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Hideyの「蛍の光の下で」

帰国に伴い長い間ご愛読いただいたこの日記を終了させていただきます。
もうこのサイトに文章を綴ることはありませんが
もしこの先もおつきあいいただけるようであれば
メールをいただければ幸甚です。
皆様、本当にありがとうございました。お元気で。

絵日記

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2002-01-12 マンハッタン、午前5時 2
2002-01-08 マンハッタン、午前5時 1
2002-01-04 マンハッタンで、プルーさんと
2002-01-04 出会いと別れ
2001-12-31 年の終わりに
2001-12-29 ジュリアーニ市長に見る危機管理のリーダーシップ 2
2001-12-29 ジュリアーニ市長に見る危機管理のリーダーシップ 1
2001-12-28 ソルトレイクシティへの道
2001-12-26 聖なる夜の映画鑑賞
2001-12-23 充実の冬休み


2002-01-12 マンハッタン、午前5時 2

細かく波立つ夜の川を挟み、ウォール街のビル群が穏やかな光を湛えて遠く佇む。Brooklyn Bridgeが誇張された遠近を描きながら対岸の喧騒を運ぶ。埠頭には割れたビール瓶だけが見捨てられたように転がっていた。

「タクシードライバー」に描かれたニューヨークが好きだった。退廃や犯罪さえもが善悪を超えてこの街に象徴性、神話性を付与していた。本当に生きているのはこの街の人々ではなく、巨大で冷徹なこの街自身であるかのように。

この街はこの上なく機能的な美しさを備えた街でもあった。世界中から集まった資本がこの街の巨大なねじを巻き、ふたたび世界を動かす。ねじを巻く人々は皆、美しい無表情を湛えている。100年近くも前から未来を予見して建てられたかのような、摩天楼という名の墓標が、秩序正しく街を埋め尽くす。

この街を初めて訪れたのはもう13年前のことだ。大学卒業間近、ひとりヨーロッパの安宿を2週間渡り歩いた後、僕はニューヨークにひと晩だけ滞在した。決して安宿と呼ぶことはできない、国連ビルの目の前の40階建てのホテルだった。その旅が終われば、僕は未曾有の好景気に沸く東京の街を、社会人として歩き始めるのだ。

まともな人間はほとんど歩かない雪の日曜日の夕方、意味もなく自分を消耗し続けた学生時代を象徴するように、さびれた裏通りを宛てもなく歩いた。みすぼらしい姿で戻った僕を迎えたのは、不釣合いなくらいに清潔で瀟洒なホテルの部屋だった。Abundanceという言葉が繰り返し去来した。琥珀色の大理石のバスタブに湯を張ってからだを温めた。

32階の窓の外では、East Riverから立ち昇る濃い霧と降りしきる雪とが街のネオンを拡散し、夜を紫色に染めていた。先ほど歩いた裏通りが朧に見下ろせた。荒廃と繁栄。不毛と豊饒。野卑と洗練。22歳の僕は、すべての対語の狭間に立っていた。この街は考えつく限りのあらゆる両極を併せ持っていた。雪だけがそれらすべての上に等しく降り積もるのだ。

13年経って僕はこの街を対岸から見つめていた。街も僕自身も同じだけ歳をとり、数々の矛盾は綺麗に収斂したようにも見えるし、何も変わっていないようにも見える。少なくとも街は傷つき、僕は新たな人生の転換期を迎えていた。ため息が冷たい空気に白く浮かび上がり、消えた。

東の空が一層の赤みを帯び始め、建物の輪郭が鋭さを増した。もうすぐ夜が明ける。僕はすっかり冷え切ったからだをたたんで車のシートに収めた。マービン・ゲイが古い唄を歌っていた。“What’s going on?”と彼は尋ねていたが、僕は何と答えていいのかよく分からなかった。すっかり淡くなったウォール街の光を見遣り、僕は妻の待つホテルへ車を走らせた。新しい一日が既に始まっていた。

先頭 表紙

ゆーさん、おっしゃるとおり、人それぞれのNYがあるのでしょうね。ビジネス、ファッション、音楽、芸術、グルメ、ヒップホップ。。。僕はやはり文化が好きで、街が好きな人間です。自然も好きですが、人間が、どんなにいびつな形ながらも、自分の手で創造した街を訪れるのが好きです。 / Hidey ( 2002-01-19 13:34 )
ナライフさん、「痛い」イメージ、よくぞ感じ取ってくれました。とても分かります。住んでる方からしたら大げさで笑われてしまいそうだけど、僕にとってこの街は、安易に訪れる街ではないことだけは確かです。というよりは、どんな用件で言ったとしても、街に対するよい意味での畏怖が心に生ずるんですよね。 / Hidey ( 2002-01-19 13:30 )
Emikoさん、ご無沙汰です!本当は難しい言葉など使わないで心のうねりが表現できればいいのでしょうが、正直そこまで表現力がないのと、自分の性格が出てしまってどうしてもこんな表現になってしまいます。皆それぞれの人柄があっていいんでしょうけどね。 / Hidey ( 2002-01-19 13:27 )
Hirokoさん、ありがたいお言葉、どうもです。本にするには余りに個人的なページですのでね。。。売れるとしたらMBAを目指している人、せいぜい5000人くらいかな。。。? / Hidey ( 2002-01-19 13:25 )
プルーさん、僕はいまだに観光客が知っているNYを余り知りません。ぽつぽつと色んなところに言ってみたいとは願っているのですが。。。個人的にはミュージカルとジャズに惹かれます。ショッピングは、日本で手に入らないCDとかは漁ってましたが、それも最近はネットでどうにでもなりますしね。やはり、ニューヨーカーと言われる人たちの生き様のほうがはるかに興味があります。今度また面白いところに連れてってください。 / Hidey ( 2002-01-19 13:23 )
たらママさん、こちらの大学院卒業直後なのでしょうか?どんなことをされていたのか、もし事情が許せば是非お聞きしてみたいと思います。 / Hidey ( 2002-01-19 13:20 )
フィー子さん、東京は正直まだ近すぎるのです。どの街角を想像しても、現実的な仕事の思い出が蘇る。そして下世話な街並みも。こちらにいようと日本にいようと、東京の中のある一角の、ある時間における、ある表情はとても好きだったりするのですが。因みに、不思議なくらい「場所」としての日本、東京は恋しくありません。恋しいのはおいしい魚料理くらいかな。 / Hidey ( 2002-01-19 13:19 )
Ecruさん、そうですね。永遠に答えにはたどり着かないかもしれないけど、きっと同じような問いかけはこれから何度もあるのだと思います。でもNYという街は、そんな悲しみはほんの部分的な出来事とでも言うかのように大きな街でした。 / Hidey ( 2002-01-19 13:14 )
「鐵子さん」のお名前でつっこみいただけるとは大変ラッキーです。日記を読ませていただいていて、鐵子さん(砂州子さん)のNYに対する特別な思い入れが何となく読み取れました。身を焦がすほどの思い出ができれば、立派に「自分のNY」は存在しますよね。というより、あの街は誰に対してもそのようにオープンなのでしょうね。 / Hidey ( 2002-01-19 13:12 )
ガス欠コインさん、都合のよい、自分だけのNY、とても分かります。住んでいる方にたいしては傲慢な言い方ですが、アウトサイダーならではの勝手な嬉しい幻想ですよね。おっしゃるとおり、たまにupdateするのもよいかと思います。ところでちょっとだけ年上とありますが、もしかしたら同学年かも。僕は3月生まれだから。まあどうでもいいことなんですけど。 / Hidey ( 2002-01-19 13:08 )
おセンチな俺様様、ありがとう。こんな繊細な言葉が俺様様から聞けるとは。でも、本当に、いつまでも僕はアウトサイダーなんだろうな。将来的にはNYで働くこともできるのですが、相当迷うでしょうね。 / Hidey ( 2002-01-19 13:05 )
Hirokoちゃんの署名に参加ですー。 NY、訪れる者それぞれに色々な思いを与えてくれるところなんですね。 NY到着はいつも朝。 エネルギッシュな街は私達をなかなか休ませてくれませんでした・・・。(時差解消に役立ったかも) / ゆー ( 2002-01-16 10:47 )
前回のつっこみで余計なプレッシャーをかけてしまったかと思ってましたが杞憂でしたね。素晴らしい文章、有難うございます。僕がNYに滞在した日数は、のべ1ヶ月にも満たない程度なのですが、僕の中でのNYは、忘れ難い甘美な記憶ではなく、何故か心と肉体を締めつけるような「痛い」イメージがあります。何となくですが、Hideyさんと重なっているような気がしました。 / ナライフ ( 2002-01-15 14:22 )
Hideyさま かっこ良すぎです。どうしてそう難しい言葉が湧き出てくるのでしょうか?きっと頭の構造がわたしとはまったく違うのですね。 雪だけがそれらすべての上に等しく降り積もる  やはり神はすべての人に平等なのですね。(私の頭も平等にして〜) / Emiko@今年もどうぞよろしく ( 2002-01-15 09:48 )
Hideyさんの詩的な文章を読んでいると毎回、映画でも観ているような気分になってきます。 あぁ、本当に本にならないかしら・・・。  / Hiroko@さぁ、皆さん、署名をー! ( 2002-01-14 01:33 )
Hideyさんの素晴らしい文章のおかげで私もはじめてNY訪れたこと思い出しました。ツーリストがやること、今なら馬鹿にしてるようなこと、馬車に乗ったりしましたっけ。あそこがジョンレノンの住んでたアパートだよとも教えてもらいました。危険、危険といわれていた、時代だから、おそるおそる、ミュージカルやら、メトロポリタン美術館やら、ジャズなんか、楽しんだこと覚えています。 / プルー ( 2002-01-13 23:41 )
もう10年以上前ですが、マンハッタンの南端のアスベスト問題だらけのビルの40階で3週間ほど仕事しました。WTCもその時の光景の一部でした。なくなっても忘れません。 / たらママ ( 2002-01-13 23:23 )
東京についてもそちらに行くとなおさら考えてしまうのではありませんか?聞いてみたいです。一行ほどギャグなオチも欲しかった気がしますがさすがHidey、くずしませんねえ(笑)。 / フィー子 ( 2002-01-13 18:30 )
実際には、訪れたことのないNYを想像しながら読みました。あの日以降、色々なことを考え直していますが、まだ答えのでないことばかりです。何年たってもよいから、答えにたどりつきたいけれど。 / Ecru ( 2002-01-13 00:22 )
Hideyさんの記事を拝見して、自分がこの街に定期的に、短時間でも滞在したいと思うわけが見えてきたような気がします。どうしようもなくフラフラになりながら降り立ったJFKからマンハッタンへ向かうタクシーの中で聞いた曲はHideyさんと同じものでした。/去年の今ごろ明け方にマンハッタンを歩き回りました。(いろいろ事情があったのですが..)その頃を思い出しながら拝見しました。ガス欠コインさんの言葉を拝借すると「自分のNY」を思い出した感じです。どうもありがとうございます。 / 鐵子(では 初めましてです。) ( 2002-01-12 22:51 )
自分のNYがフラッシュバックのように蘇り、涙が出そうになりました。Hideyさんよりちょっとだけ年上の僕は、15年前、21歳の頃、NYに一週間滞在しました。あれ以来、何度も機会がありながら、結局足を運んでいない僕にとっては、NYは僕の都合のいいように、止まったままなのです。今年中には、しっかりと大好きなNYの今の姿を見届けたいと思います。素晴らしい日記、ありがとう。 / ガス欠コイン ( 2002-01-12 22:24 )
リアルタイムで更新されてて、ビックリしましたよ!Hideyさんの物の感じ方や受け止め方、うまく言えないけどなんかいいっす。特別な思いがあるからこそ近くにいたくない・・・なんかそういうのわかる気がします。 / 俺様@今夜はおセンチ(←きもい) ( 2002-01-12 22:11 )
僕の中では、NYという街に対して、アウトサイダーとしてのこのような特別な思いが存在しつづけ、あえてその思いをとどめておきたいこともあり、NYに住むことをやめました。今の学校を選んだ本音の部分のひとつです。 / Hidey ( 2002-01-12 22:02 )

2002-01-08 マンハッタン、午前5時 1

ふと目が覚めて時計を見ると4時半を指していた。未明の街を行き交う車の音がぼんやりした頭を次第に覚醒させてゆき、ここがマンハッタンであることを思い出させた。5分ほど迷ってから僕はベッドを這い出してシャワーを浴びた。物音に目を覚ましてしまった妻にあやまりながら、「ちょっと車に乗ってくる」と言い残し、僕は54th street と Broadwayの角にあるホテルを出た。

建物の電光掲示板が摂氏マイナス5度を表示していた。人通りのほとんどないまだ暗い街で、デリだけが既に営業を始めている。FMラジオが今朝のニューヨークは曇りだがじきに晴れると告げていた。僕は駐車場から車を出して、7th Avenueを南へ走らせた。

Times Squareに車を停めた。3日前、この場所で溢れかえる群衆を見遣り、8年間全うした職務を後継に手渡したこの街の前市長の姿を思い出しながら、無秩序な色彩のネオンだけが騒がしく流れてゆく様を眺めた。

そのまま7th Avenueを下った。白んでゆく気配も見えない重たい夜が、特徴のないこの通りをさらに惨めに押しつぶしていた。数々のジャズの巨人を生んだVillage Vanguardが、寝静まった街に控えめに佇んでいた。

Varick Streetを経てWest Broadwayに合流し、工事中で細くなった通りをさらに進むと、南の空が不自然に仄青くなっているのが見えた。Warren Streetとの交差点まで進み、「この先関係者以外立ち入り禁止」の表示を確認して車を停めた。Murray Streetと交わるところで、通りは完全にブロックされていた。その先には本来なら巨大な2本のタワーが聳えていたはずだった。

グラウンド・ゼロでは未明にも関わらず瓦礫を掘り起こす作業が進められ、青白い照明が、立ち昇る煙塵を浮かび上がらせていた。僕は車を降りて近づけるところまで行き、闇を呪う魂のような塵の踊る様を暫く見つめていた。

ここに来たのは、犠牲者を弔うだとか、そんな偽善的な理由ではなく、あくまで自分自身のためだった。自分がこれから世界をどう見、死生観をどう変えていくかといった、個人的な問題のためだった。この街の繁栄。その日までそれぞれの夢を持っていた人々。ためらいながらも窓から飛び降りた人々。テロリストの恍惚の表情。村上春樹の言うクローズド・サーキットにおける「完全なる」幸福。長く重い歴史。超人間的なものへ人を導いてきたあらゆるものごと。僕自身にもいつか訪れる死。壮大なパズルの貴重なピースを得るために僕はここにやってきた。一生を費やしても完成しないパズルのピースを。

からだが冷え切ったことに気付き、僕はその場所を後にした。ふたたび車を走らせ、市庁舎をまわり込んでBrooklyn Bridgeの入り口へ向かった。East Riverの向こう、うっすらと赤みが差してきた東の夜空に、人の住む場所らしい丈の低い街の輪郭が浮かぶ。橋を渡るにつれ、背後の人工的な光の粒子が次第に凝縮され、マンハッタン島の形を明確にしていく。ブルックリンに入ると、僕は右折を繰り返して橋の袂へ向かい、East Riverに浮かぶ夜明け前のマンハッタンを見据える埠頭にたどり着いた。

(つづく)

先頭 表紙

りさ子さん、すごく分かります。好きな車、好きな空間、好きな音楽。年齢に関わらず、いつまでも捨てたくないものですよね。かつてのような無謀な運転はもうしないけど。 / Hidey ( 2002-01-19 13:03 )
俺様様をキモチよくできたとは、我ながらうれしいです。とは言え、今回の文章はちょっと例外。自分でも恥ずかしいくらいに言葉が踊ってしまいました。 / Hidey ( 2002-01-19 13:01 )
久しぶり。私も同じ事がしたくて、よく真夜中にひとり車を走らせます。冷たい空気の中で、自分だけの時間が動き出します。 / りさ子 ( 2002-01-13 01:36 )
俺様も、今回の日記は小説みたいだな〜って思ってマシタよ。内容ももちろんですが、文章を読んでてキモチイイ〜(*´∇`*)と感じましたよ。 / 俺様 ( 2002-01-12 22:02 )
フィー子さん、小説家?とんでもない。自分のためにも、五感で感じ取った記憶を忠実に残しておこうとしたら、妙に詠ったような文章になってしまいました。裸になったようで非常に決まりが悪いです。 / Hidey ( 2002-01-12 21:47 )
俺様さん、いつになく真面目なつっこみをありがとうございます。僕は日本人でありながら神戸の焼け跡をこの目で見られなかったことを深く悔いて、それもあって今回はきちんとこの目で見ておこうとNYに出向きました。 / Hidey ( 2002-01-12 21:44 )
たらママさん、グラウンド・ゼロに対する考え方、感じ方は人それぞれでいいことなのだと思います。僕は常々自分の生きる意味は、森羅万象をで可能な限り自分の五感に焼き付けて、それを読み取ることだと思っています。他人のプライバシーに関わることはもちろん別ですが、この事件は人類すべてに突きつけられた問題だと捉え、せめて墓標を目にしておきたいと思いました。 / Hidey ( 2002-01-12 21:41 )
mignonneさん、おっしゃるとおり、自分には直接関わりがないようでも、本来的には自分を含めた人間の身の上に起きた、普遍的な出来事であると思うのです。極端な話、犠牲者の遺族であること、NYの住人であること、テレビを通してショックを受けた視聴者であることは、事件との相対的な距離感が異なるだけで、誰もが事件について考える権利があり、義務があると思います。そう思って、僕はあの惨劇の場所をこの目に焼き付けておくことは、決して死者への冒涜ではないと思い、そこを訪れました。 / Hidey ( 2002-01-12 21:33 )
lim.さん、何が何を破壊したのか、もちろん僕にもまだ分かりません。それでも、自分の視覚に記憶させておくことが、これからそのことを考え、これから歴史において、自分の生涯において起こるほかの出来事を考えるためにも、必要だと思いました。 / Hidey ( 2002-01-12 21:26 )
Risaさん、明けましておめでとうございます。入れ違いとは残念でした。僕のサインは真賀砂州子さんのサインより全然価値が劣ってしまいますが。。。そんなんでよければいつでもどうぞ! / Hidey ( 2002-01-12 21:23 )
りりさん、どんなピースだったのか。。。それはやっぱり一生かけて考えることになるのでしょうね。 / Hidey ( 2002-01-12 21:21 )
ゆーさん、わざわざ地図を!?それはどうも恐縮です。碁盤の目のマンハッタンは車の運転をするには本当に簡単な街ですね。特に明け方だと駐車の心配も要らないし、どこもスイスイなので得した気分でした。 / Hidey ( 2002-01-12 21:19 )
おとじろうさん、たしかにデリは温かい気持ちになりますね。ふとコーヒーとクロワッサンを買いに行ってしまいたくなりましたが、妻と朝食をとることになっていたので、ぐっと我慢しました。 / Hidey ( 2002-01-12 21:17 )
ガス欠コインさん、グラウンド・ゼロはもちろん見られるときに見ておきたいということでしたが、NYという街については、思い立ったというよりは、かねてからの深い思い入れがあるのです。車が手に入ったらすぐに行きたいと思っていました。その辺の話はつづきの日記をお読みください。 / Hidey ( 2002-01-12 21:16 )
しゃむさん、僕も当初は極めて主観的にテレビの画面に見入りましたが、時間が経つにつれて、歴史的なコンテクスト、死生観との関わりなしには考えられなくなって、犠牲者の方には申し訳ないですが、今は自分自身の問題として捉える方が大きいです。理不尽に命が失われたのはグラウンド・ゼロだけではないし、犠牲者の方とは直接関わりのない自分であればこそ、少し引いた見方をすべきかなと思っています。 / Hidey ( 2002-01-12 21:13 )
Hirokoさん、日本での報道はまた違った色合いがあるでしょうし、メディアを通しての感じ方もきっと異なるのでしょうね。いずれ日本のビデオをレンタルして、あの事件がどう報じられたのか、見てみようかと思います。 / Hidey ( 2002-01-12 21:09 )
くららさん、ご主人は日本人の僕とはかなり違う見方をされたのでしょうね。お聞きしてみたいところですが、きっと生半可に人には語れない気持ちなのでしょうね。 / Hidey ( 2002-01-12 21:07 )
ナライフさん、恐縮しちゃって続きが書けなくなってしまいます。ナライフさんが大好きだというNYはどんな街なのか、是非機会があったらお聞きしたいところです。 / Hidey ( 2002-01-12 21:06 )
りぃなさん、考えてみたら夏のNYは行ったことがないなあ。是非今度は夏にでもセントラルパークでのんびりしてみたいところです。今年もよろしく。 / Hidey ( 2002-01-12 21:04 )
マイケルさん、僕も妻を守る身としては、カウントダウンは控えておきました。マイケルさんのお話も楽しみにしています。 / Hidey ( 2002-01-12 21:03 )
akemiさん、確かめにというよりは、これから時間をかけて考えるための材料を得るために行ったというところです。やはり自分の目で見ることは何物にも替えがたい経験です。 / Hidey ( 2002-01-12 21:01 )
Hideyってもしかして小説家志望だった? / フィー子 ( 2002-01-12 17:57 )
震災とテロはもちろん別物ですけどね。。。続き楽しみにしております。 / 俺様 ( 2002-01-11 06:04 )
Hideyさんと同じように俺様も自分のために敢えてこの目で見てみたいとは思います。神戸の震災も自分の中ではショックが大きくて、いてもたってもいられず東京から一人で見に行ったことがありますが、TVを通してではなく自分の目に実際に映る現実に愕然としたことを思い出しました。 / 俺様 ( 2002-01-11 05:52 )
私が今のグラウンドゼロの光景を実際に見たらとてもいたたまれないだろうな、と思います。 / たらママ ( 2002-01-10 22:37 )
遅ればせながら明けましておめでとうございます。ことしもすばらしい日記、少しずつでいいので^^更新してくださいね。私はまだNYへは行ったことがないのですが、きっと直視できないと思います、ただただ恐ろしくて・・・。でも、自分には関係がなくても?しっかりと現実を見つめて、一個人のレベルでもいいから誰もが世界のあり方について考えなくてはいけないのですよね。 / mignonne ( 2002-01-10 15:36 )
NYに行ってあの残骸を見つめる勇気は、私にはまだないです。何が何を破壊したのか、私には理解できないし、わからないから。素敵な一年を。 / lim. ( 2002-01-10 10:30 )
(遅ればせながら)明けましておめでとうございます。きゃぁ、NYにいらしたんですね!私は3日にフロリダからNYへ戻ってきたので丁度入れ違い!くーっ!ひまじんの貴公子に是非お会いしたかった!真賀砂州子様とも入れ違い(直筆サインはゲット)だったし、残念無念。今年こそはHidey様のサインもいただきますわ! / Risa ( 2002-01-10 06:52 )
素敵な文章ですね。どんなピースだったのか、続きが気になります…。 / りり ( 2002-01-09 20:35 )
思わず地図を引っ張り出して、Hidey様の足取を辿ってしまいました。実際に目にしているわけではない光景が見えてくるようで複雑な心境です。 / ゆー ( 2002-01-09 11:24 )
人通りのほとんどいない通りにデリの明かり。。。好きです。普段見向きもしないお店がひょんなことでホッとさせてくれることってありますね。 / おとじろう ( 2002-01-09 10:34 )
何故、今思い立ったのか、大変興味があります。情景が浮かぶような見事な文章。続きを期待しています。 / ガス欠コイン ( 2002-01-09 08:11 )
いまだにNYの写真は現像できないでいます。なんとも形容し難い気持ちに襲われるので。忘れることはできないけれどそれでもHideyさまのように冷静に見つめることができる日は来るのでしょうか。 / しゃむ ( 2002-01-09 05:23 )
私も先月グラウンド・ゼロを見たとき、やっぱりショックを受けました。 年末にあちこちのTV局があの事件のことを取り上げていて、いまだにあの映像を見ると悔しくて悲しくて涙が出てきます。もうこれ以上悲しいことは起きませんように、、、。    / Hiroko@続きが気になります ( 2002-01-09 02:29 )
TVで見るだけでも未だにショックです。先日NY出身の主人がグラウンドゼロに行き、かなりのショックを受けたようで、その複雑な気持ちは理解を超えるものがあります。 / くらら ( 2002-01-09 01:37 )
先輩に対して僭越ではありますが、えもいわれぬ名文に痺れてしまってます。私もNYは大好きですが、早朝のあの空気感の見事な描写の前半と、リズミカルな短文を連ねてぐいぐいと読者を惹きつける後半の、絶妙なバランス!! つづきを楽しみにしています! / ナライフ ( 2002-01-08 21:21 )
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。NYは去年の夏初めて行きました。でも時間が取れなくて、急ぎ足で通りすぎたのが今でも悔やまれます。Hideyさんの文を読ませていただいてると、こんなカンジかな?って想像できてすごいです。続きを楽しみにしていますね♪ 情けない留学生ですが、今年もよろしくお願いします。 / りぃな ( 2002-01-08 20:43 )
僕は当初年末のカウントダウンをTimes Sqで迎える計画でしたが、例の事件でキャンセルしました。その辺りのことはまたいつか書こうと思っています。続きが楽しみです。 / マイケル ( 2002-01-08 19:45 )
「確かめに」行ったのでしょうか?生きるって、死ぬって、憎むって…なんなのでしょう。テレビや雑誌でしか見たことのない景色がHideyさんの文章を読んでいたら浮かんで流れていきました。 / akemi ( 2002-01-08 16:17 )

2002-01-04 マンハッタンで、プルーさんと

1月2日から3日にかけて妻とニューヨークへ行った。妻にとっては初めての訪問だったし、僕もボストンに来てからは一度も行っていなかったので、2年ぶりということになる。自分の運転する車でマンハッタンを訪れること、グラウンド・ゼロをこの目で見ておくこと、妻が楽しみにしていたWoodbury Common Premium Outletsへ行くことが目的だったが、もうひとつ、ひまじんきっての知性溢れる大人の女性、プルーさんにお会いすることも大切な用件だった。

プルーさんご指定のイタリアンレストランで待ち合わせ。クロークでコートを預けていたら後ろからファーのコートを纏ったゴージャスな東洋人の女性が近づいてきたので、ふと尋ねてみると、やはりそれがプルーさんだった。

少し硬かった会話をGavi di Gaviが徐々に解かしてゆく。伺っていたとおり華奢なプルーさんは、その体つきとは裏腹に、大変芯の強い、信念の感じられる方だった。このマンハッタンで、アメリカ人ばかりのオフィスで自分を保ち、ひとり強く生きてらっしゃるプルーさんは雄々しくすらあった。日記での記述、他の人とのやりとりにおいて、自らの言葉と立場に常に責任を持っていらっしゃる彼女の姿をそのまま見た気がした。

プルーさんはよく笑う方だった。優雅でありながら、心から素直な笑い方をする。特に妻とのファッションの話は楽しそうだった。そんな話になると僕はすっかり蚊帳の外なので、二人の女性の会話をにこにこ見ているしかなかった。プルーさんの日記の記述には誤りがある。「意外と亭主関白」と書かれていたが、そんなことはない。弱点だらけの夫をしっかり者の妻が常に諌めるという図を披露してしまったはずだ。日記に嘘を書いているつもりはないが、「ほんとはこんななんですよ」と実情を暴露されるたびに、シュンとするしかない情けない夫である。

Gaviを飲んでしまうと、プルーさんの代名詞でもあるシャンパンをグラスで注文。僕はすっかり気持ちよくなってしまったが、プルーさんはそのまま車を運転して帰られるという。大したものだ。

氷点下3度のマンハッタンを、プルーさんは駐車場まで、我々はタクシーの拾えるところまで歩いた。束の間の邂逅は夢のように過ぎ去った。「じゃあ私はここで」と6th Avenueを北に向かって歩く彼女の後姿が印象的だった。努力と才覚だけでこの街を生き抜いている力強さの感じられる、素敵な後姿だった。

先頭 表紙

みなみさん、こっそりと言わず、どうぞ一緒に交ざってください。みなみさんの激しい飲みについていくのは大変そうだけど。 / Hidey ( 2002-01-12 21:00 )
わぉ! 素敵なオフ会だったんですね。私も蔭でこっそり覗いてみたい。   最後、冷たい夜の空気まで感じられるような描写です。 / みなみ ( 2002-01-09 00:40 )
パンドラさん、プルーさんの素敵さはともかく、僕に関しては本当に美化しすぎでございます。シャンパンにたどり着いた頃は結構気持ちよくなってやばかったです。こんなんじゃひまじんきっての酒豪パンドラさんとのオフはできませんね。鍛えときます。 / Hidey ( 2002-01-08 10:07 )
はるぴょんさん、居酒屋とイタリア人というとりあわせの妙もなかなかいけてますね。僕もこの夏休みには是非心の故郷イタリアへ行きたいと思います。あの国は2年行かないでいると禁断症状が出てきます。 / Hidey ( 2002-01-08 10:06 )
真賀砂州子さんこそ、いつもの楽しい文章の中に、的確にプルーさんの「ステキエキス」を再現されていました。妻は体感的には京都のほうが寒いと申しております。ボストンも例年と比べるとやや暖かい上、アパートもセントラルヒーティング、どこへ行くにも車、ダウンのコートで装備はばっちりと、結構やっていけるものです。砂州子さんもいつものパワーで寒さなど吹き飛ばして元気にお過ごしください。 / Hidey ( 2002-01-08 10:04 )
おとじろうさん、こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。僕はシャンパンは普段それほど飲まないのですが、「毎日シャンパン」のプルーさんには是非飲んでいただかないとと思い、僕もお付き合いしました。 / Hidey ( 2002-01-08 10:01 )
しゃむさん、プルーさんの後姿は僕も映画っぽい感じで今でもイメージが残っています。アウトレットは僕は全く買い物はせず。もっぱら妻のお付き合いでした。でも喜んで買い物してもらえるとこちらもほっとします。 / Hidey ( 2002-01-08 09:59 )
peachさん、今年もよろしくお願いいたいます。ゴージャスなpeachさんとお会いするのも夢です。まだpeachさんはプルーさんとはお会いになってないんですよね?それこそゴージャスなご対面になりそう。傍から覗いてみたい。 / Hidey ( 2002-01-08 09:58 )
こっこさん、Woodburyは妻も「鼻血が出そう」と言って喜んでました。結局選び抜いてコート一着だったけど、毎シーズン行きたいと言ってます。いずれ東海岸でお会いできるといいですね。 / Hidey ( 2002-01-08 09:55 )
撫子さん、まずは祝!成人。ほんとに新年早々の素敵な出会いに感謝です。そろそろ授業が始まるのでしょうか?心機一転で日記も刷新されたようだし、前向きな感じがとてもいいと思います。 / Hidey ( 2002-01-08 09:54 )
フィー子さん、ウェイトレスじゃばればれなんですけど。。。そのほうがよっぽど怪しい。 / Hidey ( 2002-01-08 09:51 )
とんこつさん、「ここの日記」というのが僕の日記のことでしたらそんなことはないと思いますよ。毎日書いている人はいっぱいいるし。僕は3日後から授業が始まるので、この休みの間に書き溜めているという感じです。 / Hidey ( 2002-01-08 09:50 )
Rさん、なーにをおっしゃる!こちらこそRさんのスタイリッシュな生活を陰からのぞかせていただきたい気分です。 / Hidey ( 2002-01-08 09:49 )
ガス欠コインさん、確かにW杯はお金かかりそうですね!今のうちに稼いでおかないと。学生の身分の僕はもっと大変。どうしよう。 / Hidey ( 2002-01-08 09:47 )
くららさん、こちらこそ西海岸に飛んでいきたい。そちらは人も多くて楽しそうですね。何より暖かいところに行きたいです。 / Hidey ( 2002-01-08 09:46 )
Ecruさん、プルーさんは知的で美しかったのですが、僕の方はすっかり学生ノリで臨んでしまって、かなりギャップがあったのではないかと思います。 / Hidey ( 2002-01-08 09:45 )
Hirokoさん、ほんと、居酒屋オフは楽しみにしています。最近はさすがにさっぱりしたものをからだが求めるようになってきました。パスタだけは食べつづけているけど。 / Hidey ( 2002-01-08 09:43 )
akemiさんとの居酒屋オフでは僕も酔っ払って醜態をさらすことになってますので、ご覚悟を。 / Hidey ( 2002-01-08 09:42 )
たらママさん、こちらこそよろしくお願いします。確かに妻がいることでとても助かっています。いくつになっても貴重な出会いは嬉しいもの。ひまじんに感謝です。 / Hidey ( 2002-01-08 09:41 )
プルーさん、あらためてありがとうございました。ミネソタは奇跡的に気温が上がった日に着き、ボストンとそう変わらない気候で助かりました。結構大きな都市なのですね。Twin citiesという訳も納得がいきました。 / Hidey ( 2002-01-08 09:39 )
oggiさん、とにかくありがとう。ところでoggiさんは誰に似ているのでしょうか? / Hidey ( 2002-01-08 09:38 )
ゆーさん、桟敷席に「ボストンは寒いが...」と書かれていた頃は、実は異常気象でぜーんぜん寒くなかったのですが、このところ氷点下の寒い日が続いています。確かに寂しいものですが、3日後には新学期で、そんなことも行ってられないので、またちょっと頑張り始めます。 / Hidey ( 2002-01-08 09:37 )
ほんとう、しゃむさんがおっしゃるように・・・・映画みたいだなあ。ステキ!! シャンパンの細やかにたちのぼる泡たち、きっとお似合いだったんだろうなあ。^^ / パンドラ ( 2002-01-08 00:43 )
素敵なオフ会ですね。シャンパン、おいしいイタリアン、美しい女性が二人と、素敵なHideyさん。同じイタリアンでも、私は日本の居酒屋でイタリア人と「ブォナノー」などと言って乾杯していました。いい年して恥ずかしいわ。 / はるぴょん@あけましておめでとうございます。 ( 2002-01-08 00:03 )
あけましておめでとうございます。/プルー様のイメージをこうもすばらしく忠実に表現なさるのはさすがでございます。プルー様が「ひまじんの貴公子」とおっしゃっていますが、まさしくそのとおりですね。私のプルー様レポートじゃダメダメですもの。/ボストンも寒いでしょうが、京都も寒いです。奥様はどちらが寒いとお思いでしょうか。ここ数日、底冷えがひどいです。風邪など召しませぬよう、お健やかに。 / 真賀砂州子 ( 2002-01-07 12:00 )
あけましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いします。オフ会でシャンパンだなんて大人の感じ。私が今まで経験したオフ会では出てこなかった。誕生日のメッセージありがとうございました。 / おとじろう ( 2002-01-06 23:42 )
映画のようなオフ会ですね。特に最後のパラグラフなんか目に浮かぶようです。アウトレットは楽しまれたのかしら? / しゃむ ( 2002-01-06 00:59 )
Hidey様、新年明けましておめでとうございます。お正月早々、ゴ〜ジャスなひと時を素敵な女性お二人に囲まれて、過ごされたのですね。。。なんだかHidey様の描かれるプル〜様の描写が、凄く良く解る感じ!良かったデスね!羨ましいよぅ〜。欲張りな私は、奥様のご意見も伺いたいのが本音!?本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます!! / peach ( 2002-01-05 19:30 )
奥様とWoodburyでのショッピングを楽しまれました? Woodbury価格に慣れてしまい、東京のデパートで靴やバックを買うのを躊躇ってしまいます。 近いうちに東海岸で暮らしたいです。 / こっこ ( 2002-01-05 17:37 )
うっ・・・うらやましい!大人の会話・・・。こういう素敵な出会い、新年からいいなぁ、羨ましい。撫もがんばります^^ / 撫子@祝!成人 ( 2002-01-05 16:01 )
Rさんに1票。カーテンの陰じゃ怪しいからウエイトレスにでも変装するかな・・・。 / フィー子 ( 2002-01-05 11:38 )
関係ないですが、ここの日記の更新速度は滅茶苦茶速いですね / とんこつ ( 2002-01-05 10:19 )
なんて美しい会見だったんでしょう。混ざるより、ななめ後ろのテーブルから観察したい気分。この素敵レベルを落としたくないもの。 / R ( 2002-01-05 08:58 )
親友がいるうちに、どうしてもNYに行きたい。でも、W杯資金もあるしなあ。Hideyさんとは、日本で会えることを期待しています。待ってますよ。 / ガス欠コイン ( 2002-01-05 07:40 )
ステキなNYのお正月、プルー様とお過ごしでしたのね。羨ましい。東海岸に飛んでいきたいです。 / くらら ( 2002-01-05 01:04 )
今年もよろしくお願いします。うーん、さすが!知的で美しいオフ会だったのですね。 / Ecru ( 2002-01-05 00:13 )
akemiさんも書いてらっしゃいますが、本当「絵になる方たちのオフ会」ですね! なんか目に浮かんでくるようです。 是非、次回は居酒屋で・・・・(笑) / Hiroko ( 2002-01-05 00:04 )
超、絵になる方々のオフだったんですね。NYでのミニオフ…景色に負けない素敵なみなさまの姿が浮かぶようです。いずれはオフしていただけるとのことでしたが、これじゃ〜緊張するじゃない!(泣)  …あ、でも平気だ。あたしは日本の居酒屋でお会いすることになってるもの!(爆) / akemi ( 2002-01-04 23:56 )
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。↓の日記でボストンも寂しくなられたようですが、その前に奥様がいらっしゃっていてよかったですね。ブルーさんとのミニオフ、またしても東海岸で活躍されている人との輪が広がりますね。 / たらママ ( 2002-01-04 23:43 )
Hideyさんこそ、ほめすぎです。今日はもう空港ヘ向かったのかしら。あちらは寒いので、風邪など召されないよう気をつけてね。 / プルー ( 2002-01-04 22:45 )
うーん、Hidey様の日記、好きだわ。やはり文章が素敵です。さすがボストンの藤木直人。←くどい(笑)  / oggi ( 2002-01-04 22:38 )
明けましておめでとうございます。NYのお正月、盛りだくさんでしたね!ボストンが少し寂しくなったようですが、Hidey様の「ボストンは寒いがこいつは熱い!!!」のパワーで、楽しい、読みごたえタップリの日記待ってます! / ゆー ( 2002-01-04 19:12 )

2002-01-04 出会いと別れ

12月には出会いと別れがあった。

12月14日(金)、ひまじんライターのHirokoさんがボストンを訪れた。翌週月曜から木曜まで期末試験ということで、ちょっと遅い約束にしてもらい、夕方みっちり勉強した。遊び的な要素は全くご無沙汰だったので、嬉しい息抜きでもあった。そんな訳で、夕方はたまたまさんがHirokoさんのお相手をしてくれた。彼の面倒見のよさにはいつも頭が下がる。

reiさんにたっぷりNYを満喫させてもらったというHirokoさんは、ボストンではとにかくシーフードが食べたいということだったで、リーズナブルな価格ながら食事の評価が高いLegal Sea Foodsを予約した。たまたまさんの友人のタカ君、ヒロ君も登場。5人で賑やかな食事となった。

明るい旅日記が人気のHirokoさんは、文章からの印象とは少し異なり、静かに言葉を選ぶタイプの人だった。スタイリッシュなパンツルックで、センスが感じられた。日記にもあるように、会社を下支えしていた彼女は、心ならずも9月11日の影響による大規模なリストラの犠牲となった。日記の中でもそうだが、実際に会った彼女はそんな苦境を乗り越えた逞しさすら感じられた。何物をも自らの糧にして前進することを考える。言葉少なな彼女から学ぶことは多かった。

それはさておき会話は明るく弾んだ。いつも楽しいたまたまさんはもちろん、寡黙な中に味のあるタカ君、そして初対面だがインパクトたっぷりのヒロ君が話を盛り上げてくれた。特にヒロ君は、初めてという生ハマグリを食べると、「あー、最高に美味いっすー!」。生牡蠣を味わえば、「これこそ最高っすー!」。そしてロブスターの登場には、「このザリガニ、人生で一番美味いっすー!」。「カキとハマグリは?」とつっこむと、「もう既に過去のリストに載ってしまいました」

そんな彼等とボストンで会うのはこれが最後になった。それぞれの企業から4ヶ月の語学研修でボストンに来ていた彼等は、12月23日に帰国することになっていた。たまたまさんとこの日記で知り合ったのはまだ彼が東京でエリート商社マンだったときのこと。4ヶ月、彼はボストンを席巻し、多くの印象を残してあっという間に去ってしまった。でも、この日記の上ではページがひとつ更新されたに過ぎない。彼はいつもどおりそこにいる。現在は帰国したてで彼を待っていた多くの人達が彼を放してくれないようで更新がないが、近く日記の上で再会できることを楽しみにしている。

翌日はもうひとつの別れがあった。かつての日記にも書いたことのある、ひまじんライターかつ僕の長年の親友の「はらぽ〜ん」が12月18日にこちらの大学での研究を終えて帰国するということで、急遽2夫婦プラスはらぽ〜ん二世の5人でお別れのディナーをした。彼が以前から美味しいと言っていたインド料理店だった。

長男光太朗君の誕生に加えて、一身上の都合(前向きな話)もあり、相当ばたばたしていたらしい。質の高い文章をひまじんに提供してくれていたが、心ならずも中断せざるを得なかったという。25年のときを超えて昨年このボストンで再会したばかりの二人とは思えない、密度の濃い会話だった。家に送ってくれた彼の車の中で、なかなか話を終えることができず、アパートの前に駐車しながら30分くらい熱く語りあってしまった。

急にボストンが寂しくなった。今更ながら、最も辛いときを陰で支えてくれた彼らへの感謝の念が湧き上がる。次は日本で美味しい酒を飲もう。他のひまじんライターさんも、このご時世だがもしもこちらまで出向いてくださる方があれば、是非、万難を排してお会いしたいと思っている。

先頭 表紙

Rさん、出会った人のことをこうして残していけるのは日記の優れた点ですね。ところで藤木直人、僕も知らなかったのですが、言い出しっぺのたまたま氏によれば、「ラブレボリューション」で須賀特派員とかいう役を演じていたそうです。でも分かりませんよね。僕もドラマは全然見ないのでさっぱり分かりません。 / Hidey ( 2002-01-08 09:34 )
Hirokoさん、すっかりUPが遅くなってしまって済みませんでした。醜態?だって全然酔ってなかったでしょ?最近はどうされているでしょうか。今年も日記楽しみに読ませていただきます。 / Hidey ( 2002-01-08 09:31 )
外国では人間関係のサイクルが早まるのは否めませんね。自分自身も異邦人なわけだし。でも、だからこそ強い印象が残ることもあるし、Hideyさまには一瞬の出会いも一生のものにしてしまう誠実さを感じます。 それにしても、たまたま氏のお友達のヒロ君、ハムスターのようにキュートですね。 / R@oggiさまの言う藤木直人がわからないよ〜 ( 2002-01-05 09:07 )
Hidey様。 よく書いて下さって有り難うございます。 酔っ払って醜態さらしてませんでしたか? 心配です。。。 もし大人しい印象を与えていたようならばもしかすると「人見知り」かも。。。会社では仕事を離れたらおもちゃにされるキャラなので、ただの負けず嫌いなおバカさんですから。 / Hiroko ( 2002-01-04 23:59 )

2001-12-31 年の終わりに

僕の21世紀最初の1年は、6月28日を挟んでまっぷたつに分かれる。

その日以前は、日に20以上のタスクを手帳に連ね、手際よくこれらを処理する働き盛りの広告営業として充実した日々を送っていた。電動自転車、アウトレットの最後のキャンペーンでも、12年の経験の総仕上げ的な、完成された作業を全うした自負があった。

その日以降は、語学上のハンディに加え、ファイナンス系のバックグラウンドがなく、平均年齢を遥かに上回る、極東から来たビジネススクールの学生という不器用な立場に身を置き換えた。毎日のノルマは、授業に出ることと2〜3のケースを予習するだけのことだが、それだけで一日の睡眠時間が3〜4時間という、要領の悪い生活を送った。

「変化」の年だった。そうなることは分かっていたが、これほど大きく、辛い変化とは想像していなかった。

そもそも留学を決意したのは、3年前の春先のことだった。社としては初めての本格的なビジネススクール留学制度が発足し、社内選抜に応募することを決めたという同期の友人から、「応募はしないのか」と尋ねられた。正直全くそんなことは考えていなかった。その夜居間で20分ほど宙を見つめて、僕は応募を決意した。

心地よい場所に安住すべきでないこと、より高い視点を持ちたいことがその理由だった。既に社員としては中堅の域に差し掛かり、このまま順調に経験を重ねれば、安定した軌道に乗っていられることは分かっていた。しかしそんな考えをすぐに恥ずかしいと思った。自分は腐りかけていると思った。

振り返れば自分が成長したのは常に苦しみを孕んだ変化を通じてだった。12歳にして物質的にも不自由な異文化生活に放り出されたパキスタン時代、西洋的価値観に一人で向き合わなければならなかった高校でのアメリカ留学時代、理不尽の極みを嘗め尽くした体育会系部署での新入社員時代、そしてそれまでのスペシャリスト的な職務から、多角的な知識、経験、気配りを要する営業職に異動が決まったとき。

「変化することを放棄した年寄りなど、さっさと死んでしまえばいい」大学時代、尊敬する教授が激昂しながらこう言い放った。彼自身60に手が届こうかという年齢だったかと思う。

僕は自分をかなり成長の遅い人間だと思っている。数々の回り道を繰り返し、その度に人を傷つけ、自分を傷つけた。いつまでも子供じみた奴だと周りからは思われていたと思う。今思い出してもとても辛くなる。でも、と言い訳するわけではないけれど、僕は分からないことを分かったふりをして安定する人間にだけはなりたくない。何度傷ついてもそれによって生まれ変わり、何物かに辿り着くことを望んでいる。ただ、僕はもう35歳で、大切な家族を持っている。もう無闇に人を傷つけることだけはしたくない。

ビジネススクールの入学式で、学長が語った。「この学校の存在理由は、君達をtransformすることだ。君達はこれから信じられないくらいのtransformationを経験する。そしてそれは本当に貴重なことなのだ」

それから半年が過ぎ、今日2001年が終わる。僕がどれだけtransformされたか、それはこの日記を読まれた方のご判断にお任せしたい。2002年がさらに激しい変化の年となることを祈りつつ、行く年を見送りたい。

先頭 表紙

a.aさん、そんな頃のフィー子さんの日記と結び付けて読んでくださったとは、感激です。もうひとりのスタンフォードに行った友人も元気にやっているようです。「とても近い場所」とおっしゃるのはボストンのことでしょうか?これからもよろしくお願いします。 / Hidey ( 2002-01-08 09:30 )
以前、フィー子さまの日記で「MBA留学に行く友人」と読んだ記憶があったので、Hideyさまの日記が始まり、ずっと読ませてもらっています。どうぞこれからも頑張って下さい。余談ですが、私の大切な友人がHideyさまととても近い場所にいたので驚いています。世間は狭いですね。 / a.a ( 2002-01-07 01:40 )
TAKEさん、おめでとうございます。お仕事は一段落しましたか?また年が明けたら明けたで急ピッチなんですよね。ちょっと懐かしい気もします。正月早々仕事の仕方を忘れて呆然としている夢を見ました。時々本当は社会人である現実を思い出させてください。よろしくお願いします。 / Hidey ( 2002-01-04 17:57 )
oggiさん、藤木直人は嘘だと妻が申しています。こちらこそ、おしゃれな日記、楽しみにしています。是非いずれお会いしましょう。 / Hidey ( 2002-01-04 17:55 )
くららさん、お休みは満喫されたようですね。こちらこそ、いつかお会いできることを楽しみにしています。氷点下が続く東海岸。そちらが羨ましいです。今年もよろしくお願いします。 / Hidey ( 2002-01-04 17:53 )
しゃどう猫さん、確かに、直前は辛いんですよね。思い出したくないくらい。そう、丙午なので、今年で3周り目です。3月が誕生月。今年もよろしくお願いします。 / Hidey ( 2002-01-04 17:51 )
みかりんさん、変化の重要性については、きっとみかりんさんに教えてもらうことの方がずっと大きいと思います。いつも、少ない言葉の中に、大事な人生訓をこめてくださり、ありがとうございます。今年もよろしく。 / Hidey ( 2002-01-04 17:49 )
みなみさん、おめでとうございます。つっこみなど全然気にしないでください。読んでいただいているだけど本当に光栄だし嬉しいことです。このサイトは極めて普通でまともな人付き合いのできるサイトだけど、ネットならではの気軽さもちゃんと会っていいと思う。「ひまじん」という名のごとく、自分のペースで好きなときに好きな参加の仕方ができれば充分だと思います。みなみさんの日記はとても好きです。これからもいいお話、楽しみにしています。 / Hidey ( 2002-01-04 17:47 )
Hirokoさん、こちらこそ、たくさん学ばせてもらってありがとう。おそくなりましたが、オフ会報告UPしておきました。まだいろいろ落ち着かないとは思いますが、よい年になるといいですね。応援しています。 / Hidey ( 2002-01-04 17:44 )
yukiさん、こちらこそ、おめでとうございます。誰にとっても笑いに充ちた、いい一年になればと心から祈っています。少なくとも昨年よりよい一年になってほしいと思います。 / Hidey ( 2002-01-04 17:43 )
とんこつさん、こちらこそよろしくお願いします。 / Hidey ( 2002-01-04 17:42 )
PAOさん、誰もが考えているはずの当たり前のことを言葉にしてしまいましたが、時々言葉にしないといけないような気もしています。日記を通して励ましあっていければ素晴らしいことですね。 / Hidey ( 2002-01-04 17:41 )
パンドラさん、ほんとに僕は成長が遅いのです。不器用で遠回りばかりしているのです。だからこそ人には見えないものも見たりできたのですが、まだまだという感じ。こちらこそ、お姿は見えなくても、いつも心で繋がって、一緒においしいお酒が飲める間柄には感謝しています。今年もよろしくお願いします。 / Hidey ( 2002-01-04 17:40 )
akemiさんの昨年は、確かにあえて天に変化を求める必要のない大変な年だったみたいですね。でもさすがakemiさん、常に前を向いていらっしゃる。今年もお互い励ましあって何とかやっていきましょう。 / Hidey ( 2002-01-04 17:38 )
しゃむさん、魅力的というには程遠い自分ですが、今年も何とか努力したいと思っています。今年もよろしくお願いします。 / Hidey ( 2002-01-04 17:36 )
あけましておめでとうございます。僕にとっては昨年は敗戦処理的な意味での改革イヤーでした^^; 今年はここからHideyさんを見習って、今度はポジティブに変化していきたいって思ってます。昨年もいろいろ元気をいただきましたが、今年もよろしくおねがいしますね^^ / TAKE ( 2002-01-03 21:05 )
Hideyさま、あけましておめでとう!! 今年もぐんぐん昇っていかれるHideyさまのお姿、ホントに楽しみにしています。がんばれ!!^^ 今年も実り多い年になりますように。 / パンドラ@おいしいお酒も飲もうね♪ ( 2002-01-03 13:55 )
明けましておめでとうございます。今年も知的で楽しい日記、楽しみにしてます。藤木直人似と噂のHideyさまにお目にかかりたいわ。襲いかからないようにしないと(笑) / oggi ( 2002-01-02 18:52 )
明けましておめでとう!HideyさんのDiaryは読みごたえたっぷり、今年も楽しみにしています!お会いしたいわ〜♪ / くらら@今年もよろしく ( 2002-01-02 17:55 )
transformation か・・・transform する直前が、一番辛いのかなぁ? なんて思ってしまいます。ところで、Hidey様、今年が干支年になるのかしら? お体に気をつけて、良い年をお迎えください! / しゃどう猫 ( 2002-01-02 14:09 )
明けましておめでとうございます。『変化』イコール『成長』かなと思います。どうか今年も充実した一年になりますように祈っています。。頑張って下さい! / みかりん ( 2002-01-02 09:02 )
あけましておめでとうございます! あまりつっこみはしていないけれど(スミマセン)、毎回日記拝見していますよ〜。今年もよろしくお願いします! / みなみ ( 2002-01-02 01:03 )
明けましておめでとうございます。 今年の初突っ込みはまず、Hideyさまから・・・。 「心地よい場所に安住すべき出ない事、より高い視点を持ちたい事」これって、忘れてはならない大切な事ですよね。 私も2002年はこの気持ちでstep upしていきたいと思います! いつも悟りのおすそ分けいただけて嬉しいです。 本年もどうぞ宜しくお願いたします。 / Hiroko ( 2002-01-02 00:37 )
あけましておめでとうございます。笑う門には福来る。 / yuki ( 2002-01-01 19:35 )
あけおめことよろ / とんこつ ( 2002-01-01 14:35 )
Hideyさまの日記は、「うまく折り合いをつける」的な状況に陥りつつある私の仕事への姿勢に鞭をうってくれました。今年の私のテーマとして肝に銘じておきたいと思います。楽に仕事ができるようになったときがその環境を離れるベストタイミングなのですね。 / 走る酔人(PAO) ( 2002-01-01 12:28 )
Hideyさまの口から「成長の遅い・・・」とうかがうとは、実はオドロキでした。とうてい比較にならないけれど、そのコトバはまるでワタシのことだなとずっと思ってきたから。でも、Hideyさまの恩師のお言葉にチカラづけられる思いです。ジブンが選んだ変化を悔いたくない。速度は遅くても信じて歩きたい。Hideyさま、新しい年もどうぞよろしく。ひまじんを通じて空のむこうのあなたと新年のお祝いができるのが、うれしい。 / パンドラ ( 2002-01-01 09:50 )
「変化」を自分から求めていくHideyさんの姿勢が凄いと思います。私の場合『苦しみを孕んだ変化』というのは天から与えられたものだから。Hideyさんの文章を読んで、なるほどと再認識しました。自分から望まずとも、その渦中では変化に向き合って得たものを無駄にはすまい。。と努めてはおります。私は自分で言ってしまいましょう。「変化」を克服する度、進化してると思っています(笑) 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 / akemi ( 2002-01-01 08:02 )
Hideyさまが魅力的なのは、回り道さえもまた糧にされているからでしょうね。よい年越しを。 / しゃむ ( 2002-01-01 05:01 )

2001-12-29 ジュリアーニ市長に見る危機管理のリーダーシップ 2

3. 状況説明において誠実で嘘がないこと
殺到するメディアの質問攻めに対し、彼は一つひとつはぐらかすことなく回答した。今何が起こっているのかを市民に逐一知らせる義務があると彼は考えた。日に日に増していく犠牲者数も、ためらうことなく公表した。分からないことは分からないと、正直に答えた。そうしながら、彼は「我々は充分傷ついているし、明日も、一ヶ月先も、もしくは永遠に傷つき続けるかもしれない。しかし我々は常に希望を持ち続けなくてはならない」と市民に語りかけた。

4. 明るい未来への明快なビジョンを持っていること
彼はある式典でのスピーチで、ナチスドイツの連日の爆撃で降伏やむなしと誰もが思っていたイギリスを奇跡的に救った、ウィンストン・チャーチルの言葉を引用した。「勇気というものは、人間の持つ資質の中で最上に位置するものと考えてよい。なぜならそれは他のすべての資質を保証するものだからだ」そして彼は、その勇気をもっともよく示したのがニューヨーク市の消防隊員なのだと語り、すべての市民が勇気をもって行動することを指し示した。彼はまた記者発表でもこう語っている。「我々はこの悲劇によって、これまでに増して強くなって立ち上がるのだ。我々は精神的に強くなり、政治的に強くなり、経済的に強くなる」

こうしてニューヨーク市民は、「彼こそが付き従うべきリーダー」と信じるに至り、彼を支柱にして街の復興が進んでいる。

ジュリアーニは最近、ダイアン・ゴランバという女性の結婚式で、バージン・ロードを歩く彼女の腕を引いた。彼女の兄は消防士だったが、8月に殉職、父も祖父も近年他界していたため、父親役を買って出たのだ。ダイアンが嫁いだのは31歳の警察官だった。ジュリアーニは語った。「このような場に立ち会えたことは大変嬉しい。だから人生は素晴らしい。だから我々は常に希望を抱いて前進し、人生の与える素晴らしいものを得ようと努力すべきなのだ」

これまでジュリアーニに対して懐疑的だった者も含め、多くのニューヨーカーが彼の任期延長を望んだが、規定は規定と、彼はメディア界の実力者ブルームバーグに後任の座を譲った。ブルームバーグについても授業で取り上げたが、人は悪くないものの、名誉欲が非常に旺盛で、そのために金に任せて市長の座を勝ち取ったという印象だった。ある学生が私見を述べた。「彼は自分の企業に君臨したように、ただニューヨーク市民の上に君臨したいだけではないか。ジュリアーニがブルームバーグと異なるのは、彼がニューヨークを心から愛し、自らを公僕として考え、市民に仕えたところだ」

12月31日、ルドルフ・ジュリアーニはその任期を満了し、1月1日からブルームバーグによる市政が始まる。まだまだ多くの難問を抱え、傷の癒えないニューヨーク市民がブルームバーグをどう評価していくのか、暫く見守りたい。

先頭 表紙

しゃむさん、何にも増して、心から街を愛しているということが一番強いのでしょうね。政治でもビジネスでも愛は本当に大切。来年もよろしくお願いします。 / Hidey ( 2002-01-01 04:49 )
ガス欠コインさん、本当に一年間お疲れ様でした。僕も同じく、勇気の大切さを個人的に思い知った一年でした。不思議。僕もトッチーに年賀状書いてたんですよ。多分半年後くらいには一度帰国すると思いますので、そのときでも是非。よいお年をお迎えください。 / Hidey ( 2002-01-01 04:48 )
しゃどう猫さん、パンドラの箱を信じたいです。ジュリアーニ氏、今後の言動も注目したいですね。来年もよろしくお願いします。 / Hidey ( 2002-01-01 04:46 )
Rさん、もっとも尊敬する人物っぽい投票はブッシュ大統領だったかと思いますが、確かにタイムの選出は僕も大いに納得がいきました。個人的にだけでなく、世界にとって2002年がいい年になることを、心から祈ります。来年もよろしく。 / Hidey ( 2002-01-01 04:44 )
くららさん、ほんとにNYが21世紀のあるべき街の手本になればいいと思います。くららさんもよいお年を! / Hidey ( 2002-01-01 04:43 )
パンドラさん、ブッシュの評価は別にしても、こちらの大統領選挙では、国民全員の父親像として、全人格的に信頼がおけるかどうかが大変重要な要素になりますよね。そういうのって、日本も見習うべきだと思います。制度が変わらないと無理だけど。 / Hidey ( 2002-01-01 04:41 )
市長としてのというよりも自らNYの誇りの為に頑張っていらっしゃる感じがします。感服です。Hideyさま、奥様どうぞよいお年をお迎えくださいね。来年も素敵なお話聞かせてください。 / しゃむ ( 2002-01-01 04:40 )
↓政治化→政治家 / Hidey ( 2002-01-01 04:39 )
PAOさん、おっしゃるとおり。これを書きながら、日本の政治化の底の浅さ、特に危機管理能力のなさに思いを馳せていました。 / Hidey ( 2002-01-01 04:39 )
mignonneさん、こちらこそ、いつもmignonneさんの日記も楽しく読ませていただいています。今年は出会いが多くていい年でした。こちらこそ来年もよろしくお願いいたします。(←まだこちらは2001年) / Hidey ( 2002-01-01 04:37 )
akemiさん、日本でもそうでしたか。ほんとに日本にもそんな政治家がいてほしいですね。 / Hidey ( 2002-01-01 04:36 )
プルーさん、僕はテレビを見たくても見られない日々が続いたので、それほどジュリアーニ氏のスピーチを自ら聞いたことがないのです。本当にニューヨークは、10年くらい前とは大違いですよね。多少の行き過ぎはあったにしても、あれだけの徹底振りにはやはり感謝です。 / Hidey ( 2002-01-01 04:35 )
こっこさん、よかった、喜んでもらえて。正直不勉強な僕は、この授業を経験するまで、ジュリアーニ氏のことはそれほど知りませんでした。逆に色々教えてもらいたいくらいです。でもやはりメディアで見る彼の真摯な態度は、とても印象的だったことを覚えています。 / Hidey ( 2002-01-01 04:33 )
たらママさん、あの画面構成は確かに画期的ですばらしいものですね。ただ、ブルームバーグ社の社員の待遇は非常に悪く、日本のどこぞの企業にも増して人使いが荒いそうです。 / Hidey ( 2002-01-01 04:32 )
人生は、いちばん大変な時に勇気を振り絞らなければならない。個人的にもそんなことを感じた1年でした。報道で見たジュリアーニは、Hideyさんの言うジュリアーニだったと思います。あと、関係ない話しですが、トッチーに年賀状を書いていてHideyさんのことに触れようかと思いましたがやめておきました。そんなに遠くない頃、Hideyさんに会えるような気がするので。 / ガス欠コイン@良いお年を。 ( 2001-12-31 22:18 )
希望か。。。必要な時に、言葉が心に染みて勇気になって、希望になっていくのね。ジュリアーニ市長、任期が終ってしまうのが惜しまれますね。 / しゃどう猫 ( 2001-12-31 13:54 )
「ニューヨークをディズニーランドにするつもりか」なんて言われていた時もありましたが、安全の値段を安くしたことは評価されて当然と思います。平時でのみ有能な人物かと思いきや、嵐の中でこそ輝く人間だったんですね。 もちろん立場の違いもありますが(NY市長は被害者でいられるけど大統領はそうもいかないし)、選出されたのがブッシュ大統領じゃなくてジュリア−ニ市長だったことに、何となくほっとしました。 / R@Bonne annee! ( 2001-12-31 11:07 )
素晴らしい市政でしたね。これからのNYにも期待します。Hidey様、お体に気をつけて、どうぞ良いお年を! / くらら ( 2001-12-31 01:55 )
「公僕として考え、市民に仕える」・・・・ココロからそう徹することのできる政治家って少ないように思います。政治家っていろんな意味で欲深だと思っているから。今日のHideyさまの日記で、なんだかほっとしました。こんな方もおられるのだわ。 / パンドラ ( 2001-12-30 18:11 )
日本には惜しまれて職務を終える政治家がどれだけいるのかを考えると寂しい気がします。 / 走る酔人(PAO) ( 2001-12-30 17:53 )
どこにでも彼のようなリーダーがいて、誰もの気持ちを理解し、引っ張っていってくれたら、と思います。Hideyさまの日記を拝見していると、いつも少し成長させてくれる気がします。奥様と良いお年をお迎えください。来年も日記、楽しみにしています。 / mignonne ( 2001-12-30 14:33 )
そうですね、NYが映し出される度にジュリアーニ市長はそこにいた印象だもの、確かに。「多くの人の死を無駄にせず、前に進もう!」そうした姿勢は今の私には大変、共感できるものであります。「だからこそ、頑張る。そして『糧』にする。」これっすね、市長!潔さも素敵だ。 / akemi ( 2001-12-30 02:00 )
ジュリアーニ氏のスピーチは、いつもいつも心に響きますね。9/11のことももちろんですが、この8年間の間のNYの変わりようは、目を見張るようです。このまま、クライムレイトの低い、クリーンなNYであるように、願っています。 / プルー ( 2001-12-30 01:51 )
嬉しい、今日のHideyさまの日記。ジュリアーニが大好きで、NY生活の大半をNY1とNYTIMESをチェックし、シティーホールや彼の住むグレーシーマンションにも何度も出掛けたジュリアーニオタクなのです。大学に提出した志望理由書もジュリアーニの危機管理について検証したいと書きました。来年のジュリアーニ氏の活躍に注目しています。また授業で彼の話題が出たら、日記にアップしてもらえると嬉しいです。 / こっこ ( 2001-12-29 23:54 )
ジュリアーニ市長、最初はこんな名市長になれるなんて思いませんでした。日本の自治体の長でこういう人がいないのは何故でしょう。ブルームバーグさんといえば、再編淘汰で大変なメディア業界で脅威の急成長を成し遂げましたね。その秘訣は使い勝手の良さが大きかったですけど。成長しているからいい記者も流れる、という好循環だったんじゃないかな、ここ数年は。 / たらママ ( 2001-12-29 23:52 )

2001-12-29 ジュリアーニ市長に見る危機管理のリーダーシップ 1

タイム誌がパーソン・オブ・ザ・イヤーとしてルドルフ・ジュリアーニ ニューヨーク市長を選出した。9月11日の悲劇の後のニューヨークを物理的にも精神的にも復興へ導いたリーダーと評価しての選出だ。少し前の話になるが、うちの学校のリーダーシップの授業でも、急遽予定を変更して、ジュリアーニ市長に見る、危機管理のリーダーシップを研究する授業を行ったので、ご紹介したい。

危機においてこそ本来の自己を超えて偉大なる指導者となった人物を、我々は歴史の中に見つけることができる。リンカーン、チャーチル、ケネディなどがその好例だが、ジュリアーニもそうした人物のリストに名を連ねることになるだろう。特に彼の場合は、数々の業績を残しながらも、賛否の分かれる評価に甘んじて任期を全うしようとしていたとき、突然の悲劇が彼を歴史に残るべき指導者にまで押し上げたというケースなのだ。

ジュリアーニ市長は1994年の就任以来、一貫して犯罪率の低下、減税と福祉の削減と移民の受け入れによる経済活性化、浮浪者の一掃などの政策を掲げ、遂行した。その政策自体にももちろん賛否両論があるが、犯罪率の低下に関しては、一様に高い評価を得た。彼のリーダーシップのもと、1993年と比較し、重罪の件数は57%、殺人の件数は68%減少した。

しかし犯罪の減少についても、いくつかの事件にまで発展した行過ぎた取締りなど、一部の批判は免れない。さらに浮気の発覚と離婚による支持率の低下、これに加えて前立腺ガンを患ったことによりヒラリー・クリントンとの上院議員選挙戦から離脱するなど、決して彼はヒーローであり続けたわけではない。

だが、9月11日がすべてを変えた。授業の中で、危機におけるリーダーシップの資質をいくつか抽出したので、それぞれの資質に関し、ジュリアーニ市長が実際に何を実践したかを示していきたい。

1. 常に存在感があること
グラウンド・ゼロはもちろん、病院でも葬式でも教会でも、人々は常に彼の姿を見ることができた。メディアは常に陣頭指揮を執る彼の姿を捉えた。結局実現はできなかったが、彼は犠牲になった消防隊員や警官一人ひとりの葬儀を訪れようと努力した。日に20時間以上彼は動き回り、朝食はコーヒーのみ、昼食、夕食は車から降りて、目に付いたピザ屋でテイクアウトということも多かったという。

2. 被害者の感情を分かち合えること
「私はできるだけ自分の足で現場を歩き、自分の目で見、自分の体で感じ、そして人々に話しかけたかった」と彼はニューズウィークのインタビューに答えている。実際に彼は毎日数回ずつグラウンド・ゼロを訪れ、もっとも悲惨な光景を何度も目の当たりにし、涙をぬぐおうともせず、救助にあたる人々を励ました。メディアに登場する彼は、悲しみや憤りを隠そうとはしなかった。生粋のニューヨーカーでもある彼は、市民の声の代弁者となっていた。

(つづく)

先頭 表紙

2001-12-28 ソルトレイクシティへの道

妻と一緒に外出し、いくつか用件を済ませ、妻が練習がてら運転する車で帰途に就いたが、なにやら沿道が騒がしい。見ると小さなアメリカ国旗を手にした人たちが道路の先を見やっている。暫くするとコカコーラのプロモーションカーがすれ違いに走っていった。振り返ると車にデザインされた五輪旗が見えた。オリンピック。すぐに連想が繋がった。ソルトレイクシティへの聖火リレーに違いない。そう言えば数日前に聖火がニューヨークに入ったニュースを耳にしていた。案の定、ポリスバイクが何台か走ってきた。

その道は、ハーバード・スクウェアから我々の住むセントラル・スクウェアを通り、さらにボストンの中心街を貫く、マサチューセッツ・アベニューというボストンを代表する通りだ。我々の車は既にセントラル・スクウェアのそばまで来ており、だんだん渋滞が激しくなってきたので、沿道に駐車をしてちょっと見物することにした。郵便局近くで、消防車の梯子にくくりつけられた巨大な星条旗がアベニューのど真ん中に聳えていた。うちはその郵便局を曲がってほんの2分の場所にある。摂氏0度の寒さにも関わらず、歩道は旗を持った大勢の人たちで溢れかえっていた。

警察の先導車の陰から、夕闇に小さく揺れる炎が見えてきた。真っ白なウェアを着た30代半ばくらいの金髪の男性だった。なんだか見ている我々よりもミーハーな感じで「ホーウ!」と奇声をあげながらゆっくりと走っていった。ほんの一瞬の出来事だった。多分オフィシャルスポンサーのコカ・コーラがキャンペーンで一般のランナーを募ったのだろう。

2002年2月8日〜24日、ソルトレイクシティにて今世紀初の冬季オリンピックが開催される。たまたま2月15日〜18日の4日間学校が休みになり、調べたところフィギュアスケートやジャンプもその日程で開催されるので、ちょっと行ってみたいなどと考えているが、やはり心配なのはテロの問題だ。世界中から選手や観客が集まり、注目が集まる中、アメリカの威信を砕くには最高の舞台であることは間違いない。仮にも平和の祭典と呼ばれるこのイベントが新たな惨事を招くとしたら、余りにも悲しいことだ。

しかし、テロリストの立場からすれば、ワールド・トレード・センターがそうであったように、オリンピックこそ商業主義にまみれた、駆逐すべきキャピタリズムの象徴とも言えるだろう。現代資本主義がしつらえた似非の平和とも言えなくはない。金まみれの招致活動で批判を浴びたソルトレイクシティなだけになおさらだ。個人的に僕もオリンピックの商業化には大きく加担している企業に勤めているので、複雑な気持ちを抱いているのは事実だ。

せめて純粋に競技に参加する選手のために、と言いたいところだが、あらゆる国において選手強化に多額の資金が費やされ、アマチュア性が失われつつあるのは周知の事実だ。ほとんどの選手の動機は純粋だろうし、彼らによって与えられる感動も本物だろう。しかし、その裏に渦巻く利権を知らないほど我々は無邪気ではない。多くの人を感動させるための対価という考え方もあろうし、本来スポーツは金のかからないものという議論もあろう。スポーツの商業化の是非を軽々に論じるつもりはない。いずれにせよ、これ以上の命が失われることのないように祈るばかりだ。

お祭り騒ぎがおさまって、車に戻ろうと歩いていたら、次のランナーに聖火をリレーし終わった先ほどのランナーが、記念のトーチを持って観衆と握手をしていた。凝ったつくりの豪華なトーチだった。聖火という崇高な精神を湛える、金のかかった立派な棒は、まるでオリンピック自体を象徴しているようだった。

先頭 表紙

Rさん、IOCがもうちょっと節度ある団体に変われば、随分違うんでしょうけどね。でもほんとにうちの会社は深く関わっているので、僕も立場は微妙なのです。思ったことはちゃんと言うけど。 / Hidey ( 2002-01-01 04:30 )
いっそのこと、開催地は固定にしたら良いのにと思うことしばしばです。夏はアテネで、冬は…どこだろう? 競技を見ること自体は好きだけど、オリンピックには賛同しかねるんですよね。 / R@古い日記につっこみしてごめんなさい ( 2001-12-31 11:12 )
多分僕が憤りを感じているのは、こうした資金が上っ面だけの平和的な演出に費やされているからなのだと思います。オリンピックなど金のかかるただのスポーツエンターテイメントだと初めから誰もが認めてしまうのなら、いくら協賛金、放映権、入場料が高騰しても構わないのですが、現在のオリンピックの定義が曖昧なのでしょうね。 / Hidey ( 2001-12-29 21:35 )
たらママさん、政治には左右されてほしくないです。ボイコット合戦や譲歩の道具にはしてほしくない。お金がかかるので商業化するのは当前ですが、ロス五輪以来すべての費用が肥大化して、バブル状態になっているのです。協賛金、放映権料の高騰は、お金がかかるからではなく、それを許してしまう経済効果があるから、という理由に過ぎません。需要と供給の均衡といえるかもしれないけど、肥大化すればするほど、訳のわからない利権が発生したり、意味のない装飾が多くなります。どこかでバランスをとるべき、と思います。 / Hidey ( 2001-12-29 21:15 )
しまおさん、スポーツは政治からは常に独立していてほしいですよね。ほんとはアフガニスタンの選手が出場してくれるといいんですけどね。アメリカだってあくまでタリバンと戦争しているわけだし。まあ、あの戦乱では無理なのでしょうけど。 / Hidey ( 2001-12-29 21:04 )
りぃなさん、身障者のリレー参加は僕は聞いていなかったのですが、ニューヨークでジュリアーニ市長が参加した話は聞きました。ジュリアーニ市長については後ほどアップしますのでよかったらどうぞ。 / Hidey ( 2001-12-29 21:00 )
パンドラさん、純粋にスポーツを見ることは素晴らしいし、世界中の人々が自らの限界に挑む姿は美しい。ソルトレイクの組織委員会にはいつまでも懐疑心が残ってしまうけど、競技自体はとても楽しみにしています。聖火もそう。それ自体はとても神々しく見えました。聖火リレーのように、スポーツを通して世界の人々の心が絶えず繋がっていけば素晴らしいことですね。 / Hidey ( 2001-12-29 20:59 )
ガス欠コインさん、僕も選手の報酬については同感です。体だけが資本で、その活動期間も限られており、故障の可能性も大いにある。そんな中で世界中の人々を感動させている選手達は、それなりの報酬を得るべきだと思います。選手よりも、他の部分の利権が余りにも肥大化しているのが目に余ります。 / Hidey ( 2001-12-29 20:56 )
オリンピックは政治にももちろん左右されますし、お金もかかるわけだから商業主義を排するのも無理ですよね。フェアプレーだけは最低保証してもらいたいけど、あとはまあ仕方ないかな、と思います。 / たらママ ( 2001-12-29 16:19 )
タリバン統治下だったころ、アフガニスタンの街角でサッカーをしていた少年が捕らえられた、というニュースを聞いて、ショックを受けたことを思い出しました。オリンピックもワールドカップも、何とか平和に行われて欲しい。ただそれだけを祈っています。 / しまお ( 2001-12-29 13:45 )
不思議な祭典ですね、五輪って。身体障害者の方がリレーに参加された、との記事を見ましたが、どうだったんでしょう?色々考えながらも、新年が待ってますね。いいお年をお迎えください♪ / りぃな@ぼちぼち更新中 ( 2001-12-29 04:38 )
オリンピックイヤーだったんだね、2002年! 小さい頃、あの聖火がフシギだったなあ・・・・ずうっと消えないで何十日も燃えつづけてるのかなあって。今もね。火を絶やさずに燃やしつづけることの意味ってどういうことなんだろうね。 / パンドラ ( 2001-12-29 03:09 )
コメントを→コメントがの誤りです。 / ガス欠コイン ( 2001-12-29 00:48 )
血だけは決して、流れて欲しくない、同感です。スポーツの商業化については、高橋尚子選手がCM出演などの活動を始めるにあたって、小出監督が発したコメントを思い出されます。「彼女はそれぐらいの見返りをもらってもいい程、頑張った」と。Hideyさんは立場上言いにくいでしょうが、僕は、どれほどの人生を費やし、失敗すれば、メディアだけではなく、国民からも徹底的に叩かれる。そういった選手が報酬を手にして何がいけないのだろうと思います。とにかく、平和な祭典となることを祈ります。 / ガス欠コイン ( 2001-12-29 00:47 )

2001-12-26 聖なる夜の映画鑑賞

イヴの夜は、信者でないなりにも神妙な気分を味わいたくなって、映画「ベン・ハー」のDVDを借りてきた。

ご存知の方は多いと思うが、1959年制作のウィリアム・ワイラー監督作品で、アカデミー賞11部門受賞という金字塔を打ち立てた大作だ。古代ローマ帝国がユダヤを制圧していた時代の話。チャールトン・へストン演じるユダヤの豪族ジュダ・ベン・ハーは、ローマ軍指揮官としてユダヤの地に戻ってきた、幼馴染メッサラの政治的な野望から、ローマ軍総督に重傷を負わせた罪人としてガレー船に送られる。マケドニアとの海戦でローマ軍のアリアス司令官を救ったことから、ジュダはアリアスに庇護され、4頭立て戦車レースの騎手として活躍。ユダヤに戻った彼は、同じく優秀な騎手でもあった仇敵メッサラに復讐する機会を得る、という話だ。

初めてこの映画を観たのは、パキスタンに住んでいた中学3年の時。家族で映画館へ行き、もちろん字幕もなく、英語が分からないながらも何かしら荘厳な印象を得て帰宅した。高校生になって日本語の字幕付きで改めて観て、初めてその深遠なテーマを理解し、以来何度となく、この4時間近くの長編を見直している。

映画史上に燦然と輝く戦車レースのスペクタクルに目が奪われがちだが、この映画を不朽の名作として揺るぎないものにしたのは、復讐心によって生きるジュダと、博愛を説くイエス・キリストの受難劇を重ねた、巧みなプロットだ。因みにこの映画は副題を「A Tale of the Christ」という。キリストの美徳をもっとも純粋な形で表現した映画と言っていい。後世の信者の手垢にまみれた形式主義や、押し付けがましい宗教的全体主義が介在することなく、ストレートにイエス・キリストの崇高な教えを描いている。

ジュダの妻エスターが、ジュダを諭す科白が印象的だ。

I know there is a law in life that blood begets more blood as dog begets dog. Death generates death as the vulture breeds the vulture. But the voice I heard today on the hill said, “Love your enemy. Do good to those who despitefully use you.”
(獰猛な犬はもう一匹の獰猛な犬を生むように、血は血を呼ぶに過ぎないというのが世の決まりなのよ。ハゲワシはハゲワシを生み、死は新たな死を招く。でも今日丘の上で聞いたあの方の声はこう語っていたわ。「汝の敵を愛せよ。汝を悪しく利用する者に善を施せ」)

42年前に書かれた科白が、そして2000年前に語られた言葉が、時空を越えて胸を衝き刺す。代を重ねてキリストの教えを受け継いでいるはずのこの国の人たちは、この言葉をどのように学んでいるのだろうか。2000年分の愛憎や多くの国家・民族の利害が複雑に堆積した現代において、右の頬を打たれて左の頬を出すことは確かにナイーブと言うしかない。しかし、報復攻撃を行う米兵に、それを支援する9割方の米国民に、キリストの言葉は、今なお何らかの重みを残しているだろうか。大国ローマ帝国に現代のアメリカがだぶる。それにしても2000年の時を隔ててなお、同じユダヤの地が争いの源となっているのは皮肉な事実だ。その争いを増幅させている勢力のひとつが、他ならぬキリストの教えを尊ぶ人々であるとなればなおさらだ。

この映画は間違いなく、スクリーンで観るべき代表的な映画のひとつだ。ネットで調べたところ、2002年1月19日から、テアトル銀座でロードショーが始まるらしい。まだ観たことがないという方はもちろん、何度も見たという方も、改めてこの時代にこの映画を見直してみることは意義深いのではないかと思う。その際は是非皆様のご感想をお伺いしてみたい。

先頭 表紙

Rさん、僕は多分8回くらい見ていると思います。でも、何度見てもそのときそのときの発見がある映画です。今回はやはりこんなご時世で、今までとはちょっと違う見方をすることができました。DVD、是非どうぞ。 / Hidey ( 2002-01-01 04:28 )
たしか12歳のころ、テレビのロードショウで初めて観た時は衝撃でした。2週連続で。チャ−ルトン・ヘストンは瞳の色が薄すぎて白黒時代は不遇をかこっていたそうですが、それがすごく雄弁でした。 最近出たばかりの新しいDVD、迷ってたけど買っちゃおうかなあ。 / R@ラヴェンダ−・フィルムの古典でもありますね。 ( 2001-12-31 10:58 )
Hirokoさん、似たような設定の映画としては「グラディエーター」がありますが、「ベン・ハー」と比較して観てしまっただけに、若干底の浅さを感じてしまいました。どんな最新のSFXよりもやっぱりストーリーは大事です。 / Hidey ( 2001-12-28 18:58 )
ちえちゃん、そんなに怖いシーンってあったっけ?222分の大作はちょっと疲れるけど、ご主人の帰りの遅いときにでも是非どうぞ。 / Hidey ( 2001-12-28 18:55 )
フィー子さん、休みに入っても、やりたいこと、やるべきことが多くて、ショコラはまだなんですよ。楽しみにはしているんだけど。メールありがとう。ぜひ参加させてください。これからちょっと調べてみます。 / Hidey ( 2001-12-28 18:53 )
lim.さん、そうだったのですか。僕にとっても「ベン・ハー」は、少年時代への憧憬も手伝って、立ち戻るべき場所のような存在です。「ひとりで傷つくことを選ぶように変わっていく」ということ、考えさせられました。 / Hidey ( 2001-12-28 18:51 )
ナライフさん、映画評はナライフさんの専売特許なので、機会があったら是非ご感想を聞いてみたいと思います。これからも隠れた名画の紹介、楽しみにしています。 / Hidey ( 2001-12-28 18:48 )
akemiさん、なぜかベンハーは年末年始にテレビでやることが多いようです。よっしー君、病院で年越しとのこと、とても残念です。でも来年こそ、本当によい年になりますように。 / Hidey ( 2001-12-28 18:47 )
ガス欠コインさん、僕はスクリーンで観たのは2度。あとは5、6回ビデオやテレビで観てます。仕事場からも近いことだし、暇があったら是非行ってみてください。 / Hidey ( 2001-12-28 18:45 )
聞いたことがある、という程度の知識でした<ベン・ハー>。一度機会を見つけて観てみまーす♪ / Hiroko ( 2001-12-27 21:23 )
ベンハーは中学のキリスト教学の授業で観てからなぜか心に強く残っててちょっと怖いシーンもあるけど、好きな映画なの。大人になってからみていないから久しぶりに観ようかな。 / Chie ( 2001-12-27 08:20 )
さきほど、Hideyに送ったつもりのメールが奥様あてになってしまったかもしれないの。ちょいとご確認を。いやたいした内容じゃないんですけど。サッカーの話です。ごめんなさいね、この場をお借りしちゃって。 / フィー子 ( 2001-12-26 20:18 )
私もおぼろげ。wowowでやるかどうか探してみようっと。ところで先日のショコラは如何でした?私も見たいと思っててまだ見てないの。 / フィー子 ( 2001-12-26 20:17 )
クリスチャンの家庭に育った私にとって、『ベン・ハ−』は教科書みたいなものでした。いつか傷つけあうより一人で傷つくことを選べるように、人は変わっていけると良いと思う。高潔ですね。 / lim. ( 2001-12-26 18:06 )
既に2週間くらい前からテアトル銀座の前には巨大な看板等々で大々的に宣伝をしています。スクリーンで観るのは恐らく高校生の時以来なので駆けつけようと思ってます。 / ナライフ ( 2001-12-26 18:02 )
昔からわかっていたはず、殺し合うことの愚かさを…。幾度ともなく噛み締めなければダメなんだなあ、人間は…。 / akemi ( 2001-12-26 17:45 )
今日、みのもんたが「年末はいい映画を深夜にやってますから夜更かしになりますねえ、ベンハーとか…」って言ってました。息子は映画好きなんだけど。。大晦日はひとりかもしれません。息子とふたりで過ごす予定だったのに…。(泣)(つっこみに自分とこの話、書き連ねてすいません) / akemi ( 2001-12-26 15:58 )
非常に興味をそそられますね。見たことはあったかとは思いますが、朧気です。テアトル銀座も好きな劇場なので、落ち着いたら行ってみようかな。それにしても、アメリカにいるHideyさんに、日本のロードショーの情報を教えてもらうのは妙な気分ですね(笑)。 / ガス欠コイン@遅くなりましたが、メリークリスマス ( 2001-12-26 15:28 )

2001-12-23 充実の冬休み

昨日から3週間の冬休みが始まった。日本でせわしく働いている皆さんには殴られてしまいそうだが、35歳の疲弊しきった脳みその皺を伸ばすには、それくらいの時間は欲しいところだ。昨日、今日は、初めから飛ばしてしまい、充実した二日間となった。

昨日は朝9時に、先日購入した妻専用のデスク件コンソールが届いたので、二人でせっせとDIY。こちらの家具はほとんどの場合、自分で組み立てる必要がある。またも届いてからそれと知った、北欧製のデスクだった。ダイニングテーブル、パソコンデスク、ベッドも北欧製。やはりここボストンでは、シンプルでデザイン的にも許容でき、バリュー感のある家具となると、北欧にたどり着いてしまう。

ところで試験が終わった20日には、クラスメートの日本人から中古車を購入した。17年前に初めて乗ったのと同じ、ホンダ・シビックだった。無駄のないいい車だ。95年式、55,000マイル走行で4,900ドル。こちらの相場では非常にお買い得だ。アクセルの感触は17年前と同じ。小さな車の親密な空気を味わいながら夜の東京を走った日々が懐かしい。Civicが転じて、愛車のニックネームはVickyだった。今度の車はさしずめVicky 2というところだ。

昨日はそのVicky 2に妻を乗せて、コンソールに似合う椅子や、妻が死ぬほど食べたがっていた日本製の食パンを買いに出かけた。緯度が高く、冬至も近いこの季節、ボストンの陽はすぐに暮れてしまう。昼間は煉瓦造りの建物が古い街の風情を醸すのだが、チャールズ・リバーに懸かるハーバード・ブリッジを走るとき、左手に見えてくる夜のダウンタウンのビル群は、改めてここはアメリカの大都市であることを教える。

椅子に加えて、懸案になっていたフロアランプを購入。これで多少は深夜独りで勉強する侘しさも和らぎそうだ。今日はさらにボストン中の家具屋を廻って、ようやくコーヒーテーブル(日本でいうソファテーブル)を手に入れた。今月のキャッシュフローは余り想像したくない。

うちから歩いて5分くらいのところに、吉野家という日本食材店がある。ちょっと小さ目の日本のスーパーくらいの品揃えは充分あるので、妻はすっかり重宝している。その店では日本のドラマをレンタルしており、人気番組はほとんど揃っている。ドラマが好きな人には、毎週忘れずに留守録などして観つづけることを考えると、日本よりも余程便利な環境だ。新作は1泊1ドル、旧作は1週間1ドルで借りられるのが嬉しい。

僕はテレビドラマはまったくと言っていいほど観ない人間だが、この歳も手伝ってはまってしまった唯一の例外が、「ちゅらさん」だ。早速僕が日本を出たあとの放送分を2本(2週間分)借りてきた。沖縄から東京に出てきた女の子が主人公で、東京の忘れかけたひたむさ、純粋さが大変な人気を呼んだドラマだが、僕の場合、それは中学3年間のパキスタン生活を終えて日本の高校に進学したときのことを思い出させる。極めて個人的なはまり方をしているドラマだ。日本人の女優では珍しく好きな菅野美穂がいい役を演じているのも好きな理由のひとつだ。

今日の夕食は久しぶりにチーズフォンデュ。新婚旅行先のスイスでのフォンデュに夫婦そろって心酔し、東京の家のそばにも美味しいスイス料理屋があったので、我々の間ではとっておきのディナーのひとつなのだ。白ワインをたっぷり使う料理なので、当然白ワインとの相性がよい。Chablisの鋭く舌を刺すような酸味がチーズの甘味を適度に押さえる。

こんな贅沢な毎日を送っていいのだろうか。3週間後無事社会復帰できるかどうか、はなはだ疑問だ。

先頭 表紙

peachさん、どういたしまして。ちょっとダイエットの敵にはなってしまいそうだけど、美味しいものには勝てませんね。この休みは少し体重が増えそうです。 / Hidey ( 2001-12-28 20:06 )
Hidey様、わざわざありがとうございます。わぁ〜美味しい!!と言って食べる方が何時も専門の方なのですが、一度キチンと自分主催で遣って見たくって!?書き写して、一度遣ってみますね!どうもありがとうございます。 / peach ( 2001-12-26 15:28 )
ナライフさん、ほんと、貧乏性になってしまって、何か楽しいことをすると、後でしっぺ返しがあるのではないかと、ドキドキしてしまいます。映画も色々観たいのですが、余り見すぎると時間を食うのでねー。優先順位付けが難しい毎日です。 / Hidey ( 2001-12-26 14:41 )
Ecruさん、Vickyは高校での留学時代に一番仲良くしていた女の子の名前でもあるのです。彼氏つきだったけど、いつも3人で遊んでました。ほんとはやっぱりBMWとか乗りたいんですけどねー。 / Hidey ( 2001-12-26 14:39 )
ゆーさん、温かいお言葉、ありがとうございます。もっともっと楽しみます。余り気乗りのしない妻を説得してNYまでドライブしたいなんて思ってもいます。 / Hidey ( 2001-12-26 14:37 )
こっこさん、おかえりなさい!シビックはお買い得だったのですが、色が真っ赤なのです。まあ仕方ない。家具はこだわってしまったし、妻をベルリッツに通わせたり、旅行もしたかったりするので、車くらいは妥協しないとね。あらためて合格おめでとうございます!お互い励ましあって頑張っていけるといいですね。 / Hidey ( 2001-12-26 14:36 )
チーズフォンデュ、いいですねえ… 社会復帰のことなど考えずに贅沢三昧なさってくださいまし!! / ナライフ ( 2001-12-26 14:35 )
TAKEさん、ちょっとその先生の味とは違うかもしれませんが、是非peachさんへのつっこみがえしを参考にしておつくりになってみてください。 / Hidey ( 2001-12-26 14:33 )
PAOさん、そう言っていただけるとありがたいです。「社会」からお呼びがかかるまでゆっくりすることにします。 / Hidey ( 2001-12-26 14:32 )
peachさん、セットはたいしたことない、ゴルフコンペの賞品か何かでもらった安物です。ま、美味しくできればいいのでしょっちゅう活躍していますが。作り方は、鍋の内側ににんにくの切り口をこすりつけ、鍋を熱してエメンタールチーズ400g、グリエールチーズ200gをおろして混ぜたものを白ワイン3カップくらいと交互に入れて溶かす。コーンスターチ大さじ1を白ワインで溶かして入れる。キルシュ酒、カイエンヌペッパーを適量入れる、でできあがりです。 / Hidey ( 2001-12-26 14:30 )
しゃどうさん、さすがにペースをつかんでらっしゃる方は違いますね。しかももうまた勉強ですか?お言葉に甘えて楽しいことばかりの冬休みを過ごしています。お体にだけは気をつけてくださいね。 / Hidey ( 2001-12-26 14:25 )
mignonneさん、2種類で楽しむなんて本格的ですね。うちはエメンタールとグリエールのミックスにしています。 / Hidey ( 2001-12-26 14:23 )
たらママさん、僕も社会人になるまで食べたことがありませんでした。もしも西馬込の近くにいかれることがあったら、ブルーパロットという店がお勧めです。お年を召した素敵なご婦人が注文を取って、息子さんのシェフが、スイス仕込みの数々の料理を美味しく作ってくれる、良心的なお店です。 / Hidey ( 2001-12-26 14:21 )
akemiさん、フォンデュは余りにも簡単な料理で、洒落てるも何もないんですよ、ほんとは。是非一度よっしー君にも作ってあげてください。簡単に美味しくできるミックスとか売ってますよ。 / Hidey ( 2001-12-26 14:16 )
撫子さん、はじめまして。時々日記は読ませていただいています。イメージより地味なお休みを過ごされるのですね?休みも勉強。。。偉すぎる。僕もやらなくてはと思っているのですが、まだ全然手をつけてません。それなりに毎日充実はしているのだけど。これからもよろしくお願いします。 / Hidey ( 2001-12-26 14:14 )
パンドラさん、それほどうっとりすることなく、単に美味しい美味しいと言って食べただけです。こちらはチーズは死ぬほど揃っているので、いろいろ試せそうです。 / Hidey ( 2001-12-26 14:12 )
ほっしーさん、いや、キャッシュフローはいつも大切ですよ!金の切れ目が縁の切れ目ってのはほんとは正しいと思う。金銭感覚も甲斐性のうち。生活力がない男は見放されてしまいますもんね。 / Hidey ( 2001-12-26 14:10 )
Rさん、休みは休みで結構忙しくて、まだショコラを観られません。明日か明後日にでもと思っているのですが。。。 / Hidey ( 2001-12-26 14:09 )
メリークリスマス。冬休み満喫されているみたいで、何よりですね。高校のときの先生がシビックに乗ってました。少し小柄な先生だったので、チビックって呼んでたのはヒミツ。Vickyってニックネームはすごくいいですね〜。 / Ecru ( 2001-12-25 23:42 )
Hideyさま、お祝に来てくださってどうもありがとうございました。休暇を満喫なさってますね!!贅沢??とんでもない、今まで頑張ってこられたんですもの〜、もっともっと楽しんでください。 / ゆー ( 2001-12-25 21:27 )
それにしてもシビックの値段は良心的ですね。NY赴任直後に知人から買った5年落ちアコード、同じ値段でBMWが2年リース出来たと知って・・(涙)Hidey さまにつられて?こっこも来春から学生です。  / こっこ ( 2001-12-25 18:23 )
寒い季節にチーズフォンデュいいっすね〜^^ 子供の頃、絵を習っていた先生んちで、よくご馳走してくれたヤツが美味しかったのですが、今やその先生も亡くなってしまい、その味も再現できないのがちょっと寂しかったりします。 / TAKE ( 2001-12-25 02:10 )
社会復帰はいやでも「社会」がさせてくれますから今は奥さんとの貴重な時間を精一杯楽しんでください。 / 走る酔人(PAO) ( 2001-12-24 20:50 )
今年のクリスマス・プレゼント用に、素敵なのを探し回っていたのですよ。セットは日本から持っていらっしゃったのかしら?それから作り方を、是非、教えて頂きたいわ。この冬の間に一度は遣らなくちゃ!!?セットの購入と共に目標かも!?またぁ〜りと、しっとりと、愉しい2人だけの時間が始まるのですね。。。 / peach ( 2001-12-24 19:19 )
せっかくの冬休み、贅沢に過ごして下さい。心と体の休養があるからこそ、更なる飛躍ができるのです。最初の学期って、精神的にものすごーく、疲れますよね。で、学期を重ねるごとに少しずつ気が楽になってくるの。私の今年の冬休みはこれでお終い。次の学期が始まるまでに片づけなきゃいけない事がたっぷり。でも、もうたっぷり楽しんだから、しばらくはいいかなっと、思っています。が、今日、張り切って学校に行ったら、Holyday Closureで、電気が全部消えていて急にやる気が・・・。なんてね。 / しゃどう@復帰ぃ。 ( 2001-12-24 14:29 )
チーズフォンデュ鍋を二つ(2種類のチーズで楽しむためなの^^)も持っているのに、結婚してからは一度もやってない○に小判の我が家です。年末のお休み中に、Hideyさんちのステキな時間をまねして、やらなくちゃ。 / mignonne ( 2001-12-24 09:48 )
チーズフォンデュは私は社会人になるまで食べたことがありませんでした。主人は好きでないので、年に1、2回娘と2人で食べに行きます。キリッシュ抜きになっちゃいますが・・・。 / たらママ ( 2001-12-24 09:41 )
全く、なにもかも洒落ててシャクだわね〜この人は!(爆)あたしは子どもと囲む小市民の食卓だわ〜。まあいいか、あたしはあたしらしく、あなたはあなたらしく…。それでいいんだよね。。みんな同じじゃつまらない、違うから面白いんだもんね。ゆったり充実の休暇をお過ごしくださいね。(*^.^*) / akemi ( 2001-12-24 00:42 )
3週間素敵なお休みだといいですね。私はおやすみだけど、レポートとテスト勉強を。あと家族サービスも。 / 撫子@little bitch!! ( 2001-12-24 00:12 )
チーズフォンデュに白ワイン!!・・・・・・ああうっとり。白い食卓をふたりでかこむなんて素敵すぎるなあ^^ / パンドラ ( 2001-12-23 21:15 )
リッチで幸せな、2人っきりの時間が始まるんですね。そんな時って、私は遊び終わった時のキャッシュフローを考えてしまいます(笑) こんなんじゃ、心の芯からリフレッシュ出来ませんよね。 / ほっしー ( 2001-12-23 20:44 )
ビデオが借りられる日本食材店があるなんて、ボストンは都会ですね。『ちゅらさん』、夏に日本で観ていました。もちろん?菅野美穂が観たくて…。 先日お買い求めになった『ショコラ』はもう観ました?わたしは、今、何度めかの鑑賞中です。 / R ( 2001-12-23 20:12 )

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