スプーンが曲げられたり、
カードの記号がわかったり、
30cm、空中に浮いてみたり。
そんなことより、転ばないで歩けることのほうが、よほどすごい能力だと思う。
昔からずっと、よく転ぶ。
段差があるとか、雨で滑りやすいとかは関係なし。
何もないところで。
「急に視界から消えないで」と、何度言われたことか。
どこかで聞いた、よく転ぶ理由はふたつ。
1、バレエを長く続けたから
2、道に迷わないから
その両方ともがぴったり当てはまるわたしが転ぶのは、もう仕方のないことなのかもしれない。
今日、久々に派手に転んだ。
しかも、二度も。
一度めは、試着室の絨毯敷の床だったので、恥ずかしいだけで何ごともなかったのだけど、二度めは横断歩道の真ん中。
ここ最近なかった、まるで三歳児のような、『転び方大全』に載せて欲しいようなかんじだった。生ける見本。
転んで、ひとりで立ち上がるのなんて慣れたものだし、膝が少し痛むのなんてへいきなんだけど、履いていた不思議な青のオードリィ・シューズの爪先がひどく擦れてしまった。
月曜日になったら、靴屋に相談しに行こう。
望み薄、だけど。悲しい。
薄手のジーンズの膝も擦れて、ちょっと生地が痛んでしまった。
去年のだけど、気に入ってたのに。
悲しい。
夜になったら、膝の痛みが強くなった。
うっかり触って、やっぱり痛い。
悲しい。
悲しい、悲しい。
明日のヨガはおやすみかも?
膝をつくポーズがあるんだもん。 |