2002-08-20 今日の出来事+入院中にあったこと！
2002-08-08 入院５日目　　あぁ。なるほどね。
2002-08-07 入院４日目　　頭かゆかゆ魔人。
2002-08-06 入院３日目　　いつか必ず。
2002-08-05 入院２日目　　本番！【後編】
2002-08-05 入院２日目　　本番！【前編】
2002-08-04 男が看護婦さんを好きに成る理由。
2002-08-04 しばしお別れ。
2002-08-03 ただいま〜。
2002-08-03 こ、こえ〜よ〜。

今日はプライベートライアンのＤＶＤを買ってきました。

書きたいことは山ほどある。

けど、やっぱりダメです。

断筆しようかな。。。(ウソ／笑)


『入院スペシャル偉週！』



ということでお届けします！（コラそこ！なんじゃそらとか言わない！）


入院初日　男が看護婦さんを好きに成る理由。

入院２日目　本番！【前編】

入院２日目　本番！【後編】

入院３日目　いつか必ず。

入院４日目　　頭かゆかゆ魔人。



↓何のしっぽ？

先頭 表紙

さて、入院も５日目。前回分も含めると病院生活はえ〜っとかれこれ１２日目かな？

それぐらいになると段々と売店のおばさんだとか、検査技師の人やヘルパーさんなんかにも

顔を覚えられてくるみたいだ。入院中、好んで飲んでいたのが売店で売られていた牛乳。

実は今でも通院するたびに買っている。青いパッケージの全酪の牛乳（250ml紙パック常温保存可能)

売店に行くとおばさんが、「いつもの牛乳ね。あんたも好きねぇ」と言って売ってくれる。

なんでもそうだけど、顔見知りに成るっていうのはなんだか心地よい。

モスでバイトしていた時はなるべくお客の顔を覚えるようにしていて、

出来るだけ常連っていう感じを持ってもらえるようにしたっけ。

例えば来店したときには「お久しぶりです」とか「ポテトはケチャマヨ付きでしたよね？」とか

・・・ってだいぶ話がそれたね。スマンスマン。



さてさて、お婆が持ってきた特性プルーンゼリ−を日の当たるベランダで日光浴をしながら食べていると、

初日に蛍原から携帯の番号を渡されていた看護婦さんが来て洗濯物を干しているようだった。

で不思議そうな顔をしてこちらを見ていた。「何を食べているんです？」

そう思うだろうね。かなり大きめの容器に入った黒いゼリーを食っているんだもん。

「プルーンゼリーです。ばーちゃんがよく作っていて昨日持ってきたんです。

　・・・でも実はちょっと苦手なんです(笑)」

と言ったら笑っていた。・・・なんかあの笑顔はやばかった。あぶねーあぶねー。

と思ったら蛍原の気持ちも分からんでもないなと思うのであった。

先頭 表紙

入院４日目。今朝から点滴台がはずれ朝と夕方に刺すように成りました。
腕には管が繋がったままですが、３方ボールバルブが付いているので上手く止めます。
血管も水道管も排水管も止め方は同じですね。

さて、４日間お風呂入ってません。頭が痒いです。
おまけに血を浴びているもんだから獣の匂いに成りつつあります。（悲）
しかし、今日は大切なお客人が来るので清潔にしておきたいのであります。
外来時間まで壁についた血（むせた時に付いた）をウェットティッシュで拭き取る作業をしていました。
しかしなんだか来た時からこの壁、変な匂いがするので、ボディーソープをウェットティッシュに
ふくませて壁を拭いたのです。ところがあーた、これが何とも女の子ちっくな香り！！！
・・・なんだか悶々としてしまったワケです。悲しいかな、うら若き男の定義であります（笑ってくで！）

さて、先生から許可を得てようやく頭だけ洗うことが出来ました。それだけでも十分。
獣はお尻以外にも頭の頂点からも匂いを出すものなのです。
犬とコミュニケーションを図る時はあいさつ代わりに頭のてっぺんの匂いを嗅いであげましょう。
話が分かる人間だと思って非常に喜びます。

さて、お客人。
りんごジュースとヨーグルト飲料と野菜ジュースを持ってきてくれました。
ありがたいです。考えてくれています。たくさんしゃべってくれます。
今まで寂しくてしょうがなかったので非常にありがたい。
しかし、まだ普通に発声することが出来ませんでした。
まだ血の気が足りないのかしばらくするとだんだんと意識が遠のいて行く感じ。
終いにはどうやってお別れしたのか覚えていない。。。

その後しばらくして爺婆が来る。お婆はお得意のプルーンゼリーを作ってきてくれた。
ありがたい。明日食べよう。そしてまた何を話していたのか・・・覚えていない。

昼寝する。グースカピー。

ＵＦＯのプロレスを見ている時にまたお客人が来る。
またもや何を話したのか何にも覚えていない。


あぁ。来てくれた人全てにとんでもない対応をしてしまったに違いない。
面目ない。許してケロ。

先頭 表紙

低血圧ってものっ凄くだるい。ヘタレる。
さすがにパンツを履いたりトイレへ行ったり顔を拭いたりはしたけれど、
立ち上がってみると目の前がチカチカしてしばらく宇宙が広がるので、
散歩をしようとかいう活力も無く一日中ぽえ〜っと白い壁を見ていた。

もともと血圧は１００を超えることは無かったけど、８０代にまで下がることは無かった。
女の人って低血圧が多いけど、こんな状態で出勤したりするんだから、そりゃ電車の中で
倒れたりするよなぁ。分かる分かる。

人間って面白いもので、身体の中で何かが欠けるとそれを補う為に色々な機能が働くようだ。
今回は血を造るっていう機能が夜通し作業を行っているようで、脳の方に『肉類を食べろ！
いいから食べろ！』っていう要求信号を骨髄機能管理者（体内在住）が激しく発信していた。
だもんで、頭の中は焼肉の香ばしい匂いを思い浮かべたり、寝たら寝たで分厚い肉を食う夢
を見たりしてた。あんなに肉料理を恋しく思ったのは今まで無かった。

さて、そんな人間が楽しみにしている術後１日目の献立

・おもゆ 様
・みそ液 氏
・ヨーグルト ちゃん
・野菜ジュース 君
・点テキーラ（24時間）

のいわゆる『デリシャス・フィフスエレメント』 ・・・心の汗をかいてしまう。

退院してから市販のレトルトおかゆを食べて分かったんだけど、病院食って塩分控えめ
だったんだねぇ。でもね、そんな食べ物の塩分でも十分傷口に染みるぅ〜！のだ。

そんな状態がしばらく続くと、飲み込もうとした時に舌が隊長の「飲み込めっ！」ていう
命令に『イヤです！隊長！』って勝手に背く。すると作戦は総崩れ。エラーで物が気管に
回る。するとむせる。痛い！ ・・・身体機能の中間管理職である私は楽ではない。

昨晩は気が付かなかったが、唇の際がガビガビだ。歯茎には妙な傷がついている。
きっとジャッキの様な治具を口に嵌められて思いっきり口を開いていたんだろうな。
全身麻酔で眠らされていて良かった。

見えていたら『イヤです！隊長！』と言ってしまったに違いない。（笑）

夕方に成り母、妹が見舞いに来る。
所々血が点々と残ったベッドに横たわっているワタス。
ドラマのような家族だったら「こんな姿に成っちゃって。ヨヨヨ（涙）」
という場面のような気がするのだが、妹の奴はニヤニヤしてこっちを見ていた。
不可解だったが突っ込む気力が無い。後で聞いたら



「手術したことを絶対後悔しているんだろうなと思ったらおかしくて」



だそうだ。


・・・いつかキャン言わしたる！





↓牛ですか？馬ですか？

先頭 表紙

部屋への帰路途中、麻酔から薄っすら覚めながら何人の人に手を振っていただろう？
一般の人にまで手を振っていたような気がする。

酔っ払った時とまったく同じ行動パターンだ。（恥）

部屋に戻っても酸素マスクを当てられる。その上、口に血が溜まったら飲み込まないで
ティッシュに取って捨ててくれという。麻酔から覚めたほろ酔い気味の身体には非常に
困難な作業だった。

扁桃腺の手術は傷口を縫わないでカサブタを作って治すという方法なもんだから
手術後も出血したままなのだ。特にワタスの場合、左の扁桃腺は喉の筋肉との癒着が
酷かった為、筋肉ごとハサミでチョキチョキ切り取ったので激しく出血していたらしい。
ティッシュに出しても血！血！血！なのだ。だもんで


半日でティッシュ２箱を使った。無駄遣いした覚えは無いんだけど・・・。


困ったのは寝てしまった時。血が喉に詰まるのだ。

ゴフっ→むせて起きる→むせると喉痛い→寝てはいけない→でも疲れて眠い→ウトウト・・・→ゴフッ

の繰り返し。おかげでベッドと顔面が血まみれ。



さらに困ったのはトイレ。
全身麻酔を受けた日って一日中ベッドで安静だからトイレに行けないのだ。つまり、尿瓶にオマル。
眠りこけてゴフゴフやっていたものの、血をかなり飲んでしまったようで
夜中にものすごい吐き気に襲われる。しかもおなかも痛い。
尿瓶にオマルはかなり抵抗がある。まだうら若き男子であるのでかなりハードル高い。
だもんでどうしてもトイレへ行きたかった。必死に知恵を絞るのだが、
点滴台を押さなくちゃいけないからこっそり歩くことも出来ない。
しかもまだノーパンじゃん！パンツ取ろうにも下の荷物を取ろうとしただけで吐きそう。

・・・・どうしよう？

もう限界だったので、冷や汗かきながらナースコールをする。

看護婦さんに

「出来上がりかけたカサブタが剥れるから吐かない方がいい」

と言われたのだがもう限界である。戻した容器に目盛りが付いていたので見ると
２リットル血ヘドを吐いていた。よく飲んだもんだ。トマトジュースでもそんなに飲まない。
でもびーるだったら・・・うおっほん。

下の方はオマルでと言われたのだが、激しく拒絶した。
すると車椅子でトイレまで運んでくれることになったのだが、血が足りなくてフラフラ。
立つと目の前に広大な宇宙が広がる。たかだかベッドから降りて車椅子に移るだけなのに、

一升餅を背負って歩いた時よりも苦労した。



ようやくすっきりして眠れるかと思いきや、また激しい吐き気。吐血。

「あぁ。輸血してもらえるのかな？」

と看護婦さんに背中を摩られ薄らぼんやりした頭の片隅で思うのだった。




いつ寝ていたのか分からないが、朝に成り目が覚めた。血圧と体温を測る。

血圧：５６−８２ 体温：３７．２℃

・・・目覚めの悪い朝だった。幸い輸血の必要は無かった。




↓一升餅背負ってます。（ウソ）

先頭 表紙

さて、いよいよ今日が手術日。動揺していないかって？これがいたって普通なんだな。
お化け屋敷なんかの恐怖は凄く苦手なんだけど、こういうのは血が騒ぐっていうか、
アドレナリンが口いっぱいに広がる感じ？

良く分からないけど、ちょっと楽しみな気持ちでいっぱい。（←バカ？）

手術の段取を説明すると、まず前日の夜９時から何も口に出来ません。
水を飲むのもダメ。んで、当日朝から点滴が始まります。身体の状態を一定に保つ為に
電解質（ポカリスウェットの中身）やらブドウ糖、抗生物質が注入されます。

手術１時間前になると精神安定剤を飲みます。
お酒の弱い人はこれを飲むとフラつくそうです。
ワタス？もちろんフラフラですよ。




ええ。




30分前に成ると術着に着替えます。大きく口の開いた袖に点滴を通して着替えるの
ですが、最初どうやって着替えるのか凄く悩みました。

透明アクリルの箱に入ったバナナを取る時ぐらい悩みました。

いよいよストレッチャー（ガラガラ動くベッド）に乗る時間です。
パンツも脱がされ（つまり術着の下は素っ裸！／笑）見に来た家族に

「斬ってきます」（実際には斬られる側だよな・・・）

と告げいざ出陣！移動の最中色々な人に見られた。なんかちょっと有名人に成った
気分（←大バカ）さて、手術室に到着。あの大きな照明を見ると『おぉ、手術だね』
とか思ったんだけど、ＦＭ放送が流れているせいか、なんだか立ち食い蕎麦屋のよ
うな雰囲気を感じてしまってちょっと笑えた。

手術台に寝そべると心電図が取り付けられ、テレビの手術シーンで聞くような音が
続々と聞こえ始める。周囲がテキパキ動くのを見ると、手術室が踊る感じだった。

「それじゃ、麻酔しますよ。腕がしびれてきたらすぐに眠く成りますからね」（ちゅ♪）

っと麻酔を点滴の分岐口から注射器で注入されると言われた通り腕がしびれて来た。

「お〜。ホントだ腕がしびれる！あ、天井が！あぁぁぁｘ」

と言ってから記憶がぷっつりと無い。
記憶がよみがえるのは手術が終わって肩を叩かれた時だった。


〜 本番！【後編】へ続く。〜





↓初めまして。君は誰？見覚えはあるんだけど・・・（＾＾；

先頭 表紙

午後２時に病院に到着。前回と同じ部屋同じベッド。幸運なのか不運なのか分からない。
ワタスの前に使っていた人の臭いがする。なんか壁を唾を付けた布で擦ったような・・・
兎に角『スペシャル異臭』な我がベッド周辺。
鼻が効く方なのでこういうのは勘弁して欲しい。でも大した事じゃないから我慢する。
後で持ってきたボディーソープで拭いておこう。（←この行動が後日思いも寄らぬ展開に！！）

午後４時頃。早い時間からゴロゴロするのも何なので、日の当たるサロンで読みかけの
『波のうえの魔術師』を読みふけって「ふ〜ん。ボックスメソッドで信用買いね。」と
自分じゃ使えない知識を増やしていると、さっき部屋で見かけた蛍原似の男がワタスの
座っている長椅子の端に腰を掛けた。なんだかオドオドしながら貧乏揺すりをしている
のだが、その振動が尻から脳に伝わり非常に心地悪い。そんな簡易尻マッサージチェア
に揺すられている時、看護婦さんの１人がサロン入り口を横切った。すると蛍原が意を
決したようにガバッと立ち上がり、若干鼻息荒く看護婦さんに声を掛けたのだった。

蛍「今、時間ありますか？」
看「う〜んちょっと。後じゃだめかな？」
蛍「後じゃちょっと・・・」
看「そう。何かな？」
蛍「いや、ここじゃちょっと・・・」（と言って俺の方を見る蛍原）
看「それじゃ、こっちに来れば？」
蛍「うん」（と言って廊下に出る。そこなら良いのか蛍原！）

蛍「彼氏とかいる？」
看「いいえ。」

サラサラの黒マッシュルームから『よし！』と聞こえたような気がした。

蛍「あの、友達からでもいいんだけど・・・つーか友達に成りたいな〜なんて」
看「・・・で？それで私はどうすればいいんですか？」
蛍「今日ボク退院なんで・・・あ、そうだ！携帯の番号を教えますからそれに連絡をくれる
ってことでどうでしょう？」
看「・・・・分かりました」


その勇気は羨ましいと思った。でもパンチに欠けると思った。（赤毛モヒカン的コメント）
２時間後、蛍原は鼻歌交じりで部屋に居る人間に退院の挨拶も無くさっさと出ていった。

さて、ワタスのベッドは廊下側で、看護婦さんやヘルパーさん等の通用口扉の側にある。
開け閉めするたびにガッチャンバッタンとそらうるさい。午後７時頃、勤務を終えたのか
告白された看護婦さんも友達と話しながらその扉をくぐって行った。

「今日ね、○さんに告られたんだけど、超キモイの・・・」

蛍原アウトである。
蛍原ナマンダブである。
蛍原ち〜んである。（合掌。。。）


ところで、入院患者の男が看護婦さんに惚れやすいのはなぜだろう？
以下に入院して看護されていた時に思ったことを挙げてみる。

１．白衣（制服）である。
２．困った時にすぐに助けてくれる。
３．触られる機会が多い。（脈取りとか血圧測定の時に腕を持たれること。）

この中で一番惚れる要素って言ったら『３』じゃないかと思うのだ。
普通に生活していたら、まず知らない女性に触れられる事って無いでしょ？
ましてや、ちょっと美人だったりしたら正直もうドキドキ！脈も弾みますわな。

・・・とここで思い出した言葉がある。女と遊びで付き合うことが出来る不埒な
後輩がいるのだが、そいつに言わせると、「手を握ることが出来た相手には意外と
好印象に記憶してくれる。だから握って３日後までが機会を活かす勝負時！」
らしい。ワタスも脈を取られながら満更間違いでは無い法則のように思えるのであった。

但し「握られた方は勘違いを起こし易い」って認識した方が良さそうに思う（笑）

先頭 表紙

そろそろ行ってきます。




みんな元気で仲良く楽しい夏を過ごしてくださいね。




んじゃね！バイバイ！

先頭 表紙

頼む眠らせて！


体力激ゲー−−−−−ンなので。


体重も２ｋｇゲー−−−−ン。


Ｚｚｚ。。。

先頭 表紙

いや、手術じゃなくて、ゲームが。。。

今日は、入院中の必需品等を買いに出かけていたんだわ。

んで、なんか弾みでゲーム買っちゃった。

「零〜ＺＥＲＯ〜」ってゲーム。

前に、さえちゃんさんが怖いって言っていたゲームなんだけど、




一言。



コエ〜よ。



何で買っちゃったんだろ？



お化け屋敷大嫌いなのによぉ。。。





音が怖い。

絵が怖い。

話の舞台が怖い。


怖い怖い怖い。


怖いよぉぉぉっぉぉ。



明日から入院生活。

点滴を２４時間打っているから夜中でもトイレ行きたくなるんだよね。

病院っていえばそういうお話の宝庫でしょ？



はぁ。どうして入院前に買っちゃったんだ？


ソフトに呼ばれちゃったのか？嫌だなぁぁぁあ。






あ。

先頭 表紙