今日は、昨日予告したPHOについて。
そもそも私は日本でベトナム料理を食べたことがなかったんです。興味もなかったし。それが、アメリカに住んでいた時、遊びに行った友人宅から徒歩5分のところにあったPHO屋さんに連れて行かれて以来すっかり虜になってしまって。
PHOのことを私たちはベトナムラーメンと呼んでいたので、これからはそう呼ばせてもらいますが、このベトナムラーメンはとびきり美味しいわけではないのに何故か1週間くらいたつと無性に食べたくなるという不思議な食べ物でした。なんか、怪しい素材が入っているのでは?と噂するくらい。(笑)
アメリカでは大きなスーパーは車でないと行けないので、週末に1週間分の主な食料を買いだめするという生活を送っていましたが、その帰りにPHOを食べるというのがいつのまにか習慣にもなっていて・・・。それが週末の楽しみでもありました。(笑)
日本から友人が遊びにくると必ずつれていったし・・・。
だから、東京に戻ってきて、何が悲しかったかというと、「その店のPHO」が食べられないということでした。東京近郊にあるベトナム料理屋を何件もまわったけど、「美味しい生春巻き」はあっても、私が食べたい味のPHOに出会えなくて、ずっと寂しい思いをしています。きっと「ベトナム料理屋」じゃなくて「PHO」屋でしか味わえないものなのかもしれないと、半ば諦めつつ。
アメリカにある「PHO屋」さんにはPHOしか置いていなくて、選べるのは大きさと、入れる肉の種類だけ。スープも麺も1種類。それでも客はひっきりなしでした。
作り方はわからないけれど、多分オックステールとか牛骨でつくったスープにスパイスを加えてあるのだ思います。ソコに、香菜、たまねぎスライス、ねぎが入っていてさらに自分で生のモヤシ、青唐辛子、ライム、バジルの一種を好きなだけ加えて食べるのです。ニョクナムも入ってたかな?独特の生臭いような、それでも懐かしいような味に仕上がります。
ゴールデンウィークにシアトルに旅行した時も、まず最初に向かったのはPHO屋さんでした。シアトルではすでに「お気に入り」のお店を見つけていたので。それから毎日のようにPHOを食べて過ごしたのが実は一番の思い出かもしれません。
日本で「PHO」屋さんを開業してもやっていけると思うのですがねぇ。
やっぱり材料の調達とかにコストがかかってしまうのでしょうか・・・。
写真は・・・。「写真撮る前に食べちゃったよ。日本のPHO」です。(笑) |