金曜日は、ダーリンと映画デート。
公開されたばかりの『スターウォーズ』を観て、彼はご機嫌。
小さなジェダイ候補生が、心底羨ましいみたいだった。
映画の後は、カフェでアイスクリームを食べた。
そこでは、パリでいちばんおいしいGlacierのアイスクリームが食べられる。
わたしは、苺とカカオ(両方ともシャーベット、めずらしいことに)。
彼は、ヴァニラとキャラメルとラムレーズン(大人!)。
半分ずつ食べた。
彼は、春休みに滞在したという、田舎の曾祖父母の家の話をしてくれ、
夏になったら、そこに自分用の家を建ててもらうと言う。
わたしと暮らすため?の家らしい。
「夏には、日本に帰るよ。」
そういうと、「どれくらい?」と、とても悲しそうに尋ねてきた。
「7月の終わり頃から、ずっと。」
今度は、きゅうっと眉根を寄せて、「そんなの、いや」。
相変わらず、熱烈だ。
ひさしぶりに、「わたしのどこが好きなの?」と、訊いてしまった。
「いじわるなところ。」
こんな答えは、はじめて。
今までは、本を一冊余計に読むところや
芝生で裸足、を許すところや
アイスクリームを注文する時に短いスプーンを頼まないところ、だったのに。
ああ、驚いた。
映画を観て、アイスクリーム食べて、それから帰宅しても、まだ明るい。
もう、初夏なんて。 |