2004-01-07 ISをテーマにしたコミック
2004-01-06 ほんとに男性の方ですか・・・？
2004-01-06 アイノカタチ
2004-01-03 穏やかな年明け
2003-12-30 ひかり
2003-12-29 カウンセリング
2003-12-24 ドルフィン
2003-12-23 ・・・
2003-12-22 堕天使
2003-11-20 まったりな日のはずだったけど

講談社からISをテーマにしたコミックが発売されています。
六花チヨ先生が書かれたＩＳ（１）というコミックです。

＜CASE 1 : ヒロミ＞と＜CASE 2：竜馬＞の2話が収録されています。

CASE 1 は、真性半陰陽をテーマにした内容で、CASE 2 はたぶんクラインフェルターを
テーマにした作品だと思います。

ボクは＜CASE 1 : ヒロミ＞の登場人物と正反対の状況にいます・・・。

ボクはISの当事者だけど、めちゃ泣けた・・・。


でね、いろいろ考えたんだけどボクのカラダの中にある卵巣と子宮、摘出しないでそのま
ま、ありのままに生きていこうと・・・。
カラダとココロが変化してきているのは、ごく自然なことなのかなって思って。

せーり痛に悩まされたり、子宮内膜症とつきあっていかなきゃならないけど、それはそれ
で仕方がないことなのかなって・・・。

少しずつ慣れていけばいいのかなって・・・。

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追記 :

年末に XY 染色体の異常が見つかってめちゃくちゃ落ち込んでいたけど、
ダナゾール服用を止めてたから、ホルモンバランスが急激に変化していて
精神的に参っていたのかもです・・・。
ほんと、ご心配かけちゃいました。

先頭 表紙

12月の肝機能検査で肝機能障害と言われ、ただ今、ホルモン剤の服用を全面中止中・・・。

このままだと、せっかく良くなりかけた子宮内膜症が悪くなっちゃうので、民間療法で肝
機能を回復させる方法がないかとあるドラッグストアに相談に行ってきました。

服用しているホルモン剤が原因だと伝えると、お店の方がどんな薬を飲んでいるのか尋ね
たので、診断書と処方箋のコピーを見せました。


「男性ホルモン剤注射されていますね・・・」

「はい」

「ダナゾール200mgを飲まれていますが、保険適用なのですね？」

「はい」

「ほんとに男性の方ですか？」。

「はい」


どうやら、性同一性障害の FTM (Female to Male) と勘違いされたみたい・・・(爆)。

健康保険証見せても信用してくれなくて、パスポート見せてなんとか信用してもらったけど・・・(^^;。

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追記 :

でもね、この時はカチンときたり、落ち込むなんてことは全然なくて、
あっそういう見方もあるのか・・・って。
ココロに少しずつゆとりができたっていうか、自分のことをちゃんと
受け入れられているのかなって思っています。
このままゆっくり少しずつ歩んでいけたらいいかも・・・です(^^)v。

先頭 表紙

ちょっとえっちな日記になっちゃいますが・・・(爆)。

実を言うと、ボクは立ってトイレができないのです・・・。
というか、ズボンを下げればなんとかできるってことなんですが、公衆トイレなんかじゃ
できないので、大のほうに入っちゃうんです。
小さい頃に尿道下裂の手術をして、男性ホルモン投与治療をしてたんですが、大きくなら
なかったってことなんですね (^^;。(こんなこと暴露しちゃっていいのかぁぁぁ)

そんなわけで、つきあってた彼女とはいちゃいちゃすることはあっても、えっちまでは至
らなかったってことで、いまだにオトコとしてのえっちの経験はないのです・・・。

で、昨年、オンナとしてえっちしちゃったことがあって (あとでアフターピル飲むはめに
なっちゃったけど・・・)、そのときふと思ったことがあったのね。
でも、その時はたぶん子宮内膜症ですごい性交痛があって、痛いだけだったけど (^^;。
(ってか、ものすごい出血で自分も驚いた)

愛のかたち、いろいろあると思うけどお互いに好きになって、精神的なつながりも大切だ
けど、その時、身体で愛を感じたいってふと思ったことがあって、セックスレスの夫婦の
関係も実際にはあるけど、やっぱり身体で感じたいなぁって。

もちろん、自分のカラダは自分で守るというか、許せる相手をちゃんと見極めないといけ
ないんだよね。

先頭 表紙

みなさま、明けましておめでとうございます♪。

昨年の12月、染色体の異常が見つかって思いっきり落ち込み、ようやく元気を取り戻して
迎えた2004年・・・。東京は、例年にない暖かく穏やかな年明けとなりました・・・。

思えば、昨年6月の告知・・・。思いもしなかった内容でした・・・。
それから、いろんなことが起こりそのたびに喜んだり、泣いたり、怒ったり・・・(^^;。

元旦に、ひとつの目標を立てました。

「何があっても、ありのままの自分でいること」

ボクのカラダは普通じゃない。それことをちゃんと理解して、自分なりの生き方や将来の
ことをきちんと考えていこうと思います。オトコであろうがオンナであろうが、ボクはボ
クだし、そんな自分と向き合ってくれている人たちがここにいます。
もちろん、実生活のほうでもボクとちゃんと向き合ってくれる人たちがいます。

告知を受けたとき、ボクはひとりぼっちだ・・・。そう思いました・・・。

でも、今は違います。「キミはひとりじゃないよ」、みなさんの声が聞こえてきます。

以前書いたことですけど、ボクの場合生まれてきたことそのものが奇跡だと言われました。
普通ならば、生まれてこなかった・・・。
けど、ボクはこうして産まれてきて、今生きています。

そして、みなさんと出会えることができました。

ありがとう、そして、みなさんにとって幸せな年でありますように・・・(^^)v。

先頭 表紙

暗闇の海の底を、あてもなくさまよっていた・・・。
ただ、音のする方へ泳いでいただけ・・・。
結局、そこには何もありはしなかった・・・。

虚像。

自分を見失い、途方に暮れていた・・・。


けれど、こんな情けない自分を励ましてくれてる人がいた。
泣き言につっこみ書いてくれる人がいた。


たくさんの人の優しさに導かれて、見えてきた一筋の光・・・。

でも、その光の元には誰も連れて行ってはくれない。
そう、それはボク自身が自分の意志で進まなきゃならないんだ。


水族館のイルカのように芸を仕込まれ、ただいいなりになっている
イルカじゃなく、自分で考え自分の意志で泳いでいく・・・。

ボクはそんなドルフィンにならなきゃいけない。

海面で大きく飛び跳ねる・・・、そんな夢を信じて。


まだ、頼りないドルフィンキックだけど、力強いドルフィンキック
ができたら褒めて欲しいかも・・・。


つっこみのありがとうをこの日記にかえて・・・・。

先頭 表紙

染色体検査の追試結果にものすごく動揺してた。唯一の支えだったものが崩れ去って、ひとりではどうしようもできなくなってしまっていた自分がいた。

カウンセラーに救いを求めてしばらく通っていた・・・。

結局、ボクのココロの中には、オトコとオンナのココロが同居しているらしい・・・。
というより、考え方や行動の基本は女性で、それをオトコだという思いこみのフィルター
で表現を書き換えているらしい・・・。驚愕した・・・。

今、お腹の中の卵巣が動き出してカラダが少しずつ変化している。卵巣が排卵しているっ
てことは、脳自体が女性の脳として動いているらしい・・・。
この生理的な現象(LHサージ)は、男性には絶対にあり得ない現象だって聞いた・・・。

そういえば、5月くらいに手渡された排卵検査キット。陽性だった・・・。

お腹の痛みは、きっと卵巣や子宮がちゃんとあるんだよ、動いているんだよって教えてく
れているのかもしれない。


カウンセラーは、オトコのフィルターを通すことによってオトコだと思い込もうとしてい
るって言った。そうやって、フィルターをかけることで精神的なストレスを貯めているっ
て・・・。

どうすればいいのか・・・。ずっと考えていた・・・。


たぶん、こうやって書いている文章もオトコのフィルターを通しているんだろうかって。

うまく書けないけど、ボクのなかで生まれてくる言葉をそのまま書いていけば、もう少し
は楽になるのかもしれない・・・。

それが、IS として生まれてきたボクがありのままに生きていく手段なのかもしれない。

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XX と XY の染色体を同時に持って生まれてきた・・・。それはどうしようもないこと・・・。過去を悔やんで嘆いていても、何も進まない・・・。
そんな単純なことに、この一ヶ月の間ずっと悩んでいたんだね・・・。
これからのこと考えていかなきゃならないのに・・・。

今の生活を快適に過ごすために主治医から勧められた低用量ピルを使った治療。
これまで頑なに拒んできたエストロゲン製剤。
来年、主治医に低用量ピルの治療を受けるって伝えよう・・・。
たぶん、それが一番の選択なのだから・・・。

先頭 表紙

今まで親からも医者からも聞かされたことがなかった、ボクが知らない自分自身のこと。
性という問題であるがゆえ、社会から隔離され秘密にされてきたボク自身のこと。

ボクの新しいハンドル「ドルフィン」・・・。

暗闇の海の中から、隠された真実を自分で探そう・・・。
その思いを秘めて付けたハンドル・・・。


でも、その真実はあまりにも残酷すぎるものばかり・・・。



昨日、東京は快晴・・・。風は冷たかったけど、太陽の日差しが身体を包んでくれた穏や
かな日だった。

北風に負けない太陽の温かさ・・・。
そして何よりみなさんからの励ましのメッセージ。

すごく嬉しかった・・・。
みなさんのメッセージに素直に涙を流せる自分がいた。

でも、まだここで「ありがとう・・・」しか書けない自分・・・・。

もう少し元気が出るまで・・・。ごめんなさい・・・。

先頭 表紙

一ケ月ぶりの日記なのに、重い日記になっちゃった・・・。

唯一の心のささえだった XY 染色体の存在がなくなっちゃったから・・・。


それに、今のホルモン治療が中止となって、ダナゾールがカラダから抜けた後に、他のホ
ルモン療法をやることなったから・・・。

子宮内膜症のホルモン療法はいろいろあるけど、主治医は副作用が一番少ない低用
量ピルを勧めた。男性ホルモン剤は使えないってこと。

そうするとボクのカラダの変化を止めることができない。

ココロがカラダの変化に追いついていかない、そう思って男性ホルモン剤でカラダの変化
を止めていた。


いろんな不安が入り交じって、ココロの支えを無くしてた今の自分の心情・・・。

立ち止まって考えることができない状態・・・。
カラダはどんどん変化してきている・・・。

先頭 表紙

一ヶ月ぶりの日記・・・。この一ヶ月の間にいろんなことがあった・・・。

子宮内膜症治療のためのダナゾール、女性ホルモン拮抗剤のノルバデックス、まだ男性としてありつづけたいという気持ちから再開した男性ホルモンの注射。
最近、二度目の肝機能障害。今度はかなり重症で、ホルモン剤の服用が全面禁止になってしまった。

戸籍上「男性」でありながら、卵巣と子宮を持ってISとして生きている・・・。
「月経困難症」と「子宮内膜症」を告知された男性・・・。
「子宮内膜症」の適用薬、「ボンゾール200mg」が保険適用される男性・・・。

これがボク・・・。

性染色体検査の追試・・・。ボクの染色体核型を主治医から告知された。

「46,XX/46,XY(del,Xq12-13) キメラ」

XY 性染色体の遺伝子に欠損が発見された。男性ホルモン受容体の部分が欠落している。

だから、46,XY (男性の染色体) だけ持って生まれてきても、完全型女性化症候群(CAIS)として女児として養育されていた・・・。
もちろん、CAISの場合は卵巣と子宮を持たない女性として生きていくことになる。
46,XX だけ持ってきて生まれてきたら、普通の女性だった・・・。

皮肉なことに、正常な女性の染色体 46.XX も同時に持って生まれてきたことで、男性ホルモンに反応している・・・。だけど、卵巣が機能しはじめて性周期が発現してしまった・・・。

つまり、ボクはどうあがいても普通の男性として生まれることはできなかった・・・。

これまで、男性として生まれ生きてきたことを、XY という男性の染色体を持っていることで肯定しようとしてきた。
だけど、それができなくなってしまった・・・。

ボクが、オトコとして生きてきた年月の意味は何だったのだろう・・・。

相容れない狭間に落ちていく・・・。

堕天使・・・、それがお似合い・・・。

先頭 表紙

11/16からプーになって、2週間くらいゆっくりと考え事したり、どこかに出掛けてこよう
かなって思ったけど、今週、名指しの仕事が入ってしまった・・・(^^;。

なわけで、今週はのんびりどころかてんてこ舞い状態なんですぅ。

でも、時間もてあまして変なこと考えるよりは、仕事に没頭しているのが一番いいのかも。

もちろん、来週は一切仕事は入れないで、新しい会社に入社までの間、ほんとにゆっくり
したいって思っています。

ただ、その前に病院に行って会社に提出する診断書書いてもらわなきゃいけないんだけど、
例によってあの診断書なんだよね、たぶん・・・、きっと・・・(^^;。

診断書もらう前には診察があって、イヤな内診もあるし。下手するとグゥグゥマンモもや
んなきゃいけないかも・・・。でも、以前ほどショックじゃない。
カラダのことはちゃんと理解したはずだし、普通の男の人と違うってこともわかっている
から落ち込まない。

少しだけ成長したのかな・・・(笑)。

先頭 表紙