私には半年に1回、一緒にランチを楽しむ年上の友人がいます。
彼女は最初は営業職をしていた私のお客様の一人でした。
新入社員だった私にとっては、仕事をてきぱきとこなし、颯爽と歩くその姿はとても眩しく感じたものです。そして今でも、こんな風に歳を重ねていけたらいいなと思わせてくれる大切な人でもあります。
今日がその半年振りのデートの日。
久しぶりにお洒落をして、前から行きたいと思っていたお店の前で待ち合わせをしました。遠くから歩いてくる彼女の姿を目にしてガラにもなく手を振ってしまった私。走ってきてくれる、彼女。まるで久しぶりに逢う恋人同士のようです。(笑)
仕事を抜けてきてくれるのできっちり1時間しか会えなくても、逢えなかった半年間の空白はあっという間に埋まり、いろんな事を報告しあい、気がつくといつもタイムオーバー。名残惜しくて、今日も彼女を職場まで送ってしまいました。もっと頻繁に会おうと思えばきっと会えるはずなのに、何故か会うのは決まって6月と12月。その2回しか会えないから、尚更その機会を大事にするのかもしれません。
彼女と別れてちょっぴり寂しいキモチを抱えて、さっき「ここだよ」って教えてもらったキルフェボンの前を通り過ぎ・・・ようと思ったんだけど、思わず引き込まれてりんごのタルトとブルーベリーのタルトを買ってしまいました。きんしゅくざいせいはどこにいったの???
まあ、いいや。
これから一人、紅茶を入れて彼女に書くメールの内容を考えながら食べることにします。
ちょっと贅沢な午後のひととき。 |