近頃、お風呂担当が、飲み会(や仕事)で遅くなることが多いので、私が週の半分以上ムスメ達をお風呂に入れている。
下のムスメはお風呂椅子が苦手。とにかく泣いて泣いて、最後に怒りのあまりウンチをされて以来、ひとりづつ入れることにしていた。
まず下のKを入れて寝かしつけた後、Iと二人でゆっくり入る。
一対一でそれぞれと、充実した会話やスキンシップができるのでそれはそれで良かったのだけど、この場合、Kがなかなか寝付いてくれないと、Iのお風呂の時間が遅くなったり、最悪お風呂なしになってしまったりすることがあるのが問題だった。
そんなある日。お風呂に入らなかったIのお尻がちょっぴりかぶれてしまっていたことがあった。
全部自分でトイレができるので油断していたのだけど、まだまだ3歳。拭き方が不十分だったのだ。
そういうわけで、Kのつかまり立ちが安定してきたのでなるべく二人いっぺんにいれるようにしようと思った。
そんな生活に慣れてきた今日。
Iの頭を洗っているとき電話が鳴った。
意識が一瞬それたその時。ソレは起こった。
湯舟でつかまり立ちしていたKが、片手に持って遊んでいた手桶の重さによろけて沈んだのだ。
その1秒足らずの間に私の頭を駆け巡ったもの。
蒙古斑。まだ色濃く残ってる。見事にお尻だけが浮いてるよ。
足と頭は白く濁ったお湯の中?
おっといけない。溺れてるんだ。
助けなきゃ。
あ。その前にこのあわあわの手を流さなきゃ。
いやいや。そんな場合じゃない。
今すぐ拾い上げないと。
とっさの判断(?)で救出できたおかげでお湯も飲まず大事に至らなかったけど。
本人もびっくりして泣いただけですぐ泣き止んでくれたけど。
こんな緊急事態にパニックにもならずにくだらない事を一瞬でも考えてた自分に驚いた。
二人目とはいえ、子供を溺れさせかけたのは初めてなのに。
ごめんねK(けい)ちゃん。
※姉妹でお医者さんごっこ。患者は何故かいつもおねえちゃん。 |