キッチンから居間に戻った途端、目の前が霞んだ。
いや、そうではない。世界がぐにゃぐにゃに歪んだ感じ。キモチも悪くなる。
その事をツレに訴えると、「ギザギザの輪っかが見える?」と聞かれた。
そう言われて見れば確かに。
「それって脳の血管が圧迫されてなってるらしいよ。年に2.3回ある。時間がたてば元に戻るから大丈夫。」
ええ?そうなの?それってやばくない?
脳血栓とか、くも膜下出血につながったりしないん?
丁度、ムスメの夕寝の時間だったので不安になりながらも一緒に横になった。ムスメはすぐに眠りについた。しかし、ワタシは頭がクワンクワンしていっこうに眠れない。仕方ないので起きて夕食の支度を始めた。
たまたまツレが通りかかって「仕込み済んだん?」と聞いてくれた。
「10分後にカレールーを溶くだけ。代わってくれるん?」
「ううん。仕事忙しいから。済んだら寝たら?」
ほな、最初から聞くなー!と思ったけれど、仕事と言われちゃ仕方がない。
無事、仕込みを終えて、パソコンに向かっているツレに「ちゃんと息しているか、ときどき覗きに来てね!」と頼みこんで再び寝室に向かった。
6時半。ムスメに起こされた。
30分、寝たんだな。まあまあか。
仕事の邪魔にならないように。そう思って、しばし寝室でムスメと戯れた。再び時計を見た。
「8時15分。」
ええーーー!新撰組始まってるやん。1時間読み間違えた。
夕食の8時とっくに過ぎてる・・・。
ということは。
2時間以上、ワタシは放置されていたことになる。
ダメじゃん。
もしもの場合は、確実に手遅れ・・・。
結局、頼りになるのは自分だけ・・・か。
※スーパーでは張り切って荷物を運んでくれるヒト。ついでに余計なものも入れてくれるけど。コノヒトが頼りになるのはいつ? |