この前、うちから徒歩4分位の銀行の現金輸送車が強盗に合いました!
朝10時半過ぎ、前の道路をすっごい数のパトカーが走って行きます。
そのうち、ヘリコプターが5,6機トンボのように、ぐるぐる、ぐるぐる旋回しだすし。
なになにぃ?! 何か事件発生か〜?!
早速、偵察です。
うわーっ、すごい人!
カメラマンも続々集まって、キャタツの上で写真撮ってます。
私も上らせて〜!
あっそ、ダメなのね。
ちっ、うちから持ってくりゃ良かった。
ありゃっ。うちのマンションの管理人さんまで来てるじゃないの!!
これ、これ、早く戻ってマンションの管理してちょーだい!
記者らしき人同士が話すのが聞こえた。
…ほうほう、…現金輸送車が強盗にあって?一人ピストルで足撃たれた〜?!
はっはっ犯人は車で逃走中〜?!
ひょえ〜!大事件じゃないですか!
これはすぐにオットに知らせなくては!!
携帯に電話すると留守電になってます。
とりあえず、入れとこー。
ブチッ!!
ありゃ?まだ半分しかしゃべってないのに、もう録音時間終わり?
短いのね。
よしっ、もう一回じゃ!!
ふう、これでよしとっ!
…その夜、帰ってきたオットにおこられました。
私が電話したとき、オットはお客様と商談中だったようで、
いきなりスーツの胸ポケットに入れた携帯から、ワーワー、キャーキャーと興奮した女の声が聞こえて、慌てて電源切ったみたいです。
それを留守電の録音時間切れと勘違いした私は、もう一回かけて、またワーワー!
メールにしなさい!って言われてもさ、いつもマナーモードにしてて気づくの遅いし。
つまんない!
かけてもいいけど落ち着いて小さい声でしゃべりなさい、だって。
アンタ、あんな状況で冷静にしゃべられますか?
そりゃ、ムリってもんでしょう。
わかりました、わかりました! 以後気をつけますです。
…でも、そうそうこんな緊急事態あるとは思えないけど。
ところで、その日の夕刊に私と妹の談話が載っちゃいました。
“買い物途中の主婦が、不安そうに語ってた”
ってあったけど、買い物途中じゃなくて、わざわざ見に来た野次馬だし、
「やっぱり不安ですか?」
って聞くから
「そりゃそうですよねぇ」
って答えただけだし。
結構、いい減なのね。
追伸
犯人はまだ捕まってないようです。
すっごい人通りの多いところで、しかもあんな時間だし、目撃者に敬礼までしたらしい のに。
まるで、ルパ〜ン!しゃんしぇ〜!みたいです。
あっでも、ルパンはむやみに罪無き人を撃ったりしませんね。 |