2002-06-15 十六日目／新潟へ行ってきます。
2002-06-10 十一日目／対ロシア戦、一夜明けて。
2002-06-09 十日目／日本対ロシア戦の前に
2002-06-07 八日目／ワールドカップ初体験
2002-06-06 七日目／死闘A組、王者絶体絶命。
2002-06-05 五日目／対ベルギー戦、点描。
2002-06-04 五日目／いよいよ日本代表、登場。
2002-06-02 三日目／結局、寝不足になる（笑）
2002-06-01 大会２日目＆DVDレコーダー
2002-05-31 W杯、開幕の日

胸が熱くなるゲーム、胸が締め付けられるようなゲームが続いて、
ベスト16が揃いましたね。

開催国の日本、韓国が揃って
負けなしの勝ち点7、グループ1位で決勝T進出。
サッカーファンとして、日本人として、アジア人として、
凄く嬉しく誇らしく思います。
共にホームの利に恵まれた部分は大きかったし、運も見方したのも確かだけど、
豊富な運動量、優れた敏捷性、チームへの高い献身度、高い戦術遂行能力、
これが東アジアのサッカーだ！というのを世界に見せられたと思います。

そしてフランス、アルゼンチン、ポルトガルの敗退。
僕自身にブランド信仰ははないつもりだけど、
やはりサッカーファンとして、ジダン、ベーロン、フィーゴ、ルイ・コスタらの
プレイがもう見れないという事実は、凄まじく残念に思います。
現実というのは、想像を越えたものなんだ、そういう事実を痛感せざるを得ません。


僕自身は11日に横浜でのサウジアラビア対アイルランド戦を観戦した後は、
事務所にて仕事モード。
毎月20日締めのエディトリアルの仕事、無理言って前倒しにしてもらい、
なんとか今日15日と、明後日17日を空けるために踏ん張っていました（笑）

これから新潟へ出撃、イングランド対デンマーク戦を観戦してきます。
ここまで最もいいサッカーをしている国のひとつ、デンマーク。
伝統の重みを背負って戦うイングランド。
いいゲームになることを期待したいです。

先頭 表紙

昨夜は飲み過ぎてしまって、
日記の方は書きそびれてしまった・・・（笑）
日本代表の「ワールドカップ１勝目」、最高の肴でした。

個人的には、ベルギーよりはロシアの方が
戦いやすい相手だと思っていた。
日本がＷ杯で勝ち慣れた国であったなら、
2-0でくらいで悠々と逃げ切れたんじゃないか、と思う。
しかし“最初の一勝”はカンタンではなかったっすね。

しかし空疎な勢いで進むのではなくて、
こうして「勝ち点１」を得たベルギー戦の自信と反省を生かし「１勝目」を得る。
この自信と反省をまた生かして次に進む。
一歩一歩進んでいくことは、凄くいいコトに思える。
次のチュニジア戦もいい形で勝って欲しい。

実は6/17日の神戸のカード、C1×H2のチケットを持っている。
日本がH組二位なら、念願の日本戦を見れるんだけど、
「でも、いいんだ。遠慮なく一位で抜けてくれ！」
そういう気分です（笑）



【昨日のカード】
G組　メキシコ2-1エクアドル
C組　トルコ1-1コスタリカ
H組　日本1-0ロシア

日本が決勝トーナメントに進んだ場合に対戦することになるC組は、
ブラジルのトーナメント進出は決まり。
もう一カ国はトルコが来るのか、コスタリカが来るのか・・・、
いずれにせよ、手強い相手だ。

先頭 表紙

今日はいよいよ日本代表チームにとっての天王山、
日本対ロシア戦が行われる。

ロシアというのは、いったいどういうチームなのだろう。
事前に彼等の親善試合の何試合かを見ることが出来たが、
オイラの中でのロシア代表像のイメージのピントは甘い。

雑誌等で見ると、
スペインのセルタでプレイする、
モストボイ、カルピンらがフューチャーされて、
旧ソ連時代とは違った華麗なパス回しを基調にした攻撃的なチーム、
地力ではH組最強である、そういう紹介を目にすることが多い。


自分の目で（テレビですが・・・笑）見たロシアは割と不可解なチーム。

テクニックに優れた選手が、ボールを回すシーンは多く目にする。
しかし南米や地中海系の国々のような祝祭的なイメージはなくて、
どこかデカダンスな匂いを感じてしまうのは何故だろうか・・・。

ディフェンス陣は高くて強いが、スピードはなくて運動量は少なく見える。
オフェンス陣は攻撃時、スピーディーに攻め上がるが、
ディフェンスラインを積極的に押し上げるシーンはあまり見かけない。
結果的にオフェンス陣とディフェンス陣の間には大きくスペースが見えることが多い。
本番でもあんなにスペースを貰えるのだろうか・・・（笑）

イメージ的に言えば、
「テクニックに優れて、パンチは非常にシャープだが、
　足の使えない、スタミナに欠けたボクサー」に見えてしまうのだが、
ホントにそんなモンなんだろうか。なんか隠してないだろうか。

ドキドキしながら夜を待つ、TAKEでございました・・・。



【昨日のカード】
B組　南アフリカ1-0スロベニア
G組　クロアチア2-1イタリア
C組　ブラジル4-0中国

アフリカ勢の中ではチュニジアと並んで注目度の低い南アフリカだが、
この日の勝利で、決勝Tへの望みは繋がっている。
最終戦は難敵スペインだが、
これに敗れても勝ち点でパラグアイに並ばれるまで。
パラグアイとの得失点差勝負になる公算が高い。
シドニーで日本を苦しめた、フォーチュン、ノムベデ、マッカーシーは健在。
この日はノムベデが決勝ゴールを決める。


１敗のクロアチアはアズーリ相手に、見事な逆転勝ち。
大ベテラン勢に変わって起用した次世代の選手がこの日活躍。
途中交替のオリッチが同点ゴール。
ペルージャでヒデの頼れる相棒だった、ミラン・ラパイッチが
素晴らしい決勝ゴールを決める。

夜、目黒駅前で数人のクロアチア人サポーターと遭遇。
「ナイス・ゲーム」と声をかけて、すれ違いざまにハイタッチ。
ちょっとワールドカップ気分でした・・・＾＾；


中国は４点を失ってしまったが、
四年前の日本のように“守備スペシャル”な陣形をひかず、
あくまで自分たちの形を貫いた代償だと思う。
決して恥ずかしいサッカーではない。
ゴール前での勝負弱さは、４年前の日本と同様。
これからだと思う、中国は。

先頭 表紙

今まで幾度となくブラウン管越しに見ていたそれが、
確かに目の前に存在している。

今までにも何度か訪れたことのある神戸。
テレビ中継などで知っていた神戸ウイングスタジアム。
大観衆の大半は日本人。
しかし目前で凄まじいオーラを発散して存在しているのは、
確かにワールドカップだった。



仲間内では驚異的な引きの強さを発揮するしまお嬢が、
三次募集で引き当てたのが、“死の組”F組の好カード、
「スウェーデン対ナイジェリア」戦。

なんとか木曜一杯で仕事を片付け、
金曜日の早朝の新幹線に飛び乗り、神戸駅のホームで、
ガス欠コイン君、しまお嬢、K君と集結。
そして試合会場の神戸ウイングスタジアムへ。
スタンドに立ってみれば、予想通りの素晴らしいスタジアム。
やはり最高です、専用スタジアムは。

試合内容も最高でした。
“潰し合い”ではなくて、
潮が満ちたり引いたりするように攻守が入れ替る、
両者の持ち味が存分に発揮されたゲーム、
思いっきり堪能させてもらいました。

ゲームの序盤はナイジェリアペース。
ため息が出るほど美しく統率の取れたスウェーデンの４バック。
その強くて高いDFの間のタイトなスペースに
ナイジェリアのフォワードが信じられないスピードと、
柔らかいボールタッチで斬り込んでいく。
再三の中央突破をトライし続けたあとで、
オーバーラップしたDFのサイドからのセンタリングを
アガホワが頭で合わせてナイジェリア先制。
喜びのアガホワ、７回近くの連続爆宙を見せるパフォーマンス。

対するスウェーデンは自分たちのサッカーを貫く。
奔放に動くナイジェリア選手達に対して、
4-4-2をコンパクトに保ち、チーム全体で闘う姿勢を崩さない。
状況によって集散、上下を巧みにコントロールし、
チャンスがあるとFWラーションが相手DF陣の裏を狙う。
攻撃の中心、ユングベリは痛めた腰の調子が悪いのだろうか、
もうひとつ動きに精彩がない。
それでも時折鋭いパスを前戦に通してはチャンスを演出する。
リードされた十分後くらいだろうか、
ユングベリの縦パスを受けて鋭く斬り込んだラーションがゴール、同点。

後半。懸命にゲームをコントロールしようとするスウェーデンと、
高い集中を保ちながら攻撃的に闘うナイジェリアの息詰まる攻防が続く。
後半20分近く、ナイジェリアのボールをカットしたスウェーデン、
ボールを受けたラーションが倒されてPKを得る。ラーションが自ら決め、逆転。
結局これが決勝ゴールになる。

後のないナイジェリアは、
カヌー、イケディアなどの攻撃的な選手を投入して攻勢にでる。
暑さの中、徐々に運動量を落とスウェーデンだが、
懸命に守って最後までゴールを許さず。

結局スウェーデンが2-1の勝利を飾り、F組の首位にたつ。
ナイジェリアは残念ながらここで予選落ちが決定。



ゲーム終了後、しまお嬢の友人の方に案内されて、
大スクリーンのあるお洒落な中華料理屋さんへ。
ここでアルゼンチン対イングランド戦を観戦。
こちらも凄まじい激闘でしたね。



【本日のゲーム】
F組　スウェーデン2-1ナイジェリア
B組　スペイン3-1パラグアイ
F組　イングランド1-0アルゼンチン

死の組、ナイジェリアは敗退が決定。
アルゼンチンは窮地に立たされる。
首位スウェーデンは、最終節は後のない手負いのアルゼンチンと戦う。
コンディションに難がありそうに見えるイングランドは、
最終節はナイジェリアとのデーゲーム。

どこが勝ち残るのか全く予想がつかない。

先頭 表紙

昨日、今日はマジメに仕事。
（それがフツーなのだが・・・・笑）

仕事を凌ぎながらのテレビ観戦生活、
かなり疲れ気味。

毎日三〜四試合の密度は濃すぎる！
それでも、全部見ようとする、浅ましいオイラ・・（笑）


【今日のカード】
A組　セネガル1-1デンマーク
E組　カメルーン1-0サウジアラビア
A組　フランス0-0ウルグアイ

A組の二試合は共にドロー。
どちらもイエローカードが飛び交い、退場者が出る、
タイトな試合だった。

王者フランスは、序盤にアンリがレッドカードで退場。
10人で必死にウルグアイゴールに迫るのだが、堅守に阻まれる。
ウルグアイはレコバ、シルバ、マガジャネスらが
カウンターで鋭くフランスゴールを襲うが、
バルテスの再三のファインセーブに阻まれる。
結局、スコアレスドロー。

二試合を終えてフランスは勝ち点１。（得点ゼロ）
最終節は勝ち点４のデンマークとの勝負。
（勝てばデンマークには並べる計算だが）
厳しいのはアンリ、プティの出場停止。
ジダンは出れるのだろうか。
フランスはこのまま消えてしまうのだろうか・・。


【昨日のカード】
H組　ロシア2-0チュニジア
D組　アメリカ3-2ポルトガル
E組　ドイツ1-1アイルランド

日本・韓国共に少しずつ暑い日が増えてきている。
われわれ的には、まだたいした暑さではないけれど、
こちらの湿気に慣れていない国にとっては、
そろそろ辛いコンディションになりつつあるのかもしれない。
欧州勢を見ていると、
おおむね後半15分過ぎから、がくんと運動量が落ちる。

昨日の試合を見た感じでは、ロシアも辛そうだ。
日曜日、横浜が蒸すようなら、面白いかも・・。

先頭 表紙

○今日もテレビ観戦。現場で見たかったなあ・・・。
　ガス欠コイン君とビールでカンパイしてキックオフを待つ。

○先発メンバーを確認。FWとGK以外はポーランド戦といっしょ。
　小細工のないスタメンは嬉しい。テストマッチの布陣はやはり煙幕だったのか・・（笑）
　ヨシカツは調子悪いのかなあ・・。

○左SBバンケルクホーベンを欠いたせいだろうか、
　ベルギーの攻めは右寄り。そのせいで伸二の周囲にスペースができない。
　静かなホールが不気味。

○ベルギーはセットプレーの練習をかなり積んでいたのだろう。
　リスタート時はかなりの人数をかけてくる。
　（テストマッチでも見られたパターン）
　最初のアタックは日本もキッチリ防ぐのだが、そこからコボレダマを拾って
　セカンドアタックをしかけてくる。日本はそこでやられて２失点。

○最初の失点後、すぐさま鈴木隆行がゴール。
　このタイミングで同点に出来たことはホントに大きい。
　（彼のプレーは大好きなので個人的にもとても嬉しかった。）
　2002年の公式戦初ゴールがW杯とは恐れ入る。
　
　ちなみに、ゴール後、鈴木がまっしぐらに飛びつきにいったのは
　ピッチサイドにいた中山だったように見えた。

○日本の２点目は稲本潤一の素晴らしいゴール。
　U21のアルゼンチン戦、モロッコでのフランス戦、昨秋のイタリア戦。
　相手が強いとき、厳しい時、彼は輝く。ホントに大舞台に強い男だ。

　ちなみにスカパーのアナは稲本のシュート時、
　「決めてくれー」と絶叫。ちょっとだけ笑ってしまった。

○不運その１→森岡の負傷。
　不運その２→稲本の２点目が決まった時、森島の投入が取り消せなかったこと。


○稲本の「幻のゴール」時のファールは謎。
　リプレイの時、笛を吹く格好の審判と両手を広げるモリシが写ったので、
　「モリシのオブストラクションだったんだ・・」とガス欠コイン君と話していたのだが、
　後でDVDをコマ送りしても、そんな接触シーンは見受けられない。
　くそったれ。

○審判の不可解なジャッジは不愉快だったが、
　（救われた場面もあったけれどね！）
　日本、ベルギー共に勇気を持って「勝ち」を目指した好ゲームだったと思う。
　特に先制されながら一度は逆転して見せた日本代表、
　自信につながる、いい経験になったことだろう。



【本日のカード】
コスタリカ2-0中国
日本2-2ベルギー
韓国2-0ポーランド

韓国W杯初勝利、ホントにおめでとう。
得点した柏レイソルの二人にカンパイ！

先頭 表紙

今日のカードは「アジア・デー」
初出場の中国、開催国の日本、韓国が相次いで登場。
日本の、そしてアジアのサッカーの真価が問われる一日だ。

キックオフ６時間前、すでにドキドキしてるけど（笑）、
ここまで来たらジタバタせず（笑）、
腹をくくって目ん玉おっぴろげて、見届けようと思う。

緒戦の相手はベルギー。

おそらくチームのポテンシャルなら、
日本が凌いでいることと思うけれど、
「歴史」「経験」「勝負強さ」「高さ」などといった、
今の日本代表には欠けていて、かつ性急に身につけることは不可能なものを
持ち合わせているのがベルギー。カンタンな相手ではない。
しかし、このゲームを見事に乗り切ることが出来れば、
大切な勝ち点の他にも、得られるモノも大きいと思う。

蛮勇に走らず、小細工に頼らず、とにかく集中して、
堂々と戦って欲しい！

ガンバレ、日本！


【昨日のカード】
メキシコ1-0クロアチア
ブラジル2-1トルコ
イタリア2-0エクアドル

優勝候補イタリアの初登場もあったけれど、
個人的に楽しみにしていたのはブラジル対トルコ。

とりわけ、チャンピオンズ・リーグで旋風を起こした
レバークーゼンのバストゥルク（トルコ）、ルシオ（ブラジル）の
プレイを楽しみにしていたのですが、
ここでもバストゥルク、いいっすね。

試合は地力としたたかさで優るブラジルの勝利だったけれど、
トルコもいいチーム。退場者は痛いけれど、なんとか勝ち抜いて欲しい。

先頭 表紙

ワールドカップは“徹夜してみるもの”というイメージが
カラダに染みついているせいか、
日の高いうちからライブでテレビ観戦できるのが、
とっても不思議な気分。

今日は四試合。適当に息抜きしながら見ないと、
とてもカラダがもたないのだが、面白くて面白くて目が離せない。
結局ナマで四試合全部見てしまう。
昔、四本立ての映画館に一日籠もったあとみたいに、
夜はフラフラになってしまった・・（笑）

夕方からはガス欠コイン君と、ユングベリLOVEなしまお嬢も来訪、
軽く飲みつつ、賑やかにテレビ観戦。

昼間、片付けようと思っていた仕事は、
結局手がつけられず（とほほ・・）、
深夜四時過ぎまでかかって、なんとか格好をつけた。
うむむ、これじゃフランス大会の時といっしょじゃん！（笑）


【本日のカード】
アルゼンチン1-0ナイジェリア
パラグアイ2-2南アフリカ
イングランド1-1スウェーデン
スペイン3-1スロベニア

今日は“死の組”F組の四カ国が登場。
フランス大会の時の“死の組”は
スペイン、パラグアイ、ナイジェリア、ブルガリアだったが、
実質的にはスペイン、パラグアイ、ナイジェリアの三つ巴の構図だった。
今大会の“死の組”は完全な四つ巴、
互いに全く抜き処のない、さらに厳しい組み合わせになっている。
実際、今日の二試合も予選リーグの緒戦でありながら、
トーナメントの試合みたいな重量級のテンションを感じた。

アルゼンチンはチーム全体でコンディションが良さそう。
厳しい取組が続くけど、厚い選手層で乗り切れることだろう。
さすが優勝候補だな、という感じっすね。

タレントは揃っているナイジェリアだが、
チームとしての脇の甘さから、この組では厳しいだろうと想像していた。
しかし、今日は押されながらも集中を切らず、
非常に忍耐の効いたゲームをしていたのが印象的だった。
勝ち点を奪えず一歩後退することにはなるが、まだまだ分からないと思う。

イングランドは、ベッカム以外にもフィジカルコンディションに
問題のある選手が多いのでは…と感じた。
負傷者が続出してしまったために薄くなっている選手層も心配。
正攻法で抜け出すチーム体力はなさそうなので、
おそらく札幌決戦を制して、混戦な星勘定にすることに、
全てを賭けて来る気がする。

今回も負けなかったスウェーデンは、バランスのいいチーム。
ユングベリの腰は心配だけど、二位抜けの可能性は高いと思う。

先頭 表紙

土曜日。

ヤマは越したとはいえ、細かい仕事・用事がいくつも残っていたので、
今日はそれらを片付けながらのテレビ観戦。

ワールドカップに備えて、五月初旬にスカパーに加入。
先週の水曜日には駆け込みでHDD＆DVDレコーダーを購入。
ナマ観戦に出かける日は留守番録画になるので、
これらのキカイのテストも今のウチに済ませておきたいということで、
テレビ観戦しながら、あれやこれやの設定を試してみる。


昨夏の引っ越し以降、悩みのタネなのが録画済みビデオテープの山。
1988年以降のF1、1995年頃からは競馬やサッカー、
それに混じって映画やら演劇やらも多数。
時々、気まぐれに古いビデオも見ることも多く、
特にサッカーものは繰り返し繰り返し同じ試合を見ることが多いので、
処分するに処分できない・・・。

そこへワールドカップ。全部で64試合。
３倍速で録画するとして、120分テープで３試合。
現在ダンボール４つほど溜まっているビデオテープが
さらに22本も増えてしまう・・・。
そろそろ限界かも…ということで、清水の舞台からダイビング、
HDD＆DVDレコーダーを購入してしまった。
（少々、やってもうた感あり・・笑）

機能の多いキカイなので、まだ全然使いこなせていないのだけど、
とりあえずHDDに録画して、あとでDVDにダビングする…という使い方が出来るのが便利。
VHSで三倍速程度の画質なら、最大35時間まで撮り溜めることもできる。
今までみたいに、放送開始５分前にコンビニにテープを買いに走ることも
なくなりそう。


【本日のカード】
カメルーン1-1アイルランド
デンマーク2-1ウルグアイ
ドイツ8-0サウジアラビア

スター選手目白押しの強豪国のゲームもいいけれど、
このくらいの中堅どころのゲームが凄く好きだ。
（中堅呼ばわりして、ドイツごめんよ！）
洗練された強豪国と違って、
このあたりのチームのフットボールには、
それぞれのエリアの土着臭がまだ残っている。
そんなチーム同士の異種格闘技戦的な匂いが楽しくてたまらない。

この日のカードの中では「欧州VS南米」って感じが懐かしいくらいに匂う、
デンマーク対ウルグアイの試合が一番楽しかったかな。

デンマークは4-2-3-1という今風の陣形が、
もともとワイドに戦う彼等のフットボールとマッチして、
なかなかいいチームに仕上がっていた。
そのデンマークが優位に立って試合を進めるのだけれど、
対するウルグアイは堅守で凌ぎ、
レコバの個人技、ダリオ・シルバのスピードでカウンターで鋭く切り返す。
その対比が見ていてすごく楽しい。
最終的にはフィジカルに優るデンマークが押し切ったゲームだったが、
ウルグアイのフットボールの匂い、なかなか楽しめました。

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トンネルを抜けると、そこはワールドカップだった・・。
半年近くバタバタな暮らしをしていた自分には、とても眩しい一日だった。

ひとしきりの雑用を終えたあと、
午後、渋谷に出てみると、ポツポツと外人さんの姿が目に付く。
開幕セレモニーのある韓国のように盛り上がった空気はないけれど、
「始まるんだな」という静かなサインは目にすることができた。

「土日はカレーを食いながらＷ杯観戦（笑）」と決めていたので、
夕方から多めのカレーを仕込む。そこへガス欠コイン君が来訪。
やはり観戦は、ひとりよりも複数で見る方が楽しい。
ビールを飲みつつ、あーだこーだ好き勝手なことを話ながら、
開会式とフランス対セネガル戦をテレビ観戦。


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アフリカ勢特有の高い身体能力と、アフリカ勢らしからぬ高い戦術遂行能力を
併せもつセネガルは、今回のＷ杯出場国の中でも屈指の穴馬候補。
相手はディフェンディング・チャンピオンだが、大黒柱ジダンは欠場。
この大会が順当な流れになるのか、波乱サイドに流れるのか、
そんなコトを占うにも格好のカードだなあ、と思っていた。

「セネガル、やるじゃん！」
緒戦、開幕試合、旧宗主国相手の試合、
そんなプレッシャーは感じていないような伸びやかなプレー。
小気味よくダイレクトパスをつなぐシーンもしばしば。上手い。
チーム全体でスペースを与えないディフェンスは堅く、
またよく研究しているようで、フランスのサイドアタックの封じ方も上手い。
11番ディウフ、10番ファティガのスピードに乗ったアタックが鋭い。

前半30分頃、左サイドを破ったディウフからのボールを、
19番ディオブが押し込んで、セネガルが先制。
これが決勝点になる。

おそらくボールキープ率では上回っていたであろうフランス。
しかし上手にスペースを潰されて、息苦しいサッカーに感じられた。
いくつかの決定機も、運に見放された感じで得点にならず。
選手交代も思い切りが悪かったように思えた。

王者フランスは当然「自分たちのサッカーができればいい」
というスタンスでやってきたように思えるけれど、
先日の親善試合ベルギー戦あたりから、
大部研究されて、苦しくなってきているように思える。
ベルギーやセネガルが実践したやりかたは、
デンマークやウルグアイも学んでいるはず。
大きなプラスアルファな存在であるジダンを欠いた状態で
どう対処していくのか・・。
次戦を楽しみにしたいと思う。

先頭 表紙