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口車版「雑学の泉」

 
なんで,こんなにいろいろなどーでもよいこと,知っているのでしょうかねぇ。



口車筆無精乃介、IT業界を語る  口車大王「旅のおもひで」

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目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2001-07-23 [雑感]「かろのうろんや」と「マイフェアレディ」
2001-07-22 [提言]断固阻止しよう新指導要領
2001-07-18 [雑感]NHKによる痛烈な天下り官僚批判
2001-07-12 [旅行記]ここはだれ?わたしはどこ?
2001-07-04 [雑感]はってはがせるポスト・イットは時代の最先端
2001-07-04 [旅行記]SimCity (サンフランシスコの気候風土)
2001-07-03 [旅行記]サンフランシスコの高校生
2001-07-03 [実況]イチローが9回2死から同点2ランホームラン
2001-06-30 [旅行記]サンフランシスコの一期一会
2001-06-29 [書評]口車祖父危機一髪 − 片岡覚太郎さんを探せ


2001-07-23 [雑感]「かろのうろんや」と「マイフェアレディ」

 ま、最近いろんなイベントに参加しているのですが、その報告をすっとばして昨日体験したことをば。。。

 何を隠そう、口車、突然金もないのに10日ほど前から新宿の英語学校へ通っております。で、数回通って感じたことなんですが、使っていないとどんどん忘れていってヒヤリングもできなくなるけれど、こうやって通いだすとどんどん回復していくということ。そして、いままでの英語力の隙間がどんどん埋まっていく感じで、なかなかよろしいです。

 で、昨日の発音コースで「なるほろー!」と思ったことがあったので、ちょこっと書いてみる気になりました。

その1
 "t"を母音ではさむと、その発音は弱くなる。そしてそれは日本語の「らりるれろ」の発音に近くなる。

 ほっほぅ、こういう説明初めて聞きましたが、納得ですな。

 昔、龍角散のコマーシャルで、永六輔さんが登場して佐賀のうどんやの看板が「かろのうろんや」となっているってなのがあったのですが、思わずそれを思い出してしまいました。ということで、佐賀の人は英語が得意なのでしょうか。


その2
 「はい、次の文を読んでください。」と言われて、思わず吹いちゃいました。で、その文章ですが、

The rain in Spain stays mainly on the plain.

 そうです、映画「マイフェアレディ」の有名なせりふであり歌のタイトルにもなっているフレーズです。ヒギンズ教授が、こてこてのコックニーしかしゃべれないイライザに、発音を教えるシーンのフレーズですね。

 いやいや、まさか自分がこれやらされるとは思わなかった。で、確かに発音してみろと言われると、言いにくいの何のって。

 英語教育の場で良く使われるフレーズなのか、それともこの教科書作った人にしゃれっ気があったのか。。。どうも後者のような気がいたしますです。


 ところで、この授業は日本人の先生だったのですが、こういう分析、日本人の先生ならではですな。どこぞの「駅前留学」なんてやっている英語学校は、「先生は全員ネィティブ」というのを売り物にしていますが、それは大きな間違いです。初心者はかえって日本人に教えてもらったほうが良いし、「教える」という能力と「ネイティブ」ということは、全く関係ありません。ここの学校、教師に対する教師もいますし、カリキュラムもしっかりしています。すなわち、英語ができるからというだけで教師ということはありえないのです。

 「本物」の英語学校に巡り合えて、ハッピーだったです。ちょっと高いけれど、ま、月にすれば3万円なんで、すでに10時間受けているから現時点で1時間当り3千円ですな。

先頭 表紙

昔,百万人の英語で習ったなぁ... / 八百八六助 ( 2001-07-28 00:48 )
まさや〜んさま、だれか佐賀の人がいたなぁと思っていたけれど、そうであっただ。忘れていただよ。 / 口車大王 ( 2001-07-27 00:35 )
404 Not Foundさま、「江戸文学」っすね。 / 口車大王 ( 2001-07-27 00:34 )
カルキチさま、「マイフェアレディ」という映画は、そういうところも手を抜いていませんです。 / 口車大王 ( 2001-07-27 00:33 )
あややさま、そりはすんごい!口車、オーケストラで演奏したことがあるっす。 / 口車大王 ( 2001-07-27 00:31 )
ぷよんさま、言語というのは文化です。英語でも、その後ろにある文化、その国の風習等がわかっていないと、本当に身に付きません。 / 口車大王 ( 2001-07-27 00:30 )
りるりる様、やっぱりそうですか。口車が通っているスクールの先生、アフリカの民族衣装着ている人はいるし、なかなか多彩です。現在の英語のあり様を的確に捉えています。 / 口車大王 ( 2001-07-27 00:28 )
きなこ様、左様でござりまする。ここのスクール説明受けたときに、創立者が言語学者だし、カリキュラムもバランスがとれている。それで選びました。 / 口車大王 ( 2001-07-27 00:25 )
よちみさま、当然です。英語しゃべれるだけだったら、アメリカの乞食だってしゃべれる。 / 口車大王 ( 2001-07-27 00:24 )
じゃじゃん!何を隠そう拙者は佐賀県人で御座るが、英語はまったく駄目。でも、何故か通じちゃう事がしばしば。中学一年レベルでも何とかなるものです。 / まさや〜ん ( 2001-07-24 21:51 )
[t][d]から日本語のラ行音を導くやり方は有効ではあるが、やりすぎると「私は大学でエロ文学を専攻しています」みたいになってしまう(いわゆる過剰般化)。これは日本語教育界では超有名なネタです / 404 Not Found ( 2001-07-24 10:50 )
ほう!確かに発音しずらいですね。一応ボクも小学校〜高校まで英会話に通ってたんですけど、遊んでたようなもんで、正しい英語が身についてません。 / カルキチ ( 2001-07-24 00:53 )
マイフェアレディ全曲うたえるです。うれしいな〜。でもあの映画、寝る前に見ると悪い夢みるのよね・・。(セリフと歌がミョーに早口だからであろう) / あやや ( 2001-07-24 00:28 )
あ。懐かしいなぁ。「マイフェアレディ」、大学の授業で見ましたよ。その時はきっちり教えられるネイティブの講師だったんで、純粋な英語だけでなくて、文化も学べてよかったわぁと思っています。んで、NXXAはある意味やば(以下検閲により削除)なトコだと聞きますからねぇ・・・。おそろすぃ〜。 / ぷよん ( 2001-07-23 20:16 )
話せるから教えられる訳じゃないに深〜く同感。現にNXXAなんてネイティブってだけで採用になっている人多いし。 / りるりる ( 2001-07-23 17:40 )
某スクール、学生の時友達が行ってましたが、先生は外国人ってだけで、教え方も下手だし、文法の説明ができないと言ってました。学校によってかなり内容が異なるので、学校選びは慎重にしないといけませんね。私はインタースクールがお勧めです。ここでかなり力がつきました。 / きなこ ( 2001-07-23 16:32 )
うわっ、速攻の突っ込み。びっくりしたざんす。で、日本語もおかしいし。で、この英語学校はこちらでお調べください。 / 口車大王 ( 2001-07-23 15:50 )
ふむふむ。やはり教わるなら「教えるプロ」から!ってことですね。よちみも来年あたりから英会話を習う予定だす。「しぺいんにあみがふるう〜」 / よちみ ( 2001-07-23 15:42 )
英語話者に日本語のラ行音(俗に言う弾きの[r])を教えるとき、この「かろのうろんや」みたいな例文を使いますね。後、"Yes I will."というときのI will って「あいうえお」を2拍の感覚でぞんざいに発音するといいです、なんて教え方よくしますね。 / 404 Not Found ( 2001-07-23 15:41 )

2001-07-22 [提言]断固阻止しよう新指導要領

 ひまじんにっきでも何度か登場している話ですが、2002年度からの新指導要領で、日本の教育が本当にひどいことになってしまいます。

 で、こんなところを見つけました。みなさんどんどん署名をしましょう。口車、以下のようなコメントを書きました。


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 私の頃は中学校において計算尺を使っておりました。これは、「有効桁数」を身につけるのに最良でした。計算尺では自ずと3桁以上の計算はできませんから。そして、この「有効桁数」の概念は自然科学の分野では大変重要です。

 ところが、新指導要領では円周率を「およそ3」と教えるという。とんでもないことです。円周率を3.14として教えることは、その裏に「有効桁数」の概念を教わるという含意があるわけですが、それが全くすっ飛んでしまう。しかも「およそ3」とすることで、その計算結果には4.5%もの誤差を含んで「正解」としてしまうのです。ただでさえ、電卓やコンピュータでずらずらと意味のない数字の羅列をそのまま使って誤差を生み出すことに無頓着になっているのに、とんでもないことです。

 技術立国日本として、優秀な技術者や職人を教育によって排出しなければならないのに、これではますますひどいこといなってしまう。有効桁数の概念は、「技術」を支えるもっとも基本的な要素であり、その概念を教えることを放棄した新指導要領は、とんでもない代物です。

 敷居を下げてみんな百点という考え方は、「みんな同じで仲良しクラブ」の延長線上であり、それはお互いの個性の差を認めない、全体主義にもつながる国際化に逆行した考え方です。そしてこれは、偏差値至上主義の裏返しでもあります。

先頭 表紙

口車、すでに別の尺度で日本には階級が二つあると思っています。「わかっている」階級と「わかっていない」階級です。これは、学歴とか職業とか、まったく関係ありません。言い換えれば、自分を持っているかいないかという違いです。 / 口車大王 ( 2001-07-27 23:16 )
上月 葵さま、今更日本で階級社会を作って何になるのでしょう。ここでいう「階級」、金を持っているか持っていないかだけの違いのことでしかないように思います。でも、金を持っていれば上流階級とは言わないんですね。日本の上流階級、日本の敗戦をきっかけになくなってしまったように思われていますが、厳然とあります。ただ、お金持ちでなくなってしまったから、目立たない。でも、「良い学校に通って良い会社に入社して」なんてやっている連中とは、間違っても接点はありません。 / 口車大王 ( 2001-07-27 23:14 )
突然ですが福田和也と大塚英也の対談によると、小泉さんの構造改革は階級社会を作り出すとのこと。この新指導要領とかゆとり教育とかもそうです。貧富の差、できる者できないものの格差を広げるだけです。日本のトップはそれを狙っているのだと私は睨んでます。 / 上月 葵 ( 2001-07-27 22:53 )
もう習ったのはむかーしになるけど、その数字の不思議さに感心し、そのあとの数字を覚えたことがある。たしかにその後役に立ったかと言われるとないけれども、興味をもったこと不思議に思ったことは確か。およそ3、不思議を感じる前に電卓たたいて終了。なんだか子供達の勉強も「やっつけ(仕事)」のようになりそうでヤだなぁ。 / 彼方 ( 2001-07-27 13:57 )
そうそう、そのマニュアルですが、「教育審議会」の有識者というのがこれまたくせものなのですな。 / 口車大王 ( 2001-07-23 15:52 )
ちゃな坊さま、今より昔の方が「指導要領くそっくらえ」な先生が多かったような気がします。そういう意味で、日教組にはもっと頑張ってもらいたいんだけれど、なんか変な方向に行ってしまっているし。 / 口車大王 ( 2001-07-23 15:52 )
それにしても,マニュアルの外にはみ出すような先生方に多くめぐり合えて,いろんな(余計な?)知識をつけ,自分で考える力をつけさせてもらえたと感じる私は,きっと幸せな教育を受けたんでしょうね。こういう教育にめぐり合えない今の子供たちは気の毒で仕方がないです。 / ちゃな坊 ( 2001-07-23 12:18 )
指導要領って要するにマニュアルですよね。マニュアルの質が下がっているのは,マニュアルを作る人間の質が下がっているからでしょう。なぜ勉強するのかが分からない人たちが勉強のマニュアルを作っているという事実は,嘆かわしいの一言に尽きます。 / ちゃな坊 ( 2001-07-23 12:17 )
そうそう、口車も円周率を教わるときにずっと文字の羅列を書かれて、で、通常は3.14として計算すると教わりました。そこか有効桁数、すなわち誤差の概念が身に付いていくわけです。 / 口車大王 ( 2001-07-23 09:57 )
ガス欠コインさま、イニシチアブは文部省です。 / 口車大王 ( 2001-07-23 09:55 )
以前みたTVで、およそ3.14と教えられることによって、実はそれが無限なのだと知る。つまり無限という意味を知るのだといのです。とても、興味深い内容でした。言語教育にしても、3年間の義務教育で英語を教えているのも拘わらず、ほとんどの日本人が日常会話するままならない。昔もいいとは決して思わなかったけど、どんどん悪い方向に加速していくのでしょうか。そして、それは誰がイニシアティブを握ってやっていることなのでしょう。 / ガス欠コイン ( 2001-07-23 01:41 )
(つづき)、こういう発言は、実際にものを作ったことのない人間のたわ言です。そして、3.14として教えるということはまず、なぜ3桁なのかからはじまり、ひょっとしたらそれにっよってその生徒が自然科学や物作りに目覚めるかもしれない。そういう可能性がなくなってしまうことがまずいと書いているのですよ。だから「含意」と書いているわけです。 / 表面的にしか捉えられない、中途半端な知識がだいっきらいな口車大王 ( 2001-07-22 21:46 )
マッキ〜どの、現場の都合とかも見ないで勝手なことを決めているばか役人と同列ですな。「自分にとって必要ない」という観点でしか突っ込んでいない。口車は「必要条件」のことを書いたのであって、それに「十分条件」で突っ込まれて「そんなの関係ない」と言われても聞く耳持ちませぬ。それと、誤差の本質全くわかっていませんね。自然現象、人間の作るものすべて誤差があります。これでは統計学も全く理解していないな。 / 口車大王 ( 2001-07-22 21:39 )
ぷよんさま、本当にいじればいじるほど日本の教育はおかしくなっている。その端緒は、今から35年ほど前に、とある政党が「公務員のアルバイトはけしからん」とばかりに、中学校での教師による補習を禁止にしてしまったことです。そこから、一気に塾がはびこり、生徒達は学校とのつながりが希薄になってしまった。 / 口車大王 ( 2001-07-22 21:33 )
りりさま、中国や東南アジアの学生は目的意識がはっきりしているから勉強します。ところが、今の日本はちんたらやっていてもとにかく飯が食える。そして一流大学に入りさえすれば良い生活ができるという幻想がまだ残っている。そういうのが幻想であったというのが、バブル崩壊後の現在の日本経済の混とんであるわけでなんですけれどね。おそらく、一度とりあえず生活できるという情況がぶっ壊れないとだめでしょう。 / 口車大王 ( 2001-07-22 21:30 )
プリティ雨郷さま、アメリカが20年以上前にやって失敗して、逆に日本の教育システムを真似して復活を図ったのに、そのアメリカの失敗したことをまねるなんてばかかと思います。 / 口車大王 ( 2001-07-22 21:27 )
JAIさま、公立に比べて私立の方が良い教育を受けられるというのは、決して言えません。私立も、自由度が高いとはいえ指導要領に従わなければなりません。また、私立の場合、そこでひどい目に遭うと公立以上に逃げ場がありません。公立の場合、ちょっと我慢していると教師の方が転勤でいなくなる。 / 高校から私立の口車大王 ( 2001-07-22 21:25 )
素老人さま、「人付き合いや道徳を教える義務教育の場」というのは、とっくの昔に放棄してしまっています。これは、学校だけではなく、PTA、地域一帯になってとりかからなければならないのですが、そのようなコミュニティが維持されているところを探すほうが大変。 / 口車大王 ( 2001-07-22 21:19 )
八百八六助さま、佐藤雅彦氏の論理展開、ちっと違うのではないかと思います。学校で3.14として習っていたからこそ、あるとき割り算してみて3.14であることに気がついた。だから、基本的はことは「とにかく覚えておけ」という教え方も必要なのです。 / 口車大王 ( 2001-07-22 21:17 )
夢楽堂様、本当にその通り。日本の教育は、歴史的にご都合主義です。戦前の歴史教育がその好例。現在の皇室の系統は北朝なのに、なんでその北朝を押し立てた足利尊氏が極悪人で、南朝の楠木正成が「良い人」なのだ? / 口車大王 ( 2001-07-22 21:13 )
よこさま、結局親がしっかりしていないとだめなのです。 / 口車大王 ( 2001-07-22 21:08 )
走る酔人(PAO)さま、「世界の住人の一人一人として自立していける教育」という観点でも新指導要領はまずいですね。「なかよしくらぶ」というのはお互いの個性の尊重とは逆の方向へ行ってしまいますから。 / 口車大王 ( 2001-07-22 21:04 )
どうしておよそ3になるのか、というのを理解していればいいと思う。どうせ苦労するのがその子達なんだし。やる気があれば、自分で勉強すればいいんじゃないのかしら?3.14だってもちろん誤差を含んでいる値なんだもの、精度を上げる必要が出てきた時点で自然と覚えて行くんじゃないかと思います。それに中学生くらいから円周率はπで表すから、あまり必要性を感じないし。 / マッキ〜 ( 2001-07-22 20:42 )
リンク先に名前を連ねている方の本を読んだことがあります。いわゆる一流私立大学の学生でも一次方程式がとけない人が沢山いるとか…。驚きですね。私の周りを見ていても、中国や東南アジアの学生の方が、勤勉だし、資格も勉強して持ってるし、英語も日本語も出来る人もザラです。そして安いお給料で雇えます。学生も日本の教育を司る人も、もっと危機意識を持った方がいいと思うのですが…。 / りり ( 2001-07-22 13:25 )
こんなことを始めると、ますます親を子供が越えられなくなって、歪んだ社会が生まれそうです。なんでお役所ってこんなに日本を育てるのが下手なんでしょう。。。 / プリティ雨郷 ( 2001-07-22 12:19 )
賛成です。で、私立で高い金払って勉強出来るお子様達は、今まで、いや、むしろ今まで以上のことを学ぶことになり、金持ちとそうでない人の機会も不平等になっていくんです。おバカな新指導要領です。 / JAI ( 2001-07-22 10:39 )
本質を教えないで何が教育だ、と思うんです。なんか、ゆがんじゃってる。確かに偏差値教育の裏返しってのはわかりますけど、なんか筋違いな方向に行っちゃってるんじゃないかな・・・って。お偉方って現場のことを何にも見てないで、机上の空論ばかり繰り広げちゃってるのが怖いです、すごく。 / ぷよん ( 2001-07-22 10:24 )
口車さん。金曜日はお疲れ様でございました。うむ〜。こうなってくると、学校って違う施設になってくるような気がします。学問を教える場じゃなくて、人付き合いや道徳を教える義務教育の場。学問を教えるのは塾になったりして。 / 素老人(すれ!より) ( 2001-07-22 10:18 )
[ちょっとフォロー↓]内容が減るんだったら,もっと本質を教える時間を増やしてくれると良いんだけどね. / 八百八六助 ( 2001-07-22 09:50 )
毎日新聞に佐藤雅彦が連載している"毎月新聞"に,ポテトチップスの缶の周囲を直径を割ったら3.14だったと.それを計算した女性は,今頃になって円周率の意味を知ったとか.基本的なことは早く教えても意味無しという結論.そうなのかもねと,思った次第です. / 八百八六助 ( 2001-07-22 09:49 )
手続きや理由、仕組みを教えないで暗記がごとく教える。これは真理ではない。この点が肝心、嘘をホントと思わせるのは大間違いだ。 / 夢樂堂 ( 2001-07-22 09:37 )
円周率に限らず、最前線(おい)にムスコを置く中学生のハハとしては次々に危惧の念を抱かざるを得ないことが多すぎますぜ、大王さま! / よこ! ( 2001-07-22 08:15 )
日本の経済基盤を固めるといった意味での戦後教育の役割は終わった。一応の成果は上がったが残念ながらそこに文化を育てるという概念が希薄だった。これからは世界の住人の一人一人として自立していける教育が必要になってくるのでしょう。 / 走る酔人(PAO) ( 2001-07-22 08:05 )

2001-07-18 [雑感]NHKによる痛烈な天下り官僚批判

 久々のプロジェクトXネタである。

 本日のプロジェクトX、タイトルは「炎のアラビア・一発必中・油をあてろ」であった。予告を見てピンと来た。これはアラビア石油の創業の話だなと。

 あらすじは、、、

 太平洋戦争後石油は占領軍に厳しく管理され、その後も日本は石油をメジャーから購入しなければならず、日本経済の死線を握られていた。そこで、自前の油田を持つことが昭和32年に閣議決定され、アラビア石油が設立され、交渉団がサウジアラビアに赴く。ほとんどメジャーに採掘権を押さえられ、残された鉱区はサウジ、クェート国境の沖合の海域だけであった。

 サウジはすんなり採掘を認めたが、クウェートは日本が採掘にのりだすことを知ったメジャー各社が入札に加わり価格をつり上げていった。最後の入札直前、もうだめだと思った日本の交渉団の通訳に、クウェートの王族が電話をよこす。

 「暑いクウェートにずっといて、シャツも汚れたでしょう。布地を差し上げるから私のところに来てください。」

 妙な電話であった。一反の布地を受け取ってホテルへ戻ると、反物の間からメモ書きが一枚出てきた。そこには、競合するメジャーの入札価格が詳細に書かれていた。このメモによって日本は鉱区を落札する。

 「なぜ、私たちを助けてくれるのですか?」とその王族に尋ねると、「日本人の車の修理工の皆さんに感謝しなさい。彼らのおかげで我々はどれだけ助かっているか。」

 さて、メジャーと死闘を繰り広げた入札のため、予算は油井一本を掘るだけしか残されていなかった。しかし、油井は100本掘って3本あたるかと言われているものである。そこで、油田開発に当たった技術者達は、海上で300メートル間隔でダイナマイトを爆発させてその波動を地震計で探知し、地層を探るという独創的な方法で原油のありそうな地形を探っていく。データ分析のためロンドンの地質探査会社に向かった油田探索の担当者は、街頭で突然大男に囲まれて拉致され、車に連れ込まれそうになる。そして、昭和34年、井戸を掘る場所が決められる。途中事故を乗り越え、昭和35年、その一発必中の油井から、良質の原油がこんこんと湧き出す。



 昨年アラビア石油は、サウジアラビアでの石油採掘権のいっさいを失った。そして今、残りのクェートの鉱区も微妙な情勢である。

 なぜ、このようなことになったのだろう?

 番組ではアラビア石油がどうなったかについて、いっさい語らない。これは、アラビア石油をこのような状態に導いた者たちへの、なんと痛烈な批判であることか。そして驚くのは、なんとサウジもクェートもNHKの取材を受け入れているのである。


 アラビア石油の社長は、歴代通産OBが勤めてきた。彼らは、そのポジションにしがみついているだけで、何もしなかった。いや、何もしなかったどころか、おそらく、サウジとクェートの反発を受けることになる、失礼な言動を繰り返したと想像できる。その責任は大なのである。

 なんで、具体的に通産天下り社長が無能であるか口車にわかるか、その理由も書いておこう。口車家の隣の隣が、その無能な通産天下り社長の一人なのである。特に彼は、このような事態を招く直前の、もっとも重要な数年間の社長だった。彼は、アラビア石油創業時の諸先輩の努力を、一瞬にしてふぃにした。最低である。

 それにしても、NHKはタイムリーにすごい番組を作ったものである。

先頭 表紙

ちゃな坊さま、でしょ? / 口車大王 ( 2001-07-23 15:53 )
再放送で見ましたよん。確かに,これ見た後で無能な天下り社長のことを思うと腹が立つ。 / ちゃな坊 ( 2001-07-23 12:08 )
ネズミさま、ますます頭痛にしてしまって申し訳ないですのぉ。 / 口車大王 ( 2001-07-22 21:22 )
こういう手合が失職して職安来るとみじめです。「おれは東大卒だ。」っていばってみせて、どうする。 / 口車大王 ( 2001-07-22 21:20 )
天下りの人って無能、わかる気がする。うちの役員は取引銀行から来た人なんだけどこっちのことは何もわからない。そして覚える気もない。せめてプライドは捨てて欲しい。 / 咲良 ( 2001-07-21 15:03 )
おもちゃがあったら、ちゃんと買いましょう。使った感想が聞きたいです。(例:ぱ〜○入りとか) / ヴィーナス ( 2001-07-21 04:47 )
お久しぶりです〜@難しい内容だ〜。頭が・・・・ / ネズミ ( 2001-07-20 23:48 )
日記に関係ないレスで〜申し訳ないです〜☆ 東京に行く日が〜はっきり決まりましたら〜連絡しますね〜♪ / 仙川 ( 2001-07-20 23:26 )
さなえもんさま、口車も現在自営業ですからねぇ。結局地道にやっている人が成功するということを、あの番組は徹底的に検証してくれています。 / 口車大王 ( 2001-07-20 23:25 )
あの番組はいつみてもすごく面白いですね。私は自営業。負けてられんって勇気がもらえる。いつか見てろぉ〜!って気分。 / さなえもん ( 2001-07-20 01:18 )
404 Not Foundさま、おそらくいろいろなプレッシャーが予想される中での苦肉の策ではなかったかと考えられますが、逆に何もふれないことによってものすごい迫力となっています。アラビア石油創業時のすごさを知れば知るほど、腹が立ちます。しかし、サウジでの権益を失った時点の社長を責めるのは酷な面もあります。そのはるか前に大勢は決まっていたはずですから。もっとも、もうちょっとなんとかなっていたとは思いますけれどね。 / 口車大王 ( 2001-07-19 23:28 )
僕も再放送見ます。最近「その後」が欠落している感じのが多くてちょっとどうかなと思ってましたが、今回のは意図的なものだったのですね。で、僕も面白いの見つけました。あの自分だけ生き延びた無能社長の小長某がNHKの放送番組審議会委員をやってるんです。( http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/bansin/k0012.htm )これは痛烈な批判ですね。それとも深読みに過ぎるでしょうか。 / 404 Not Found ( 2001-07-19 19:53 )
すすすいません、再放送日間違えました。毎週木曜日、深夜24時15分から総合テレビにてです。こちらを参照くだされ。 / 口車大王 ( 2001-07-18 11:05 )
うーん、見たいですね(父が以前石油業界関係者でした)。こちらのビデオ屋にソフトがきたら借りてみようと思います。お知らせ頂きありがとうございました。 / 美奈子 ( 2001-07-18 07:08 )
数年前に石油業界の勉強をするチャンスに恵まれました。間違いなく、官僚どもと政治家が利権の巣にしてしまった。 / 夢樂堂 ( 2001-07-18 04:23 )
アラビア石油の現状、ある程度知っておりました。金曜日の再放送、絶対に見ます。ありがとう。 / ガス欠コイン ( 2001-07-18 02:13 )
パソコンが勝手に録画しておいてくれました。アラ石?えっ?…など言葉にならない不思議なドキドキ感がありましたが、なるほどそういうことですね。狙っていても、黙っている。この番組の「深さ」のひとつでしょうか。 / ぷり長@H2ロケットも時期的に。 ( 2001-07-18 00:56 )
口車がお仕事でお付き合いさせていただいた、当時の通産省のお役人は、それはそれは皆さん優秀で、心の底から日本の国益を考えていました。そして、中島某なんていう大蔵省のくず官僚がノーパンしゃぶしゃぶで浮かれているのがばれたころ、庁舎の執務室の片隅のくたびれた応接セットで、缶ビールと乾き物でささやかな酒盛りをやっている姿を目撃し、じんと来てしまいました。それは、旧通産省、工業技術院標準部電気標準課というところでした。 / 口車大王 ( 2001-07-18 00:48 )
JAIさま、金曜日深夜に再放送やるっす。 / 口車大王 ( 2001-07-18 00:39 )
プリティ雨郷さま、口車、ちゃんと仕事してくれれば天下りを否定はしません。天下り先の会社を食い物にして、高給だけもらって何もしないどころか日本に損害を与えるような輩が許せない。 / 口車大王 ( 2001-07-18 00:39 )
あう〜。ダンナがいないと見忘れる〜!…いてもゲームしてたら見忘れるけど。でもコレ読んだらみのがしたのがすごくクヤシくなりました〜! / JAI ( 2001-07-18 00:30 )
うぅ〜〜なんかすごい裏事情があるものですねぇ〜。天下りって怖いですぅ〜。 / プリティ雨郷@ログアウト中 ( 2001-07-18 00:25 )

2001-07-12 [旅行記]ここはだれ?わたしはどこ?


まずはこちら

2001年6月16日土曜日

 2日間の会議を終え、本日はいよいよ帰国である。飛行機が取れず、サンフランシスコからロサンゼルスにいったん行かなければならない。サンフランシスコ朝8時の飛行機だから7時には空港に着かなければならず、ホテルを6時15分には出ないとまずい。したがって5時半起き。きついなぁと思いつつ、きちんと起きるものである。

 フロントでチェックアウトしていると6時15分になり、そこにタイミング良くピックアップの車のドライバー到着。しかし、頼んだのは乗り合いタクシーのはずなのに普通のタクシーだなと思いつつ乗り込む。なんかおかしいと思ってUターンしたところで予約チケットを出して確認すると、「こりゃ普通のタクシーでこれと違う。」と言われる。

 あちゃー、あまりにもタイミング良かったので、間違えてしまった。007に出てくるジョーズみたいなうんちゃんが「まいったな。」というため息。すかさず、「メーターの代金払いますよ。」と言ったら、うんちゃんにっこにこ。ま、口車が間違えたんだから仕方ないし、3ドルくらいで機嫌よくなってくれたら安いもんである。日本よりタクシー代がはるかに安くて良かった。「今度はこのタクシーで東京まで行こう!」とギャグかましながら、うんちゃんは去っていく。

 5分後乗り合いタクシー到着。すでにフランス人の団体さんがいる。ドライバーは東洋系のおじさん。さらに2箇所回って101号線を空港へ向かう。あっと思ったらおじさん到着ターミナルへ車をつけてしまう。ま、いっかとちょっと大目にチップ渡すと、とたんにおじさん満面の笑。気持ちは金額でないと改めて思う。

 ロサンゼルスまではアラスカ航空のフライトなのだが、この時期すでに観光シーズンなんだろうか。チェックインカウンタはめちゃ混み。それが一番上の写真である。口車が並んだ時点で結構混んでいたが、その後ろにすぐこれだけの列。早起きした甲斐はあった。

 チェックインカウンタの前に机がおいてあって、女性の係員がチケットとパスポートを見せろという。あとで気がついたのだが、これがなんとパスポートコントロールだったんですな。これは大きな時間節約。これでもう、日本行きの飛行機に乗るまで列に並ばずに済んだ。この方式、日本でも採用して欲しいものだ。

 搭乗口で飛行機が到着してもなかなか登場開始しない。そのうち、ダブルブッキングでボランティア募集。ロサンゼルスで時間的には余裕があるので、思わず40ドルの誘惑に負けそうになるが、次の便でほんとに乗り遅れるとまずいので(前科あり)、ぐっと我慢する。

 機内はリゾート気分。このフライト、ロサンゼルスよりさらに南方に飛んでいくのだが、チェックインカウンタの混み方といい、どう考えてもオンシーズン。この時期なんか休みが取りやすいのだろうか。夫婦とか親子でも席はばらばら。

 ロサンゼルス空港は、サンフランシスコよりでかい。そして、各航空会社ごとにターミナルがあり、国際線、国内線の区別がない。で、アラスカ航空から下りたところで食事をとろうとしたら、どこもショップはめちゃ混み。あとでノースウェストの東京便のターミナルに移動したらがらがら。失敗であった。

 それにしても、ノースウェストのターミナル、案内標識に日本語が入っている。東洋系の乗客は何も日本人だけではないのにである。それだけ日本人乗客が多いだろうということと、英語がわからない日本人が多いのであろうということであろう。そこを考えると、単純にすごいなとは思えない。

 それにしても、ここはどこ?

先頭 表紙

仙ちゃん、なにうずうずしているの〜? / 口車大王 ( 2001-07-18 01:03 )
プリティ雨郷さま、サンフランシスコのジャパンタウンには、日本そのままのスーパーがあるっす。しかも、日本より安いと来ている。 / 口車大王 ( 2001-07-18 01:03 )
あの〜・・・つっこんだら〜・・・まずいですか〜?  / 仙川@うずうず ( 2001-07-18 00:23 )
外国に旅行にいくと必ずスーパーに入って日用品のショッピングをします。雰囲気は日本のそれと変わらないのに、品物は外国語ばかり。。。その時は「ここ、どこだっけ?」と一瞬迷います。(笑) / プリティ雨郷 ( 2001-07-17 23:22 )
葵様、けんかやるときは下手に外国語使うより、日本語使ったほうが相手がびびります。 / 口車大王 ( 2001-07-17 22:53 )
ムッシュどの、今はどこへって、日曜日はえとうくざんした。 / 口車大王 ( 2001-07-17 22:52 )
ちゃな坊さま、なんだかんだ言って日本も外国人が増えているということです。しかし、新宿保険センター、なんで中国語と韓国語がないんだ? / 口車大王 ( 2001-07-17 22:51 )
知らない国で英語をまくしたてられている夢をみました。ここは何処?私は誰状態。夢で良かった。。。 / ( 2001-07-17 17:00 )
クッチー様までメッセージをいただき光栄です!今はどこへ・・・・・ / ムッシュ ( 2001-07-17 14:36 )
そうですね〜。確かに最近英語以外の言語の看板増えてるような…。やっぱ,それだけニーズがあるということなんでしょうね〜。 / ちゃな坊 ( 2001-07-17 12:42 )
ちゃな坊さま、「搭乗口」とか単純な日本語ならまだわかるけれど、これではまるっきり日本国内の案内標識ですよ。もっとも、関西オフで大阪行ったら、JRの案内標識に韓国語と中国語が入っていたな。それから、今日新宿保健所の前通ったら、案内が英語とスペイン語とタイ語で書いてあった。 / 口車大王 ( 2001-07-14 22:58 )
美奈子様、Japan TownはChina Townに比べるとしけていますな。もっとも落ち着いていてよいですけれど。しかしまあ、お近くにいらしたんですなぁ。サンフランシスコ、ロサンゼルスに比べると全然寒いけれど日差しは変わらない。なんか不思議な感覚です。 / 口車大王 ( 2001-07-14 22:56 )
ガス欠コインさま、15年前でシアトルで日本語ですか。だったら、今はもっとすごいことに。。。わいはは、ま、有名ですね。わいはの標準語、「広島弁」という説もあるし。そもそも、アロハシャツは、日本の着物の古着を仕立て直したものが発祥です。 / 口車大王 ( 2001-07-14 22:54 )
夢楽堂様、しぇいかい!遠征記の原本、口車が水沢図書館から借りてきました。 / 口車大王 ( 2001-07-14 22:51 )
JAIさま、ロンドンも日本人多いですからねぇ。でもなぜか、パリではあまり日本語がなかったような。 / 口車大王 ( 2001-07-14 22:49 )
た,確かに日本語だ…。ゲートぐらいは読めると思うけどな〜(笑)。 / ちゃな坊 ( 2001-07-13 16:45 )
↓あ、すみません、これサンフランシスコの話です。あそこって朝晩冷えこんで寒いけれど、陽射しは本当に強いですよね。ジリジリ焼ける気がする。 / 美奈子 ( 2001-07-13 07:00 )
Pine St. なつかし〜! 昔、その近くのPost St. に住んでいたことがあるんですよ。あのしけたJapan Town(笑)の近く。 / 美奈子 ( 2001-07-13 06:57 )
相変わらず世界を飛びまわっていらっしゃいますね。標識、中国語ではなくて日本語というのが少し意外です。 / 美奈子 ( 2001-07-13 06:54 )
もう15年近くも前、シアトルで飛行機降りてから、空港の中心?に行く地下鉄があって、日本語のインフォメーションが流れていましたっけ。ハワイに行った時もビーチで日本人が日本人を軟派してましたっけ、「どっから来たの?」って。 / ガス欠コイン ( 2001-07-13 03:07 )
例の本、やっと、夢樂堂の手元に。興味津々です。ニコルさんの文章に出てきたのが口車さん? / 夢樂堂 ( 2001-07-13 02:03 )
初の海外旅行。イギリス経由でポルトガルへ。ポルトガルは外人ばっかりだったのに、イギリスはいきなり「ゴールデンウィークなんたら」と書いてあるポスターが貼ってあり、日本人がたくさんいました。日本帰ってきたのかと思ってしまったわ。 / JAI@行きは緊張してて覚えてなかったりします(笑)。 ( 2001-07-13 00:22 )
そう、日本語。だから、ロサンゼルスとかサンフランシスコに降り立つと外国に来た気がしないのでありまする。 / 口車大王 ( 2001-07-12 23:51 )
に、にほんごぉ! / 真賀砂州子 ( 2001-07-12 22:44 )

2001-07-04 [雑感]はってはがせるポスト・イットは時代の最先端

 先ほど、こちらを読んでいて気がついたこと。

 ポスト・イット、みなさんご承知のように20年近く前、3Mが「いったいこんなもん何に使うんだぁ。」という代物を、貼ってはがせるメモ用紙として売り出したものです。そして、これが実は、情報伝達手段としてとんでもなく最先端なものであることにはっと気がついたのです。

 世の中IT、ITと騒がれていますが、こいつはその先を行っているではありませんか。












































Post-it


(ITの後)



ですよ!

 やっぱ、コンピュータよりメモ用紙です。

先頭 表紙

美奈子様、うけたざんすか。What is the latest IT tool? Post-it!! でおーすとれいりあんにもめちゃうけざんす。 / 口車大王 ( 2001-07-14 22:47 )
ぶわっはっはっは!!! (時差で大受け・・・) / 美奈子 ( 2001-07-13 06:49 )
真賀砂州子さま、口車そんなにお話いたしましたっけ?忘却のかなたぁ〜。 / 口車大王 ( 2001-07-11 23:31 )
みなみさま、だーかーらー、「最近Post-Itで受けた」と自己紹介で言っていたざんすぅ。 / 口車大王 ( 2001-07-11 23:30 )
たかぱぱ〜ん、まだわからんかいのぉ。 / 口車大王 ( 2001-07-11 23:30 )
ちゃな坊さま、良くご存知で。失敗作から生まれたすごいものとして、フッ素樹脂、導電性プラスチックなんて言うものがあるざんす。後者は、白川先生の最近話題の話ですね。 / 口車大王 ( 2001-07-11 23:29 )
くすのき燕さま、その気持ちわかるっす。 / 口車大王 ( 2001-07-11 23:27 )
Ecruさま、使用料は請求しないざんす。 / 口車大王 ( 2001-07-11 23:26 )
カルキチどの、待たせてすまんかったですのぉ。 / 口車大王 ( 2001-07-11 23:25 )
きなこさま、うけたざんすか。 / 口車大王 ( 2001-07-11 23:24 )
えむさま、ラッキー園では調子悪かったんざんすね。口車も、前々日の徹夜に負けて、寝ていたざんす。 / 口車大王 ( 2001-07-11 23:22 )
ねこさんが→さま、一枚余計にありがとさんが。 / 口車大王 ( 2001-07-11 23:21 )
404 Not Found さま、だじゃれはやっぱひまじんダス。 / 口車大王 ( 2001-07-11 23:18 )
しまおさま、アナログとデジタルってそんなにきれいにすぱっと分かれないもんざんす。例えば映画って、最初からデジタルって知っていました? / 口車大王 ( 2001-07-11 23:17 )
ぷり長どの、じぇったい3Mのだれかが「IT」をはびこらせたと思うであるよ。 / 口車大王 ( 2001-07-11 23:14 )
プリティ雨郷さま、うけたざんすか? / 口車大王 ( 2001-07-11 23:13 )
くっちーさま。ご挨拶が遅くなりましたが、オフではお世話になりありがとうございました。大変に血となり、肉となるお話を拝聴し、砂州子パワーアップできました。ありがとうございました。 / 真賀砂州子 ( 2001-07-11 23:12 )
オフお疲れ様でした〜♪ ポストイット、先にここで披露されてたのね……。 / みなみ ( 2001-07-08 22:36 )
よぉ〜〜〜わからん☆ / たかぱぱ ( 2001-07-08 15:19 )
これって、接着剤の失敗作だったという有名な話がありましたね〜。世の中、どう転ぶかわからない・・・だからおもしろいんだけど。 / ちゃな坊 ( 2001-07-07 18:43 )
Post it=やんなきゃいけない事。目の前から消えて欲しい。 / くすのき燕 ( 2001-07-07 05:49 )
ブラボー。あーこのネタどっかで使いたいくらいよ。 / Ecru ( 2001-07-06 19:12 )
画像表示を待ってしまいました。 / カルキチ ( 2001-07-06 18:47 )
Post It 毎日持ち歩いてます。Post-itには笑いました。 / きなこ ( 2001-07-06 12:15 )
Post It職場で大活躍中。でも最近は「ぺたろう」活躍中。 / えむ ( 2001-07-06 10:56 )
座布団5枚!!(1枚はおまけ!いや、お返し?(笑)) / ねこさんが→ ( 2001-07-06 00:52 )
ポインタを振ってくれてありがとうございました。強烈なツッコミ返しで鮮やかなデビューを図ろうとしたのですが、思い付きません。先月だったか、コンピュータ系の雑誌で特集が「It is It」だか、「Is it IT?」だったか、気持ちは分かるけどスッキリ落ちてないタイトルのが出ていましたね。 / 404 Not Found ( 2001-07-05 10:23 )
うはははは。なんだか「アナログの主張」みたいのを感じるわ! / しまお ( 2001-07-05 09:57 )
3Mって時々オモシロイもの作ってますよね。それにしても20年物のトラップを仕掛けておくとは、恐るべし3M。 / ぷり長@Nチバンの代理店勤務 ( 2001-07-05 00:39 )
な〜るほどぉ〜〜〜〜←真剣に感心している。。。 / プリティ雨郷 ( 2001-07-04 21:50 )
ちなみに3Mは、Minnesota Mining & Manufacturing の略でしゅ。 / 口車大王 ( 2001-07-04 20:33 )
ありが10個でありがとう! / 口車大王 ( 2001-07-04 20:30 )
ありありありありありありありありありあり。 / 口車大王 ( 2001-07-04 20:30 )
↓いらない座布団は公民館に寄付でもしましょう / ( 2001-07-04 19:13 )
ざぶとんのあげあいしてる(笑)。 / JAI ( 2001-07-04 18:49 )
ザブトン3枚!! / 真賀砂州子 ( 2001-07-04 18:45 )

2001-07-04 [旅行記]SimCity (サンフランシスコの気候風土)

 6月なんていう、じとっとした梅雨の時期に東京からサンフランシスコに来ると、まあ、信じられないくらいに気候が異なる。この差はちょっとすごいものがある。

 太陽は照りつけるが、風は冷たい。口車、紫外線に対して大変敏感なのであるが、真夏の東京より紫外線がきつい感じがする。そんな日差しだから、日中は結構暑くなり、Tシャツ一枚でも汗ばむくらいである。ところが、空気が大変乾燥していて冷たい。だから、夜になると一気に気温が下がる。ホテルの部屋備え付けのガイドにも気候のことが書いてあって、「気温の差に気をつけてください。」と書いてあった。Tシャツ一枚では、夜はとても寒くていられない。

 そして、アメリカ人がカリフォルニア辺りでやたらサングラスをかけている理由が、実際にサンフランシスコに来てみて良くわかった。かっこつけでもなんでもない。これは必需品である。日本でも盛夏よりは5月の方が紫外線が強いそうだが、その比ではない。とにかくきつく、まぶしいのである。こりゃぁ、来てみないとわかりませんな。日本では想像もつかない。逆に、この時期サンフランシスコ在住の日とが東京にやって来たら、やたら空気を重く感じるであろう。

 話は変わって。

 ちょっと前に、SimCityという都市を作っていくシミュレーションゲームが流行った。地形も自分で作れるのだが、その正方形の丘はいかにも人工的で、やっぱりコンピュータゲームだなと思っていた。ところがである。サンフランシスコに来てどうですか。その街路と坂の感じは、まるっきりSimCityの世界である。なるほど、これだとSimCityの世界を身近なものとして捉えられる。日本の都市では味わえない感覚である。

 日本国内にいただけではわからないこと、いろいろとあるものである。

つづく

先頭 表紙

みなみさま、気にしなくていいっす。なお、鶴橋からは環状線で天王寺まで行けばすぐです。15分見ておけば余裕です。 / 口車大王 ( 2001-07-04 17:54 )
しまおさま、でもね、海外旅行しても何も見えないで帰ってくる人が多い。ただそこにいっただけ、絵はがきと同じ写真を撮るのが目的です。だから、「いろいろなところへ行く」というのは必要条件でしかない。 / 口車大王 ( 2001-07-04 17:52 )
サンフランシスコ、10年以上も昔の3月に行ったことがありますが、記憶の中の彼の地は5月くらいのイメージです。気候も街全体も明るくって陽気で。ところでオフの話なんですが、結局当日は宿泊せずにバスで帰ることにしました。いろいろ調べていただいてありがとうございました。連絡が遅くなって申し訳ありません。 m(_ _)m / みなみ ( 2001-07-04 14:46 )
ほんとそうですよね。生きてる限り、できるだけいろんな所にいって、いろいろ見とかなきゃと思っちゃいますよね。 / しまお ( 2001-07-04 13:59 )

2001-07-03 [旅行記]サンフランシスコの高校生

 サンフランシスコ2日目の夜、チャイナタウンで食事をしてLitz-Carltonでジャズを聴いてからホテルへ戻る途中、20人くらいの高校生の男女の集団とすれ違った。歩道一杯に広がった彼ら、わいわいがやがややってくる。すれ違うためにはその集団の中に入らなくてはいけないのだが、すんなりすれ違えないようないやな予感がした。

 案の定、彼らの中に入ってすれ違おうとした瞬間、一人の男の子がだれかにふざけて突き飛ばされ、口車にぶち当たった。がたいが口車よりでかい、体重もあるポリネシア系とおぼしき彼に突き飛ばされて、さすがの口車もよろけた。そして間髪を入れず、"Sorry!"という声が返ってきた。

 それだけでもきちんとしているのだが、すれ違って交差点で信号待ちしていたら、彼は靴が脱げたのだろう、ひとりそこに残り靴を履き直しながら、"Sorry, Sir. Sorry!"と繰り返した。口車、右手を挙げて彼に答えた。

 日本以上に荒んでしまったと言われるアメリカの高校生、なかなかである。今東京の渋谷辺りでこのようなことに遭遇したら、日本の高校生、このような対応が出来るであろうか。この10年、アメリカ経済は好調であったが、どうも人の心と経済は、相関関係がありそうである。

 夜風が気持ちの良い、夜だった。

つづく

先頭 表紙

しまおさま、そういうちょっとした気配り、日本にもあったのだけれど、なくなってしまった。 / 口車大王 ( 2001-07-04 17:50 )
みなみさま、日本人がほとんどすべての諸外国人と比べてまずできないのが、アイコンタクト。ぱっと目と目が合った瞬間にこっとしたり会釈したりして、お互い害意はないことを確認するのですが、それができないどころかそっぽを向いている。そういう観点で見ると、東京は異様な街です。ましてや、後から来る人にドアを開けておくなんて、ほとんど見ませんな。 / 口車大王 ( 2001-07-04 17:49 )
アメリカのショッピングセンターに行った時、私の前にドアを通った小学校中学年くらいの男の子の兄弟が、私が入るまでそれとなくドアを開けて押さえてくれたのでびっくりしました。それに引き換え、thanks.もろくに言えない自分にガッカリ。 / みなみ ( 2001-07-04 14:48 )
私は海外に行って、知らない男性が荷物とか自然に持ったりしてくれるのに感激したことがあるなぁ。 / しまお ( 2001-07-04 13:56 )
JAIさま、ちがうだよ、男の子だべ。 / 口車大王 ( 2001-07-03 21:53 )
気持ちのイイ体験でしたね♪って書こうと思ったら、ダメですよ、女性を外見で…。なんちゃって(笑)。男性なら当然ですよね♪私だってどーせならそっちがイイと思うと思うし(笑)。 / JAI ( 2001-07-03 21:44 )
↓その願望よく分かるっす(笑) / DO ( 2001-07-03 21:33 )
どうせなら、めりけんのじょしこーせーにぶつかって欲しかったのに、ミニ小錦ですぜ、ぶつかったのわ。。。 / 口車大王 ( 2001-07-03 21:30 )

2001-07-03 [実況]イチローが9回2死から同点2ランホームラン

 本日の対テキサスレンジャー戦、9回2死でイチローが同点ホームランを打ちました。10回表にマリナーズが2点入れて、只今大魔神佐々木が投げておりまする。

 あ、やばい!打たれた!と思ったら、軽々とイチローが追いついてアウト。なんであんなに余裕のよっちゃんで追いつくのであらうか。

 をを、三振で2アウトだ。あ、最後は去年までマリナーズにいた佐々木のお友達のロドリゲスだ。をを、三審三者凡退でマリナーズが勝って4連勝で60勝だ。佐々木は29セーブだ。

 すんごいなぁ、イチローと佐々木は。

先頭 表紙

ガス欠コインさま、口車の場合PCのパワーが足りないので、回線は早いけれどちょっともったいない。それにしてもすごいです。イチロー、今日はディレードスティールなんていう、大リーグでも最近めったに見ない高等テクニックやっていたし。 / 口車大王 ( 2001-07-04 17:47 )
ほんとに凄い、あの二人は。ところで、ネットだけ新しいPCに変えたので、ずっと快適になりました。これで、ADSLを導入すれば完璧でしょう。 / ガス欠コイン ( 2001-07-04 00:47 )
ちゃな坊さま、今日は野茂も勝って7勝目です。口車、彼らすごいと思うのですが、マック鈴木と大家もすごいと思います。マック鈴木は高校を2年で中退して一人アメリカに渡り、食うや食わずのところからメジャーリーグへ叩き上げてきた。大家はべースターズで一軍半。だめを出されてアメリカに渡り、開花した。今年はちょっと調子悪いみたいですが、去年はレッドソックスで大活躍しています。 / 口車大王 ( 2001-07-03 20:53 )
マリナーズって今メチャメチャ強いですよね。イチローと佐々木の活躍がチームにめちゃめちゃ貢献しているというのは誰もが認めるところですが,日本人としてもかなり誇らしいものですよね。 / ちゃな坊 ( 2001-07-03 20:21 )
千坂。さま、なんか卑猥な響きがするっス。。。 / 口車大王 ( 2001-07-03 19:53 )
よこさま、今日の新聞に出ていましたね、それも一般紙に。石井も通用するだろうな。 / 口車大王 ( 2001-07-03 19:53 )
夢楽堂様、今日の試合はほんとダラスで見たかった。テレビで観ていても仕事しながらエキサイトしていた。 / 口車大王 ( 2001-07-03 19:52 )
しまおさま、先々週サンフランシスコに行ったときは、空港から市内へジャイアンツの本拠地味ながら行ったので、時間があればイチローいなくても行ってみたかった。 / 口車大王 ( 2001-07-03 19:50 )
ガス欠コインさま、すまんですのぉ。最近CATVすなわち今はやりのブロードバンドなもんで、画像軽くするように気をつけてはいるのですが、どうしてもでかくなってしまう。それにしてもすごかった。イチローがが打つまで、ああ、今日はマリナーズ負けだなぁ、敵地だし、なんて思っていたら、ふわっと上ったボールがライトスタンドへ。その後の10回、マリナーズ怒濤の攻撃でした。面白い試合だった。 / 口車大王 ( 2001-07-03 19:49 )
まあ、うちのダンナさん、帰ってこないと思ったら、そんなとこで、バット振ってたのね。(6/18の日記参照) / 千坂。@意味不明 ( 2001-07-03 19:10 )
佐々木さま・・・・(はぁと) ヤクルト石井も来年行くそうですねー。イチローは「外野手」で大リーグに通用するあたりが感動なのでありました。せっかく私が関西に引っ越してきたとたんシアトルに逃げちゃったけど(笑) / よこ! ( 2001-07-03 14:55 )
こういうエキサイティングな現場にいたいざます。 / 夢楽堂 ( 2001-07-03 14:42 )
見に行きたい!実際の声援とかナマで聞いてみたい。すごいんだろうなぁ。。 / しまお ( 2001-07-03 14:33 )
こんにちは。口車さんの日記、僕のPCには重すぎて、なかなか見れないでいます。もうすぐ解消されますので。それにしても、すげえ話し。シアトルは昔行った時も親日的でしたが、ファンの熱い声援も嬉しいですね。 / ガス欠コイン ( 2001-07-03 14:00 )
あ、9対7です。 / 口車大王 ( 2001-07-03 13:30 )
あ、違った。その次のジマーマンだった。 / 口車大王 ( 2001-07-03 13:29 )
イチローが打ったピッチャーは、去年までベイスターズにいたマホームズだ。 / 口車大王 ( 2001-07-03 13:29 )

2001-06-30 [旅行記]サンフランシスコの一期一会


 アメリカはこれで二度目、ロサンゼルスとサンフランシスコしか知らないのであるが、どうも外国に来たという感覚が希薄なのである。その理由として、これらの都市はアメリカテレビドラマや映画にしょっちゅう登場して見慣れていること、町行く人に東洋系の人が多いせいであろうか。特に今回は日本人町のホテルに泊まったりしたから、店に置いてある日常品は日本製で、食品スーパーも日本食を置いているから、東京のちょっと外国人が多い町かなといった風情である。

 東洋人が多いといえば、カリフォルニア全体で中国人が大変多いという。2日目の夜はチャイナタウンに食事をしに行ったが(カメラを忘れたので写真がない)、ジャパンタウンとは大違いである。とても賑わっていて店も多い。サンフランシスコとしては割と平坦な土地にあるジャパンタウンとは異なり、起伏の多い区画にチャイナタウンはある。港町独特の哀愁もある。食事は、地元の人が来るような店をうまく見つけ、なかなか安くおいしいものを食することが出来た。残念なのは、アルコール類はビールしか置いていなかったことである。

 帰り道、便意を催していた口車は、たまたまRitz-Carltonの前を通ったのでそのまま飛び込み、用を足すとともに一杯飲んでいくことにした。いくら違和感はないとはいえ、ここでアメリカをじっくり感じさせてくれることになる。

 ラウンジに入ったときからJazzの生演奏をやっていたが、席を占めて落ち着いてみると、ピアノもベースもじいさん、そしてちょっとハスキーがかったアルトの女性ボーカル。いやいや、これはたまりません。見た感じ、ベースのじいさん、60は軽くいっている感じであるが、タキシードにスニーカー、それで軽々とウッドベースを操る。ピアノのじいさんも枯れている。そこに、ハスキーボイスである。こんなすごい演奏が、たった7ドルで聴けてしまうのである。やはりアメリカはすごい。


 次の日会議が終わった後、サンフランシスコ最後の夜は小さなフランス料理屋に行った。ここも地元の人が来るようで、観光客とおぼしきは我々だけである(^^)。このフランス料理で思ったのは、日本ではなんでフランス料理屋=高いとなってしまっているのだろう。そこそこの値段できちんとした料理を出す。しかも、やたらごてごてしていない。おいしかった。アメリカで料理は期待できないなんて、いったいだれが言い出したのだろう。昨日の中華料理といい、アメリカ人だっておいしいものはわかるのである。

 そしてまた、昨日のJazz Trioが聴きたくて、Ritz-Carltonへ行った。今日も同じグループが出るのを確認しておいたから。着いたときは昨日より1時間早く、別のグループが同じ構成で演奏していた。女性ボーカルは若い人。最初はちょっとたどたどしかったが、真ん前に陣取っていたお客に乗せられたら俄然調子が出た。なかなかである。アメリカ版「都々逸」と言ったところか。

 そしてお目当てのグループ登場。あれ?女性が違う。そしてベースも。ベースは悪いが、若造だ。なんと、昨日のメンバーはピンチヒッターだったようである。あ、ベースは今日がピンチヒッターか。今夜の人もいいのだが、やはり、昨日のボーカルとベースの人の方が口車にはぴったり来る。一期一会とは良く言ったものである。

つづく

先頭 表紙

ブルー様、Pine通りです。 / 口車大王 ( 2001-07-03 22:49 )
サンフランシスコは、マンハッタンについでグルメな街といわれているので、それは、当然かもしれませんね。 このフレンチレストランは、Lepic通りにあるのですか? / プルー ( 2001-07-03 22:19 )
Mac様、日本のホテルでも演奏しているが、このアメリカと日本で決定的に違うのはプロ意識。日本の場合、演奏者が「どうせ聴いていないだろ。」と適当にやっているの多いが、ここで聴いたのはそんな手抜きはいっさいなし。そうすると皆ちゃんと聴いちゃうんだよねぇ。そうすると、道が開かれるかもしれないということを彼らは知っている。 / 口車大王 ( 2001-07-03 11:05 )
まさや〜んさま、会議をやったほてるのコーヒーショップのウェイトレスのおねいさんも、いかにもアメリカ的だった。 / 口車大王 ( 2001-07-03 11:03 )
7ドルでいい演奏が聞けるなんて・・・すばらしい!!うらやましい!! / Mac ( 2001-07-03 02:51 )
本場のジャズに本場のウェイトレス(笑)で御座るな!どちらも素敵で御座るよ!カンパイ! / まさや〜ん ( 2001-07-03 00:37 )
ちゃな坊さま、エンターテイメントの質の分厚さは、やはりすごいものがあります。でも、比較してみて日本のジャズミュージシャンもかなりすごいです。横浜の中華街にウィンドジャマーという有名なジャズやっているライブハウスあるのだけれど、ここ行くとわかるっす。 / 口車大王 ( 2001-07-02 19:46 )
しまおさま、座布団3枚! / 口車大王 ( 2001-07-02 19:43 )
まっっっっっだ〜〜〜〜〜むたらんてらさま、和紙は売っとらんぞ。酒売っとるぞ。 / 口車大王 ( 2001-07-02 19:43 )
かごやんさま、口車これまでに空港下りるといきなりハングル文字とかタイ文字とかそういう国ばかり行っているから、そういう国に比べると違和感ないのですよ。最近も、ナッシュブリッジスなんていう、サンフランシスコ警察のテレビドラマ見ているから見慣れた風景だし。 / 口車大王 ( 2001-07-02 19:41 )
さえこさま、あと一息。 / 口車大王 ( 2001-07-02 19:38 )
汁バミコ様、問題解決しましたか?口車は、まだ宝くじ見つかりません。。。 / 口車大王 ( 2001-07-02 19:37 )
向こうってやっぱり音楽の質が高いんでしょうね〜. / ちゃな坊 ( 2001-07-02 19:00 )
いいなー。その枯れてるミューじーさん(ミュージシャン?)の方々、映画「カサブランカ」のピアニストみたいに、いろんな人の人生とか見てきてそう。。お話ききたい。。 / しまお@はじめまして♪かな? ( 2001-07-02 15:58 )
売るワシのウェイトレス様ですのね。 / たらんてら ( 2001-07-02 08:38 )
やっぱりなんやかんやゆっても異国でっせ。わたしには! / かごやん ( 2001-07-02 07:58 )
アメリカ行きたい〜〜〜 / さえこ ( 2001-07-02 02:03 )
掲示板でお世話になりました^^;生ジャズ聴きたい。ちなみに私フロムダスクティルドーン好きです / 汁バミコ ( 2001-07-01 23:15 )
「一期一会」イチバン好きな言葉です! / みかりん ( 2001-07-01 21:00 )
へっへっへ、いいでしょ。 / 口車大王 ( 2001-07-01 14:12 )
おぉぉ〜綺麗なね〜ちゃん、こっちきてしゃくしてくれぇ〜。 / たかぱぱ ( 2001-07-01 09:07 )
写真のジャズトリオは、2日目の最初のグループです。 / 口車大王 ( 2001-06-30 22:55 )

2001-06-29 [書評]口車祖父危機一髪 − 片岡覚太郎さんを探せ


 一週間前の夕刻、口車にMさんから電話があった。それは、ある本の復刻版ができあがったので、我が家に送ってくれるというものだった。

 時に1917年(大正6年)6月11日午後1時32分、北緯36度15分東経23度50分、地中海上の駆逐艦榊の機関室にて、海軍機関大尉の口車祖父達は、遅めの昼食を取り始めていた。と、その左舷正横約200メートルの近距離に、突然敵ドイツ潜水艦の潜望鏡が現れ、榊は直ちに開戦、前部4インチ7砲を即座に廻転して爆雷をみまったが、この時遅く、かの時早く、敵の放った一発の魚雷は、榊左舷艦橋下の火薬庫に命中爆発、艦橋から全部ことごとく粉砕され、マストは後ろに倒れ、船体の前部3分の1を一瞬にして失った。幸い後ろの機関室の部分は重油槽の隔壁により、浸水を免れた。艦長以下即死者を多数出しているのに、口車祖父は全くの無傷であった。その瞬間、口車祖父はお櫃を抱えていたという。

 被弾する直前、5分前まで口車祖父は艦橋にいた。艦長の指示を受け、昼食を取るために機関室に戻った矢先の出来事である。たった5分、この5分の差が幽明その界のどちら側に立つか、天と地ほどの差になったのである。これだけの被害であるから口車祖父は戦死したと思われ、いったん戦死公報が出、地元愛知では戦死の号外まで出た。新婚生活たった3日で、口車祖母は未亡人になりかけたのである。もしも本当に口車祖父が戦死していたら、口車本人はおろか、口車父もこの世には存在しなかった。その事実に思いを馳せるとき、口車にとってこの5分はとてつもなく重たい。

 さて、日英同盟に基づいて日本海軍第二特務艦隊が遠路地中海まで赴き、英仏の輸送船の護衛の任にあたり、このような人的損失まで出していたこと、歴史の闇の彼方に完璧に忘却されている。日本海軍が護衛に当たると生存率が高く、日本海軍の護衛を希望する船が続出したという。正に七面六臂の活躍だったのである。

 戦後(第一次世界大戦)、1919年(大正8年)11月18日に、日本海軍第二特務艦隊整理部の編纂により、「非売品」として「遠征記」が発行された。たまたま口車はこの書籍をある歴史研究家が所蔵していることを知っていた。また1997年、日本経済新聞に掲載された記事で、小説家のNさんがこの日本海軍第二特務艦隊のことを小説にしようとしているが、日本に資料がほとんどなく困っているということも知った。そこで日本経済新聞に前述のマネージャーのMさんを紹介してもらい、「遠征記」の存在を伝えた。そして、歴史研究家の死後、岩手県水沢私立図書館に寄贈されていることを突き止め、長期貸し出しを快諾していただき、小説家のNさんに渡した。

 今年になってMさんから突然、「後半の『片岡君』の手記の部分があまりにも面白いので、後半部分を復刻版として発刊することになった。」という連絡があった。そして6月21日に発刊され、本日口車の手元に届いたのである。

 面白い。まだ拾い読みしている程度だが、とにかく面白い。戦争という、シビアな情況でどうしてこのようなユーモアに富んだ文章が書けるのであろうか。正に、ひまじんライターの鑑である。「解説」に登場する、マルタ国初代副大統領で、現在開業医のドクターMの長年の謎が解決する顛末も、爆笑物である。


 ところで、著者の片岡覚太郎海軍主計中将のご家族の消息が不明なのである。したがって印税が現在宙に浮いてしまっている。どなたか消息をご存じないだろうか?


「日本海軍地中海遠征記」片岡覚太郎/河出書房新社
 本体2000円
 ISBN4-309-22372-9

先頭 表紙

大王さま、もしやしてこの大事な御本、Power Book に立てかけてあるんかな?(^^) 伯父貴の遺影は、御先祖さまの写真の隣にかかっていて、亡くなる前のおばあちゃんが「この人は立派な人だった」と言ってたのを覚えています。身の丈6尺余り…って言ってた。凛々しくて素敵なお顔をしてました。 / akemi ( 2001-07-03 20:07 )
akemiさま、太平洋戦争で負ける直前の海軍の将官クラスは、これは陸軍もそうなのですが、そのほとんどが腐っていた。「特攻隊」なんていうばかな作戦考え出したのが、その好例です。この遠征記を読むと、当時はそんなばかなことする気配もない。お国のためにというけれど、私利私欲でああいうばかな戦争やった奴等のために、犬死にしていったのが一杯いる。第一大戦後、なんでそうなっていったのか、今の日本の官僚に重なります。 / 口車大王 ( 2001-07-03 11:11 )
うちの母の長兄は、確か「戦艦陸奥」に乗っていて戦死しました。当初、どっかで闘ったことのように伝えられていたのが、実は瀬戸内海方面のどっかの湾に停泊中、原因不明の爆発のせいで沈んだということが発表されました。その後、陸奥の関連の本が出て従兄弟の誰かが購入し、母たち妹6人(母は10人兄弟の6女でした)で、兄さんの眠る海に手を合わせに行きました。(母の生前に聞いた話で事実誤認があるやもしれません)従兄弟から借りたこの本も流し読みしただけだったので、後悔しました。 / akemi ( 2001-07-03 07:41 )
本屋行って探してみます。 / Mac ( 2001-07-03 02:48 )
ちゃな坊さま、このやうなまじめな話をしているときに、冗談はいけません!!冗談ぢゃなくって、買って! / 怒ったふりして何とか買わせようとする口車大王(みえみえか) ( 2001-07-02 19:36 )
大学院のゼミ図書費で注文しようかな(冗談)…見つかったら怒られそう…だけど(笑). / ちゃな坊@経営学研究科在籍中 ( 2001-07-02 18:58 )
かねちゃんさま、この著者も、手記を書いたころは主計中尉だったのです。 / 口車大王 ( 2001-06-30 09:12 )
あ、間違えている。「例外的な時期ではなかった」→「例外的な時期ではなかったか」です。 / 口車大王 ( 2001-06-30 09:09 )
「海軍主計大尉小泉信吉」(好きな本です)など読んでも日本の海軍には風通しのよさを感じました。この本も読んでみたいと思います。 / かねちゃん ( 2001-06-30 01:35 )
TAKEさま、昭和に入って昭和20年に至る時期、日本海軍の歴史の中ではむしろ例外的な時期ではなかったと思います。手記に登場する日本海軍は、「根性」だけを振り回すバカ者集団ではない。下にも書きましたが、「必勝の信念」なんてないのです。 / 口車大王 ( 2001-06-29 23:39 )
カルキチ様、狙ってみました。 / 口車大王 ( 2001-06-29 23:37 )
たかぱぱ〜ん&ちゃな坊さま、印税は現在いつでも支払えるようにプールしてあります。ちゃな坊さま、注文しましょ。 / 口車大王 ( 2001-06-29 23:36 )
たらマミー、人間ほんとに何が運命を分けるのか、身内にこういうことが多いのでしみじみ感じます。 / 口車大王 ( 2001-06-29 23:34 )
それから、手記の中にプロ並の詩がいっぱい登場するのですが、なんと「片岡君」、海軍経理学校の校歌の作詞者なんですね。「大正十四年に、創立五十周年の記念と共に作られた。部内公募の歌詞であり、その補作を頼み佐々木信綱へ提出したところ、「一字も訂正の要無し」と激賞されたと言う。」だそうです。 / 口車大王 ( 2001-06-29 23:33 )
夢楽堂様、この手記読むと、後の日本海軍の「必勝の信念」の片鱗もありません。口車の祖父もそうでしたが、士官は従卒のことを気にかけ、お互い強い信頼関係と尊敬の念で結びついている。第一次大戦後、なんでああなっちゃったのか不思議です。 / 口車大王 ( 2001-06-29 23:32 )
子供の頃、近所に駆逐艦天津風の艦長、大和沖縄特攻時の軽巡矢矧の艦長などをなさったおじいさんが住んでらっしゃいました。元海軍佐官クラスらしいピリッとした雰囲気と、海の男らしい大らかさの両方を感じるステキなおじいさんでした。戦前ってガチガチの軍国主義みたいなイメージがありましたが、やはりステキな方は沢山いらっしゃったのでしょうね。 / TAKE@本は見てみます ( 2001-06-29 21:54 )
鶴太郎かと思って首かしげちゃいました。 / カルキチ ( 2001-06-29 21:37 )
書店で見かけたら,読ませていただきますね〜。印税…はどうなるんでしょ?? / ちゃな坊 ( 2001-06-29 20:44 )
印税がきになってきになってしかたありません(涙)。 / たかぱぱ ( 2001-06-29 19:15 )
つくづく、運命とは不思議なものですね。 / たらママ ( 2001-06-29 16:51 )
早速、懇意の本屋に注文しました。骨太の話、旅先に持っていくつもりです。 / 夢楽堂 ( 2001-06-29 15:21 )
プリ雨さま、体が丈夫で健康だから長生きするとは限らないですね。中学校の先生、戦艦武蔵に乗っていての生存者ですか?それはすごいことですよ。 / 口車大王 ( 2001-06-29 15:00 )
プリ雨のじーちゃんは体が弱かったので電車の運転手してました。病弱で良かったと言ってました。 / プリティ雨郷@中学校のセンセイは武蔵に乗ってた。 ( 2001-06-29 12:31 )
旅行記としても、第一級の本です。ほんとに面白い。 / 口車大王 ( 2001-06-29 10:09 )
口車祖父、敗戦の失意の中で、マルタに墓参りに行きたいという思いを果たせずに亡くなりました。その無念を、少し晴らすことができたのではないかと思っております。この時期、いろいろ考えさせられる内容の本でもあります。 / 口車大王 ( 2001-06-29 04:35 )

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