2001-06-15 妙なコトに熱中する…。
2001-06-15 Ｆ１話／カナダＧＰ
2001-06-14 バナナ
2001-06-11 コンフェデ杯決勝　日本vsフランス戦／サイドでの消耗戦
2001-06-08 コンフェデ杯、日本vsオーストラリア戦を観戦／横浜国際競技場
2001-06-04 近づくワールドカップに思うこと
2001-06-01 ネット上での物件探しに挑戦
2001-05-29 クビが回らない…。
2001-05-29 Ｆ１話／“モンツア・ゴリラ” ビットリオ・ブランビラを悼む！
2001-05-29 Ｆ１話／モナコＧＰ

ひまじんライターの皆さんのタイトルのところ、
メールのリンクみたいなモノをつけてらっしゃる方が増えてきましたね。
なんか羨ましいなあ、と思い、
オイラもMSN hotmailのアドレスを取ってみた。
Outlook expressからもアクセスできるから
便利べんりなんて思いながら、数日間、放置プレイしていた。

４日後くらいにアクセスしてみると、
怪しい英文メールがどっちゃり。
フツーのメールなんか来てない…（誰にも教えてないから当然だが…）
うざったそうなので、「送信者の禁止」に指定して削除してみた。

また二日後、アクセスすると、
5〜6通、怪しい英文メールが入っていた。
これも「送信者の禁止」に指定してスッキリ。

また二日後、アクセスすると、
3〜4通、怪しい英文メールが入っていた。
これも「送信者の禁止」に指定してスッキリ。

また二日後、アクセスすると、
2通、怪しい英文メールが入っていた。
これも「送信者の禁止」に指定してスッキリ。

また二日後、アクセスすると、
なにもメールが来てなかった。
なんだかとても寂しかった。（笑）

また二日後、アクセスすると、
再び3〜4通、怪しい英文メールが入っていた。
オイラは嬉々として「送信者の禁止」に。
すっかり増えた「出禁リスト」をスクロールしながら、悦に入るオイラ…。

最近こんなコトを楽しんでます…。
何のためにとった、メアドだったんだっけ…？
すっかり忘れてます（笑）

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こ〜ゆ〜風に妙なコトに没入することってありますよね。

●エアパッキングの「ぷちぷち」つぶし。
●「しゃぶしゃぶ」の時、灰汁取りに熱中する。
●みかんの皮のスジとり。
●日焼けの皮むき。
●水貼りパネルのテープ剥き（←美術学校ネタですが…）
●キャンプでの種火守り
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うっ、シゴトしないと…（汗）






○画像はキリ番…ぢゃなくて、
　300003。シンメトリックでキレイだったので…（笑）
　祝・30万ヒット！
　管理者のみなさま、いつもありがとうございます。

先頭 表紙

ついに最強兄弟、シューマッハー・ブラザースがワン・ツー。
しかもラルフが堂々たる勝ちっぷり。

ハンガリーと並んで「番狂わせ大荒れレース」の多いカナダＧＰなのだが、
今年はスタート直後から、がっぷり四つも力相撲。
ただしいつもの、シュー対ミカでも、シュー対クルサードでもなく、
今回はミハエル対ラルフ、フェラーリ対ウィリアムズ、
そしてブリジストン対ミシュラン。

やはり直線とシケインが多かったイモラ同様、
このカナダでもウイリアムズBMWのパッケージは好調。
マクラーレン勢は生彩なく、
スタート直後からミハエル対ラルフのマッチレースに。
先行するミハエルがマシンをいたわりながら、
好調なラルフを押さえる…という展開が続く。

さすがに殺気みたいなものは感じないが、
緊迫したレースが続く。
中盤以降ラルフは何度かオーバーテイクを試みるが、
ミハエルの上手なブロックをかわせずに終わる。

レースが動いたのは終盤にさしかかる45周目あたり。
燃費とタンク容量に劣るミハエル＆フェラーリが先にピットイン。
その後の数周、ラルフは渾身の走りでタイムを稼ぐ。
50周過ぎ、ラルフのピットインが終わって見ると、
カーナンバー５のウイリアムズが前に。
この日はスピードで優っていたラルフはそのままトップでゴール、
自身の二勝目、兄弟初のワンツーを優勝で飾る。

勝因はウイリアムズ＆BMWエンジン＆ミシュランのパッケージの良さ、
とりわけ燃費の良さ（タンク容量も大きいらしいが）と、
なによりもミスなく追って、勝負処で素晴らしいスパートを見せた
ラルフの見事な走りによるものだろう。
今日のレースを見る限りでは、
ラルフは「勝てるドライバー」に成長してきたと思う。

イモラ、カナダと来て、次はホッケンハイムあたりで、
またウイリアムズが来そうな気がする。

先頭 表紙

夕べは事務所に泊まり込み。
お泊まりの翌朝は近所の喫茶店で、
日刊スポーツと日経を読みながら、
モーニングセットを食べるのがお決まり。

今朝はお皿の上にデッカイ、バナナが。
「！」とたじろいでいると、
「マスターからです。」とウエイターのお兄さん。
もう五年以上こうやって朝ゴハンを食べに来ているせいか、
時々、バナナやらゆで卵やらをオマケしてくれるのだ。
寡黙であまり笑わないマスターの笑顔も時々見れるようになってきた。

現在のマンションに仕事場を移して６年目。
渋谷らしからぬノンビリした雰囲気がとても気に入っている。
近所には緑豊かな神社があり、９月になると縁日もある。
仕事場を借りている「九龍城」のようなマンションには、
古くからの住人も多くて、とってもお洒落な老夫婦が
仲良く買い物に出かけていく姿も良くみかける。
一本裏に入ると古いお屋敷なども多くてなかなか風情もある。

ようやく、ちょっとだけ土地に馴染んできた感じがした所で、
ここから引っ越すことになるのがちょっとだけ寂しい。

先頭 表紙

今回はちょいとサッカーオタクモードで（笑）
素人の稚拙な意見ですので、笑って読み流してやってくださいまし！



先週後半、ここまでの好ゲームに気を良くして、
おそるおそるサンドニでの惨敗フランス戦の
ビデオを何度も繰り返し見てみた。（これのせいで仕事を溜めてしまった…＾＾；）

技術や身体能力の差が大きいという話は、もう置いて置くとして、
目を引くのはフランスのサイドからの攻撃の巧みさだった。
4-2-3-1のフォーメーションで戦うフランス。
4-2-3-1の「3-5-2殺し」の話はちょっと前のNumber誌上で、
バレンシアの監督さんが、対ACミラン戦を例にとって解説している記事が興味深かったが、
日本対フランス戦にもあてはまる話なのだ。

日本にとってはサイドからの攻撃は生命線。
しかし4-2-3-1のチームが相手の時は、
フツーにやるとサイドでは数的に不利なカタチになる。
フランスはこの数的優位を生かしてのサイドアタックが素晴らしく上手い。

例えばフランス左サイドで言うと、前線にデュガリー、後方にはリザラスがいて、
これを中央の選手がサポートして、素早くトライアングルを作って抜けていく。
あるいは、デュガリーがボールを持つと、リザラスが追い越して上がっていく。
あるいはリザラスからデュガリーへの縦パス一本で、
簡単に日本の右MFの裏をとってしまう…。
（日本のDFは中央のアンリ、ジダンらを警戒してサイドには開けない。）
こういった動きが臨機応変で非常にスムーズなのだ…。
結局どんどん両サイドが押し込まれてくることになる…。


今回の決勝戦、フィリップ・トルシエが
どんな対策を講じてくるかに注目していた。
その答えはサンドニ同様の「３ボランチ」
ボランチを厚くして、サイドのサポートを強化しようとの趣旨なのだと思う。

フランスはサンドニの時とメンバーは変わっていたが、
この辺の動きは変わっていなかった。やはりチームの意識が高い。
日本の選手も良く頑張った。
守備に関して言えば、サンドニの時よりも的確なカバーは行われていたし、
1失点は上出来とも言えると思う。
しかし結局、サポートに追われたボランチが両サイドに引っ張られて、
稲本が攻め上がる事ができなくなったり、
あるいは西澤や森島がサイドをカバーせざるを得なかったり…、
そういった苦しい動きに攻撃力を削がれていたことは確か。

サイドでの消耗戦による疲弊、これも大きな敗因のひとつだと思う。

先頭 表紙

仕事に追われている今週ですが、
昨日は無理矢理抜け出して、試合を見に行ってきました。
大雨洪水警報の豪雨の中での試合、びしょ濡れになってしまいました。
苦しいゲームでしたが、日本が勝ててハッピーでございます＾＾。

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オーストラリアは、身長が高くてガタイのいい選手の多い、体力系のパワフルなチーム。
欧州諸国のプロリーグで活躍する選手も多く、決してヘタクソでもない。
「スピードとテクニック」の日本代表にとっては、決して相性の良いタイプではないのだ。
そこへ試合開始前に降り出した激しい雨。
これはかなりタフな試合になりそうだな…という予感。

試合が始まるとやはりキツイ展開が待っていた。
消耗度の激しいコンディションでボディーブローを打ち合うようなゲーム展開は、
フィジカルが強いチームが相手なだけに厳しい。
オーストラリアは日本を良く研究していて、特に両サイドを上手に押し込んでくる。
雨でスリッピーな芝で日本のボール回しの精度も落ちて、ボールを奪われるシーンも多い。
前日、オーストラリアの監督が審判のホーム寄りなジャッジを牽制するような発言をしていたが、
それに影響されたのかされないのか、審判の笛もカラい。
さらに鈴木の退場で数的不利を背負い、森岡の負傷リタイアなどもあって、
さまざまな作戦上のオプションも削られていく。

そんなこんなで、過去のパターンで言えば負けパターンな条件の中だったが、
この試合を最後に欧州に戻るゲームキャプテン中田英寿の獅子奮迅の戦いぶりと、
欧州遠征の経験を糧にして、集中を切らすことがなくなったDF陣の踏ん張りで、
なんとか勝利を呼び込むことができた試合だった。

いろいろと反省点も多い試合だったのだろうが、
こういう泥臭い勝ち方も貴重な経験。
守備に関して言えば、ここまで４試合で無失点。
欧州遠征での辛い経験を上手く糧にできたということなのだろう。

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そして次はいよいよ決勝戦。
相手はサンドニで苦杯を嘗めさせられた王者フランス。
日本は中田英寿、鈴木隆行を欠いて苦しい試合になるだろう。
しかし、ここまでの４試合のように集中してファイトできれば良い戦いは出来るだろう。
負けても失うモノはない。果敢に戦って欲しい。

先頭 表紙

サッカーのワールドカップ開幕まで一年を切った。

現在はリハーサルとしてコンフェデレーション杯が開催されている。
本来だったら日本代表を新潟や鹿島まで追っかけたい所だったのだが、
サッカー仲間も自分も仕事があったり、お金がなかったり…ということで、
今回見に行けるのは横浜国際競技場で行われる準決勝のみ。
チケットが当選して喜んでいたのだが、
平日五時キックオフ、対戦カード未定のこの試合は、
先週の時点で３万８千枚もの売れ残りがあったのだという。

平日のこの時間は会社を休むか早退しないと見れないゲーム、
またホンモノのサッカーバカ＾＾は、
おそらく力の限りワールドカップのチケットを申し込んでいて、
サイフの中身も心配だったりもするだろう。

しかしここではフランス対カメルーンなどの、
ワールドカップ本戦レベルでのカードが実現する可能性もあった。
ISLの破綻やら、FIFAの高飛車商法なども影をおとしてはいるのだろうが、
一年前の今、こんな盛り上がりで大丈夫かな〜と心配になる。

結果的にこのカードが日本戦になったことで、
チケットは売り切れそうだが。

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テレビなどでオリンピックなどの海外スポーツイベントを観戦するときに、
いつもチェックをいれるのが、その国の観衆の様子。
自国の応援で盛り上がるのは当たり前。
他国の選手の素晴らしいプレイに、どのくらいの拍手が贈られているか、
そういった所でその国のスポーツ文化の成熟度が窺い知れると思う。

記憶にあるのは、たとえばカナダはカルガリーの人達。
冬季オリンピックのフィギュアスケートでは
金メダルのビットや銅メダルの自国選手と比べても劣ることのない拍手を、
我らが伊藤みどり選手（５位）に贈ってくれた。
あの一件はその後のフィギュアスケートのルール改正にも多大な影響を与えたはずだ。

また、野茂やイチローのプレイに拍手を贈ってくれる目の肥えた海の向こうの観衆たちに、
熱いモノを感じている方も多いことと思う。

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来年のワールドカップ、もちろん我らが日本代表はチカラの限り応援したい。
しかし、それ以外の試合もひとつでも多く足を運んで、素晴らしいプレイには拍手を贈りたい。
ワールドカップを目指して世界各地で死闘を繰り広げている選手達が、
「良かった」と思えるワールドカップであって欲しいから。

先頭 表紙

湿布の効果もあって、
首の痛みの方はようやく取れてきました。

湿気に弱いのでカラダのリズムがメチャメチャな今日この頃。
右手と右足が一緒に前にでるような体調なのに、
さらに首までやられてしまっては、完全に不良品のロボットのようだった。
某国のロボットを笑いすぎたタタリだろうか…（笑）

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さて随分前から「引っ越す、引っ越す」と言いながら、
全然動けないでいたのだが、ようやく諸条件が整ってきた。
来週あたりから具体的に動いて見るつもり。

さしあたって小手調べに、WEB上での物件探しに挑戦してみた。
友人から教わった『アドパーク』というサイトで、
地域、最寄り駅、家賃、間取りなどの諸条件を指定して検索すると、
いくつかの物件がセレクトされて表示される。
そんな中から何件か資料を請求してみた。

デザイン事務所としての条件を考えて見る。
立地条件としては、駅からは遠すぎないこと。
出力センター（VANFUやリスマチック）などが比較的近くにあること。
なるべく乗り換えなしで銀座に出れる沿線であること…といった所だろうか。

夕方、不動産会社からファックスが入る。
「お客様のご希望の物件は既に成約されてしまいました。
　よろしかったら別紙のアンケートにご記入の上、ご返送ください。
　ご希望に沿う物件をお探しします…」
…みたいな内容。

良い物件は当然競争率も高いから、WEBからでは出遅れてしまうんでしょうね。
しかしある程度事前に、家賃の相場などの雰囲気がつかめるのは便利。
来週からは実際に歩いて探してみよう。

先頭 表紙

今日は貧乏自慢のお話ではありませ〜ん（笑）

月曜の朝あたりに寝違えたのかもしれない。
昨晩もクビがつっかかるような違和感を感じていたのだが、
今日はかなり痛くなって首が回らない。

TAKEさ〜ん、と呼ばれれば、
は〜い、とカラダごと回転（笑）
すっかりロボットです。

仕事中に電話がかかってくると、
受話器を左肩とクビの間に挟んで通話しながら、
ＭＡＣでデザイン作業を続けるのだが、
今日は痛くてそれが出来なかった。
こういう日に限って、友人・先輩からの長電話が続く。
左手が使えないので、コントロールキーやコマンドキーが、
必要になった所で作業がストップ。

やれやれ〜、トホホ。

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残念なニュースがひとつ。

1970年代後半、モンツア・ゴリラの名前で親しまれた、
元F1ドライバー、ビットリオ・ブランビラ氏（イタリア）が亡くなられたとのこと。
死因は心臓発作。享年63歳だった。

雨が得意なドライバーと言えば、何人かの名前が思い浮かぶが、
このヒトほど雨で豹変したドライバーは記憶にない。
唯一のF1優勝は豪雨の中での1975年オーストリアGP。
（レースが途中中止になった為、4.5ポイントだけしか与えられなかった。）

圧巻だったのが、初めて日本で行われた富士でのF1レース（1976）でのパフォーマンス。
オレンジのBetaカラーのマーチ761フォードで予選8位からスタートした
ブランビラは得意の雨の中を２位まで浮上。
ところがここでタイヤトラブルで5週目でピットイン、一旦8位まで後退する。
ところがここから再び鬼気迫る追い上げで上位をゴボウ抜き、
16週目には再び2位に戻り、トップのハント（マクラーレン）を追走する。
ハントを追いつめたブランビラは22週目のヘアピンで仕掛ける。
インから一旦追い抜いたかに見えたブランビラだったが、直後スピン。
結局4番手に落ちたあとトラブルでリタイアするのことになる…。

初めて見たF1中継で見た凄まじいタイガーぶりは忘れられない。
勝ち負けを越えてレースを盛り上げる素晴らしいドライバーだった。

合掌。


○画像は1976年、富士スピードウエイの決勝レースでの
　Ｖ・ブランビラ＆マーチ761フォードDFV
　（山海堂刊 auto technic別冊“F1 Race in Japan”より）

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初めてF1を見るようになった1976年シーズンから、もう25年。
グランプリコースも随分変わってしまった。
当時の姿をとどめて生き残っているグランプリサーキットは、
モンツア、シルバーストン（76年はブランズハッチ開催だが）、そしてここモナコの三つだけ。

海を望み、美しい建物の間を縫うようにして走るモナコ市街地サーキット。
コースは狭く、ほとんどオーバーテイクは不可能。
現代のサーキットの基準は殆ど満たせていないはずなのだが、
ここだけは誰もが認める特別なコースなのだ。
グラハム・ヒルが、ロニー・ピーターソンが、ニキ・ラウダが、
ジル・ビルヌーブが、そしてアイルトン・セナが走ったのと同じ景色の中で、
今年もグランプリが行われる。

さて、シューマッハー対クルサード。
タイトル争いの流れがどう傾くのか、そんな重要なレースとなった訳だが、
予選を制したのは前戦の勝者、昨年の勝者でもあるクルサード。
マクラーレン対フェラーリのマシンパフォーマンスはほぼ互角に感じられたが、
勢いに乗りかけているクルサードの気合い勝ち、といった感じに見えた。

そして決勝レース。
スタート以前に全ての決着が着いてしまった。
クルサードはトラブルでフォーメイションラップに出れず、最後尾スタートに。
オーバーテイクの難しいモナコでは万事休す…である。
スタート後程なくしてモントーヤ、ハッキネンも脱落。
フェラーリのワン・ツーを脅かすものはなくなる。

後方でも次々脱落するマシンが続出する。
ただでさえもミッション等には負荷のかかるレース。
熟成ならぬハイテク装備にトラブルが出たり、
ミスの許されない市街地コースの罠に落ちたりで、完走は10台のみ。
結局フェラーリがワン・ツー。
アーバインがジャガー＆ミシュランで健闘して、表彰台に。
ジャックが４位、後方から気迫で追い上げたクルサードが５位。
ジャン・アレジが６位。久々の入賞が嬉しい。

ツキも恵まれて。貴重な勝ちポイントを重ねたシューマッハー。
しかし、ただフェラーリがついている…というコトではない。

シーズン序盤からリードしているフェラーリに対して、
マクラーレンがいろいろ無理をしなければならないシチュエーションに
追い込まれているということなのだ。
おそらくリスクを覚悟で、様々なハイテク装備を実装してきているのだろう。
そして無理をしたが故にトラブルに遭うことになる。
一見マシンパフォーマンスは互角に見えるのだが、
マシン開発の先手・後手の差が如実にリザルトに現れてきたレースだったと思う。

クルサードが予選・決勝共に気迫のこもったレースを見せてくれたことだけが、
ロン・デニスの救いだったかもしれない。

先頭 表紙