昨夜、TVをつけたら高名な占い師が出ていた。
「三人目ができますか?」
そう問いかける元アイドルに、さんざんいろんなことを占ってひっぱりながら最後に一言。
「右手小指が短くて薬指の第二関節に届いていない人は二人くらいにしておいたほうがいいよ。もし、産んでもその子は道をはずれる。」
占い師はそう答えていた・・・。
実は私の小指も非常に短い。
それを気にして学生の頃、よくあたるという先生に手相をみてもらったことがある。
他の友達は将来のことや結婚のこと、いろいろ知りたがったけど、私が聞いたのはやっぱりひとつだけ。
「何人子供に恵まれますか?」
先生はじっと手相をみながら「大丈夫。ふたりか、三人は産める。」
そう答えてくれた。
それが子供ができなくて辛かった時期の私を支えてくれていたと言っても過言ではない。
「ふたりか三人。」
この言葉は実はとても重い。
私は三回、妊娠している。
きっとそれを指しているんだと思う。
けれど、二人目が生まれてからは欲がでて、三人目を切望するようになってしまった。
そんな今の私に昨夜のTVは苦言を呈しているように見えた。
「生まれても道をはずれる。ふたりにしておきなさい。」
多分、自分に置き換えてみると。
三人目を産みたいだけ。育てたいわけじゃない。
私のように小指の短い女性は、大勢の子供を育てるだけの能力が、長い女性に比べると劣ってる場合が多いということなんだろうなと。
二人ならちゃんと育てられる・・・。
それでも。
三人目を諦め切れない業の深い女がここにいる。
そもそもツレと一緒になって「子供いっぱい欲しいね!」「いらないよ。」と言われたことを考えれば、二人も授けてもらったことには感謝感激あめあられの毎日ではあるのだけど。
※「あたしがたべさせてあげる!」「よけいなお世話だわ・・。」 |