やっとキモチが悪いのがとれて心に余裕ができてきたせいか。
最近、彼女がいとおしくてたまらない。
食事のあと、自分で「おゆびとおゆびのあいだ」と言いながら泡で包まれた小さな手をこすり合わせているのを見たとき。
お風呂で「きゅ、きゅ、きゅーぴーさん♪」と歌いながら自分で髪の毛を洗っているのを手伝ってるとき。
うわぁー。成長しているんだなぁって嬉しくて、思わずぎゅって抱きしめたくなってしまう。
たぶん。
こうなった直接のきっかけは「ママだっこはもうないの。」って言われたことだと思う。
病院で「もう、だっこはしないでくださいね。」といわれて以来なるべく彼女を抱っこしないようにしてきた。
最初はそれでも「だっこ、だっこ。」と求められていたのが気がつけはこのところ、要求さえもされなくなっていた。
たまにうっかり「まま、だっこ」と言っても「だっこはないでしょ?」と言えばそれで諦める。
まだ2歳になったばっかりなのに・・・。
そればかりではなく、近頃の彼女はものわかりが良い。
私が見たいTVをつけている間、前は「読んで!」と絵本を読むまで騒ぎ続けていたのに、今では終わるまで一人で遊んで待っていてくれる。
こんなに小さいのにいっぱい我慢しているんだ。そう思うと少しだけ切ない。
今までは。
一人っ子なんだから愛しすぎないように。大事にし過ぎないように。そう、心に言い聞かせてきたのに。たががはずれかかっている。
あと、少しの間だから「ま、いっか」と思う反面。
これがずっと続くわけじゃないんだから、やっぱり今まで通りクールに接していた方がいいんじゃないかと思ってみたり。
私の心は揺れている。
※パパが帰ってくるといそいそと隣に座って「ぱぱ、おうどんおいしい?」そう添えられた手にも・・・。 |