2001-04-20 カニパン先生
2001-04-18 カニミソ
2001-04-18 路上の攻防
2001-04-16 ジャン=ミシェル・バスキア展
2001-04-12 垢すり洗顔料
2001-04-11 怖いもの
2001-04-11 こんなのも
2001-04-11 こんなのとか
2001-04-10 腕時計
2001-04-09 ハンニバル

昨日の日記で、カニパン先生、思い出しちゃったので書く。
私、先生運はかなり良かったようで、印象に残る先生、何人も出会った。
カニパンもそんな先生の一人。お名前、忘れちゃってるんだけど...。

当時、27、8歳だったと思う現代文の女の先生で、誰かが「カニパンみたい。」って言ったのが妙にはまって、カニパンになっちゃった。
生徒との仲は悪くなかったけど、アイドル先生は別にいて単純に国語の先生でしかない感じ。
なもんで、ちょっとナメてたりもしたんですよね。「たりぃから、ふけるべ。（←当時のいきがり言葉。）」っていう。
で、学校付近のハンバーガー屋で意味もなく時間潰すんです。

このハンバーガー屋、店員も他の客も来ない死角になるスペースがありまして、気がねなくタバコ喫えた。
でも、高校生だから粋な喫い方なんて出来ないのね。野郎が寄り集まってここぞとばかりにモクモクやる訳。全日本喫煙同盟。
「本日は、『らっきーすとらいく』が入っておりますのよ。」
「どれどれ、ワタクシも一本。」「これはこれは結構なお手前で。のっほっほっほっほ〜。」とかやってる。
「ワタクシは『きゃすたー』しかダメでございます。」とかね。
皆、違う銘柄を自分のものにしてる。「アイツが焼きソバだから、俺はりんご飴。」ってなテキヤ風。
私はちょっぴり出遅れたんで有名所は逃しちゃった。「セレクト」から「セーラムライト」。

ある時、例によって全日本喫煙同盟で「舶来品の『だんひる』が手に入りましたの。」とかやってたら、カニパンが現れた。
サボってたのは国語だけじゃないし、嫌がらせとか授業のボイコットとかそんなつもりはなかったんだけど、先生、ぶちきれちゃってて、教室連れ戻されたら後ろ並ばされて、泣きながら張り手。

青春ドラマみたいでしょ。でもねぇ、効くのよ。これ。
本気で接してくれたとかそんなんじゃないし、何が悪いのかは結局解らないんだけど、先生泣かしちゃった自分等が物凄く情けなくなっちゃう。何て言うんだろ、小っちゃい先生が、自分より全然デカイやっていう感じがね。
多分、カニパンだって、こっちの将来を考えてとかそんなんじゃなかったんだと思う。
自分の授業でゴッソリいなくなってた訳で、やっぱりプライド傷つけちゃって、ムカついたから引っぱたいたっていう。
それで良いと思うんですけどね。

その後は金八先生のノリ。クラス皆で話し合いになって当事者が謝りに行ったんだと思う。
もう、その辺のことよく覚えてないけど、カニパン、密かに私のアイドルになっちゃった。多分、皆もそう。
全日本喫煙同盟は放課後、相変わらず活動してたんだけど、先生困らせるのはつまんないからやめた。悪いことだからでも、申し訳ないからでもなくね。
そう言えば、私の描いたイラスト、最初に気に入ってくれたのはカニパン先生。
「山椒魚」ってな授業中、ヒマで落書きしてたら見付かっちゃって、でも、「これ使わせて」って持ってっちゃった。で、何かのプリントの挿絵になってた。何気にすごぉく嬉しかったのね。これ。

授業出なかったことはいまだに悪いとは思わないけど、傷つけちゃったのはちょっとね。
悪いことしたら、かばって欲しいんじゃなくて傷ついて欲しいのかもしれない。子供だからって常に守られる立場は嫌。攻撃する立場でもあるんだってこと、解らせてあげなくちゃ。
特に男の子は攻撃できることがプライドでもあるし、それが解らないから、無意味に暴力振るってプライド誇示しちゃうんじゃないかなって。
解ったようなこと言って正当化させてみるのです。カニパン、ゴメンね。

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生まれて初めて毛ガニを食いました。

兄が北海道で、タラバはたまに送って貰ってたんですが、「ミソも食ってる」って言ったら、普通、タラバは食わないんだそうですね。ミソ食うなら毛ガニなんだそうです。
確かにタラバガニ、ろくにミソ入ってない。っていうか、今まで食ってたのがミソなのかどうかも不明。ガニじゃないのは確かだけど。
で、タラバの足と毛ガニ送ってくれたんですが、毛ガニのミソ、全然生臭くなくて美味かったです。食べ比べてみて、肉も毛ガニの方が味は美味いかなぁって気も。
ただ、タラバの方がデカい分だけ歯ごたえあるし、征服感あって好き。トゲも少ないし。
何はともあれカニは美味い。お兄様、ごちになりました。

動物豆知識。
タラバガニはカニっていうよりクモに近い生き物なんだそうです。
ま、甲殻類と昆虫類自体似たようなもんだけど。節足動物。
DNAレベルで言うと、クジラはラクダに近いんだって。
で、サルと人間、4％くらいしか違わないらしい。
つまりは、9割みんなサル。木村太郎もブリトニー・スピアーズも。
各人の個性なんてホントは凄く些細なもの。
そう考えれば短所も気にならなくなりますね。＞なりません。

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道を歩いてるとよく声をかけられる。
って言っても、道聞かれたり、どこぞの宗教だったり。

キャッチセールスに捕まったこともあって、バイト君かと思ってたチンピラに裏道に連れてかれたら、丸刈り、毛皮、色んな金属ってな出で立ちの、野獣化した宮沢喜一みたいのが控えてた。
映画のサービス券で3万円。正確にはサービス券の引換券。喜一の事務所でサービス券に換えてもらう必要がある。行く訳ないじゃない。恐ろしい。で、怖いながらも粘りに粘って1万5000円に値切った。我ながらいい根性してるなぁって。結局取られてるんだけど。

道聞かれるのでも、赤信号待ちの車で信号変わったら行っちゃったとか、こっちの説明が通じない外国人とか、「お前はパ〜か（愛情込めて）」ってのもたくさんある。

ヒョコヒョコ寄って来た爺様は4つくらい離れた市までの行き方聞いてきた。
「この国道まっすぐ行けば繋がってる筈です。」って教えてやったけど、20km以上あると思う。爺様もつのか？お迎えが来てもついてっちゃダメですよ。もちろん、駅までの道も教えたけどね。
突然の土砂降りで傘がなくて小走りしてる時、女子大生風の女の子二人に道聞かれた。こいつら傘持ち。結構好み。
こういう二人組って、最初話しかけてきた方に一通り説明すると、大抵、もう一人の方が確認取って来やがる。ダァ〜って雨に降られてる俺見て何とも思わんのか、お前等。早く濡れない所に行かせてよ。お詫びにデートしろバカヤロー。ヤローじゃないけど。
駅の階段降りてたら、突然「助けて下さい！」って女が寄って来たことも。
ビックリしてるともう一人女が来て言い争い始めた。池袋。皆見てる。足踏んだかなんかで謝らなかったとかなんとか。で、どっちが正しいかジャッジしろって感じに、お互いの言い分を私に言ってくる。「お前が悪い」なんて言える訳ないじゃない。知らんよ、そんなこと。
ある宗教からは風船貰った。
2、3歩あるいて気がついた。おっさん間近の私に風船持たせるんじゃない。流石に返した。

実は一回だけ逆ナンされたことも！20歳くらいの一番売り時だった頃。
こっちも向こうも何人かで、お互い酔ってたんだけど、いきなり腕組まれた。そりゃぁ嬉しかった。世界は自分のためにあるって思った。
結局カラオケ行って、おごらされて終わり。ま、そんなもんだろね。

道聞かれるのって全然嫌じゃないけど、気が弱そうとか、人畜無害に見えるんだろうなって思うと、ちょっと哀しい。
ただ、ポケットティッシュとか配ってて、前歩いてた人には出さなかったのに、自分に出されると凄く嬉しい。このバイトしたことあるけど、好みの女の子見付けたら必ず渡してた。たまたまなんかじゃないって信じてる。

もうひとつ思い出したので、乱文だけど書く。
あるイベント会場で何か配ってて、私の所にも出されたから受け取ったら「アンケートにも答えて下さい。」って連れてかれた。で、ちょっと話し込んでたらイベントの終了時間になっちゃって「一緒に帰りません？」って。
流石はキャンギャル、何やら凄い格好で、悩殺されながらも一生懸命考えた。
また喜一が出てくるんだろうか。でも、一応名のある企業。こんなチャンス滅多にないし。ただ、キャンギャル仕切ってるのなんてカッコイイ奴ばかり。悔しいけど全然勝ち目ない。なんかある。やめとこう。
で、やめた。
これ、どうだったんでしょうね？何となく悔いが残ってるけど...。

ま、そんな訳で、路上でチンタラしてる気の弱そうなの見付けたら、私かもしれません。
誘惑されると怯えます。優しく接してあげて下さい。

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アルコール漬けの週末でした。このまま標本にされちゃうんじゃないかってなくらい。
酒が入れば自ずとミニイベントも出てくるんだけど、みみっちいのがチョボチョボなんでどれを日記に書こうか非常に迷います。
全部やめちゃうのも手だけど、折角なんで何か書きたい。
なので、昨日、文化村で観た「ジャン=ミシェル・バスキア展」のことを。

文化村、行かれたことある方は解ると思いますけど、1階に客寄せ的なギャラリーありますよね。
人込み嫌いなんで、渋谷で時間潰す時はよく行くんです。タダだし。
昨日までバスキア展で、この人、尾崎豊とか山田かまちみたいに、若くして亡くなったアーティストってことは知ってたんですけど、作品を見るのは初めてで、他にも音楽やったり映画出たり色んなことやってたんですね。黒人ってのも初めて知りました。あんまり黒人の画家って思い浮かばないんでちょっと驚き。

で、感想。
決して悪くはなかったです。が、正直よく解りませんでした。
取り敢えず感じたのは、こっちに入り込んでこないっていうか、悪く言えば一人よがり。無くても良いものっていう。
言葉にすると大袈裟になっちゃいますけど、無くても良いものが寄り集まったのが80年代以降って思えば、その象徴でもあるのかなって。奔放さに憧れるような。
ウォーホル（この人もよく解らないんですが）が見出したとか、あれこれ解説が加わると物凄い意図の上で描かれた作品に感じちゃいますけど、本人、「俺って凄いでしょ」くらいのノリだったんじゃないかなって。

元々、絵って解らないんですけどね。
絵を観て解ったような顔するのが好きだったりする訳で、感銘を受けたこともないし、色がいっぱいあって綺麗だなとかその程度しか思わない。
いつか、絵から衝撃を受けるっての味わってみたいとは思ってたりするんですが。

今週はマンチーノってイタリア人の展示会だそうで、チラシで見る限り結構面白そうだと思ったんですが、一番面白かったのは、そのマンチーノ展のレイアウトの絵コンテ。もちろん展示品じゃなく作業用の机に置いてあったもの。
花より団子。アートより覗き趣味。文芸よりも暴露本。
凡人万歳。大衆万歳ってな開き直りで締め。

それはそうと、ジンって冷凍庫入れても凍らないんですね。アルコールで氷点が違うだけなんでしょうけど何かワクワクしました。

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最近CMでやってる、顔の角質がポロポロ取れるっていう洗顔料買ってきた。
で、使ってみた。
ホントは、鼻クソみたいのがボロボロ浮き出てくるような、えげつな〜いの想像してたんだけど、皮がむけるって感じ。豪快に日焼けしたあとみたい。
でも、なかなか楽しい。
要は研磨剤みたいなもんで、肌弱いからちょっとピリピリしてるけど、ま、肌荒れは起こさないでしょう。少しだけ美しくなった気もする。
全身やってみるか考え中。

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100回正しいことをすれば、1回だけどんな悪いことでも許されるって場合に正しいことをする人って何となく悪人っぽいですよね。
逆に、1回悪いことをした、その罪滅ぼしに100回の正しいことをしてる人って、罪人ではあるけど善人のようにも思える。
でも、断片的に見ちゃえば、今、正しいことしてる前者は善人、過去に悪いことした後者は悪人って感じ。

結局、怖いのはルールかな。ルールが変われば、白も黒も入れ替わっちゃう。
でもって一番怖いのは、そのルールを知らないことかと。
何かそんなこと、ふと思ったりしたのでした。

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ゴジラvsマングース

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おがみ男。駄洒落だけど。

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小学校に上がる前だと思うが、初めて腕時計を親に買ってもらった。
物心ついてたのかついてなかったのか、何となくしか覚えていないのだが、買ってそのままつけてもらった腕時計、家に着く頃にはもう失くしていたらしい。
以来、どうも腕時計には良い思い出がない。

何かと「すぐ失くす」とネタにされてきたせいか、基本的に嫌いで、高校受験の時必要に迫られて、やっぱり買ってもらったのが2代目。
コイツはよくもった方で、多分、大学入学の頃まで使ってたと思う。と言っても、学校には付けていかなかったから壊れようもなかったのかもしれないが。
大学入って「ちょっと良いものを...。」と思って買ってきた3代目。
わずか半年程で合宿先の宿に忘れてきてしまった。問い合わせても見付からないというので、他の合宿連中にパクラれたってことで片付いた。
次に買ってきた4代目。これつけてテニスやったら、スウェードのバンドが汗で何とも嫌な色になってしまった。気にせず使っていたが、小汚いと言われ廃棄。
5代目は、何かの限定品クロノグラフ。かなり気に入ってたんだけど、酔っ払って失くしたら、何時の間にか友人がはめてた。限定品だから確実に私のなんだけど、コイツ、今でも使ってやがる。ま、お世話になってるからくれてやる。
その後、幾つか使ってて、今使ってるのは一年くらい前に買った安物。ま、それなりにって感じで使ってる。

ただ、腕時計にまつわるエピソード、哀しいものばかりじゃない。
大学生活最後の合宿前、友人が時計買いに行くのにくっついて行って、衝動買いしたアディダスのスポーツウォッチ。これ、どうやら幸せを呼ぶ腕時計だったらしい。
合宿中、お気に入りの後輩と信じられないような展開があって、帰ってきたら彼女の家に初お泊り。更に、また別の後輩（この子もお気に入りだったりする^^;)からデートのお誘い。
人生のピークだったんじゃないかってくらいのモテモテぶり。

結局、デート中寄ったゲーセンで、ひたすらパンチする奴やってる最中、どこかにすっ飛んでったまま失くなっちゃった。
このパンチマシン、ヘナチョコパンチでも派手にぶっ倒れてくれるんで「腕っ節には自信があります。」ってなとこ見せようとしたのが間違いだった。3、4回連続でやってるうちに、留め具が緩んできてたらしい。
私はそのまま卒業。地元を離れ愛知県へ。調子こいてたからプチ三股は全部壊滅。
結局、何だったんだろって、一人、名古屋港でシャチホコ船みながら思うのだった。

この間、そのデート誘ってくれた後輩から「彼氏出来た！」ってメールが来た。
そんなこといちいち報告せんでよろしい。また名古屋港で亀見ちゃうがな。
何はともあれ、最近、もう一回アディダス買おうかなって真剣に思ってる。
あれ、話変わっちゃったかな。ま、良いか。

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ハンニバル観てきた。
前書いた、ワーナーマイカルシネマズ。（4/7参照、するまでもないけど）
で、ここ、入場券買う時に観たい映画をカウンターで告げるんですね。入場料払ったらどれ観ても良いってことなのかと思ってた。「ポコチン大戦争」なんてのあったら他の所行く。
ま、そんなことはどうでも良い。
音、凄い。THXとかいうシステムで、後ろやら横やらあっちこっちでドンチャカ鳴ってる。一部日本語が出てくるんだけど、後ろで誰か喋ってるのかと思った。
基本的には正面から聞こえてくるから気にならないけど、もしかしたら真中の席じゃないとちょっと違和感あるかも。幸い今日は良いポジションで観れた。

でもって、ネタばれしないように感想を書くと、
前半、ふぉ〜、中盤、むわぁっ、クライマックス、おりょりょりょりょって感じ。
私、何観ても面白かったって言うそうなんで当てになんないけど、面白かったです。

で、もしかしたら発見かもしれないこと。
最初のタイトルコールって言うのかな。キャストとか出る部分。
そこで広場に鳩が戯れてるシーンがあるんだけど、一羽毎とかじゃなく、画面全体の視野で観ると「あっ！」ってな仕掛けがあった。
2、3秒のシーンなので、これからご覧になる方、注意して見てみてください。


それはそうと、前評判通り、結構怖い映画なんで、帰り道、怯えモードで歩いてたら、犬の散歩してるオヤジに後ろ付かれた。で、犬の「ハッハッ」って息。ムチャクチャ怖かった。帰り道、ご注意です。

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