今日、いつもの育児サークルでムスメは泣かされてきた。
相手は7ヶ月産まれたのが遅いV君。
あまり熱心でないV君、さいころをふる順番になって、先生に呼ばれてもなかなかこない。
「Iちゃん、どいてあげて。」先生の声がしたのでふりむくとその行く手をちょうどムスメがふさぐ形になっていた。
直後、腕の中にいた次女がぐずったので一瞬目を離したすきにムスメが泣き出した。
ああ、またV君にぶたれたか、蹴られたかしたんだな。そう思った。
V君は口で言う前にすぐ手が出る子だ。
そして小さい頃から「自分より小さいお友達に手をだしてはいけません。」と私にいい含められているムスメはV君には叩かれても手を出さない。
だからやられっぱなしで悔し泣きをしているのはよくある事。
V君のママはいつものようにお友達とのおしゃべりに夢中でその騒ぎに気がついてなかった。
はぁ。まただわ。
いつもと違ったのは、すぐに泣き止むムスメがいつまでも、「いたいよ〜。」と泣き続けることだった。そしてV君がやたらとまつわりついて来ていた。まるで機嫌をとるかのように。
あら。珍しくV君、悪かったと思ってるのかしら?
そう推測して、「アナタも悪かったんでしょ?」私はムスメにそういい続けた。
帰り道。念のために、「どうして今日はあんなに泣いたの?」そうたずねてみた。
V君をかばうかのように口をにごすムスメ。
何回か会話を繰り返した末に帰ってきた答え。
「V君がお洋服ひっぱって噛み付いてきたの。だから痛くてえーんって泣いちゃったの。」
慌てて服をめくってみるとそこにはくっきりと赤くちいさな歯型が・・・。
皮も剥けている。
こりゃ、痛いよ・・・。
なんですぐに言わないかなぁ・・・。
言ってくれたら、その場で先生に泣き止むことができなかった言い訳もできたし、V君ママにも教えてあげられたのに。
こういうのって来週改めて言うことでもないよな〜。
やっぱり報告だけでも今日しておいたほうがいいのかな。
さんざん悩んだ挙句、先生とV君ママに電話をかけた。
単に事実として知っておいてもらおうかなと。
二人とも留守だった。
うん。それでよかったのかもしれない。
今更言われても単なる苦情としかとられないかもしれないし、ぶたれるのは平気でも噛み付かれるのは許せないって、ヘンと思われるかもしれないし。
この辺の許容範囲には個人差があるもの。
そう。冷静になって考えてみると、「子供のけんかにはなるべく口をださない。」と、叩かれることには寛容な私が、「噛まれた事」になぜこんなに動揺してしまったかということ。
そして、どうしてこれほどまでの嫌悪感を抱いたのかということ。
どこまで相手を許せるかって、ひとそれぞれ。
ヒトの心って不思議なものだわ〜と改めて感じさせられた出来事でした。
※こっちは犯行現場を直撃! |