「シャンプー入りま〜す♪」
美容院にて。
今日はこのお初にお目にかかる男の子がシャンプーしてくれるのかぁ…
「あったかくなりましたよね〜。」
そーね、そーねぇ…
「だいぶん伸びはりましたねぇ。 今日切られたら軽くなりますよぉ〜。」
だね、だねぇ…
「髪の毛ってそろそろ切りに行かな!と思ってから行くまでに時間がかかるんですよねぇ。ぼくもそうですもん。」
だよねぇ…
あうー。。。 私はシャンプーしてもらってる時に話し掛けられるの苦手なのよ…
ジャージャー、シャワーの音が賑やかや上にBGMも大きな音でかかってるし、おまけに顔には“ご臨終です”の布が掛けられてるのよ。
声を張り上げないとダメでしょ、疲れるの、あれ。
それにシャンプーされてる事に集中したいの。
気持ちよさを存分に味わいたいの。
恍惚感に浸りたいのよぉ。(あぶない…)
なのに、なのに…
あれだけしゃべられて
「痒いとこないですか〜?」
「流し残しの気持ち悪いとこないですか〜?」
って聞かれても、
分かりませぬ。って感じ。 ふぅ。。。
カットしてもらってる間も別のお客さんにシャンプーしながら必死にしゃべってるのが聞こえる。
担当の女の子に
「彼、がんばってしゃべらなきゃーって姿が滲み出てるね。」
って言ったら、
「そうなんですぅ。そう仕込んでますからねぇ〜。」
って、あんたがそんな風に教育してたんかぃ!?
ノン、ノン、ノン! バッテンです〜!
担当の女の子が言ってたんだけど、「カリスマ美容師!」とか言われてテレビにもでてる美容師のいる美容院ではお客さんは雑誌見ちゃダメらしい。
きちっとまっすぐ前を見て座っていないと、ゆがんで座ってたらそのゆがんだ姿に合わせて切られちゃうんだって。
カットされるのにもキンチョーしなくちゃいけないなんて…
美を追求するって大変ね。
私は絶対行きたくないなぁ、そんなとこ。
↓チュチュンがチュン♪ターミネーターチュンチュン?! |