2001-10-16 おいらのヨーロッパ紀行（２）ミュージアム篇　その２
2001-10-16 おいらのヨーロッパ紀行（１）ミュージアム篇　その１
2001-10-14 ゲ○の香りとともに無事帰国
2001-10-05 さて
2001-10-05 朝礼は闘いだった
2001-10-03 焦る〜焦る〜おれ〜た〜ち♪
2001-10-03 血
2001-10-01 お酒。
2001-09-30 山梨へ。
2001-09-27 お部屋公開！（？）

■パリ・オルセー美術館

　オルセーはルーヴルのすぐ近くにあります。運悪く雨が降ってきたので、びしょぬれになりつつ移動。ルーヴルよりはかなり規模が小さく、じっくり見て回れる雰囲気だったものの、ここでも２時間ほどしか時間が取れなかったので、小心者の私は「とりあえず、見たいものから先に見てしまおう」と、アンリ・ルソーやルドンの絵を真っ先に見に行きました。しかしそのおかげで、同じフロアを通ったにも関わらず、ロートレックやゴッホ、ルノアールなどは見逃してしまった。ぐはっ。
　ルソーの絵は３点のみでしたが、生で見られて感激。あの幻想的な作風、あの遊び心。思わず笑ってしまうね。ルソーを見ていると自分も絵を描いてみたくなります。大好きな画家です。ルドンはやはり「暗い情熱」という言葉がぴったり。いや、もうちょっとカッコつけていえば「昏い情熱」かなあ（どっちでもええよ）。私は、幻想的な絵が好きです。作為的すぎるとあまり魅力は感じませんが。ルソーもルドンも、作風は違うけれど、何かが普通の人とはズレている気がする。あからさまではないけれど、確実にズレている感じ。ああ、もっと時間をかけてよく見てくればよかった。
　あと、ドガの『オランピア』、これも見ることができて嬉しかったです。どっちかというと、新しいものを発見するというより、もともと好きなものを再確認するようなまわり方になってしまいましたが、あまり時間がなかったので、ま、しょうがないかな。

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■パリ・ルーヴル美術館

　いやー、とにかく広い！　広すぎ！　茨城・笠間の日動美術館（←わかる人はニヤリとしてね）で精一杯の身には、もはや気違いじみた広さ。駆け足（比喩ではなく、階段や通路では本当に走ってた！）で２時間ほど回りましたが、半分も回りきれませんでした。建物自体の装飾もすごいし、ゾーンによってまったく雰囲気が違うので面白いです。エジプトのゾーンではお香のような匂いもしました。

　美術や歴史の教科書に載っている絵画や美術品がそこらへんにゴロゴロしているのには本当にびっくり。モナ・リザなどの超有名作品は、館内案内のパンフレットにも載っているので、一応押さえてきました。ミロのヴィーナスやサモトラケのニケなどの彫刻は、ライティングや配置がものすごく計算してあるのが素人目にも理解できました。遠くの部屋から、部屋の入り口のアーチを通して真正面にニケ像が見えたときには、はっとしたなあ。ルイ14世の宝冠の宝石や、100カラット以上もある『悲劇のダイヤ』（持ち主はみな不幸に見舞われたという。マリー・アントワネットも所蔵していたことがあるらしい）などは、もはや豪華すぎてアメ玉とラインストーンにしか見えませんでしたけどね。

　しかし、中でも一番感動したのがダヴィッドの『ジョゼフィーヌの戴冠』。ナポレオンがジョゼフィーヌに冠を授けている、有名な、大きな絵です（タイトル合ってるかな？　ダヴィッドの絵はどれも良かったけれど、これは特に良かった）。今まで教科書などで見かけても別にいいと思ったことはなかったのに、実物を前にしてなぜか涙が出そうになりました。
　自分は、自分が思っている以上に絵が好きなのかもしれない。芸術品は、それ自体に価値があるというよりは、自分がどのような人であるか教えてくれるから、自分の中から何かを引き出してくれるからこそ価値があるのだろうと思いました。いくら高名で高価でも、自分にとっては無価値な芸術品だって、世の中にはきっといくらでもある。

　それにしても、たくさんの芸術家たちが、膨大な精神的・肉体的エネルギーと、情熱と、時間を注ぎ込んだであろう作品が、あれだけ大量に大量にひとところに所蔵されているということには、めまいを感じそうになりました。たった１つの作品にしても、作者がそれを生み出せるようになるまでは、１年や２年ではなく、長い修行が必要だったはず。しかも、それを整理・分類・陳列・管理するためにも並々ならぬ労力が費やされているのだと思うと……。ルーヴルはいったいどれだけ巨大なエネルギーと時間の集合体なのだろうか、と考えて、気が遠くなりそうでした。

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　本日午後３時ごろに成田到着。ヨーロッパの旅より無事に帰国しました。
　飛行機は行きも帰りも非常口の隣の席（トイレがすぐ近くで、前の座席がない）を取ってもらい、とても快適だったのですが、帰りの飛行機の中で食事をして仮眠をとったあと、急激に気持ち悪くなりました。これはヤバイと判断し、酔い止めをもらって飲み、備え付けのゲ○ぶくろの口を空けようとしたのですが、しかしまさにその瞬間……。(T0T)　しかも、後で判ったことですが、隣の人にもちょっとかけてしまったらしい。ううううう。乗務員さんにはお世話になりました。こういう時、国内の航空会社で日本語で対応してもらえるのは安心で砂（全日空でした）。
　帰りがけに上野・アメ横の洋服やさんに半年ぶりで寄ったら、店員のお兄さんがちゃんとおぼえていてくれて、声をかけてくれました。うーん、プロだわ。

　というわけで、イマイチしまりのない帰還報告でした。

Ｐ．Ｓ．
留守中に、たくさんのツッコミ＆誕生祝いのメッセージ、どうもありがとうございました！
うれしいですううう。(T^T)　
順次ツッコミ返ししていきますので少々お待ちくださいね〜。

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これから２時間ほど仮眠を取って、それから成田へ旅立つこととします。
パリ→ブリュッセル→ブルージュ→アムステルダムと、約１週間でかけずり回ってきます。世界情勢が不穏なのが少々心配ですが……。
楽しみなものはいろいろありますが、なんといっても一番はヴェルサイユ宮殿でしょうか。漫画『ベルサイユのばら』に傾倒する子供でしたので。

この旅行中に誕生日を迎えます。25になります。
なんつうかこう、25っていうともう、自分で自分を子供扱いできないような、逃げ道が1つなくなったような感じでうれしい。

ではでは、行ってきまーす。

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　このまえ血の話をしたので、今回は「貧血」というテーマで書いてみましょう。

　私は小学生の時から貧血気味でした。月曜の朝っぱらから長々と校長先生のおはなしを聴かなくてはならない「全校集会」は、毎回、貧血との闘いでした。保健の先生にはよく「朝ご飯をちゃんと食べてきなさい」と言われましたが、それがよけいプレッシャーになって、少しでも朝食が適当だったと思われる日には「ああまた気持ち悪くなってしまう」と気が気ではありませんでした。

　今にして思えば、朝、なかなか血圧が上がらない体質だったのだと思います。登校前にジョギングでもすればよかったんだな、きっと。会社勤めをしていた時も、朝の始発電車を逃して１時間ほど立つはめになると、やはりたまに貧血になりました（国分寺→新宿ノンストップの中央特快が特にきつい。みっしり満員なうえ、万一気持ち悪くなっても降りられない）。でも夕方なら２時間でも３時間でも立っていられる。

……さて、話がずれましたが、私が小学校６年間をかけて学んだ、貧血のパターンというのは、だいたい次のようなものでした。

１．気圧が変わった時のように、耳（＆鼻）がキーンとしはじめる
　脳に血液がいかなくなると、耳・鼻らおかしくなっていくので砂。音や匂いの情報は、生きていく上でわりあい重要度が低いのでしょーか。いや、単に私自身、鼻があんまりよくないせいかも。

２．視界がおかしくなり、世界がモノクロに近づく
　カラー情報もそれほど重要ではないのかもしれま栓。だいたいこのへんまで来ると、耳は完全に「キーン」におかされ、せんせいのお話は遥か彼方のようにしか聞こえません。気持ち悪さもかなりのもので、「他の子は今ごろ全然気持ち悪くないんだろうな、うらやましい、私と替わってほしい……」などと考えます。

３．視界がモノクロになり、コントラストが極端に高くなる
　要するに、視界の中で比較的白っぽいところがピカピカ光り出すので酢。ここまで行ってしまうともはや耳に気を配るどころではありません。気持ち悪さは最高、完全にグロッキーです。

　立ち続けによる貧血はわりとゆっくり進行しました。悲しいかな、３まで進んだとしても、意識を失って倒れることはできません（毎回パタッと倒れてしまう子もいましたが、その子と私ではタイプが違ったのでしょう）。１の時の「貧血来そう、いや絶対来る、やだなあ、その前に朝礼おわってくれないかなあ」という精神的においつめられる感じはそうとうイヤ〜なものです。また、担任の先生に「きもちがわるいのでほけんしつにいかせてください」と言うためには、列を抜けて全校児童1200人の前に出て行かなければならず、とても情けない詩、恥ずかしい。毎回貧血でくたばるのは、子供心にも自己管理が不足なようでたいへん後ろめたい気分になるのです。だから極力ガマンするのです。

　ついに耐えきれなくなり、意を決してフラフラと先生のところに行くと、保健室に連れて行ってもらえます。靴下を脱いでベッドに入り、足の下に枕を入れ、頭を低くして寝ます。慣れたもの。保健室の壁に貼ってある、色褪せた人体の骨格模型のポスターや、天井の蛍光灯を見て朝礼が終わるまで過ごし、やがてみんなが騒がしい足音を立てていっせいに校庭を去った後、靴を履いてこっそり教室へと戻って行きます。

　あの孤独で厳しい闘いはいったいなんだったのか、思い返すと少々虚しい気もします。あのひんやりした保健室の空気や、そこでぼんやりする気分は、不思議な感じだったけれど。

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ただいま旅行の準備中です。ようやく荷物を詰め終わりました。
……じゃなくて、持って行くものリストを作り終えました。

そればかりか、出発日を１日勘違いしていたことに気づきました。

ああ、やばかった。
しかも、人からカバンを借りる予定で、それが明日とどくハズなのですが
いったい大丈夫なのでしょうか。届かなかったら、紙袋で行きます。（ちょっとうそ）

出発は、明後日の早朝です。思えば子供のころから、遠足の用意はすべて当日の朝にやっていた。

ツッコミ返し、ちと待ってください。すみません。

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　今朝、寝ていたら、「ちょっと頭を打ったから来て！」という祖母の声で起こされた。（私は母の実家に居候していて　祖母と２人暮らし）
　飛び起きて階下に降りたら、祖母が頭を押さえているタオルは血に濡れているし、パジャマの肩も真っ赤だったのでびっくり。高いところにあるものを取ろうとしたら、足がよろけて倒れてしまい、ガラス戸の桟に側頭部をぶつけて切ったらしい。

　とりあえずあちこちに飛び散った血の痕を片付け、傷口を拭いて消毒。傷は３センチくらい（頭を切ると出血がおおげさだ）。幸いしばらくして血は止まった。祖母はわりあいケロッとしていた。昼になってから病院に行って縫ってもらい、レントゲンを撮って、特に異状はなしとの結果。よかったよかった。
「やっぱり80を過ぎるとねー」などと口では言ってはいるものの、祖母は、あの元気さはいったい何なんだ？　というくらいパワフルで、見かけも気持ちも若い。だから、年を取っているという自覚が本人にもないし、まわりにもないんだよなあ。私も何かと頼りっぱなしだし。いかんいかん。

　それにしても私は　血を見ると貧血になってしまう。あれはどうしてだろう。一度なんて、友達が包丁で手を切ったのを見ていたら、さーっと血の気が引いてきて、一瞬ほんとうに意識を失ってぶっ倒れてしまったことがある。今回も少し気分が悪くなってしまった。もっとも、大量の血を見て、膝が震えるくらい動転し、気持ち悪くなるのも忘れていたこともあったけど……。それも倒れるのと負けず劣らず情けない。
　それにひきかえ祖母は、数年前に祖父が心臓発作を起こした時も、とっさに自ら心臓マッサージをしたというほど気丈な人なのである（祖父はそのまま亡くなってしまったけど）。私ならそのまま何もできなさそうだ。。。

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お酒は　よいです。
飲んでいるうちに、なんかこう、ほええ〜……とほどけてくる感じが好きだ。
あまり騒がしくない飲み屋などで、気の合う人、すきな人（同性でも、異性でも）と
ゆったり飲むのがよいです。お酒や料理がおいしければ、なおよし。

そういう時は、「ああ、飲み終えてしまうまで　この時間が続くんだな〜」
と思って、妙にしあわせになる。
難しいこととか　飲み終わった後のこととか、何も考える必要はなくて
ただ、この時間の楽しさだけを味わっていればそれでいい。という埋没感。
安心感。
お風呂の中で手足を伸ばした時の感覚に似ている。

そして、一緒に飲んでくれた人に感謝をしつつ
「たのしかった〜」と反芻できる、
そういうお酒が
理想です。

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（※関係ないけど、白地図を使って、私の行ったことのある都道府県を塗りつぶしてみました。みなさんのお住まいのところにはもう行ったかな？）

一昨日は朝から晩まで部屋の大掃除。フルに働いたので疲れた〜。
んで、昨日は、祖母・従姉と一緒に、山梨に行ってきました。祖母が『日本にマロニエを普及させる会』というものに入っているので、その会合に一緒に参加してきたのであります。甲府の県立美術館（庭のみ見学）→甲府市内でドイツ料理→明野町のフラワー・センターというコースでした。（マロニエというのは、ヨーロッパではポピュラーな街路樹で、トチの木と似た木とのことです。）

　美術館は、ミレーの絵で有名だそうです。今度ゆっくり中も見学したいなあ。ドイツ料理のレストランでは、ガーデン・ウエディングをしている人たちがいました。料理もおいしかった。レストランの裏にわんこ達が７匹もいて、みんな人なつっこかったので、全部ヨシヨシと撫でてきました。犬には目がないのだ。フラワー・センターは、ヨーロッパの農村を模した建物や温室、展望台などがあり、なかなか素敵でした。時期がずれていたので花は咲いていませんでしたが、230メートルのバラのトンネルがあり、今度ギネスに申請するそうです。所長さんの話によると、リピーターを増やすためにずいぶん努力されているようです。
　私の住んでいるところから山梨方面には電車１本で出掛けられるので、今後も足をのばしてみたいです。あの有名な昇仙郷も、まだ行ったことないしね。

　夜は夜で、今度ヨーロッパに一緒に行く友達が家に来ました。ネットで向こうの鉄道の時刻を調べ、旅の計画を練りました。出発まであと一週間だというのに、
「今の預金残高、500円だよ」
「あ、私は2000円くらい」
「うわー、向こうの気温、日本の12月くらいだって」
「何着てけばいいんだ？」
「ところで、まだどんなカバン持ってくか決めてないんだけど」
「あ、私も」
　……なんて会話をしている私たち。もちろん英語も現地の言葉もペケ、これでいったい大丈夫なのか？！

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　今日は、とても便利なツールを見つけました。その名も家具レイアウター、フラッシュで動く、オフラインで使える無料ツールです。
　このような家具の配置図が簡単に作れて、その上、出来上がった配置図の家具を自由に動かせるのだ。部屋の模様替えや、引っ越しの時に役立つこと間違いなし！
　ちなみにこの図は現在の私の部屋です。実際は、出窓や、ごく小さな床の間などもあるので、多少異なるところもありますが……。メジャーであちこち測りながら作りました。

　実は今、部屋の模様替えを計画中。今のままではまったく工夫と気配りが足りないため、使っていて不便だし（図には書いてないけど、座イスと扇風機の延長線上にテレビがあったりする……）、そのうえ洞窟のように暗いので。どうせならできるだけ使いやすく、散らかりにくく、雰囲気もよくしたいなあ。
　活動範囲が赤い円でかこったあたりに限定されていて、座イスの後ろのスペースが全然活かされていない、それどころかがらくた堆積所になってもいるし。他にも不満はいっぱい。しかし、家具レイアウターであれこれいじってみても、なかなかいいアイディアが浮かばず。。。この配置図には書き込めなかった要素や制約がいくつかあって、なかなか一筋縄ではいかないのです。タンスもかなり巨大で、一人ではとても動かせそうにない。でも頑張ろう……。

　模様替えの下見として、今日は、近くの大型家具店（家具の村内、八王子近郊の人なら必ず知っているハズ）にも、自転車きこきこ言わせてカーテンや本棚を物色しに行ってきました。休日こそ混雑しているけど、平日の午前中の家具屋ってすごい。ワンフロアに１人くらいしか客が居ない。親に連れられて来た子供を遊ばせるスペースから、アンパンマンのビデオだけが静かなフロアにそれだけ騒がしく流れていて、女の子が一人だけぽつんと見ていたりしてシュール。しんとして妙に詩的な雰囲気の中、立ち並ぶ家具の間を１人でそぞろ歩くのは、なかなか不思議で楽しかったです。

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