今後の大きなテーマはナレッジ・マネジメント。これも曖昧になりがちですが、本気で社の経理念にまで高め、組織構造をナレッジ創造に即した形にすれば、かなり日本の企業は変わると思います。今回の留学のテーマのひとつでもあります。 / Hidey ( 2001-11-02 07:10 )
ナライフさん、確かに世の偉大な経営者は皆、後継者のことをきちんと考え、また社内の幹部養成機関なども充実させるのですよね。さーて、うちはどうなることやら。 / Hidey ( 2001-11-02 07:07 )
ume-koさん、shadだったのねん。それはちょっと残念。でも面白かったよね。うちは18日に妻が来るのでちょっとばたばたしそうです。ほんとによろしくね。 / Hidey ( 2001-11-02 07:05 )
よこさん、僕も、つっこみ感謝!です。これからもよろしく。 / Hidey ( 2001-11-02 07:04 )
あめんほてっぷさん、それは羨ましい。いずれ読んでみましょう。例の「Jack」もまだ買ってないんですよね。 / Hidey@本読むひまもない ( 2001-11-02 07:03 )
プルーさん、僕もプルーさんが羨ましがるだろうな、と思ってました。昨年はカルロス・ゴーン氏が非常にいい後援をしたそうです。 / Hidey ( 2001-11-02 07:02 )
akemiさん、神様のファッションセンスはあまりよろしくなかったです。白のワイシャツにショッキングピンクのネクタイでした。 / Hidey ( 2001-11-02 07:01 )
いつもより真面目に生活しているのかちょっと充実している感じです。明日のテストのあとは、レンタカー借りてぱっと遊びにいきますが、、、、 / 逃亡者@あんどば ( 2001-11-02 06:34 )
学生証が、輝いて見えそう・・・。 / 菜種 ( 2001-11-02 02:08 )
『中間試験』大詰めでしょうか。。週末はのんびり出来るといいのですが・・またワイン飲みましょうね☆ / みかりん ( 2001-11-01 23:05 )
Hideyさま、お元気かな? ワタシはついにバテてカイシャ早退してきちゃいました。Hideyさまの何分の1もがんばってないのに。そちらはまだ寒くありませんか?お身体には気をつけてくださいね。 / パンドラ ( 2001-11-01 16:36 )
すごいなぁ。。。まるでうちの会社とは天と地ぐらいの違いが・・・(; ̄ー ̄A 一部上場だからと入社したらこんなもんだもんなぁ。。。羨まし〜ヾ(≧▽≦)ノ" / maki ( 2001-11-01 15:21 )
彼の本を読んでいると、かなり図々しいのですが祖父の言っていたことを思い出します。尊敬すべき自慢の家族です。 / oggi@羨ましい環境ですわ ( 2001-10-31 19:19 )
大舞台で演ずる人を尊敬だったり憧れだったりの目で見てしまうことの方が多いのに、自分は自分、とおっしゃっるHideyさまは本当に素晴らしいと思います。 / mignonne ( 2001-10-31 16:34 )
今日、紀伊国屋書店に出掛けたとき、彼の本が積んでありました。「読みたい!」っと思ったけど、上下巻で1巻¥1600(?)で、今月ピンチの私は諦めてしまったんです。  でも、やっぱりHideyさんの日記を読ませてもらって、買うことを決意しちゃいました♪ 早く読みたい♪ / Hiroko@HBS、、、なるほどー♪ ( 2001-10-31 00:45 )
日々、エキサイティングで貴重なご体験をしていらっしゃいますね。そしてそのご体験をこうしてひまじんで読むことができるのはうれしい限りです。お忙しい中、日記を始めてくださって本当にありがとうございます! / しまお ( 2001-10-31 00:31 )
素晴らしい環境にいらっしゃるのですね。彼の「誠実さ」って何か、私も興味あります。日経を読み損ねていたので、明日にでもまとめて読んでみようと思います。 / りり ( 2001-10-30 23:33 )
ヒューマン・キャピタルとはよく言ったものです。私もウォーレン・バフェットは最も尊敬する経営者の一人です。 / たらママ ( 2001-10-30 23:24 )
大変うらやましい体験ですね。確かに今、日経の「私の履歴書」に彼が連載中で、毎朝読んでますが、とても面白いです。そこでは、その「誠実さ」は母に教わったと言っていました。彼にとって母親の存在はとても大きいようです。また、今朝の欄では、その彼の後継者ジェフを選ぶいきさつが書かれていて刺激的でした。 / ナライフ ( 2001-10-30 15:16 )
私も聞きにいきましたよ!ビデオ中継だったのにもかかわらず、会場は拍手や笑いが絶えませんでした。英語が十分にわからない私にも彼のエネルギーが生々しく伝わってきました。良し悪しの部分はあるかもしれませんが、彼の堂々とした態度からは爽やかさすら感じました。それにしてもありがたい催しでしたね。 / ume-ko ( 2001-10-30 12:33 )
そしてその生々しい語りをここにいながらにして目にすることができる今の自分の環境に感謝、Hideyさんにも感謝。 / よこ!@つっこみ返し参上! ( 2001-10-30 05:56 )
今、日本経済新聞で「私の履歴書」を連載中です>ウェルチ氏 / あめんほてっぷ ( 2001-10-30 00:47 )
ウォーレン・バフェットの講演!行きたかったわ。さすがHBSね、有名人の講演がもりだくさんで、うらやましい。 / プルー ( 2001-10-29 22:15 )
私も、ただ驚くしかありません。神の語りを聞いた人の日記をこうして日本で読んでいることに…。 / akemi ( 2001-10-29 22:01 )

2001-10-28 12人の怒れる男

「リーダーシップと組織行動」の実践的授業の2つめ。「12人の怒れる男」。ヘンリー・フォンダ主演による1957年制作の、法廷ものの走りの名作映画だ。

ご存知ない方のために簡単に解説をしよう。父親殺しの嫌疑をかけられた少年が死刑の求刑を受け、12人の陪審員が集められる。あらゆるバックグラウンドを持つ、ランダムに集められた陪審員達だが、スラム育ちの少年の犯罪容疑ということもあり、一様に有罪との判断に傾いている。殺人事件とはいえよくある事件でもあり、また夏の蒸し熱い日で、陪審員達はさっさと評決を済ませて帰宅することを望んでいる。その中でたった一人、証拠不十分を理由に、有罪の評決は下せないとする建築家がいた。ヘンリー・フォンダ扮するウィリアム・デイヴィスだった。デイヴィスは、呆れたように彼を蔑む男達に対し、ひとつひとつの状況証拠がいかに不確実なものか根拠を提示しながら、微妙に揺れ動く彼らの心、人間関係を巧みに読み、一人ひとりの判断を覆していくのだ。

授業内容は、この映画を2日間にわたる180分の中で、8回くらいに分けて上映。シーンの区切りの後に、今のシーンにおいて、登場人物がどのような行動をとり、それが組織行動においてどのような意味をもち、デイヴィスがどのようなリーダーシップを発揮したかを討議しあう。

僕は10年以上前に原作の本を読んだことがあっただけで、映画はまだ見ていなかった。他の学生達も、何しろ平均年齢が27歳ということもあり、モノクロの名作はほとんど見られていなかった。脚本、演出の素晴らしさに、一つひとつのシーンが終わるたびに「オーゥ!」と声があがる。しかしすぐに冷静な学生に戻り、12人の細かい心理、デイヴィスの抑制されたリーダーシップのタクティクスについて発言しあう。

具体的な内容については、ここでおカタく語るよりも、なにしろこの名画を見て欲しい。1997年にジャック・レモン主演の「12人の怒れる男 評決の行方」というリメイクがつくられたが、ここは是非モノクロのオリジナル版で味わっていただきたい。

恒例の、教授のまとめを書いておこう。

プロセスは結果に重要な影響を与える。何を行動するかではない、いかに行動するかである。優れたリーダーは主張と傾聴のバランスを保つ。優れたリーダーは、重要なポイントを繰り返し強調する。相手の様々な目的意識、行動様式、態度、価値観を把握するにためにはじっくりと時間をかける。優れたリーダーは、メンバーの多様性を巧みに利用する。優れたリーダーは、何を、いかに、どのタイミングで発言するか、状況に応じて的確に判断する。

これもまた分かるようでいて漠然としている。やはり映画を見ていただくのが一番早いだろう。

2日間、11の教室が、ミニシアターと化した。特に宿題もなく、リラックスしながらも、文章だけのケースだけでは学べない、リーダーシップの真髄を目の当たりにした2日間だった。ビジネスを学ぶための教材ということであれば、それは生活のあらゆるところに転がっているのだ。

先頭 表紙

たまたまさん、あれは慣れと反射神経です。反復横飛びがよく効きます。(うそです) / Hidey ( 2001-11-02 06:57 )
フィー子さんは確かあからさまなリーダーではなくて、目立たないけどいい味出してる人が好きなんだもんね。 / Hidey ( 2001-11-02 06:55 )
フィー子さん、鬼門の会計学の試験があったので、ちょっと「ひまじん断ち」してました。たしかにフィー子夫好きそう。ムーチョ母の夫(?)も一番好きな映画といってたような気がする。 / Hidey ( 2001-11-02 06:54 )
Hirokoさん、マイケルさんのご指摘のとおりです。「評決の時」も見ました。法廷ものはなんだかんだでほとんど見ているんじゃないかな。最近ちょっと多すぎるので飽きてきてもいますが、その意味では「エリン・ブロコビッチ」は面白かったですね。 / Hidey ( 2001-11-02 06:52 )
たらママさん、前にちょっとそういうのもあったのですが、たしか、その問題人物の上に立つ人間が、「おまえはこの組織で最大の問題だ、やめるかやり方を直すか選べ」くらいに追い込んどいて、ショックを受けさせたあとで温かいコーチングをする、というのが常套手段だったと思います。そういう人間は組織内の評価にはぐうの音も出ないし、誰よりも組織への帰属意識が強かったりするらしいから。 / Hidey ( 2001-11-02 06:50 )
ナライフさん、このリーダーシップの授業が、かえって一番役に立ちそうです。あと、結構マーケティングも侮れない! / Hidey ( 2001-11-02 06:46 )
ゆーさん、うちのそばにもブロックバスターがあって、見たい映画が沢山あるのですが、まだ一度も借りられた試しがありません。はやく休みにならないかな。 / Hidey ( 2001-11-02 06:44 )
しっぽさん、完璧かどうかは別にして、確かにつっこみにくい話題ですみません。今の僕にはこれしかかけないんですよ。ほんとはもっと文化的な話が好きなのですが。異国にいながらほとんどインプットの機会がないのです。休みになったら集中的にいろんな事をしたいと思ってます。 / Hidey ( 2001-11-02 06:43 )
マイケルさん、その日本映画も面白いという評判は聞いているのですが、まだ残念ながら見ていません。それと「評決の時」の解説ありがとうございました。 / Hidey ( 2001-11-02 06:40 )
しまおさん、是非見てください。モノクロってなんか定期的に見たくなってしまう。モノクロ映画には赤ワインがあうんですよね。(なんじゃそりゃ) / Hidey ( 2001-11-02 06:38 )
つっこみ途中にわりこみ。。。TOEICでの得点のとり方を教えてください。900点目標だけど、、、このままでは無理そう。。。おしえてー。先生。 / 逃亡者@たま ( 2001-11-02 06:37 )
パンドラさん、こういう骨太の映画が最近ないですよね。まあ、最近の映画には期待するほうがいけないのかも。時代性がありますしね。結構うちの学校はマルチメディアを駆使した授業が多いので、飽きなくてよいです。先日は危機管理の問題で、戦時中に沈んだイギリス海軍の潜水艦と、アポロ13のサクセスストーリーの比較をしました。トム・ハンクスの映画ではなかったけど、1時間半くらいのドキュメンタリーを各自ネット上で見てからの授業でした。 / Hidey ( 2001-11-02 06:34 )
たまたまさん、いつになく真面目なつっこみ!(笑)勉強されるなら応援します。あれもいろいろやり方があるので、そのときは言ってください。 / Hidey ( 2001-11-02 06:30 )
あめんほてっぷさん、はじめまして。そうそう、あのラストシーン、印象的ですよね。こんどはひとりの夜に、ゆっくりお酒でも飲みながら見てみたいです。 / Hidey ( 2001-11-02 06:29 )
プルーさん、確かに、「優れたリーダーは」という言葉を取っても立派に成立しますね。逆にいうとリーダーシップというのは、きちんとした組織のトップでなくても、ヒエラルキーのない少人数のグループでも、下の立場の人間でも、誰でも発揮できるものだということですね。ビジネススクールもそのように教えるところが多いようです。 / Hidey ( 2001-11-02 06:27 )
それにしても、つくづく自分はリーダーに向いてないなって思いました(笑)。エヘヘ / フィー子 ( 2001-11-01 16:21 )
フィー子夫がこの映画好きだそうです。つっこみは入れてないけどちゃんといつも読んでますよー。長野でもHideyの日記は凄いって話題でした!(報告) / フィー子 ( 2001-11-01 16:19 )
横槍ですみません、↓Hirokoさんが言っているのは「評決の時(A TIME TO KILL)」ですね。ジャックレモンのはTV用にリメイクされたものらしいですが、アメリカのレンタルビデオ屋には置いてあった記憶が... 僕は裁判ものの映画では「いとこのビニー」がバカバカしくて好きです。 / マイケル ( 2001-10-31 21:23 )
あー、なんかこういう授業好きです。漠然としたことしか書けませんが。。。ちなみに「評決の行方」って黒人のお父さんが娘にした仕打ちの仕返しに白人を殺して、それを白人の弁護士が弁護するって、ヤツですか? あれ?あれって「評決のとき」でしたって・・・? 私も今度この映画観てみます! 観てみたくなりました。 / Hiroko ( 2001-10-31 00:36 )
リーダーシップの先生に是非聞いてみたいことがあります。チームワークを守らず周りのペースを乱すが組織にとって必要な人間にどう対処すべきでしょうか。 / たらママ ( 2001-10-30 23:22 )
だいぶ前に観たのですが、モノクロの映像が素晴らしかった記憶があり、ラストの雨に濡れた道の画面が印象に残ってます。興味深そうな授業です。 / ナライフ ( 2001-10-30 15:20 )
映画みたころないです。おもしろそう!組織行動云々、難しい事はもちろん考えられませんが(笑)見ごたえありそうです。今日はオットも遅いし、、、ビデオ探してこようかな。 / ゆー ( 2001-10-30 13:02 )
パンドラ様と同じく、中学くらいの頃NHKで見ました。素晴らしい脚本に感動した記憶鮮明です。名優の演技あってこそ生きる映画ですね。また見たいと思います。いつもメッセージありがとうございます。なかなか突っ込みできなくてごめんなさい。あまりに完璧な日記なのでどうつっこんよひのか。。。^^ / ちっぽ ( 2001-10-29 14:49 )
この映画最近見ました。元はといえば、この映画を下敷きに、「日本に陪審員制度があったら?」という視点で書かれた「十二人の優しい日本人」という映画を見て元ネタに帰ったわけですが...(脚本は三谷幸喜さんです) / マイケル ( 2001-10-29 08:15 )
はじめまして。法廷ものは好きな映画のカテゴリーのひとつです。でもこの映画はタイトルだけしか知りませんでした。こんど見てみよう。 / しまお ( 2001-10-29 04:18 )
この映画、小さい頃教育テレビで観ました・・・ずしんと見ごたえある映画だったなって記憶しています。面白かった。これが教材に使われたなんて素敵だなあ^^ / パンドラ ( 2001-10-29 03:32 )
この教授のまとめって、学ばなくてもできているひといるね。自分はすぐれたリーダーではないけど、そういうものになりたいと日々思っている。特に、メンバーの多様性を巧みに利用するってところが非常に分かる気がする。タイミングももちろんであるが、、、これで、僕がMBAのために海外にいくようになったら、Hideyさんの影響だろう。あんまり人に影響されないタイプなんだけど、、、(笑) / たまたま ( 2001-10-29 01:52 )
ラストシーンになるまで、ヘンリー・フォンダの役名を知らなかった事を忘れるほど、熱中して見られる映画ですね。正直、デイヴィスという役名、忘れてました(苦笑)。 / あめんほてっぷ ( 2001-10-29 00:13 )
優れたリーダーでなくとも、その教授の言葉身にしみてきます。で、はたしてブッシュ大統領は優れたリーダーと言えるのでしょうか。 / プルー ( 2001-10-28 23:34 )

2001-10-27 亜北極圏サバイバル・シチュエーション 2

気になる正解だが、専門家の話によると、この地形、この季節では、数々の湖を渡り体が濡れて冷えることが一番の命取りになるし、救援機が墜落地点付近を中心に捜索することが考えられるので、現在の場所から動いてはならないとのことだった。ほとんどすべてのグループがこれで撃沈。むしろ、体を乾かし、救援機にとって煙が目印にもなりうる「火」がもっとも大事とのことだった。従ってマッチが1番。2番目は焚木を切ったり、狼などから身を守ったりするための手斧。三番目は、寒さから身を守るテントを作るためのキャンバス。次が寝袋、メイプルシロップという感じ。

ちなみに役に立たないものは、水の浄化剤。このあたりの水は大変きれいな水なのだ。次は北の星座の本。亜北極圏故に北極星は天頂に留まり、方向が分かりにくい。そのうえ、曇りやすいので、焚火で燃やすくらいの役にしか立たない。そして、方位磁針。これも亜北極圏なので、磁石はあてにならない。針を取り出せば、何かの役には立つという程度だったような気がする。

一番重要なのは、はじめに個人で出した結論と、グループで出した結論とで、どのようにスコアが変化したかということだった。驚いたことに、14のチームのうち、実に13までが、グループで出した結論のほうが、メンバーの個人平均よりもスコアが高かった。

効果的なグループ作業はより質の高い結論を導き出す。最後に教授が、効果的なグループ作業に必要な要素を解説した。

誰が誰に向かって話す傾向があるか、グループ全体のスタイルはどういうものか、はじめに各々が見極める。意思決定のためのルールを決める。自己抑制はあり過ぎてもなさ過ぎてもいけない。衝突は避けすぎても奨励しすぎてもいけない。破壊的より建設的な対話。

こうしてまとめると、漠として当たり前の話になってしまう。だからこそ事実に即したケーススタディが重要で、今回のようなシミュレーションが役に立つのだ。

もうひとつの実践的な授業、「12人の怒れる男」については、次回に廻させていただきたい。

先頭 表紙

僕も現場を動かないことを第一に考たのでほぼ合っていますが、多分何かのメディアで仕入れたものでしょう。何となく、以前TVで見たフランス外国人部隊の訓練を思い出してしまいました。グループスコアが高いというもの着目すべき点ですね。プレゼン終わったら、次読みます。やっている本人には大変なのに失礼ですが、これほんとに面白い。 / ガス欠コイン ( 2001-11-04 04:44 )
Hirokoさん、僕よりは若いでしょう。きっと。 / Hidey ( 2001-11-03 06:13 )
実は10年近くも前のことだったので、なおのこと驚きました(笑) / Hiroko@あ、年がバレる。。(苦笑) ( 2001-11-02 22:31 )
Hirokoさん、最近、この手の教材は多いですよね。確かにこの教材も、外部の企業が作ったものでした。討議を録音してみんなで聞きかえして、誰の発言はどうだとか、誰が話の輪には入れてない、それはなぜかとか、結構シビアな授業でした。 / Hidey ( 2001-11-02 06:25 )
ゆーさん、言われてみれば、確かに書きながら色々なことがより消化できてる気がします。これからも時々やってみよう。 / Hidey ( 2001-11-02 06:22 )
以前いた会社の上司が、これの「砂漠版」を管理職研修でやってました。 優先順位付け(何をすべきかの判断?)とか、グループの意見をいかにまとめていくか、といった指導者的な要素をはかるもの、みたいに言ってたと思います。海外でも行われているほど有名なものだとは、正直言ってビックリしました。 / Hiroko ( 2001-10-31 00:25 )
ほんとにいろんな事を勉強されるんですね。ただ授業を受けるだけじゃなくて、こうやって文章に残す事で、さらにクリアになって身についていきそう。 / ゆー ( 2001-10-30 12:50 )
yukiさん、特にそれが英語だとまたもっと難しいんですよね。 / Hidey ( 2001-10-28 23:22 )
自分のいいたいことをちゃんと伝えて、なおかつ、人の言いたいこともちゃんと聴くって、ほんと、簡単なようで難しいです。 / yuki ( 2001-10-28 17:55 )
パンドラさん、おっしゃるとおり。人ひとりの力なんて限定的なものなんですよね。だからこそ、自然な、人とのつながりを大事にしたいと思います。 / Hidey ( 2001-10-28 16:42 )
たまたまさん、まさに、結果よりもプロセスの重要性を学んだコースでした。アメリカの学校というのは、どこでも実践的なものが好きなんですかね? / Hidey ( 2001-10-28 16:40 )
はるぴょんさん、確かに、このメソッドは割と有名なものらしいです。授業をはじめる前に、「かつてこれをやったことがある者」が挙手させられ、彼らは各グループの記録係になってました。 / Hidey ( 2001-10-28 16:39 )
lamanchaさん、やっぱり教わったとおりなのですね。北欧でも同様の危険が多いために、他の国よりはるかに携帯電話が浸透していると聞いています。 / Hidey ( 2001-10-28 16:37 )
グループで出した結論のほうがスコアが高い!・・・・う〜ん、いいなって思いました。3人寄れば文殊の知恵!?じゃないけど・・・ひとりで完結できることって少ないような気がするんです。 / パンドラ ( 2001-10-28 15:23 )
わたしの過去日記にも書きましたが、レベルは違いますが、地球存続のため10人から6人を選ぶってやつやりました。ちゃんと理由があるんですね。最後には、、たまたま、うちの学生のレベルが、、、だったのか私の意見がグループの回答になりましたが、、、、 / たまたま ( 2001-10-28 09:15 )
私も以前何かの機会にこの話を耳にしたことがあります。私の答えは正解とはかけはなれていました。 / はるぴょん ( 2001-10-28 03:28 )
カナダで学生をしていた時、遭難に関して同じ内容の事を教えられたので面白いです。特に冬場はドライブ中の遭難が多く、車のトランクに何を積んでいるかが生死を分けます。そして最も重要なことは、風雪の中では、民家が近くても決して車を離れてはいけないと言う事でした。 / lamancha ( 2001-10-28 00:54 )

2001-10-27 亜北極圏サバイバル・シチュエーション 1

リーダーシップと組織行動の授業について書こう。

この授業では様々な実在の企業で起こったケースを取り上げながら、チームのマネジメント、部下の育成、上司の操縦法、一対一の関係における相手への影響の及ぼしかたなど、多角的なリーダーシップを学ぶ。

アップル・コンピューターで、スティーブ・ジョブズが思いついた商品物流の変革に対し、経験の長い中間管理職の女性が、いかにその問題点を指摘し、経営陣に変革を思いとどまらせるか。メリルリンチのシカゴ郊外の支店長が、文化的な違いやビジネス上の思惑からプライベートオフィスを要求する台湾人社員に対し、いかにしてそれが法外な不可能な要求であることを納得させるか。などなど。

最近2回ほど、実践的で面白い授業があったので、紹介しておきたい。

ひとつめは、「亜北極圏サバイバル・シチュエーション」というコース。はじめにビデオを見せられる。10月5日、カナダ北部の亜北極圏で、小型旅客機が湖に墜落。パイロットは死んだが、乗客は水につかっただけで、怪我もなかった。あたりは無数に連なる、河のように細長い湖と、それに挟まれて点在する陸地が織り成す複雑な地形。一行は10月19日までに、どうしても50km離れた町にたどり着かなくてはならない。飛行機から何とか引き上げた物資は15アイテムあった:

方位磁針、4リットルのメイプルシロップ、全員分の寝袋、水の浄化剤、7m四方の分厚いビニールのキャンバス、13本の濡れていないマッチ、75mのナイロンロープ、懐中電灯、3足のスノーシューズ、バカルディラム1本、髭剃りと手鏡、ねじまき式目覚し時計、手斧、飛行機の予備タイヤ、北の星座の本。

学生は各々これら15のアイテムに対し、一つひとつ優先順位をつけさせられる。それが終わったら、6人一組のグループに分かれて、グループとしての結論を出すべく話し合いをする。最後に、専門家が正解を解説するビデオを見て、自分達の出した結果と比較する。

うちのグループは、50kmの距離なので頑張って3日歩けばたどり着けることを前提に、食糧よりも、歩を進めたり暖を取ったりすることを優先する方針のもと、ランキングをつくった。僕も全体的に異論はなかったが、歩を進めるための道具、暖を取るための道具、食糧系と3つのグループに分けて、それらを交互に組み合わせたほうが安全なのではないかと議論したが、他のメンバーにはそれぞれの戦略があり、皆微妙な妥協をしつつ、合意に至った。自然発生的にリーダーが生まれ、注意深く考察をする役割のメンバー、意見の違いをうまく取りまとめる役割のメンバーが生まれる。こうして限界的な状況でのグループでの意思決定のシミュレーションを行った。

(つづく)

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2001-10-27 Shad Exercise、Talk with the Dean

またまた工場経営の話で恐縮だが、先週はShad Exerciseという1週間かけての面白い演習があった。Shadというのはうちの学校のジムの名前で、全学生がジムに集まって、7〜8人のグループに分かれて簡単な工業製品をつくり、その効率を競うというものだ。

工業製品といっても何のことはない。名刺より少し大きいくらいの穴だらけのボードに、ワイヤーやICチップ、LED、ブザーなどを正しい位置に取り付けて、ごく簡単なサーキットボードをつくるだけである。要領よくやれば、全工程2分弱でできてしまう。

演習の10日前にはじめて練習用のキットが配られるのだが、ほとんど何の説明もない。どこに何を取り付けるかの説明書があるくらいだ。3種類のサーキットボードが存在し、30秒に一回、20分間、合計40回のオーダーが顧客から届き、てきぱきと製作して納品するというルールだ。

学生達は、今まで学んだ生産管理の理論を応用して、ワークフローを組み立て、メンバーの役割を決定。理論としてのフローどおりに実践できるかを確認し、問題があったらフローを修正するのだ。しかしこれが口で言うほど簡単ではない。いくつかやり方があるし、どこがネックになるか、どう全員の作業を均一化して効率を高めるかなど、考えることは沢山ある。

うちのグループはエンジニア出身のメンバーが指揮をとりつつ、皆それぞれに問題点を指摘、改善を加えて、生産ラインを完成した。はじめはカオスのようだったが、最後には涼しい顔で、右から左へと、次々に製品を完成させるきれいなラインができた。うちのセクション(クラス)の11チーム中3位。

これまで頭で学んできた理論を体で確認するというメソッドは文句なしに素晴らしい。この授業をもって生産管理の技術的な講義は終わり、あとは上位概念的な、生産管理における経営上の意思決定を学ばせるコースになる。

* * * * * * * * * * * * * * * * * *

10月17日水曜は、昼休みにDean(学長)がうちのセクションを訪れた。全セクションを順番に廻って、学生との交流を図っているのだ。Deanと直接話せる機会は2年間いてもそうあるわけではないので、挙手をして常々思っていたことを聞いてみることにした。

「この学校に来る前は、色々な人が口々に、『あの学校は非常に競争意識が強い人間が集まり、雰囲気がぎすぎすして、教授もそれを煽るところがある』と話していた。実際に来てみると素晴らしい友人ばかりだし、教授も思いやりが深い。(ここでちゃんと満場の拍手が来る)学校側は最近方針を変えたのだろうか?」

答えはYesだった。リーダーシップをはじめあらゆる授業において、あるべきリーダーの姿を教えているが、近年はとみに、誠実さ、愛情、献身といった価値観が重要視されてきている。学校としては、教えていることと実践していることに乖離があるべきではない。それで新入生の採用においても、そのような要素を重視するように変わってきたのだという。

Deanは最後に感慨深げに、彼が教壇に立っていたときは、どの学生もただうるさいだけで、この中の何人もがCEOになるなど想像できなかったが、そこの席には○○のCEOの××が座っていた、そこは△△の席、などと、我々の座っている席をいくつも指差して懐かしそうに話していた。

誰かがGeorge W. Bushはどんな学生だったかと尋ねたが、あまり多くは語られなかった。人のいい人間ではあったが、さして目立つところのない学生だったらしい。彼は1975年にうちの学校を卒業。MBA取得者としては初めての大統領となった。

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フィー子さん、逆に、この授業はひまじんで使える!とか思うと、余計に集中力が高まります。よき相乗効果ですね。 / Hidey ( 2001-11-02 07:49 )
Hirokoさん、ともすると退屈な授業の話が続いてしまってゴメンなさい。もっと気軽なのも書きたいんだけど、ゴクミで2週間費やしたので、キャッチアップするだけで大変でした。これからもよろしくね。 / Hidey ( 2001-11-02 07:47 )
ゆーさん、そのとおりなんでしょうね。うちの学校でオペレーション・マネジメントに力を入れている理由は、80年代までの日本のメーカーの躍進に大いに学ぶところがあり、生産を科学することへの重要性を感じたからだと聞いています。 / Hidey ( 2001-11-02 07:46 )
こうやって英語で聞き考えたことを、きちんとした日本語で書くという作業は、ものすごくHideyにとってプラスになるだろうなあといつも思いながら読んでます。文章化することで、「わかる」という次元が一段上にあがるような気がしますがいかがかしら? / フィー子 ( 2001-11-01 16:26 )
Hideyさんの日記は、へらへら〜っとした自分が読むには何かもったいないような気がするので、じっくり、噛み締めて読めるような状態の時に読ませて貰ってます。なんか自分にはちょっと難しいところとかあるんですけど、そこがまた好奇心とか刺激されて興味津々です。もっと、自分を向上させなければ!って気にさせてくれます。 お勉強頑張ってください。 / Hiroko ( 2001-10-31 00:13 )
こぎ手の作業の大変さを理解していないと船頭もつとまらないっていうことにもつながるのかな? / ゆー ( 2001-10-30 12:41 )
パンドラさん、僕個人は卒業しても今までどおりペーペーの仕事に就くものと思われますが、ここで学んだことは決して忘れずに、どんな立場でも実践したいと思ってます。 / Hidey ( 2001-10-28 16:35 )
たまたまさん、再来年たまたまさんが入学するときに僕がいたら、それは留年したってことじゃないですかー!ちょっとそれだけは勘弁。重ならないようにそそくさと日本に帰ります。 / Hidey ( 2001-10-28 16:34 )
Rさん、またまた多分間違ってないと思います。僕は今心底この学校を選んだことをよかったと思っています。クラスメートも皆同じみたい。 / Hidey ( 2001-10-28 16:32 )
akemiさん、僕らの作業は単なる作業効率の実験でしたが、「思い入れ」の入った共同作業というのはまた全然違うものがあるのでしょうね。無駄口なく静寂で、というのも何となく分かる気がします。人間、理論だけではないよね! / Hidey ( 2001-10-28 16:31 )
マッキ〜さん、はじめまして。でも、机上の空論って、いつ突然実業の世界で役に立つか、誰も予想ができないんですよね。あなどれない、と思います。 / Hidey ( 2001-10-28 16:29 )
誠実さ・愛情・献身・・・・ほんと、大切にしてほしい。雇われる年数が長くなるほどそう感じます。トップにはなくてはならないもの。 / パンドラ ( 2001-10-28 15:18 )
来年は無理でしょうがその次の年くらいには行きたい。日本に帰国してからまた考えないと、、、うまく仕組んで戻ってきます。Hideyさんもいてねー。(笑) / たまたま ( 2001-10-28 09:05 )
Hideyさんの学校のメディカルを出た友人が、かの学校は競争意識がうんぬんと言っていたので、Hideyさんの日記を読むにつけ知る、クラスのサンパさに正直オドロキでした。ビジネスという分野故なのだろうと思っていましたが、その中でもどんどん変化しているのですね。ちょっと羨ましい。 / R@またもや「間違っていなければ〜」ですが ( 2001-10-28 03:32 )
全員、ド素人でしたが(当たり前)保育園の卒園文集の製本をしました。数冊作るうちに役割分担がはっきりしてきて、だんだんに作業効率が良くなっていきます。ムダ口もなくなり静寂の中で作業は進んでいきます。最後の一冊、仕上げたときにはみんな職人気分でした。この苦労もまた卒園のいい記念になりました。〜根性の悪い人間が人の上に立つとロクなことになりませんからな! / akemi ( 2001-10-28 00:10 )
まさに学んだことを実践する授業ですね。私は数学を勉強してますが、机上の空論になりそうな科目よりもやはり実践できる科目のほうがやっていて面白く感じます。どの科目も相互に関係している部分があるので手を抜くことは出来ないのですが。 / マッキ〜 ( 2001-10-27 23:08 )

2001-10-24 Priscilla Ball

ところで、トヨタ・プロダクション・システムを学んだこの日はPriscilla Ballというフォーマルなパーティーがあった。フォーマルとは言え、男性は皆女装しなくてはならないという異常なパーティーだった。Priscillaというのは、同名のオーストラリアの映画からとったもので、その映画は、女装した男性3人の珍道中を描いたものなのだそうだ。ご存知の方もいらっしゃるかもしれないが、僕は全然知らなかった。

僕はそのパーティーのチケットを買っていなかったが、クラスメートが企画した、Pre-Priscilla Partyという小パーティーに参加した。同じクラスの女の子が、自宅にPriscilla Ballの出席者を集めて、メイクを手伝ってやるというのがそもそもの目的だったのだが、クラスでも僕を含め半分以上いたPriscilla Ball不参加者も、仲間の女装姿を肴に軽く飲めるようなパーティーにしたいということだったので、僕もカメラをもって参加した。

いま、ひまじんに写真をアップできる態勢にないことを感謝しよう。とにかく醜くおぞましかった。手元にごつい男達の女装写真があるが、これらの写真を僕は二度と見ることはないだろう。まあ楽しかったからよかったんだけど。

だが、白状しよう。高校時代の僕の特技は女装であった。別に女装が趣味なわけではないが、とにかく誰も男だとは分からないのだ。劇やら文化祭のコンテストやらで女装をさせられたことがあり、悪乗りしてそのままクラスメート(含フィー子夫)と街を歩いたりカレー屋に行ってしおらしくチキンカレーを注文したりしたが、誰も不審に思わないのだ。

もういい歳こいてそんなことは二度とすることはないと思っていたが、後日Priscilla Ballの盛りあがり方を聞き、来年は行ってみようかとひそかに思う自分が怖い。

しかしもっと怖かったのは、あのパーティーの日、夕闇に紛れながら、けばけばしい衣装をまとった、体躯のたくましい大勢の「淑女」達がキャンパスを徘徊しているのを目撃したことだった。ああ怖かった。

先頭 表紙

Hirokoさん、連続3回というのは凄いですね。いい映画らしいので、是非見てみたいと思っています。 / Hidey ( 2001-10-27 22:50 )
ナライフさん、情けない話をご披露してしまいました。Halloween、雰囲気を感じたいのですが、狭い勉強部屋ではあまり感じられないのです。今夜はパーティーに行ってみようかな? / Hidey ( 2001-10-27 22:50 )
浪花撫子さん、その小耳情報、ちょっと怖い。さすがにそこまでしてやってしまうのは嫌ですよね。しゃれになる程度でないと。。。(僕のはしゃれだったのか?) / Hidey ( 2001-10-27 22:49 )
みなみさん、いつか、そのうち、できれば、ね。 / Hidey ( 2001-10-27 22:48 )
Ecruさん、はじめまして。11年前に仕事でイタリア各地を40日廻って以来、そう思うようになりました。今は料理など、着々準備中です。 / Hidey ( 2001-10-27 22:47 )
はるぴょんさん、実はひそかに気付かれていて、何も言えなかったというのだと怖いですよね。 / Hidey ( 2001-10-27 22:45 )
Hirokoさん、忘れた頃にUPします。 / Hidey ( 2001-10-27 22:39 )
makiさん、むしろニキビがいつもどこかにできていた昔よりは、オヤジになった今のほうが肌自体はきれいかも(?) / Hidey ( 2001-10-27 22:38 )
yukiさん、そんな方だったのですか!?でも是非見てみたいです。いずれオフででも写真を見せ合いましょう。 / Hidey ( 2001-10-27 22:36 )
Rさん、ほんとにいい映画らしいですね。いずれ機会が会ったら是非見てみたいです。(来年パーティーに行く前に参考にするかな?) / Hidey ( 2001-10-27 22:35 )
ガス欠コインさんの渋い文章からは想像もできない女装姿。。。ちょっと見てみたい気もします。 / Hidey ( 2001-10-27 22:34 )
パンドラさん、あまり美しい想像をつくりすぎないでください。いずれ会うときに困ってしまう。。。 / Hidey ( 2001-10-27 22:33 )
みかりんさん、当時の写真はボストンにはないのです。残念ながら。妻が持ってきてくれたりしたら、ちょっと検討してみます。(でも、こんなことを妻に頼む僕って一体。。。?) / Hidey ( 2001-10-27 22:31 )
りるりるさん、そう思います。なんだかんだでみんな化けててうれしそうだった。僕はどうしようかな。。。 / Hidey ( 2001-10-27 22:29 )
akemiさん、自営のおじさん、怖いですね。うーん、たまたま氏と写るのもとっても怖い気がするのでやめておきます。(笑) / Hidey ( 2001-10-27 22:28 )
プルーさん、そう、Halloweenなんですよね。ちょっと勉強ばかりであまり考える余裕がありませんでした。でもパーティーがいくつか予定されてるので、ひとつくらい行ってみようと思います。 / Hidey ( 2001-10-27 22:26 )
たまたまさん、歩いてました。(嘘)ぜひまた会いましょう。ちょっとここのところMid-term examが相次いで余裕がないのですが、余裕ができたらそのうちお知らせします。 / Hidey ( 2001-10-27 22:24 )
TAKEさん、正直見たくない!(笑)アメリカ人できれいな顔立ちをしている男もいるのですが、どうしてもおぞましくなってしまうんですよね。 / Hidey ( 2001-10-27 22:22 )
おと吉さん、病み付きにはなりたくないです。でも世の中そういう人も多そうですね。 / Hidey ( 2001-10-27 22:21 )
ゆーさん、さすがに大人になってからは男っぽい顔つきになって、ちょっともう今では無理だと思います。ぜったいゆーさんの勝ち! / Hidey ( 2001-10-27 22:19 )
mignonneさん、そう思ってらっしゃるmignonneさんのほうが怖い。 / Hidey ( 2001-10-27 22:18 )
観ました、観ましたその映画!! しかもパーマ屋さん?で連続3回も!! / Hiroko ( 2001-10-26 20:42 )
自分はとても女装には向いていないと思うのですが、そのパーティ楽しそうですよね。そちらはまさにハロウィンの季節で盛り上がっているのでしょうね。 / ナライフ ( 2001-10-26 15:58 )
小耳情報によると、「ごく普通の男性達による女装の会」みたいなのがあって、年一度は会合があるそうです。そいで、女性用のブティックが閉店後に男性向けにお店を開いて、心おきなく買い物を楽しんでもらうという計らいをするとこもあるらしいです。ふーむ。 / 浪花撫子@女装はファンタシー? ( 2001-10-26 13:51 )
楽しそうなパーティですね!! Hideyさんの変身姿も見てみたい……♪ 写真待ってます(笑) / みなみ ( 2001-10-26 00:10 )
↓本文と関係なくて、ごめんなさい。 / Ecru ( 2001-10-26 00:04 )
はじめまして。R様もところのつっこみに反応してしまいました。60歳を過ぎたら、イタリア人を目指す計画なんて、素通りできないもの。いつか詳しく聞かせてください。 / Ecru ( 2001-10-26 00:03 )
女装するだけなら誰でも(?)できるけれど、気づかれないというのがすごい!以前、深夜のファミレスで女装のおじさんが入ってきてパフェか何かをオーダーしてひとくちも食べないで、そのうち帰ってしまったのを目撃したことがあります。この都会で、深夜、いろんなことを考えている人がいる、と妙に感慨深かったです。 / はるぴょん ( 2001-10-25 22:42 )
いつまでも待ってますので、ぜひUPして下さい。観てみたいです〜♪ きっと繊細なお方に違いない。。。 / Hiroko ( 2001-10-25 22:28 )
えぇ!超見たい・・・。きっとHideyさんって肌がきれいなんだろーなぁ。。。ヾ(≧▽≦)ノ" / maki ( 2001-10-25 14:24 )
なんか、またHideyさんにあって、刺激をうけたくなった。また誘ってくださいよ。今度はこっちも友達つれていきますーー。 / たまたま ( 2001-10-25 10:13 )
akemiさん↓僕もデジカメ持ってません。いつも友達に取ってもらってメールで送ってもらってアップしてます。。でも、Hideyさん、女装はいつでも、、、、ごいっしょします。 / たまたま ( 2001-10-25 10:12 )
あ、思い出した、私、学生時代、男の子に化粧してみるのが趣味だった!(しかも、ドーランで)みんなに大受けだった。 / yuki@またしたい! ( 2001-10-25 09:03 )
『Priscilla』、映画もなかなか良い出来でお薦めです。Hideyさんの女装姿にはかないませんけれど。 / R ( 2001-10-25 04:53 )
僕もメイクしたらそれなりになったんですがねえ。Hidey氏とは違う意味のような(爆)。 / ガス欠コイン ( 2001-10-25 04:36 )
きれいな方なんだなあ・・・きっと。どきどき^^ Hideyさまの日記にまた新たな楽しみが・・・♪  / パンドラ@桟敷カッコイイナ! ( 2001-10-25 01:11 )
当時の写真があれば。。是非見たいです(笑)いい思い出ですね。。。☆ / みかりん ( 2001-10-24 23:21 )
あはは。その場に居たらかなり恐いかも〜。女装してない組で、来年こそと思っているのはHideyさんだけじゃないような気がしますが・・・。(笑) / りるりる ( 2001-10-24 22:48 )
え〜、見たい見たい〜!以前、女装すきのおじさまとファミレスに入ってみたことがあります。周囲の怪訝そうな顔が妙に可笑しかった。通販の下着を奥さんの名前で注文し、仕事場に届けてもらっていると言っていた自営のおじさん…まだやってんのかな?たまたまちゃんと2人で女装したスナップ希望!んで、たまたまちゃんがアップすればいいんじゃん!(笑) / akemi ( 2001-10-24 21:37 )
Hideyさんの女装姿、見たかったな。その当時の写真はもってらっしゃるかしら。こちらはもうすぐハロウィーンのパレード、ドラッグクイーンが街を練り歩きます。 / 今ダウンロードしたカレン聞いてますプルー ( 2001-10-24 21:27 )
Hideyさんの女装すごくわかる。そういえば、先週の木曜日、女装してQuincy Marketの近くあるいていませんでした??? 自分も年に2,3回はしますよ。今度みます??写真あるけど、、、(ははは) / たまたま ( 2001-10-24 20:48 )
女装が似合うなんてカッコいいすね^^ 僕も一度だけ女装したことがありますが、すれ違う人がみんな振り返るできばえでした、あまりの不気味さに(笑) / TAKE ( 2001-10-24 19:28 )
女装に限らず他人に化けることは、一度やったら病み付きになる。写真のアップおまちしておりやんす。 / おと吉 ( 2001-10-24 17:47 )
Hideyさまの女装、、、ぉ美しそうです。きっと負けます。(←何が?)それはそうと、桟敷席〜♪おめでとうございます〜☆ / ゆー ( 2001-10-24 17:08 )
でもHideyさんの美しいお姿を是非拝見してみたいと思ってる自分も怖い・・・^^Priscillaは、Priscilla of Bostonのことかと思いました〜。私のWedding Gown,ここのにしたんです(って関係ないけど・・・) / mignonne ( 2001-10-24 16:46 )
フィー子さん、本文にちょっと書き足しときました。 / Hidey ( 2001-10-24 16:41 )
たらママさん、勇気のある方ですね。 / Hidey ( 2001-10-24 16:40 )
高校生の頃とはお肌が違ってることをお忘れなくね。(来年に期待!!) / フィー子 ( 2001-10-24 16:37 )
写真は後日でも結構ですよ。 / たらママ ( 2001-10-24 16:33 )

2001-10-24 世界最高の生産方式

ゴクミの話にかまけてすっかり近況報告が滞ってしまった。実は多忙ながらも非常に密度の濃い2週間だったのだ。古い順に簡単に振り返ってみたい。

10月12日金曜日、TOM(生産管理の授業)でトヨタのケンタッキー工場(TMMK)のケースを取り上げた。毎年必ずカバーする、古典的なケースだという。1985年、貿易摩擦や円高という環境の中で、トヨタがはじめて本格的な現地生産体制を敷いたのがこのTMMKにおいてであった。世界最高の生産方式として既に世界の賞賛を得ていたTPS、トヨタ・プロダクション・システムが、アメリカに舞台を変えても通用するか、世界中が固唾を飲んで見守っていた。

授業のはじめに、まずはイメージが浮かぶようにと、教授が実際のTMMKの製造過程をまとめたビデオを見せてくれる。80人のクラスメートは食い入るように画面を見つめる。だれもが、今日の授業の意味合いの重さをわかっているのだ。以前の現代資本主義の授業でのトヨタの記述でもそうだったが、今回も、工場経営を芸術にまで高めた日本企業の雄姿を、世界各国からのクラスメートとともにじっくり鑑賞するというのは鳥肌ものだった。

「ジャストインタイム」、「かんばん」、「平準化」、「自動化」、「改善」という、TPSを代表する数々の成功の要素を学習した。それらの意味するところは、世に出回っている数多のトヨタ本に任せるとしよう。授業では、ジャストインタイムは別として、“Kanban”、“Heijunka”など、すべて日本語をそのまま使って教える。なぜならそれらの言葉は、既に世界中の工場経営において、定番のシステムとして日本語のまま浸透しているからだ。ちょっと教授も学生も発音がおぼつかないのが笑えた。

世界の名だたる企業がこぞって名古屋のトヨタの工場を訪れ、その経営の秘密を探り、模倣するのだが、結局TPSを取り入れて成功した企業は皆無だったそうだ。

つまるところ、TPSの真髄は、あらゆる技術を駆使して問題点をさらけ出し、5マイルにもわたる生産ラインを頻繁に止めてまで原因を突き止め、そして限りない改善の努力をするということにあった。失敗を問うたり、責任の所在を明確にしたりするのではなく、工場全体のワークフローにおいて、問題を顕在化し、共有する。個々の技術というよりは、全体のシステム・哲学こそが大事なのだ。

簡単なようだが、個人主義的で、個人レベルの問題の所在を明らかにすることに慣れたアメリカ人のマインドセットでは、なかなかこれが模倣できないのだそうだ。かと言って、日本の他の自動車メーカーは模倣しきれたわけではない。テクニックを戦略へと高め、理念にまで昇華するということは、やはりそう簡単ではないということか。

先頭 表紙

しゃむさん、↓「向上」→「工場」でした。 / Hidey ( 2001-10-28 09:18 )
Rさん、多分間違ってないでしょう。こちらこそお世話になってます。 / Hidey ( 2001-10-27 22:17 )
しゃむさん、kanbanはあくまで工場でのパーツ発注原票のことで、ふつうの看板はやっぱりsignでしょう。kanbanが通じるのはあくまで向上に携わっている人の話です。 / Hidey ( 2001-10-27 22:16 )
わたしが思っているHideyさんの会社が間違っていなければ、うちの父が常々お世話になっているはずです〜(広告なの)。 / R@ ( 2001-10-27 16:37 )
看板ってそのままでいいんですね。。前に「立て看板」を説明するのに苦労した思い出が・・・ / しゃむ ( 2001-10-27 16:02 )
はるぴょんさん、情けなくないですよ。こっちに来て知る偉大な部分のほうが多いのではないですか?やはり自分と同じDNAを持っている人たち、持っている企業が、世界を舞台に活躍することは、絶対的に魂の共鳴を呼ぶものがあります。愛国心を超越したものだと思います。 / Hidey ( 2001-10-27 07:08 )
makiさん、それはご主人、究極の選択。でもこれから家が建つんですもんね。ちょっと無理だよね。 / Hidey ( 2001-10-27 07:05 )
昔パキスタンに住んでたときは、豊田通商の人がいて、日本人社会はつきあい上みなトヨタ車に乗っていました。 / Hidey ( 2001-10-27 07:04 )
Rさん、それはそれは。逆に教えてもらうことがいっぱいありそうですね。僕もこちらで始めて学んだだけなので、これからもっと勉強してみたいと思っています。 / Hidey ( 2001-10-27 07:03 )
ガス欠コインさん、一度だけトヨタカップサッカーの運営を手伝ったことがあります。一年目で下っ端作業だったので、ほとんど何も分かりませんでしたが。 / Hidey ( 2001-10-27 07:02 )
たらママさん、「andon」というのもありますが、[ae]の発音記号だったので、何言ってるのか分かりませんでした。 / Hidey ( 2001-10-27 07:00 )
akemiさん、と言いつつ僕は一度もトヨタ車を所有したことがありません。やっぱりドイツ車がいいなあ。 / Hidey ( 2001-10-27 06:59 )
TAKEさん、僕はまだトヨタの仕事はほとんどしたことがありませんが、ご存知かと思いますが、うちのT社担当営業は30〜40人いるのです。(もっとかな?)仕事の規模の大きさが分かります。 / Hidey ( 2001-10-27 06:58 )
おとじろうさん、相当ひま中。(笑)確かに日本人のよい部分も悪い部分も、どんどん浸透して知られてきているのは実感しますね。 / Hidey ( 2001-10-27 06:55 )
にわか愛国主義、ではないですが、海外にいて、日本の偉大な功績を初めて知り(そこで知るのが情けないのですが)、とても誇らしくなることがあります。私は日本人の勤勉さと、仕事の正確さは世界に誇れると思っています。 / はるぴょん ( 2001-10-25 22:46 )
彼の会社でTOYOTAの設計に携わっている部があるそうで、彼はそちらに行きたいみたいです。でも、名古屋に行かなくちゃいけなくなるから諦めてるみたい・・・。 / maki ( 2001-10-25 14:22 )
うちの会社もアジアとアフリカの一部の国でトヨタを売っています。トヨタは商社をよーく使います。彼らはメーカーのプロフェッショナル。餅屋は餅屋です。どことは言わないが、商社が切りまくった自動車メーカーはいまは風前の灯火。やっぱ、トヨタはすごいーーー。 / たまたま ( 2001-10-25 10:10 )
わたしの父は以前トヨタにいて、退社後もトヨタと仕事をしているので、とても興味深いお話です。 / R ( 2001-10-25 04:50 )
先日、NHKの特番で見た廃棄物の再生方法など、本当に目を見張るものです。 / ガス欠コイン ( 2001-10-25 04:43 )
TAKEと同様です。文句ばかり言いながらトヨタの仕事やっていたんですが、井の中の蛙とはよく言ったもんで、外に出て初めて、あの大企業の合理性を思い知りました。悪い思い出ばかりじゃないんだけど、ほんとに若くて無知だった。 / ガス欠コイン ( 2001-10-25 04:42 )
わたし、初めて外人から「カンバン」という言葉を聞いた時、その意味知りませんでした。 / たらママ ( 2001-10-24 22:50 )
わ〜すごいんだな〜日本が誇る世界のトヨタ!Heijunka の言葉がそのまま使われているなんて!ちょっと感動です。「車はトヨタ!」ラングレー以外は全部トヨタ車だ!←うちとあたしの実家 / akemi ( 2001-10-24 21:44 )
かっての会社勤め時代はトヨタ自動車の車のカタログ作りがメインで、頻繁にトヨタ本社にも伺って多くの方とお仕事をさせていただきました。フリーランスになり他のメーカーと仕事をするようになって、トヨタのシステムと人材の優秀さを改めて実感させられることは多いです。 / TAKE ( 2001-10-24 19:25 )
ひまじんも段々グローバル化してきているせいか、"Heijunka"が"Himajinka"に見えてしまいました(笑)。親子代々トヨタ勤務といった職人的な環境もアメリカでは不思議なことでしょうね。 / おとじろう ( 2001-10-24 17:45 )

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