2002-02-12 ぢっ、ぢしんだ！
2002-02-07 [笑]アホの坂田
2002-02-07 [雑感]スケーターズ・チャンピオンシップ
2002-02-04 [雑感]飲食店の十分条件
2002-02-03 [酒]全国居酒屋紀行
2002-01-29 [雑感]カメさんの夫婦論
2002-01-27 [雑感]在日コリアン in 雷波少年
2002-01-24 口車、全国放送（一応）の番組に登場しました。
2002-01-21 海外旅行をするすべての皆さんへ、マル得情報です
2002-01-17 [雑感]従弟よ その2　そして予感は当たった

　本日22時44分頃、茨城沖で地震が発生。口車家も、長い周期でゆらゆらと揺れました。最近、関東地方自身が多いです。茨城で震度5弱だよ！

　KUNさん、だいじょーーぶかーーーー？

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　さっすが、アホの坂田はんである。彼の最近のネタ。。。










































鈴木宗男でっっっす！










　舞台で、バカ受けだそうである。

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　何気なくチャンネルを変えたら、NHK衛星でスケーターズ・チャンピオンシップを放送していた。これは、プロのフィギュアスケートの世界選手権のようなものである。かつてオリンピックで名を馳せた選手が一杯出てくるので楽しい。

　フィギュアスケートというと、なんとなく優雅なゆったりとした感じを受けるが、そのスケーティングのスピードは、一部ひまじんでブレイクしているアイスホッケーの選手となんら変わらない。実際に見ると、とんでもなく速いのだ。すなわち、見た目の優雅さより、はるかにハードなスポーツなのである。

　で、驚いた。

　日本の佐藤由香選手が、女子シングルスでほとんどパーフェクトで優勝した。芸術点に至っては、審判全員10点満点である。さもありなん、演技は完璧、見ていて鳥肌が立った。2位は、アルベールビル金メダリスト、クリスティ・ヤマグチ選手である。伊藤みどり選手が勝てなかった相手に圧勝してしまったのである。しかも、佐藤選手、スケーターズ・チャンピオンシップ2連覇である。

　すなわち、アイススケーターで世界一うまいのが、佐藤由香選手である。伊藤みどり選手の陰に隠れていたのが、いつのまにかすごい選手になっている。たまたま見ることができたのだが、ラッキーであった。

　それで、オリンピックイヤーを迎えて改めて思うことであるが、日本のマスメディアというのは、選手の実力と関係なしに自分たち好みの「選手」をでっち上げ、変なプレッシャーをかけていくことである。そして、自分たちの「好み」からはずれた選手は、どんなにすごい実績をあげても取り上げない。世界の中で、その選手がどれくらいのポジションにいるのかという分析もせずに、煽るだけ煽って見ているほうをしらけさす。ひとたび、佐藤由香選手を伊藤みどり選手より格下とランク付けすると、その後の彼らの演技内容は関係ない。

　それでも、及第点を与えられるマスメディアも存在する。NHKとニュースステーションとニュース23である。例えば、ニュースステーションはスケーターズ・チャンピオンシップ2連覇直後に佐藤選手をゲストとして呼んでいたりする。NHKにしても、スケーターズ・チャンピオンシップを中継しているし、あのマスコミ嫌いといわれてるイチロー選手の、シーズン中の密着取材をやっている。

　ようやく、まともなことができるマスメディアが登場してきたかとも思う。しかし、相変わらずスポーツ新聞はいただけない。色眼鏡をかけた報道やるなら、東京スポーツのように徹底して欲しい。

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　昨日の日曜日、両親を連れて日本橋三越の山口県物産展に行って来た。物産店でやっている「防長茶屋」で、東京は田村町の「小和田」が「河豚御膳」を出しているからである。刺し身、煮こごり、皮、焼物、唐揚げにご飯と汁、香の物がついて2500円。なかなかお得な内容であった。

　さて、「防長茶屋」の給仕に、「玉川さん」がいた。この方は三越の社員ではないが、三越専属でこのようなイベントがあると派遣されてくる、ウェイターのプロである。まあ、プロ中のプロですな。彼のすごいところは、目配りが効いているのである。絶妙なタイミングで注文を取りに来て、絶妙なタイミングで器を下げに来る。いったいどこでお客のそうした気持ちを察知するのか、本当に感心する。彼にはこれまで何回か会っているが、彼が客席を仕切っていると、なぜかくつろぐ。

　飲食店にとって、「おいしい」というのは当たり前であり、必要条件である。しかしながら、「おいしい」だけではその飲食店は良い飲食店とは言えない。くつろげなければいけない。よく「頑固なオヤジ」というのがいて、客を怒鳴りつけるのが「売り」で、それをまた良しとして通う客もいる。口車、そういう飲食店は絶対良い店とは思わない。なんで金払ってびくびくしながら食事をしなければならいのか。食べたものの消化も悪くなるというものである。

　店の雰囲気を決めるものとして、そう、店主や客席を差配する給仕の立ち居振る舞いは十分条件なのである。これがなければ決まらない。

　久々に玉川さんのさっそうとした姿を見て、こう思った。

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　我が家で見ているCATVのチャンネルに「旅チャンネル」というのがあり、名物番組に「全国居酒屋紀行」シリーズがある。

　考えてみれば、こんな腹立たしい、ばかやろうな番組はない。

　全国の居酒屋を、「いい酒いい人いい肴」をモットーに、グラフィックデザイナーの太田和彦さんが訪ね歩いて、彼がただひたすら飲んで食って語るという、ただそれだけの番組なんだが、これがまた太田さん、ほんっとーにうまそうに飲み食いするんだね。テレビで見せつけられるこちとらは、画面に向かって、「くぅ〜、ば、ばっきやろうーー！」となってしまうのである。それがまた、太田さんの飲みっぷり、食いっぷりが美しいのである。見た目は単なるそこら辺のオヤジなのだが（ごめんなさーーーい！）、肴を食べるときに左手で受けてなんていう、野暮な食べ方はしない。そして、そのとつとつとした独白が、見ているこちらに酒と肴のうまさを増幅してくれる。

　だいたい、こういうマスメディアで紹介される店は、その過半はろくでもないのであるが、この番組で紹介される店は、口車もそのうち何箇所かは行ったことがあるが、100%ほんものである。すげいのである。

　最近総集編をやったのだが、そこで紹介されたお店を列記しておこう。

銀座　樽平、藤沢　久昇、長野　ごんべえ、新潟　案山子、鳥取　おでん大八、松江　バッカス、十条　斉藤酒場、大塚　こなから、下北沢　とぶさかな、八戸　ばんや、盛岡　とらや、焼津　赤兵衛、京都　神馬、神戸　吟醸、大阪　やまなか、門前仲町　浅七、神田　新八、札幌　味有仙、小樽　はつ花、西荻　はるばる亭、神楽坂　渡津海、前橋　マンハッタン、仙台　酔亭、北千住　バードコート、根岸　鍵屋、月島　味泉、恵比寿　和、山形　川なり、水戸　田吾作、姫路　寿、広島　源蔵、大阪　明治屋、東京　山利喜、博多　さきと、釧路　炉ばた、仙台　一心
（番外）北浦和　パンプキン、浦和　シラーズ、浦和　ヌーヴォ、西浦和　ピース

　皆さんのご近所の居酒屋は、あるだろうか。詳しくは、「全国居酒屋紀行」のホームページで。

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　カメさんとは、ビッグコミックオリジナルに連載されている、ジョージ秋山さんの「浮浪(はぐれ)雲」に登場する、品川宿「夢屋」の頭、浮浪雲の奥方である。

　さて、本日仕事の合間に2001年10月5日号を読んでいたのであるが（たまってしまっているんですよ、定期購読しているやつが）、カメさんの独白として、こんなことが書いてあった。

　曰く、


　夫婦で一番大事なのは、相手をすっぽり受け入れているかどうかだと思うの。

　あのね、相手に受け入れられるためには、自分をね、しっかり持っていないとね、だめね。相手が受け入れようがないからさ。

　受け入れ合うってことは、譲り合うことでもあるのよ。

　自分で自分をしっかり持ってないことから、結婚生活の諍いごとが、起きるのよ。

　そういう人と一緒になったら、とても苦労するのよ。

　そういう人は、相手に自分への想いをね、求めてばかりいたり…性的な欲求ばかりするんです。

　…でね、いざ、諍いごとが起きると、相手のせい、他人のせい……ね。



　口車が離婚した理由、たったこれだけで完璧に語っていただけるとは、ジョージ秋山さん、すごい人だ。

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　日曜日、午前11時頃に日本テレビで「雷波少年」というバラエティ番組をやっている。この3月一杯で終わるそうだが、その最後の企画として、日本人、韓国人、在日コリアンの3人が、シンガポールからソウルに向けて旅をしながらバンドとしての研鑽を積み、たった1回だけのコンサートを行おうということをやっている。

　さて、本日の番組で18歳の女性の視聴者の、1通の葉書が紹介されていた。曰く、

　「番組にたびたび「在日韓国人」という言葉が登場しますが、これはいったいどういう人達のなのでしょうか。」

　改めて思った。確かに、「在日韓国人/朝鮮人」についてどれだけの日本人が正確に説明できるであろうか。番組での説明はこうであった。

　「在日コリアン」とは

　1910年、日韓併合による朝鮮半島の植民地化により、生活の基盤を失った朝鮮人が日本に移り住んだ。1945年の日本の敗戦により朝鮮半島は解放されたが、その後も朝鮮半島に戻ることができず、日本にそのまま残った人達、及びその子孫が「在日コリアン」となった。現在も、日本国籍を取得せずに在日となっている人達が、30万人いる。

口車注：
　日韓併合後、日本国政府は朝鮮農村部の土地を結果として取り上げ、日本人を入植させた。しわ寄せで農村での生活基盤を失った農民が、日本の都市部へ職を求めて移り住んだ。また、強制連行され、そのまま朝鮮半島に戻ることがままならなくなってしまった人達もいる。なお、韓国人が「朝鮮」という表現を嫌う理由は、「北朝鮮」に対するものであるとともに、日韓併合直前、朝鮮王朝が自ら大韓帝国と名乗っていたものを、日本国政府が「朝鮮」と強引に名称を戻したことによる。

　いろいろ問題を起こしたりもしているが、電波少年/雷波少年のすごいと思うところはこういうところである。バラエティ番組であるから、視聴者をどうやって笑わせるかということが基本ではあるが、その笑いのオブラートをかぶせて、現代日本の問題点にするどく切り込んでいく。

　今、学校で、在日コリアンのことをこれだけ的確にどれくらい教えているであろうか。バラエティ番組という特性をうまく利用して、デリケートな問題を視聴者に的確に伝えていく。きちんと教えていないのだから、若い人達が知らないのは当たり前である。投書をした18歳の女性を、だれが責められるであろうか。

　教科書問題で問題となっているのは、日本の教科書が事実をねじ曲げていることであると思われがちであるが、実はそうではない。実際にあったことを隠してなかったこととし、そこに我々日本人にとって都合の良いことだけ教科書に記述するから、韓国側が怒るのである。

　知らないということは、どれだけ人を傷つけるか。本日の番組の中でも見事に捉えていた。メンバーの18歳の青年は、初めての海外で日本語が通じることを無邪気にはしゃいでいる。その隣で21歳の在日の青年は憮然としている。「在日コリアン」という人達がどのような人達であるかきちんと理解していたら、彼の隣ではしゃいだりできないはずである。

　重いテーマを軽いタッチでバラエティ番組にしてしまう。しかし、番組の作り手のメッセージがずしんと伝わってくる。

　最後に、すごい企画をやったものだ。

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　先ほどまで、我が家が契約しているCATVで見ることができる「スーパーチャンネル」の「池田憲章の検証ファイル」（こうして書いてみても、ベタなタイトルだ）見ていたら、うほほ、うふっ、ぶふっ、なんと口車が映っているではありませんか。後ろ姿だけですが。一応全国放送ですな。

　口車、本人の知らないところでテレビに登場したの、第２回東京マラソンの中継のエンディングで、芝増上寺の給水ポイントで映ったとき以来ですな。

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　便利なサイトを見つけました。こちらです。初心者から達人まで大変役に立ちます。

　初心者には、いろいろ慣れない手続きのチェックリストがあり、基本的な事項が解説されています。

　達人には、無料でCRSにアクセスできる方法が解説してあります。これは大変うれしい。旅行代理店とこれみながらやり取りできますからね。ただでアクセスできるなんて、びっくりしました。それからドイツ国鉄（あ、今は民営化されているか）のページにアクセスでき、ヨーロッパの鉄道のダイヤを知ることができます。すなわち、駅すぱーとヨーロッパ版です。こんなサービスあるの知らなかった。

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（まず、「その1」を読んでください。）



　10回目の呼び出し音で、受話器を取った。受話器の向こう側では、従弟が朝食の時にパンを一気にほうばり、のどにつまらせてしまって救急車で病院に運ばれたと告げている。すでに、チアノーゼの症状を出しているという。直感的に、これはもう、助からないと思った。伝えてきた職員は必死であったが、口車は妙に冷静であった。彼女に答えて口をついて出たのは、「ああ、やってしまいましたか。」という科白であった。前年の学園祭での予感が的中してしまった。

　所沢、航空公園の防衛医大まで車で1時間半の道のりであった。出迎えてくれた寮長は、病院に担ぎ込まれた時、すでに従弟は心停止状態であったことを告げた。1999年1月9日午前9時15分、彼はその37年の生涯を終えた。

　棺の中の彼の顔を見て、本当に驚いた。生前の彼を知らなかったら、彼が全くの健常者であったと思うであろう。知的障害を持っていたという痕跡は全くないのである。こんなことがあるのであろうか。そして、安らかな表情である。窒息して苦しんだということも全く解らない。彼の最後の3年間、彼は本当に幸せだったのだということを、その表情に残してくれた。年に数回しか彼に会えなかったが、そんな後ろめたさを彼の表情は吹き飛ばしてくれた。そして、これ以上彼の弟に負担はかけられないということがわかっていたかのように、彼はあっという間に去っていった。いや、実際そうだったのだと思う。もう十分、人生を楽しんだよと。

　日曜日を挟んだ11日、従弟の葬式が執り行われた。施設に安置された彼の遺体に、彼の仲間の入園者が手を合わせていく。本当に、心から彼の死を悲しんでいる。ただ自分の虚栄心を満足させるためだけに通夜や葬式に参列する連中と比べて、いったいどっちがまともな人間なのだろうか。

　いよいよ出棺の時間となった。口車が挨拶をすることになったが、学園の中庭には100人くらいの人が集まっていた。すでに退職した職員も含まれていた。父親の、あの火葬場でのさびしさと比べたら、なんということだろう。父親の死はだれも悲しまなかったが、従弟には、こんなにもその突然の死を悲しんでくれる人達がいる。無駄な人生なんてないんだと、改めて思い知らされた瞬間であった。彼は、「人間らしさ」という、大きな置き土産を残していってくれた。

　「葬儀屋の私が言うのも何ですが、葬式というのはお金をかければよいというものではない。こういう、心のこもった葬式が最高なんです。」

　葬儀社の人が言ってくれた、この言葉が今でも脳裡をよぎる。

　合掌

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