2002-11-24 口車式ダイエット法 その3−豆腐と納豆で太りますよ
2002-11-24 口車式ダイエット法 その2−6か月で8キロ減量、まず食べる量を減らす
2002-11-07 第一回ひまじんフットサル大会−背中編
2002-11-06 第一回ひまじんフットサル大会−宴会編
2002-09-05 [臨時]２福沢諭吉+１新渡戸稲造
2002-08-25 口車式ダイエット法 その1−口車，こうして痩せました
2002-08-20 [映画]シャインにおける日本の実力
2002-08-17 多摩川のアザラシたまちゃん
2002-08-17 土手の伊勢屋
2002-08-15 祖父のプライド−終戦記念日に思う

　不思議なもので、昼食を抜くようになってから、夕食も以前より食べなくなりました。ご飯も、2杯は食べていたのが1杯でお腹が一杯になってしまいます。これも、決して無理に押さえているわけではなく、お腹が一杯になってしまうのです。だから、食べたいと思ったときは無理に押さえていません。

　いずれにせよ、ちょっと食べる量を減らすだけでやせる方向に行きます。ただし、これはダイエットの両輪の一方です。食べないだけでは健康的に痩せることはできません。骨粗鬆症になったり、体を壊します。また、みかけはやせたように見えていても、体脂肪率は全然下がっていなかったりということもあり得ます。

　食べる量は減らす努力はするけれど、無理はしない。これがポイントです。

　さて、最近スポーツクラブの栄養相談の栄養士さんに指摘されたのですが、豆腐は健康食だからやせられるというのには、大きな錯誤があります。豆腐や納豆は大変カロリーが高く、卵1個と豆腐1/3丁が同じカロリーだそうです。ですから肉を食べていた代わりに豆腐を食べるようにしても、ダイエットにならない可能性があります。肉の代わりに豆腐では、決して食べる量を減らしたことにはならないのです。

　痩せるためには、おかずを一品減らす、ご飯の量を減らす、お酒の量を減らすといった地道な努力が必要です。

　そうそう、口車、ビールやお酒も日常はほとんど飲まないようにしています。これも、減量に効いていますね。マルタやイギリスやプラハでは、毎日のようにビール飲んでいましたけれど。

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　みなさま、気が付いたらその1を書いてから3か月も経ってしまいました。長らくお待たせいたしました。

　さて、ダイエットを決意したきっかけです。

　5月12日に皇居の周りを周回するランニンツの大会があって、口車、2周する10キロコースに申し込みました。そして、なんとたったの２周なのに、あと1キロを残したところで足がつってしまったのでした。この大会まで約半年、ほとんど運動せずにパソコンに向かい続け、ストレスから過食に走り、体重は86.5キロまで達していました。そして体を動かすのはかったるく、時々同期が激しなったするし、ここ数年ずっと高脂血症と言われ続け、尿酸値も高くていつ通風が出てもおかしくない状況になっていました。あげくのはてに、10キロ走れずに足がつった。

　これはいかん！と思ったのでした。

　そこで、5月26日からまた定期的にスポーツクラブに通うこととし、毎週土曜日の午後、豊洲からお台場まで往復するようになりました。だいたい8.5キロくらいでしょうか。

　合わせて、これまでスポーツクラブに通っていても、続けて通っているときは良いけれど、どうしても半年くらいでしばらく通わなくなってしまう。そうするとリバウンドで太る、そんなことが続き、スポーツクラブに入会してからずっと体重が増え続けていたのでした。すなわち、ただ運動をしただけでは絶対やせない。どう考えても、食べ過ぎである。食べる量を減らさんといかんと思ったのです．

　では、どこで減らすか。

　朝食を抜くのはもってのほかです。しかし、ここのところ夜更かしが続いていて朝が遅い。すなわち、朝食と昼食の時間が近い。どちらかというと、三食食べなければいけないと思っていたから、お腹が空いていなくても食べていた。そこで、昼食を抜くことにしました。

　昼食を抜いて毎週1回走りはじめたら、あーら不思議、1か月経たないうちにあっと言う間に2、3キロやせたのです。これまで、必要とするカロリー以上食べぎていたことを思い知りました。

　一食抜いて2食にするというのは、あまりお勧めできる方法ではありません。私の場合、朝と昼が近かったのでこの方法を取りました。ただし、全く食べないのではなくて、お腹が空いたと思った時には軽く食べています。または、軽くお菓子を食べたりしています。無理は禁物です。

　夜遅くに食べるのは禁物だから、夜食べなければ良いではないかと思うかもしれません。しかし、生活のリズムとして、たとえ夜中になったとしても食事を取るということは気分転換になっていたので、夜の食事を抜くことは自分にとってはかなりストレスになると思ったのです。これも、昼を抜くことにした理由の一つです。

　もうひとつ重要なのは、夜食事を抜くのは、決して健康に良くありません。遅くに食べれば太るかもしれませんが、全く食べないというのはよくありません。特に女性はです。なぜなら、人間、夜寝ている間に骨を作ります。すなわち、骨を作るための材料を補給しておかなければ、骨を作ることができません。そうすると、骨粗鬆症一直線です。食べる量を減らせば良いのです。

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　人間，後ろ姿で結構その時気分を語っているものです。ということで，みんなの背中編。ただでさえぶれるのに，全くみんなじっとしていないんだから。。。

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　おそまきながら、皆様楽しい時間をありがとうございました。

　さて、

　運動をやってなにが楽しみって、やっぱこの瞬間でしょう。

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　今日，事務所のある机の上を５年ぶりに整理したら，書類の山の後ろから封筒に入って２福沢諭吉+１新渡戸稲造が出てきた。

　らっきーーーー！

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　口車，あまりの不摂生と運動不足を実感し，5月26日以来ダイエットに励んでおります。その努力のかいあって，この3か月で体重で6キロ，ウェストで10センチ細くなりました。まだ肥満度30%ですが，危機的状況はとりあえず脱出。

　やったことは，ふたつ。運動と食べる量を減らしたこと。こう書くと単純ですが，これ，間違えると健康を損ないます。健康を損なわずにどうやって痩せていくか，しばらくその点について解説したいと思います。

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　テレビで映画「シャイン」を見ました。「社員」ではありません。

　一言で言うと，山下清がおーすとれいりあんになって，画家からピアニストになったと思って下さい。ピアニストとしてのトレーニングを積んで，さあこれからだというときにコンサート直後にぶっ倒れ，以来，精神に異常をきたしてしまった。そして10年後，ピアニストとしてまた復活するという，実在のピアニスト，デヴィッド・ヘルフゴットの半生の映画です。

　スコット・ヒックス監督が1986年に小さな記事を見つけてから，実際に映画が出来るまでに10年の歳月をかけています。モデルとなったピアニストは今年56歳で，よくぞまあ，ここまでプライバシーに立ち入った内容にできたものだなという映画です。10年かけてじっくり作っただけの，本当にすばらしい映画です。

　そして，夫婦とは何かということも考えさせられる。

　DVDも出ております。

　さて，ここではこの映画をちょっと違う角度から見てみます。

　映画の中に登場するピアノですが，ピアニストとして復活してバースのレストランで演奏するようになるのですが，ここで使われているピアノのブランドが"KAWAI"。そうです，日本のカワイ楽器のグランドピアノ。

　音楽の世界，気がついたらいつの間にか日本製の楽器が世界を席巻しています。

　シャイン以外でも，NYPD Blueなんていうアメリカ刑事ドラマの中のせりふで，殺人現場にあったピアノのブランドを主役の刑事が言うシーンがあるのですが，そのブランド名がやはり"KAWAI"。数日前にNHK BSで深セン音楽学校のドキュメンタリーをやっていましたが，ここの学校で使っているピアノがヤマハとカワイ。そして，これもNHK BS2で8月16日の朝やっていたのですが，"Blast"という，2000年4月のロンドンでのブラスバンド+ドラムス+ダンスのコンサートで，使用している打楽器はすべて"YAMAHA"。そして，キーボードシンセサイザーのブランド"YAMAHA"，"ROLAND"，"KORG"は，すべて日本のブランドです。

　楽器というのは工業製品でもあり，そんなに簡単には作れないものなのです。最近，中国とかに日本は追い越されるとか言う論調が多いですが，楽器を見てみればとてもとてもそんなことはないということがわかります。

　外国映画を見ていても，こんな形で日本の「実力」を知ることが出来ます。

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　えー、口車ご近所に住んでいながら全然気がつかなかったのですが、なにやら我が家から徒歩XX分、丸子橋から新幹線の線路にかけてアゴヒゲアザラシが住み着いてしまったとのこと。いっぱい人が来ているんですなぁ。ここら辺は、口車ご幼少のころの遊び場でもあります。

　丸子橋の掛け替え工事の前までは、このあたりにボート乗り場があったのですが、去年の台風でボーと上げて、そのまま営業していないみたい。今でも、アザラシのたまちゃんいちょっかいするけしからん輩が出始めたそうですが、ボートがあったらちょっと大変だった。ま、ボーと屋さん大繁盛だったでしょうけれどね。あ、渡し舟もあったんですよ。丸子橋のすぐ下で。

　しかしまあ、桜坂の方の騒ぎが収まったと思ったら（こっちもちかいんですわ）、またですかい。ちなみに桜坂は中原街道の旧道で、その昔、徳川家康も駿府から江戸に来るのに通った道です。


　アザラシたまちゃん情報は、以下のところでどうぞ。

国土交通省京浜工事事務所

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　6月の会津への旅の帰り道、浦和から121号線におりて、鳩ケ谷、川口を通り、赤羽から三ノ輪へと抜けました。ここで、かつてテレビで紹介された天麩羅屋を思い出し、立ち寄ってみることに。

　場所は日本堤、いや吉原大門のすぐ近所と行ったほうがわかりやすいでしょう。屋号は土手の伊勢屋。

　それにしてもなんですな、地図を見てみればわかりますが、「日本堤」という地名、隅田川に面しているわけでもないのですよ。そこに「土手の伊勢屋」ですか。多分、お客がそう呼ぶようになって屋号として定着したと見受けられるのですが、この界隈の人たちのしゃれっ気を感じます。

　この辺りは関東大震災の時に大被害を受けた辺りで、土手の伊勢屋の建物も、震災直後に建てられた大正時代のものだそうです。太平洋戦争の時に、良く焼け残ったものだと思います。窓ガラスも当時のものとおぼしきもの。この建物を見に来るだけでも価値があります。

　そして、なんて「おじさん」の似合う店なんでしょう。

　最近、女性客に的を絞った、おじさんには敷居の高い店がやたら多いのですが、そのような店、正直言っておいしいところはそんなにない。おじさんが座っていて絵になる。そうでなくてはいけません。そして、こういう店は、はずすことはありません。

　一人でぷらっとやって来て天丼を頼み、出来てくるまでの間、「あて」とともにお酒またはビールでちびりちびりやる。味がわかんなくなるから、そんなに飲んじゃあいけない。そして、急ぐわけではないが手際よく天丼を食べ、そっと立って「はい、お勘定」と声をかけ、立ち去る。かっこいいではありませんか。

　肝心の天丼はどうだったかって？そりゃもう、言うまでもありません。初めての店ですから、どれを頼んでよいのかわかりません。お隣のご夫婦の食しているものを見るとものすごいボリューム。イ、ロ、ハとあるうち、ロだと穴子が乗るのですが、この日はとても食べられない。本当は穴子好きなのでロにしたかったのですが、一番安いイにしてみました。

　いやいや、至福の一時。閉店の8時近くに飛び込んだので、最後、ご店主とお話しできたのですが、料理は人柄が出るものですね、丸い感じのご店主でございました。

　さて、もう一軒気になったのが土手の伊勢屋の左隣。棟続きで「桜鍋肉　中江」の看板が。次回、こちらのお店にもお邪魔してみたいと思います。

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　今日は終戦記念日。57年前の今日、全面降伏を宣言して日本は戦争に負けた。

　口車の祖父は、この日を台北で迎えた。祖父は海軍の軍人であった。太平洋戦争に突入する前に予備役となり、その後台湾に単身渡り、働いていた。戦争に負けたという事実は、祖父にとってどれだけショックであったろうか。自分の半生を過ごした日本海軍が変な方向へ突っ走り、揚げ句の果てに国土はぼろぼととなり全面降伏。

　個人的にも、台北での生活を捨て、急遽日本に引き上げなければならなくなった。台湾での生活基盤をすべて失ったのである。日本にたどり着いてみれば、我が家は丸焼け。思い出の品もすべて失った。ぽつんと焼け焦げた風呂場と物置が敷地に残っているだけである。家族は物置で暮らしている。

　駅から我が家の間には坂がある。祖父は台湾から引き上げて来たとき、精も根も尽き果て、リュックをしょったまま坂の8割方のところでへたり込んだという。これまで築き上げてきたものを、すべて失ったのである。

　否、すべてを失ったわけではなかった。祖父はそのことにすぐ気がつく。戦地へ赴いたり大陸に渡っていた家族は、祖父自身も含め、全員生還したのである。東京に残っていた家族も全員無事。しかも、口車の伯父は海軍士官としてレイテ島沖海戦に赴き、乗っていた重巡洋艦のたった一人の生き残り。我が父も、八ケ岳上空でグラマンに撃ち落とされるところだった。叔父の一人は、旅順でロシア兵の略奪行為に遭遇している。紙一重だったのである。

　家は丸焼け、財産も失ったかもしれない。しかし、もっとも大事なものはすべて残った。人間、生きていればこそである。

　しかしながら、現実の生活は厳しかった。軍人であったことで恩給（年金）は支給なし。しかも、自分自身の働き口はない。そして老人性結核を患ってしまった。薬のために、お金は湯水のように消えていく。どんなにかもどかしかったであろうか。そんな生活苦の中、祖母は川崎の駅前で露店を開き、ござに瀬戸物を並べて売ったりして、少しでも生活の糧を得ようとしていた。仮にも日本海軍の将校の妻である。戦争に負ける前なら考えられないことである。

　そして、幸運にも祖母は割の良い仕事を見つけてきた。口車家のご近所のお屋敷が何軒か接収されて、アメリカ軍の将校の居宅となっていたのだが、そのうちの一軒の陸軍中佐の家で洗濯婦の募集をしたのである。祖母はそれに飛びついたが、ちょっと前までお互い軍人として殺し合いをやった相手である。しかも、祖父より階級は低い。さすがに祖母も遠慮しながら働いても良いか、祖父に切り出した。祖父は、こう答えた。

「何事も、経験することが大事。アメリカの軍人の家庭はどんなものか、しっかり見てこい。」

　この話を母から聞いたとき、我が祖父ながら、なんというすごい人だと思った。けちなメンツに全くとらわれていない。自分というのものを持っていればこそ、こういうことが言えるのだろう。

　「何事も経験」、これは旧日本海軍の伝統的な考え方でもある。しかし、現実に目の前にこういう状況を突きつけられたとき、本当にそれを実践できるものであろうか。残念ながら、同じ海軍の軍人でも、息子である伯父はそうではなかった。

　祖父は失意のうちに昭和25年に62歳で生涯を閉じた。しかし、祖父の生き様はこうして子孫に伝わっていく。誇りをもてる祖父を持ったこと、その幸せを噛みしめる、今日この頃である。そして、口車が中学生だったころの、祖母の鮮やかなワイシャツのアイロンがけの手さばきを思い出す。

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