2002-10-08 自転車ツーキニスト
2002-10-01 うなぎパイが届きました
2002-09-26 振動する椅子？
2002-09-25 アンダルシアは意外と近かった！
2002-09-24 アンダルシアにあこがれて...
2002-09-19 2002年9月20日　折り返し点
2002-09-16 新しいプロミスのCM
2002-09-13 今日から新聞右翼
2002-09-03 ♪　釣瓶落しの秋の始まり
2002-08-20 先週末見たもの - 劇団キャラメルボックス と INAS-FID サッカー世界選手権大会

なんでも通勤に自転車を使う人のことを、こう呼ぶらしい。

もともと通勤にかかる時間は自宅から最寄駅まで徒歩で12分、電車で12分の移動、そして会社まで15分程度。それが自転車だと行きは25分で帰りは35分くらい。最近は起きた時に雨が降っているとその分早く出発しなければならないのが憂鬱になるほど自転車通勤生活になじんでしまっている。

夏の間は汗だくになるから、と上下とも下着の替えを持って行ったりした。台風が来た時や宴会の時なんかは流石に自転車には乗らないけど、そうでもない限り通勤に電車は使わなくなってきた。

電車通勤の頃は移動を駅と駅という点でしか捉えられなかったけど、自転車だと自宅からオフィスを繋ぐ線として通勤路を見ることが出来る。とはいえ、朝は結構ダッシュで飛ばしているし、帰りは真っ暗なのであんまり余裕を持って見渡しているわけでもないのだけれど。それでも桜並木のトンネルの中を潜り抜けたり、川沿いの道から鮎釣りをしている人たちを遠めに見たり、彼岸花が咲いているのを眺めたりした。

徒歩だとちょっと不便な所にあるスカイラークガーデンズでお気に入りのデザート・カタナラを食べたりもしている。

自転車通勤の効果としては、ここ数年間の健康診断の時に測定した体重の推移を見ると一目瞭然。

97年9月　56.9kg
98年9月　58.4kg
01年3月　61.6kg

アメリカに赴任したのが99年6月だから、その後急激に体重が増えたのが伺える。車による通勤で殆ど体を動かさなかったし、あと食事のボリュームにもすっかり馴染んでしまった。現地に体重計を持ってゆかなかったのも結構影響があったよな。

僕の身長は160cm弱なのでこの間にBMI値も22→25と増量。そして「やや太り気味」にカテゴライズされることに！

帰任直後（02年6月）の正確なデータはないけれど60kgを超えていた事は確か。自転車通勤をはじめたのは去年の12月頃。これと食生活の若干の改善で体重は再び55kg台で安定。調べてみたら91年に受けた会社の健康診断の時のデータと（体重だけは）変わらない。

アメリカに行っていた２年の間に体重が5kgくらい増えて、戻ってきたらその分減った...まるで体重の逆V字回復だ。

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先日、新幹線の中で拾った携帯電話を持ち主に送ったところ、そのお礼としてうなぎパイを戴きました。電話で話した時の感じも良く、とても気持ちの良い方でした。

うなぎパイ大好きです。でもマジで食べ飽きています（これは今回送ってくれた方に対しては何の恨みもありません...）

昨年４月の組織変更で、うちの職場まるごとが浜松と豊橋の間にある工場に出向という扱いになっていて、毎週誰かが日帰りで工場との間を行き来しているのですが、彼らのお土産がぜーーーーんぶ「うなぎパイ」なんです。他にアイデアはないのか！ってくらいにうなぎパイ一辺倒！

僕はたかが日帰りの出張でお土産なんか必要ないと思うし、お互い様なんだから買うのやめてくれればいいと思うのです。本当にその出張中の不在で迷惑をかけた人や、準備を手伝ってくれた人に感謝の気持ちをこめたお土産ならば良いと思うんですけど、みんなに箱でまとめて同じ物をどさって渡す、あんまり心のこもっていないお土産って逆にイヤですね。

僕は母親の実家が御菓子屋なんですけど、結構こういうあげてもあげなくてもいいような義理土産で、日本のお菓子業界は成り立っているのかもしれません。

僕が嫌っているのは、特に「義理土産です！」って開き直っているお菓子。包装だけ違って中身はどこで買っても同じ安っぽいクッキー（○○にスキーに行ってきました、とかいうやつ）。あれってきっと同じ工場で作ったのを全国にばら撒いているのはないか、と思うけどどんなものだろうか？　あんなもんを買ってばらまくくらいなら、菓子職人が丁寧に作った逸品を特別な人だけにあげる方がいい、なんて思う僕は心が狭い？

あと全国各地に溢れる「萩の月」モドキ。「萩の月」は確かにウマイ。食べ比べたわけじゃないから一番美味しいかどうかまではわからないけど、オリジナルにはしっかりと敬意を表したい。確か一昔前までの萩の月は、傷みやすいことが仇になり全国区のものではなかったはずだ。脱酸素剤（エージレス）が開発されたおかげで日持ちするようになったのと、ザ・ベストテンでの少年隊の「萩の月はおいしい」という発言から（ホントか？）一気にブレイクしたのだという。その代り、まがい物もどんどん各地で生産されるようになったけど。

頼むから菓子職人。定番お菓子もいいけれど、ここは一つオリジナリティ溢れるご当地の新名物お菓子を創作してくれ！　とりあえず浜松周辺の職人にはうなぎパイのライバルになるお菓子の開発を切に願う！

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...といってもナショナルの「アーバンリラックス」のことではない。

今日は久々に日帰り出張で浜松にある関連会社の工場に行ってきた。その帰りの新幹線の車中での出来事である。

こだまが浜松駅を出てしばらくし、僕はちょっとウトウトしかけていた。

その時いきなり椅子がブルブル震えだした。

「何事？」　寝ぼけ眼で様子を伺う。

どうやら振動しているのは自分の右の太ももの下辺りだけのようだ。
とはいうものの、別に自分のお尻が痙攣を起こしたわけではない。
そして僕の携帯はカバンの中。
このブルブル感は一体...

恐る恐る腰をあげてみるとそこには... 何故か他人の携帯電話が！

震える携帯を見ながら、まだ寝ぼけ眼の僕は対応に困っていた。
こんな時に何故か頭の中に流れるメロディは The Beach Boys の「Good Vibration」...

そして僕は自らに問う。

「なぜここに？」

なぜって、わざわざ僕が寝ている間に、そんなとこに携帯を忍び込ませる輩はいないだろう。
いやイカガワシイビデオならそういうシチュエーションも... （ペシッ）
誰がなんと言おうと、僕が座る前に誰かがそこに置き忘れたに決まっている。

問題は今ブルブル震えているその電話に出るべきかどうか、ということだ。

本来の持ち主の代わりに、僕が出てしまって良いものか。

例えばその電話の持ち主がお年頃の女性で、電話の主がその彼氏だったら、僕が出ることによってその子に迷惑はかからないだろうか？
自分が何者であると名乗れば良いのだろう？　言い訳すればするほどあやしいではないか。

それにひょっとしたら、出たらいきなり「ロンドンブーツ１号２号の淳」のガサ入れかも知れん。
女の子の浮気相手に電話したら、聞いたこともない男（僕）が出て、全国ネットのテレビの前で視聴者全員が「？」となるかもしれん。

そういえば先日、行方不明になった末に死体で発見された女性が生前使っていた携帯電話を、その女性と出会い系で知り合った容疑者が使っていたという事件があったな、やだなそんなのに巻き込まれたくないな。

どうしよう... 駅員さんに預けた方がいいのだろうか？
携帯電話は列車の中への忘れ物で、多分トップ５くらいに入るだろう。
これといって特徴のない携帯電話だし、駅員さんに預けた所でちゃんとご本人の手に戻るとも思えん...

バッテリーが切れてしまったらそれで「The End」だ。
ええぃ、これは出るしかないでしょ！

...なんて、寝ぼけていた割には随分と色んなことを一瞬のうちに考えたもんだ。

「もしもしひょっとしてこの電話の持ち主さんですか？」

随分と間抜けな対応ではあったが、考えたって仕方ないもんなぁ...

果たして、電話をかけてきたのはそこに置き忘れたご本人で、これから着払いで宅配便で送るところなのですが、こういうこともあるんだなぁ〜

【追記】

考えてみれば、この持ち主さんが妙な着メロを設定していなかったことに感謝せねばなるまい。例えば「踊る大捜査線」なんかのテーマで起こされた挙句、周りから白い目で見られた日には、新幹線のトイレにFlushさせていたかもしれん。

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昨日の日記の続編でございます。

さて、Northwest系のマイレージプログラムで無料特典旅行に行こうと思っていたところ、都合のいい便は押えられていた、というのが昨日のあらすじです。

本日、お昼休みにAmerican航空系のマイレージプログラムで確認をしましたところ、いとも簡単に予約が入りました！

AA系のマイレージでヨーロッパに行く場合は、日本航空を利用して一端ゲートシティに入ります。アムステルダムだったり、パリだったり、チューリヒだったりそれは様々なのですが、そこから先はAAの提携先の航空会社を利用することになります。

今回はマドリッドIN、セビリアOUTを考えていたのですが、マイレージで無料で行ける行き先には限りがあるようで、行き帰りともマドリットにしました。（今回はアムステルダム乗り継ぎ）

マドリッド-セビリア間はバスだと６時間くらいかかりますが、スペイン国鉄ご自慢の超特急AVEなら２時間半くらい、飛行機なら直行で１時間で行ける距離ですので現地で当日の移動も可能でしょう。何でもAVEは５分遅れたら料金払い戻す、という制度があるくらい正確で、しかもあの国民性（失礼！）のクセに払い戻しは殆ど発生しないとか。

さて、どうしてこんなに簡単に予約が入れられたのも、きっと最近 American 航空が無料旅行の発券ポリシーを変えたことに要因があるのかもしれません。

前は「予約は１年前から、発券は直前」なんてことができました。こうすると、皆がとりあえず１年前からとりあえず押えておいて予定が変わったらキャンセル、なんてことをやるわけです。昨日の僕みたいに、既に誰かが無料枠を押えていた場合、キャンセル待ちをするかか、諦めるわけです。どっちにしても、「こんなに早くに動いているのにマイレージの無料特典旅行は予約が入れられない」ということになり、それが重なるとマイレージそのものにメリットを見出さなくなります。

新しいポリシーでは、入れた予約は原則２週間以内に発券しなければキャンセルとみなされてしまいます。もちろん発券した後の予約の変更は可能ですが、100$の手数料がかかるようです。もともと無料航空券ですからある程度の制約があるのは問題ないと思いますが、こうやって「本気で行きたいと思っている人だけが予約を入れるようになる」という方が正解なんじゃないかな、という気がします。

でも、これを本当にこれから２週間以内に発券するか、ということになると悩むところです。矛盾しているようですが、予約が入ったら入ったで、心配です...　ま、手数料なんて安いもんだからなぁ...

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歳を一つ取った後の３連休、その休みの間、僕が一番時間を割いたことは、来年の休みの旅行の計画だった。行く先はここ数年ずっと行きたいと思っていた Andalucia に迷うことなく決定。

ここにはスペインのイメージを形成している、強烈な日ざし、情熱的な人々、フラメンコ、闘牛といったものの全てがここにある（らしい）。僕は前に学生の時に Madrid と Barcelona だけ訪れたことがあったが、40日ほどある旅行の一番最後だったので、疲れがドッと押し寄せて、思いのほか動けなかったのが心残りだった。

対スペインのリベンジマッチは来年の４月下旬。今のところ、２週間のお休みを戴いて、4/19（土）に発って、5/6（月）に戻ってくるつもりだ。既に綿密な計画がPCのNotepad上にびっしり書かれている。

まだまだ半年も先の話で、予定通り休みが取れるとは限らないが、それでもこんなに早く動き出したのには理由がある。今回はマイレージでのフリートラベルを狙っているのだ。

僕が貯めに貯めまくったマイルは WorldPerks （Northwest と KLM 系列）が約114,000マイル。One World（American と British Airways など）が約110,000マイル。いつか来るかもしれない（というか絶対そのうちに来ると思っている）マイレージ・ペイオフ？に備え、2003年はマイルを使い切る！、という意気込みの元、早速 WorldPerksの予約センターに電話してみました。

通常ヨーロッパ往復に必要なマイル数は60,000マイル。しかし希望の日時の前後はマイレージ用の席（数に限りあり）は既に予約が押えられているという。無料特典旅行用の座席は限られている、というものの、みんな出足が早いねぇ...（実際は１年前から予約が可能なのだけど）

通常プランがダメなら「Rulebusters」というものがある。これは、座席数の制限がない代わりにマイルがたくさん必要なプランなのだ。これは普通にお金でチケットを買うのと同様、座席に空きがある限り予約が可能なようだ。当然スケジュールとしては何ら問題はないのだが、甘かった。必要なマイルは120,000マイルだった！　惜しいけど、あと 6,000マイル足りない...

さて、どうしたものか。

遥かなる憧れのアンダルシアまで、あと6,000マイル。（実際の距離もこんな感じだよな...）

残された道は、

1) 何としてでもあと6,000マイル貯める（本末転倒！）
2) キャンセルを待つ（結局行けないかも？）
3) 時期をずらして混まない時に行く（そうすれば通常プランで予約できるかも？　でも見たいイベントがあるのだよ！）
4) タダで行くのはあきらめて自腹で行く

いつものパターンだと 4) になっちゃいそうだなぁ。

おっと、

5) One World の方で予約できないか調べてみる

というのがあった。これは試してみる価値大！　というかやらねば！

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35歳になる日をあと数分で迎えるにあたって僕は人生の折り返し点を曲がることを決意した。

...なんと偉そうに。これは僕が17か18歳の時に読んだ、とある短編小説からの受け売りだ。思えばその作品を読むまでに過ごした時間の倍の年月を僕は生きたことになる。

自分が何歳まで生きるか、なんてことは実際わからない。祖父は米寿を迎えてもまだまだ元気だし、母のように57歳のある日いきなり倒れて、そして帰らぬ人となることもありうる。僕だってひょっとしたら不慮の事故で明日死んでしまうかもしれない。

時間に区切りをつけることに価値を見出さないのが僕の人生だった。といえば少しは聞こえがいいかもしれないが、ただ単にそれは長期的な視点に立って計画的に物事を進めるのが苦手だ、ということをちょっとかっこよく言ってみただけのことだったりする。いつも出たとこ勝負の繰り返し、しかも成績は負け越しているといった感じか。相撲で例えるとカド番大関か？　とも思ったけど、大関になれるほど優秀な成績は収めてはいないのであった。全くもう...

さて折り返し点といえば、高校時代に年に１回の校内長距離走で男子全員20kmを走らされた時のことを思い出す。

走り始めた頃はそれこそ「まだ1km地点か」とか「あと19kmもあるのか」という感想だったが、折り返し地点を過ぎてからはあっという間だった気がする。特に15kmを過ぎた辺りで「何だ今まで走った距離の1/3だけ走れば終わりか」と突然気づくのだ。これが長距離走だったら、早く終って欲しい気持ちで足取りも軽くなるところだ。しかし、これが人生で、ある日、自分の残りの時間が限られていることに気づいたとしたら？

大丈夫、まだ半分ある。まだ手遅れではないはずだ。この35年間は途方もないほど長い時間だったはず。これからの人生を有意義にするためにまた明日から頑張ろう！


さて... 今まで日記の中では弱音を吐かないことを自分に課して来たけれども、今日だけは許していただきたい。

折り返した後の残りの人生をともに過ごす約束をした人が僕にはいました。
ただ残念なことにこの６月に婚約を解消してしまったけど。

どうやって、このことを受け入れて良いか分からず、二人が微妙にすれ違うようになったこの年明けからずっと悶々としていた日々を送っていました。生憎僕はこういうスイッチの切り替えが苦手で、ずっと今まで引きずってきました。ホントにどうかしてるよね。

順調だった頃にごくごく親しいリアルな世界での友達数人には彼女のことを紹介していたけど、こういう残念な結果になってからは意識的にそういう友達と会うことも避けてました。その友人の中にはこの日記を覗きに来てくれる人もいるので、この場を借りて簡単に報告させていただきます。ごめんね、最近付き合い悪くて...また今度ゆっくり話でもしよう！

いつにもましてまとまりのない文章で申し訳ありません。明日からはまた普段のペースに戻ります。

ではでは。

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消費者金融の「プロミス」のCMが新しくなりました。

前の「じいと姫」シリーズはプロミスの看板が黄色く変わった99年1月から始まったそうですから、移り変わりが激しいCMの世界では、比較的長く続いたのではないでしょうか。それにしても、じいにしても姫にしてもあのCM以外でお目にかかったことがないというのも良く考えると凄いことです。

さて、新しいシリーズは「Wallace & Gromit」シリーズでもお馴染みの Nick Park 氏のクレイアニメーションです。クレイアニメとは、粘土で作った人形を少しずつ動かしながらフィルムにコマ撮りするという、気が長くなるような作業を積んで行われるものです。立体版パラパラ漫画ですな。

「凄ぇな〜 このCMの為に新作作ったんだ〜」と思ったらさにあらず。なんとこの作品は1990年の作品で、既にアカデミー賞の短編アニメーション部門でオスカーを受賞した「Creature Comforts」からの抜粋だそうです。

５分ほどの作品で全篇通してこのサイトで見ることが出来ます。

動物園の動物にインタビューする、という設定ですが、もちろんお金を借りる話しではないですね。

ところで「恋の悩みは相談できるけど、お金の悩みというとみんな飛んでいってしまう」のは、恋の悩みに対するアドバイスと違ってお金の悩みは「お金貸して」とか「保証人になって」という、相談される人に直接降りかかるケースが多いからなのではないか、と思ったりするのですがいかがなものでしょうか？

現在、Nick Park 氏は劇場用の「Wallace & Gromit」の新作の準備中と言うことだそうですので、ファンの方は楽しみに待ちましょう。

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右翼新聞ではありません。

新聞右翼とはイデオロギーとは何の関係もありません。新聞の右側（つまり１面）から読む、ということです。

物心ついたときから私は新聞左翼でした。

不思議なもので、新聞は縦書きで書かれたものなのに、そして配達される時も１面が一番最初に目に入るように折りたたまれているのに、僕はその人生の大部分を朝一でテレビ欄の確認、そして４コマ漫画を読む、清清しいほどの新聞左翼として過ごしていました。「Viva反体制！」でした。（何か違う...）

何でテレビ欄から先に読むのか。

それで一日のスケジュールを決めているのか？　いや確かにそういう時期もあったと思う。その頃についた習慣は、仕事を始めてゴールデンタイムにテレビを見ることが殆どなくなってからも抜けずに、半ば意味のない反復運動のように、新聞左翼としての活動は続けていていました。

白状すると最近は新聞中道に転向してました。新聞の真ん中、すなわちスポーツ欄を一番最初に読むのです。これは多分W杯の影響が大きかったと思います。それでも真ん中から左に流れ、そしてやっぱり右側は一番最後でした。

新聞右翼になるということは、今まで何度も思ってはいたものの、なかなか実行に移せなかったことです。たかが新聞されど新聞。右側に興味がないのか、それとも左側の誘惑があまりにも甘美なのか...

こうやって日記に宣言していても、数ヵ月後に気が付いたらまた左翼に戻っているかもしれん...

皆さんは新聞右翼ですか？

===

「新聞右翼」という言葉は私の造語ではありません。高校生の頃に読んだ雑誌「広告批評」の特集が「予備校」で、そこに採録されていた代ゼミ講師のその年最初の授業の中で語られていました。

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何だかあっという間に９月になって、前回の日記をアップしてから２週間以上ブランクが開いた。書きたいことは山ほどあったはずなのに、ついでに時間もたっぷりあったはずなのに、最近、文章を書くことが段々億劫になってきている。

この間、職場のパソコンのHDDの中身を整理していたら、マイアミ赴任時代に出てきたレポートが出てきて、ついつい懐かしくなった。たくさん書けば良いというものでもないが、レターサイズ７枚にびっしり英語で書かれていた。（図も何もなし、ひたすら文字だけ）あの時のあのパワーは一体、どこに行ったのだ？　と思う、今日この頃。

何だか７月に２週間、アメリカの大自然の中、キャンプ生活を満喫したせいか、その後の日本の夏は結構、自宅や近場でダラダラ、というパターンが多くて、考えてみれば夏っぽいことはこれっぽっちもやっていないのだ。

ひと夏の恋（笑）はおろか、海にもプールにも行ってないし、花火は見てもいなけりゃ、やってもいない。西瓜もカキ氷も冷やし中華も食べてない。「あつはなついね〜」というお寒いギャグも言ってない！（だから今ここで言ってみた）

それにしても最近、日が沈むのが妙に早くなったような気がする。そりゃ、アメリカ旅行中はサマー・タイムだったので９時頃まで明るかったからっていうのもあるけど、この間の日曜日、ついつい昼寝していて、ガバっと目が覚めたら外は真っ暗。さぞかしたっぷり寝たのかと思ったらまだ夜の７時前だったのにはびびった。

毎年８月の終わり〜９月初めくらいになると無性に聞きたくなる歌が、シュガー・ベイブの「夏の終わりに」。その歌詞の中に、タイトルにもなっているフレーズが登場する。

つるべおとし【釣瓶落し】(1)釣瓶を井戸に落すように、まっすぐに早く落ちること。(2)転じて、秋の日の暮れやすいことにいう。「秋の日は―」

しかし、20年近く前からこの歌知っていて、何となく口ずさんでいたけど、こういう意味だったとはしらなんだ...

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最近、仕事が一段落したためか比較的早く家に帰っている。

料理をしたり、語学学校に通ったり、ビデオを見たりと結構有意義に時間を使えている。こんなに残業をしないのも入社以来初めてなのかもしれない。

その割にはひまじんの更新が滞っているけれども...今は充電の期間なのかもしれないなどと勝手に思っている。

土曜日に池袋のサンシャイン劇場に、劇団キャラメルボックスの「嵐になるまで待って」を見てきた。僕はこの劇団の第３回公演から割と頻繁に見てきたが、本作品は再々演にも関わらず、これが初見である。

この作品には設定上「聾唖者」が出てくる。今回は初めて本物の聾唖者である忍足亜希子さんという女優さんがこの役を演じた。この方は既に映画などでご活躍で、雑誌の記事等でお見かけしたことはあったが、実際の出演作を見るのは初めてだ。

この劇団の芝居には演出上、音楽の占める部分がとても大きく、必ず出演者全員がダンスを踊るシーンがあり、登場や退場のきっかけが音楽とリンクしている場合も多い。それを忍足さんがいとも自然に演じられているのを見て、どういうことなのだろう？　と最初はかなりビックリしたが、どうやら忍足さんに限らず、耳が聞こえない方は視覚が研ぎ澄まされているらしく、それプラス練習で、あたかも元々その劇団に所属していた役者のような振る舞いが出来たのだ。

日曜日には、「もう一つのワールドカップ」といわれる、「2002 INAS-FID サッカー世界選手権大会」を見てきた。

これは知的障害を持つ方々のサッカー世界選手権で、今回は３回目。東京都と神奈川県にて行われており、予選リーグは終了し、この前の日曜日から決勝トーナメントと順位決定リーグ戦が始まったところだ。

僕は普段オフィスから川越しにみえている陸上競技場で行われた日本-メキシコの試合を観戦した。残念ながら日本はここまで一勝も出来なかったようだが、この日は前半の２点、後半の１点を守り抜いた、日本チームの快勝！

確かに組織的なプレーはあまりない。サイドチェンジもオーバーラップも、オフサイドトラップもない。でもそれは決して彼らが障害を持っているから、ということではないと思う。それだけのスキルや経験がないだけの話だろう。そんなもの僕だってできないや。

特に前半２得点を挙げた佐々木選手のビューティフルなゴール！　キーパーが前に出ているのを落ち着いて見て放ったループシュートの美しい放物線！　左からのクロスにドンピシャであわせたヘッドの見事なこと！

途中から結構雨が激しくなってきたけれど、45分ハーフを前後半（これだけでも尊敬モノ！）を戦った両チームの選手は素晴らしかった。

たまたま、連続して障害を持つ人のひたむきな姿に触れた週末であった。

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