夕方。
さんざんトランポリンをしたあとのパン屋さんの帰り道。
わき道の階段をさらに登ろうとするムスメ。
もう、いい加減勘弁してほしい。
私だって相当疲れてる。
「かえるよ。」と言っているのにずんずん行ってしまう。
幸い、その道は行き止まりで階段も5段おきに平らなところがあったので私は下でずっと待っていた。
でもいい加減痺れをきらして、「ママ行っちゃうよ。早くいらっしゃい。」そう姿を隠すとやっと慌てたムスメが降りてきて。
最後の最後。
階段を踏み外した。
そのまままっすぐ2段落ちてくれば私の腕の中だったのに。
なぜか足をひねったムスメは横の塀の角にガーンと額をぶつけてしまった。
もちろん、大泣き。
久しぶりに外でムスメを抱き上げた。そのままパン屋さんに逆戻り。
氷をもらった。その途端。
「それ、なーに。こおり?」
ケロリと泣き止んでしまった。
それから20分、自分で氷を持ちたがる小さな手をガードしながら中腰で額を冷やしながら帰った。
多分、打ち所と、泣き方と、腫れ方からすると全治1週間というところだと思う。
明日、よっぽどひどいことになってなければ病院にも行かずにすむ。
3センチ四方の大きなたんこぶをみながら。
私も随分たくましくなったなぁと思ってしまった。
ちょっと前だったら動揺してオロオロしていたに違いない。
※お下がりでいただいた大きめパンツのなかに靴下でくるんだ氷を入れて冷やしているの。かぶりもの好きなので、本人はおしゃれのつもりらしい。
それにしても酷い食卓。 |