私は遅くに産まれた一人っ子だったのでずっと兄弟が欲しかったんです。
だから、自分が大人になったらいっぱい子供を産んで賑やかな家庭をつくるのが夢でした。
で、ツレと一緒になって初めて「子供いっぱいつくろうね!」と何気なく口にしたところ、「え?子供欲しいの?」と言われびっくりしたものです。「子供いなくても別に構わない。」って思っている人がいるなんて。というか、そんな大切なことを全然話し合わないまま一緒になった2人って・・・?(笑)
それでも、なんとか説得して、病院通ったり、体によいと言われることを全てチャレンジしてやっと最初の妊娠。でも、それが判明したのは海外への引越しの1週間前でした。お医者さんには「ムリをしないように。」と言われたのに、送別会や大掃除なんかですごく体を酷使した為かどうか、飛行機に乗ったとたん出血を起こし、遠い異国で、部屋に一人でいるときにその小さな命は流れていってしまいました。
その時「神様は皆に平等にチャンスをくれるんだ。それをちゃんと掴むかどうかはその人次第。私はたった一度だったかも知れないチャンスを無駄にしてしまったのか?」と、自分を責め、もう立ち直れないかと思うくらい落ち込みました。
それから数年。私も子供をいっぱい産むには年齢的に無理な状況になって、「子供のいない生活を楽しもう。」と意識変換をしていき、日常の小さなことに「幸せ」を見つけて暮らすように努力をしていきました。今、流行の「プチ不幸な女」って感じ?(笑)
一番欲しかったものは手に入らなかったけれど「子供がいなかったからこんな楽しいことが出来たんだよね」と自分を納得させ、自身やっと大丈夫になってきた今、突然わかった、今回のこと。
まずは嬉しさよりも、ちゃんと無事、生まれてくれるのかが心配で、どうしても、まだ手放しで喜べない。今回が本当に最後のチャンスかもしれないと思うと慎重に慎重になりすぎてビクビクしている自分がいます。だから、日記にもなかなか書けなかった。
でも、せっかく新しい命を授かったんだから、このことをもっと楽しんでいかないともったいないと思うんです。
これはゴールではなくて新たな生活へのスタート。
ちゃんと今の現実に立ち向かわないといけない。
現在、意識改革の真っ最中です。
と言うわけで、明日からはまた「楽しい日記」を書きたいと思います。 |