himajin top
口車版「雑学の泉」

 
なんで,こんなにいろいろなどーでもよいこと,知っているのでしょうかねぇ。



口車筆無精乃介、IT業界を語る  口車大王「旅のおもひで」

ふぁんレターはこちら

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2003-03-21 [書評]斎藤貴男著「空疎な小皇帝ー「石原慎太郎」という問題」(岩波書店)その2
2003-03-21 [書評]斎藤貴男著「空疎な小皇帝ー「石原慎太郎」という問題」(岩波書店)その1
2003-03-17 [酒]ニッカウヰスキー世界一になる − 竹鶴威さんにお目にかかる
2003-02-28 [酒]横須賀4060円の旅
2003-02-23 [映画]「戦場のピアニスト」を見て その3
2003-02-23 [映画]「戦場のピアニスト」を見て その2
2003-02-23 [映画]「戦場のピアニスト」を見て その1
2003-02-09 祝、ひまじんネット3周年
2003-02-06 [映画]戦場のピアニスト
2003-01-20 [閑話休題]日本一のカップチーノ


2003-03-21 [書評]斎藤貴男著「空疎な小皇帝ー「石原慎太郎」という問題」(岩波書店)その2

 さて、著者が「あとがき」の中で言及している「オウム真理教」との関係について触れておきたい。著者としては、確証をつかむまでの取材ができなかったために書かなかったようである。

 1995年(平成7年)4月、石原慎太郎は突然衆議院議員辞職を表明した。地元の後援会にも知らされず、全く唐突であった。日本の政治に失望したという趣旨の意見を残しているが、とってつけたような感じである。なぜ唐突にやめるのか、全くその説明としては不十分であった。

 しかし、彼は議員辞職をせざるを得ない、大きな事情を抱えていた。

 オウム真理教は、1984年(昭和59年)2月に任意団体「オウム神仙の会」として設立された。その後、1989年(平成元年)8月に、東京都から「宗教法人オウム真理教」の認定を得ている。東京都は頑なに認定を拒否し続けていたのにもかかわらずである。

 一方、石原裕次郎は1978年(昭和53年)、舌ガンのため慶應病院に最初の入院をする。翌年東大病院に転院して再び手術を受ける。ここで病魔を克服したかと思ったが、1981年(昭和56年)、解離性大動脈瘤で再び慶應病院に運ばれる。生還率3%、6時間33分の大手術に耐える。しかし、その後も1984年(昭和59年)に肝細胞ガンで、1985年(昭和60年)に胆内単胆菅炎でと毎年慶應病院に入退院を繰り返し、1987年(昭和62年)7月17日に永眠。

 オウム真理教と石原裕次郎になんの関係があるのかと思われるであろう。キーワードは「慶應病院」である。1981年に解離性大動脈瘤で入院したときの執刀医がだれであったか、そこに鍵がある。この大手術の執刀を行ったのは、心臓外科医としての林郁夫だった。

 1987年に石原裕次郎が亡くなった2年後、オウム真理教は宗教法人になっている。頑なに宗教法人認定を拒否されていたオウム真理教としては、好き勝手なことをするためにはなんとしても宗教法人の認定を受けたかった。林郁夫から1988年に運輸大臣であった石原慎太郎に、状況打開の依頼がいったことは想像に難くない。実際、石原慎太郎は運輸大臣の肩書きを背景に東京都にプレッシャーをかけ、オウム真理教はまんまと宗教法人に成りおおせている。

 石原慎太郎が議員辞職を表明した直前の1995年3月20日、地下鉄サリン事件が起きる。宗教法人を隠れ蓑にしなかったら、このようなとんでもないテロをオウム真理教は起こせたであろうか。当時、政権は村山富市首相であり、自民党は戦後もっとも弱体化していた不安定な時期であった。阪神淡路大震災の不手際で政府は批判を受け、そして地下鉄サリン事件である。その原因を作った人物が元閣僚経験者で衆議院の赤い絨毯の上で踏ん反り返っていることが衆人の知れるところとなったら、自民党はひっくり返ってしまう。表面的には強がりを言っていたが、詰め腹を切らされたことは、想像に難くない。

 その時の思いつきと自分の人気がどうやったら出るかしか考えられず、自分の言動がどのような影響を与えるか想像できない。そして、本書を読めばわかるが、本当に節操がない。政治家として最も不適切な人物と言わざるを得ない。そして、オウム真理教に対するものも、きちんと責任を取っていない。もっとも、へたに取ればとんでもないことになってしまうが。

 そんな人物が東京都知事として君臨しているのである。東京に住んでいれば実感するが、この4年間で確実で東京は住みにくくなった。それは、不況のせいではない。福祉の切り捨てをやっているのである。節操もなく弱者への思いやりもく気も小さい、そんな人物をあなたはさらに4年、都知事として仰ぎたいか。

先頭 表紙

しのさま、再選してしまいましたね。ま、首相なんてことはないでしょうけれど。 / 口車大王 ( 2003-05-15 19:33 )
まさや〜んさま、お読みになりましたか。 / 口車大王 ( 2003-05-15 19:33 )
ピクミン38さま、御近所だったんですなぁ。ろくでもありません。 / 口車大王 ( 2003-05-15 19:32 )
せんきちさま、御近所のようですなぁ。私、石原慎太郎と同じ警察署管内です。 / 口車大王 ( 2003-05-15 19:31 )
キャさま、amazon.co.jpでこの本のタイトルで検査すると、石原慎太郎関係の書籍が出てきますが、一番売れているようです。ここに、この本の内容の一部が記述されています。 / 口車大王 ( 2003-05-15 19:27 )
レイさま、結局再選されました。樋口さんが対抗馬がいないからという感じで選挙直前に立候補したのでは到底太刀打ちできなかったでしょう。そういう意味では素人選挙だったのですが、彼は勝ち誇ったように「民主党は選挙のしろうとだ」とやっています。 / 口車大王 ( 2003-05-15 19:19 )
こっしーさま、そもそも東京都は鈴木俊一が東京オリンピックの頃から破壊しまくりましたが、さすがに福祉関係で変なことはやらなかった。それが、いまやめちゃくちゃです。 / 口車大王 ( 2003-05-15 19:18 )
びっくりです。そんな本があるのもびっくり。でも結局再選しちゃいましたね。・。・ / しの ( 2003-04-14 23:10 )
うーむ。。初耳で御座るが、説得力ある読書感で御座るな。。まずは読んでみませう。。 / まさや〜ん ( 2003-04-08 21:44 )
石原になる前に石原区をいなくなった私。そんな裏があったなんて知りませんでした。 / ピクミン38 ( 2003-04-01 21:44 )
はじめまして。わたくし、石原の元選挙区に住んでいる者です。彼はそうとうやばい人ですが、それでもまだ、地元での人気は絶大です。選挙民の責任も大きいと思います。 / せんきち ( 2003-03-31 21:18 )
はじめまして。最近読み始めた読者です。その本ゼヒ読みたいです。石原氏は、”自衛隊が好き”という淡いマイナスなイメージがありましたが、これで決定的になってしまいました。ヤバイですね。この方。この本、もっと売れてしかるべきと思います。 / キャ ( 2003-03-26 04:49 )
とりあえず都民ではないけれど・・・通行税みたいのは実家に帰るのに困るなぁと。それでなくても首都高高いのに。この人ってあまりにドラスティックなやり方ばかりするからいけないのかと思ったらこういう人だったのか。でもなんかこれ以上強烈なキャラって候補者に出てきてないみたいですよね、今のところ。 / レイ ( 2003-03-24 18:20 )
私はずっと横浜市に住んでいるので、23区はとっても暮らしやすいと思ってました。。税金の問題だけではなくて。でも、こんな事になっていたんですね。。 / こっしー ( 2003-03-22 11:17 )

2003-03-21 [書評]斎藤貴男著「空疎な小皇帝ー「石原慎太郎」という問題」(岩波書店)その1

 それでも、あなたは石原慎太郎を都知事にしたいか

 この本を読んでの、第一の感想である。

 アメリカに劣らず、日本もきな臭い社会へと、どんどん向いていってしまっている。その最右翼にいるのが、石原慎太郎である。漠然とした印象ではなく綿密な取材によって、石原慎太郎のその本質的な危なさを見事に著している本である。

 ナチスドイツは、当初高福祉社会を実現し、第一次大戦によって疲弊しきっていたドイツ国民に歓喜をもって受け入れられた。世の中不景気なときに、威勢のいいことをいう政治家が受け入れられるのは、今に始まったことではなかったのである。そして、ドイツは気がついたらとんでもないことになっていた。ヒットラーは、甘言を弄して人身を掌握し、ユダヤ人などを自分たちの憎悪の対象として攻撃し続け、ホロコーストへと突っ走った。言うこととやることが全く違っていたのがヒットラーであった。

 石原慎太郎とヒットラーは、この点において非常に共通性がある。また、社会的弱者に対して差別的なのもそっくりである。そのことを、本書では具体的事例をこれでもかと挙げて例証していく。憶測を極力廃しているのが、強烈な説得力へとつながっている。

 今年の都知事選には、樋口恵子東京家政大学教授が立候補する予定である。樋口教授は1999年に「男女平等参画の推進に関する条例の基本的考え方について」という報告書を、東京都女性問題協議会の会長としてまとめ、石原都知事に渡した。受け取ったときに石原慎太郎は調子のいいことをいっていたが、実際にはこの報告書と全く逆の条例を通してしまった。人気取りのために耳に心地よいことは言うが、実際には全く異なる裏の顔がある。

 こういうことも「週刊女性」2001年11月6日号で、インタビューに答えて言っている。

 「これはぼくがいってるんじゃなくて松井孝典がいっているんだけれど、”文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババア”なんだそうだ。”女性が生殖能力を失っても生きてるってのは、無駄で罪です”って。男は80、90歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供を産む力はない。そんな人間が、きんさん、ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害だって……」

 「松井孝典」とは、惑星物理学を専攻する東京大学教授で、おばあさんがいると、その経験が生かされて次世代の出産がより安全になるという趣旨で語ったことを、ねじ曲げて、しかも勝手に人の名前を使ってこういうことを言っている。

 東京都の住人は、都知事選の前にぜひこの本を一読することをお勧めする。

 つづく

先頭 表紙

2003-03-17 [酒]ニッカウヰスキー世界一になる − 竹鶴威さんにお目にかかる


 もう昨年11月の話であるが、すっかり書くのを忘れていたことがある。

 マルタ&イギリス旅行でご一緒した小説家Nさんの原画展が銀座プランタンで開催されることになり、11月14日のオープニングセレモニーに両親共々招待された。そのパーティーの席に、なんとニッカウヰスキー相談役の竹鶴威さんがいらっしゃるではないか。

 2001年と2002年はニッカウヰスキーにとって、輝かしい年になった。

 まず、世界唯一のウイスキーの専門誌で1998年創刊の英国の「ウイスキーマガジン」主催によるウイスキーテイスティングBset of the Bestが、2001年2月に東京、エディンバラ(英国)、バーズタウン(米国ケンタッキー)において初めて開催され、なんとニッカシングルカスク余市10年が、そうそうたる世界中のウイスキーを抑え、No. 1となった。すなわち、これはニッカウヰスキーが世界一の評価を得たと言っていい。ちなみに、このときサントリーの響21年が第2位になっている。

 続いて2002年、この結果を背景に、スコットランドのウイスキー愛好家の団体で、全世界に3万人の会員を擁する「ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ(SMWS)」が、ニッカウヰスキー余市モルトを会員頒布用のウイスキーに認定した。Cask No.は116-1から116-4まで。116は余市蒸溜所を表す固有の番号である。7月29日にエジンバラで開催された発表会で、竹鶴威相談役に頒布用第1号の記念ボトルが授与された。

 テイスティングでの得点が高いことがそのまま優れているということにつながらないかもしれないが、SMWSで会員頒布用に余市モルトを選んだということは、ウィスキーの本場スコットランドで、本物と認められたということである。SMWSの選定基準は極めて厳しく、本場のスコッチ・ウイスキーでも簡単には認定されず、今までにスコットランド産以外で認定されたモルトは、隣国のアイルランドのブッシュミルズのみである。

 このようなことがあった直後に、竹鶴威相談役にお目にかかったのである。相談役はかねてより一度はお目にかかりたい人の一人であり、思わず、声をかけてお話しさせていただいた。あこがれの人が唐突に目の前に現れて緊張してしまったが。

 まずは、一昨年のWhisky MagazineのBest of the Bestでシングルカスク余市10年がNo. 1に輝いたことのお祝いを申し上げ、昔、余市工場を見学した時に最後にただで飲ませてもらったBlack 50がとにかくおいしかったとか話した。相談役は、「余市の試飲のお酒は市販品と全く一緒だね。あれはね、ただだからおいしいの!」とか、「サントリーさんは2番になったけれど、全然宣伝しないねぇ。まあ、あそこはね、今回2番になったけれど、、、」とか、ここではちょっと書けないようなことまで茶目っ気たっぷりにお話ししていただいた。

 ニッカウヰスキーの製品全般にあふれる、一口口に含んだ時にふわっと広がる「暖かさ」は、相談役のこういう人柄が、ニッカウヰスキーという会社全体の骨格となっているからこそだなと思った。そして、作り手の思いが飲み手に直接伝わってくる製品を作っているということは、すごいことだと思った。「本物」を作っていればこそであろう。

 ますますニッカウヰスキーのファンになってしまったひとときであった。

 写真は、小説家Nさんのお祝いになぜかかけつけた、おいらんの皆さんである。

先頭 表紙

KATSUMIさま、このウィスキーでなくても、ニッカのシングルモルトはおいしいです。もちろんくせはありますが。 / 口車大王 ( 2003-05-15 19:16 )
tomohikoさま、創業者以来のポリシーをずっと崩さずに維持している姿勢は、すごいと思います。 / 口車大王 ( 2003-05-15 19:15 )
こっしーさま、確かにアイラモルトみたいな癖の強さはありますな。そこが、本場で受ける理由でもあるような気がします。 / 口車大王 ( 2003-05-15 19:14 )
こっしーさま、シングルカスク余市10年を飲まれたとしたら、水で割ることは別に邪道でも何でもありません。普通スコッチウィスキーはボトル詰めにするときに水で薄めて40度位に調整します。カスクはそれをしないのでアルコール度数は50度以上あります。ですから、水で割っても当然なのです。だいたい、普通のスコッチウィスキーでも、その味を楽しむためにはアルコール度数を落とすため、水で割ったりするそうです。 / 口車大王 ( 2003-05-15 19:12 )
まさや〜んさま、さようでござる。本物を作るということは大変ですが、得られる評価も大きいのです。 / 口車大王 ( 2003-05-15 19:09 )
余市、飲みました。まるでアイラモルトみたいな感じもします。本格的でした。初心者の私はストレートに少し水を加えていただくことにしましまた。 / こっしー ( 2003-04-27 11:36 )
最近ウイスキーとご無沙汰なのですが、今度飲んでみます。 / KATSUMI@適度に活動中 ( 2003-03-18 14:03 )
長年に渡る努力の結果として愛好家の団体も認める製品ができるんでしょうね。今はブランデーで漬けた梅酒飲んでます。うまいっす。 / tomohiko ( 2003-03-17 22:15 )
あっしはあんましモルトを飲まないせいか、余市も竹鶴もまだです。でも、いつも行く店でみんな結構飲んでるんですよねぇ〜。はははぁーーっ。 / こっしー@今度飲んでみようと思います ( 2003-03-17 22:11 )
なるほど、本物を作れば本物から認めて貰えると言うことで御座るな。作った方も偉いが、認めた方も偉いで御座る。 / まさや〜ん ( 2003-03-17 21:23 )

2003-02-28 [酒]横須賀4060円の旅


 3日前、仕事帰りに横浜駅まで来てふと思い立った。

 「そうだ、居酒屋銀次に行こう!」

  銀次 とは、「続全国居酒屋紀行」で昨年紹介された、横須賀の居酒屋さん。唐突に足は京浜急行へと向かっていた。横須賀中央駅まで30分、350円の旅。

 東口に出たが、目的の銀次第二酒場が見つからない。駅前を歩き回ってみたが、いやいや、ここはすごい。銀次以外にも横須賀中央駅前の飲屋街には、趣のある居酒屋が軒を連ねている。

 さんざん歩き回った挙げ句、まさに、ここしかないという横丁で、唐突に銀次第二酒場を見つけた。

 年季の入った引き戸を開けて店の中へ一歩進む。カウンター越しに、「いらっしゃいませ。」の声がかかる。席をつめてもらい、カウンターの丸椅子に座る。ああ、なんというゆったりした空間なんだろう。裸電球、年季の入ったカウンター、壁に貼付けてある日焼けしたお品書き、ゆらゆらと湯気を目の前で立てている燗付け器。引き戸の内側は、時間の流れが違う異次元のようだ。

 まずは、生ビールをもらう。付き出しは根昆布。そして、しらすおろしとあら煮を頼む。いやいや、おいしい。ビールがあいたところで、目の前のお燗を一本頼む。これは、これは。なんという、絶妙な温度なのだろう。熱からず、ぬるからず、それはそれはなんともいえない温度である。お燗の温度でこんなにもお酒どころか料理までが引き立つとは思わなかった。

 そして、さらにもう一品、さらし鯨を頼んだ。上にかかったみそをぐしゃぐしゃに混ぜて、まずは一口。うわっ、なんだこれは。未だかつて、こんなにおいしいさらし鯨を食べたことはない。

 それにしても、皆なんと表情がいいのだろう。お客同士諍いもなければ、くだらない仕事の愚痴も耳に入ってこない。皆、こよなくお酒と料理を愛している。近頃、巷はオヤジ氷河期と言われ、オヤジは皆下を向き、悪い酒しか飲めない輩がやたら目立つ。しかし、ここはどうだ。みんな陽気にお酒を楽しんでいる。

 店とはお客が作るもであるとは良く言われるが、本当にそれを絵に描いたような居酒屋である。

 さて、今日はここで打ち止め。お勘定をお願いすると、1,810円也。なんという安さだ!そう言えば、皆さん「お愛想!」なんていう、野暮なこと言っていなかったねぇ。

 実は、ここで打ち止めにしたのは、もしも銀次第二酒場が見つからなかったらここでもという、別の居酒屋にも行きたくなったのである。それが下の写真の店である。「泡盛」ののれんに見入られてしまった。店の広さは銀次と比べてはるかに小さい。のれんをくぐると、お店には職人風のおじさん一人。あとから何人か入ってきたが、ここでも皆さんお酒を楽しんでいる。泡盛に焼き鳥一皿、ゴーヤスライスを頼む。泡盛一杯ですっかり気分が良くなってしまった。ということで、ここで打ち止め。お勘定は、1,550円也!

 そして横須賀中央駅から京浜急行で横浜まで350円。しめて総額4,060円の旅であった。

 横須賀は、我が祖父が青春時代を過ごした街でもある。横須賀で飲んだのはこれで二度目であるが、こんなにも懐の深い街であったか。祖父の時代とは町並みはすっかり変わってしまったであろうが、横須賀の街の持つ伝統がそんなに変わるわけはない。

 今時、稀な粋な街である。

先頭 表紙

ネコさんさま、私もあまりマスコミに乗った店には行かない主義なのですが、太田さんの場合は別です。ハブ泡盛は圧巻です。目の前の棚に、泡盛の瓶の中に鎮座したハブがいらっしゃいます。しかし、ホッピー泡盛は気がつかなかった。また行かなくっちゃ。 / 口車大王 ( 2003-03-03 18:46 )
こういうお店を自分で見つけることの嬉しさは格別なものですよね。ぼくも太田さんの紹介しているお店に何度か足を運んでみましたが、やっぱり自分で見つけたいと思います。このお店は、なかなかイイ雰囲気はノンベの勘。下のお店の看板にあるハブ泡盛、ニンニク泡盛、ニンニク&ホッピー泡盛は初めて聞いた。すげ! / ネコさん ( 2003-03-03 13:47 )
そそそさま、よし!です。3周年は、私ではなくてひまじんです。 / 口車大王 ( 2003-03-03 01:48 )
ransyuさま、私も路地を歩き回ってびっくりしました。そして、あまり猥雑さがないのが不思議。客引きはいっぱい立っていますけれどね。あまり、ぎらぎらしたところはない。 / 口車大王 ( 2003-03-03 01:47 )
走る酔人(PAO)さま、今回は写真の2か所に行きたくなって、早めに切り上げました。基本的には、私も長っ尻ですなぁ。 / 口車大王 ( 2003-03-03 01:46 )
こっしーさま、もしかしてなんでございましょうか? / 口車大王 ( 2003-03-03 01:45 )
しんちゃんどの、ここの泡盛がまた、んまかった。 / 口車大王 ( 2003-03-03 01:44 )
akemiさま、今回は立ち寄らなかったのですが、横須賀中央の駅の近所の路地には立ち飲みの焼き鳥屋もありましたね。同じところですかね。 / 口車大王 ( 2003-03-03 01:43 )
しらぴょんどの、小洒落た居酒屋も確かに多かったですね。お店は気取ったつもりなんでしょうが、場違いな感じは否めません。もっとも、東京辺りの同類に比べればましですが。 / 口車大王 ( 2003-03-03 01:35 )
tomohikoさま、銀次の料理は本当においしいです。特にさらし鯨はびっくりしました。 / 口車大王 ( 2003-03-03 01:33 )
久しぶりです。横須賀がそんな居酒屋多いところだとは知りませんでした。それに居酒屋銀次という店の名前も振るってますね。機会があったら行ってみよう。 / ransyu ( 2003-03-02 20:04 )
いいかんじですねえ、ぶらりと入って長居せず物足りないぐらいでさっと出てくるのが粋な飲みかたなんでしょうけど、私の場合居心地いいとつい居座ってしまうんです。 / 走る酔人(PAO) ( 2003-03-02 17:39 )
う、前回の銀次紹介の日記、読みました。学校の同級生で横須賀の人が多いのですが、もしかして・・・・。 / こっしー ( 2003-03-02 00:11 )
泡盛・・・。ヨダレでてきちゃいそうです ・。・ / しんちゃん ( 2003-03-02 00:05 )
お店の名前は知っています。横須賀って風情があって好きです。中央っていうか大滝町に立ち食いのやきとり屋さんがあって、美味しかった〜〜♪ そこには昔家族で何度か寄ったことがあります。他のお客さんの迷惑にならないようにちょっと離れたところに子どもを座らせて運んで行って(だんなとバケツリレーの要領で)食べさせてました。そのお店には飲ませるところも隣にあってそこには職人風のおやじさんたちが何人も入ってました。ネットで知り合った三崎の漁師さんも「そこよく行くよー」って言ってました。 / akemi ( 2003-03-01 18:04 )
先日乗ってた電車が止まらず(?)横浜まで行ってしまいました。横須賀ですか、よし!(謎)・・遅ればせながら3周年おめでとうございます! / そそそ ( 2003-03-01 16:06 )
横須賀中央は新しい小洒落た居酒屋が増えちゃって、昔からある居酒屋が減ってきちゃってます!保護しなくっちゃ! / しらぴょん ( 2003-03-01 01:38 )
オツマミがすっごくおいしそうですね。さらし鯨っていうのが気になります。覚えておいて機会があれば行ってみたいです。 / tomohiko ( 2003-02-28 23:42 )

2003-02-23 [映画]「戦場のピアニスト」を見て その3

 この映画のスタッフも、なかなか波瀾万丈の人生を送っています。

 ロマン・ポランスキー監督:ご両親がポーランド人で、お母さんが絶滅収容所で亡くなっています。監督自身がゲットーから逃げ出した経験を持っており、彼の実体験に基づいた演出が光っています。

 エイドリアン・ブロディ(シュピルマン):ポランスキー監督は、当初アメリカ人を起用するつもりはありませんでした。エイドリアン・ブロディはニューヨークブルックリン生まれの生粋のニューヨーク子ですが、その風貌にポランスキー監督が惚れ込んでしまいました。身の回りの品や車も売って、アメリカからやって来て、ピアノとドイツ語を猛烈練習し、映画では代役無しで自分でピアノを弾ききっています。

 トーマス・クレッチマン(ホーゼンフェルト大尉):1962年東独生まれの彼は、18の時に東独水泳ナショナルチームの一員に選ばれて、モスクワオリンピックでトップアスリートとして競技に参加しますが、ソ連のアフガン侵攻による西側のボイコットで、世界トップの競技をできませんでした。これをきっかけに彼は西ドイツに亡命することを決意し、300東独マルク(100USドル)とパスポートを握りしめ、ハンガリー、チェコスロバキア、オーストリア、西ドイツと、4つの国境を超えて、1か月以上かけて亡命を成功させます。ですから、彼自身逃亡生活を経験しており、実体験としてシュピルマンの逃亡生活が理解できるわけです。見つかれば、へたすれば殺されますからね。大尉役の彼、写真見ただけで鬼気せまるものがあるなと思ったら、彼自身にこういう背景があったわけです。

先頭 表紙

ネコさんさま、本当にすごい映画ですね。私なんか、ワルシャワゲットーのあたりとか実際に歩き回っていますし、アウシュビッツやアンネ・フランクの家なんかも訪れています。ですから、よけい切迫したものとして感じられるのです。 / 口車大王 ( 2003-03-03 18:43 )
すごい映画でした。前半部分の目をそむけたくなる光景と、あの市街戦というか緊迫感、そして…見事に予想を裏切ってくれました。多分もう一度、見るでしょう。 / ネコさん ( 2003-03-03 13:52 )
えむさま、ほんとすばらしい映画です。そして、原作の本もお勧めします。原作と映画でこれほどイメージが違わないのもめずらしいです。原作の本にはホーゼンフェルト大尉の日記も掲載されているのですが、ナチスドイツの時代にあって、まともな考え方を持ったドイツ人の苦悩が溢れています。 / 口車大王 ( 2003-03-03 01:32 )
この映画、観たいんですよね。映画館で観れなかったとしても、ビデオ化されたら必ず観ます。 / えむ ( 2003-02-24 09:45 )

2003-02-23 [映画]「戦場のピアニスト」を見て その2

 「衣食足りて礼節を知る」

 この映画の重要なテーマのひとつではないでしょうか。シュピルマンはホーゼンフェルト大尉と出会ってピアノを演奏することをきっかけに人間性を取り戻していく、かたや、ホーゼンフェルト大尉はシュピルマンと遭遇してから坂道を転げ落ちていくように人間性を失っていく。その他もろもろ人間性の本質をつきつけて、ドイツ人将校がユダヤ人を助けたというだけの単純な物語でないところがすごいです。名作映画はいろいろな見方ができるという、典型的な例でしょう。

 ところで、ポーランドでの評価が今ひとつらしいのですが、ポーランド語の部分がすべて英語に置き換わっているというのがあるかもしれません。ドイツ語はきっちりドイツ語でやっていて、エンドロール見ると、エイドリアン・ブロディには、専属のピアノトレーナーとドイツ語のトレーナーが付いているくらいだったのですが。これは、アカデミー賞を取りにいくためには、英語の台詞にしないと外国映画賞になってしまうからという事情があるからのようです。アメリカから逃亡中の身の上であるぽ欄スキー監督の怨念も感じます。

 映画の最後、シュピルマンがワルシャワフィルハーモニーオーケストラをバックにショパンのピアノ協奏曲を演奏するシーンで終わるのですが、ここにエンドロールが重なります。たいてい、エンドロールのところで観客は帰ってしまうことがほとんどですが、この映画ではほとんどの観客が最後まで見てから立ち上がります。これも、他の映画には見られない特徴です。

 さて、エンドロールまできっちり見終わって映画館の外のホールに出てびっくりしました。真ん中のエスカレータをぐるりと囲むように長蛇の列。なんとか全員おさまるような感じでしたが、16時のその回は指定席も全部売り切れということを係員が連呼していました。12時50分の回に見にいって正解でした。

つづく

先頭 表紙

2003-02-23 [映画]「戦場のピアニスト」を見て その1

 16日の日曜日、雨でくそ寒い中、有楽町マリオン11階日本劇場1で見てきました。12時50分からの回に12時15分ほどに着いたのですが、すでに列ができておりました。ただし、ここまでは絶対座れますという範囲でした。

 さて、映画ですが、、、

 映画の冒頭、1939年のナチスドイツ攻撃直前のワルシャワの実写フィルムがしばらく流れるのですが、おそらく、今は無名戦士の墓として柱しか残っていない宮殿と思しき建物も映っており、ワルシャワを実際に知っていると、ここだけでぐっと来てしまいます。それにしても、映画の中に登場するワルシャワの町並み、見事に再現されています。

 それからポーランド国歌ですね。映画の冒頭と最後の方で、実に効果的に使われています。そして、シュークスピア、缶詰め。我々が何気なく日常接しているものが、極限状態を表すのに実に効果的に使われています。

 そして、シュピルマンがホーゼンフェルト大尉と遭遇した時に弾く曲ですが、バラード第1番ト短調作品23です。予告編で流れるショパン遺作のノクターン第20番嬰ハ短調は、ラジオ局の放送で演奏されております。バラード第1番ト短調はショパンの曲の中でも難曲のひとつなのですが、エイドリアン・ブロディ、見事に弾ききっている上にプラスαがついております。

 このシーン、撮影していたスタッフが全員泣いてしまったシーンなんですが、なぜ皆泣いてしまったか、よく分かりました。10分弱の曲なんですが、演奏の始まりから終わりまでの間の二人の変化、エイドリアン・ブロディとトーマス・クレッチマンの二人の演技、本当にすごいです。トーマス・クレッチマンですが、さらに最後にもう一度すごい演技をします。

 それから、途中、ワルシャワ市民蜂起のシーンがありますが、この蜂起で主戦場になってしまって廃墟と化した旧市街の裏通りを実際に歩くと、かろうじて残った昔の建物の窓の上の雨よけの屋根の支えに、銃撃の跡を見つけることができます。ところがこの弾痕、片側からしか残っていないんですね。すなわち、ドイツ側からしか残っていないのです。市民蜂起の前のワルシャワゲットー蜂起もそうでしたが、いかに絶望的な闘いだったか、よく分かります。こんな記憶も映画を見ながら蘇ってきました。もっとも、映画ではある理由から、戦闘中のワルシャワ市民側の悲壮感は伝わってきません。

 「戦場のピアニスト」で驚いたのは、ワルシャワ市民蜂起がぼっ発してからあとも、かなり長い間水道の水が出ていたことです。これが驚き。水がいかに大切か、映画の中でも切実にブロディは演じています。

つづく

先頭 表紙

2003-02-09 祝、ひまじんネット3周年

 夢パン結婚パーティーに隠れてしまった感があるけれど、今月でひまじんねっとは満3周年を迎えました。一民間企業が、うっとうしい広告もなく全くの無償でこのようなシステムを3年も維持運用しているということは、このご時世、大変驚きであります。

 調べてみると、現在も活動中のライターで、ユーザー番号が最も小さいのは八百八六助様。不肖口車も、活動中ライターでは古い方から10番以内になってしまいました。ライターもそれだけ変動がある中で、ライター数は2300人を超え、最近は1日あたりのヒット数は2000を超えています。3年前、1日のヒット数が100にも届かず50から80の間をうろうろしていて、新着の表示で丸1日以上消えず、突っ込み機能にはリンクはなく、ひまーく機能なんてもちろんなかったなんてのが、うんと昔のようにも感じます。

 しかも、ひまじん管理組合の絶妙で的確な監視によって下品なコンテンツは排除され、なんでもありのインターネットの世界において類い稀な情報交換サイトが築き上げられたと思います。工学的、すなわち技術的に見ても社会学的に見ても非常に有意義なサイトであり、私、ひまじん管理組合はインターネットの世界に対する貢献は多大であると、密かに思っている次第であります。

 今後も、良好な情報交換の場を提供していただけることを切に願い、これまで3年間の感謝の気持ちを表したいと思います。

 ひまじん管理組合の皆様、本当にありがとう。

先頭 表紙

akemiさま、ふははははは。 / 口車大王 ( 2003-03-03 01:28 )
えむどの、私より古いんだよね。 / 口車大王 ( 2003-03-03 01:27 )
雅(みやび)さま、以前一度ディスクが飛んでしまって、一部日記が失われたなんてことがありましたが、そんな程度ですんでいることがすごいです。そして、ありがとうございます。 / 口車大王 ( 2003-03-03 01:27 )
実は書き込み開始当初は、よそにつっこみに行かないことを心に決めて連載?を開始したのです。書き手の素性を明らかにしないでおくつもりだったのです。ってか、明らかにしたらこっぱずかしくて書けないっすから(爆) よそで細々書いてますw / akemi ( 2003-02-26 00:53 )
私も気づけば古株の一員です。最近は人も増えてきて、新たな日記を発見する喜びを楽しんでいます。大きいコミュニティなのにもアットホームな雰囲気がひまじんの良いところだと思います。 / えむ ( 2003-02-24 09:44 )
本当ですね。営利目的でなく、こんな素晴らしい場を提供&維持していくことは並大抵のことではないと思います。そこに思い至る口車さんも素敵ですよ。3周年おめでとうございます。 / 雅(みやび) ( 2003-02-23 17:33 )
やっちーさま、私、由緒あるかどうかはわかりませんが、ひまじんネットの良いところは、古株の人たちがへんな先輩面をして新しく入ってきた人たちに見下したような態度を取らないというところが、居心地の良さにつながっております。今ではすっかり雰囲気が定着しましたが、初期の頃は管理組合、この点を大変苦心されたようです。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:50 )
葵さま、ありがとうございます。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:47 )
ダンディーYさま、ほんとずっと続けていただきたい。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:47 )
みっちさま、一時期しょっちゅう目の前を通っていたお店の方がここで書かれているなんていうのも、ひまじんネットがあればこそのことですな。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:45 )
夢樂堂さま、ほんとこれでもかという手厚さですね。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:40 )
あみボン。さま、ほんと居心地の良さは天下一品です。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:39 )
Hideyさま、ひまじんネットという器を通して得たものは、本当に大きいものだと思います。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:37 )
みなみさま、ほんとはまりますな。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:36 )
ちゃな坊さまの立場だと得るところはいろいろあると思います。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:35 )
tomohikoさま、3年続いていると言うのは由緒あるということになるのですかね。未だに広告もなしと言うのはすごいことではあります。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:28 )
あみすけさま、これからも末永く続いてほしいものです。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:24 )
Chieさま、今後ともよろしくお願いいたします。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:22 )
TAKEさま、ご自身のなかなかのライターではございませんか。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:21 )
でじかめさま、ここがなければでじかめさまとも知り合えなかったわけで、ほんとに感謝の気持ち大です。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:20 )
ぷりぷり所長どの、私このシステムを「非対称掲示板システム」と呼んでいるのですが、ちょっと掲示板のスレッドの表示方法を変えただけでこれだけすごいシステムになると言うのは、驚きであります。あと、サイトの管理はいかにあるべきかと言うことについても、勉強させられます。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:16 )
とんぼさま、ほんとここを知ることができたのは幸運です。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:13 )
あう、ごめん。敬称忘れた。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:13 )
走る酔人(PAO)、これだけ居心地の良いところは、まずないでしょう。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:12 )
スーパーしえろさま、こちらが初めてだったと言うのは運がいいと思いますよ。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:11 )
しのさま、ほんと感謝です。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:09 )
akemiさま、良くおっしゃいますなぁ。akemiさまの初期の書き込みは、それはそれは「をを!すげー!」だったのでございますよ。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:08 )
エスカルゴさま、今後も5年10年と続いてほしいものです。 / 口車大王 ( 2003-02-23 14:06 )
口車大王さんがそんなに由緒ある古株?の方だとは知りませんでした!私もつらい生活の中、ひまじんネットでおおいに楽しませてもらっています!ところで、「従弟の葬式」の続き、読みましたよー。私がいつも仕事をしていて思ったことは、みんな命の重みに変わりなく、たとえ障害を持っていたとしても生きる意味は尊いものである、ということです。統計的に、世の中で障害児が生まれる確率は決まってるんです。健常者がいて、障害者もいて、それが普通の社会なんですよね。これからも、ずっと素敵な文章を私達に書いてくださいね。 / やっちー ( 2003-02-22 16:46 )
普段漠然と感じていた私の考えを、見事にツボを押さえて表現してくださいました! / ( 2003-02-20 23:30 )
すっご〜い!3周年!!おめでとうございます。大王のおっしゃるとおり管理組合員のみなさまには本当に感謝、感謝ですね。大王もこれからも末永く続けてくださいませ♪ / ダンディーY ( 2003-02-17 20:59 )
3周年おめでとうございます♪本当に楽しいサイトですよね。出会えて良かったです♪ / みっち ( 2003-02-17 01:21 )
ここまでやるかというくらいまで居心地の良い空間を作っていただいたことに感謝しております。 / 夢樂堂 ( 2003-02-16 06:51 )
おめでとうございます。ココがとても居心地がいいので、現実の世界とココの世界の比重が変わってきてしまいました。私にとってはそんな場所です。  / あみボン。 ( 2003-02-15 11:56 )
気持ちをすっかり代弁していただいたようで、ありがとうございます。僕もひまじんがなかったらこの生活はもっと辛いものになっていたと思います。管理組合の方々へとあわせて、ここに集い真剣な生き様を綴るすべての方々に感謝の気持ちをささげたいと思います。 / Hidey ( 2003-02-15 04:20 )
わたしにとってひまじんはとても居心地のいい場所です。ひまじんを知っていながら、最初はなぜかあえて書くまいって思っていたんですが、始めたらすっかり居ついちゃいました(笑) こんなに自分の世界が広がるとは思っていませんでした。ひまじんに感謝♪ / みなみ ( 2003-02-15 03:02 )
ぷり長も指摘してるけど,管理組合様のバランスってほんとにすごいと思います。ただただ,尊敬・・・そして感謝感謝です。 / ちゃな坊@誕生日つっこみありがとう。 ( 2003-02-14 19:29 )
でじかめさんに影響されてひまじんデビューした私でしたが、そんなに歴史と由緒あるサイトだと知りませんでした。自分がひまじんに書いていることが自慢になっちゃいそうです。 / tomohiko ( 2003-02-14 05:07 )
3周年おめでとーございます。私からも言わせてください。ひまじん管理組合の方々、本当にありがとうございます。有意義なスペースを開放していただき感謝感激です! 私はあと数ケ月でようやく1周年。これからどーなることやら自分でもわかりませんが、ぼちぼち続けてゆきたいと思ってます。 / あみすけ ( 2003-02-12 22:41 )
早いですね。私も初めは読んでるだけだったのに。。。初めの頃口車大王さまに教えていただいたことがあったような。。。これからもここから色々教わって行きたいです。 / Chie ( 2003-02-11 22:12 )
最初の頃はホントに文章の上手い方ばかりで、おそるおそる書き始めた記憶があります。いろんな意味でいい体験をさせていただいている気がします。感謝に気持ちを込めて、「三周年、おめでとうございます!」 / TAKE ( 2003-02-10 21:38 )
同じくとっても素晴らしい日記サイトだと思います!祝生誕3周年☆ / でじかめ ( 2003-02-10 02:26 )
日記がコミュニケーションの手段になるってのは意外でした。ひまじんってすごいなぁと思うのです。 あと、管理組合のバランス感覚って絶妙で、これも驚きのひとつだったりします。 / ぷりぷり所長 ( 2003-02-10 00:03 )
私もひまじんネットがPCの始まりいい出会いの機会をもたらしてくれたことに感謝です。 / とんぼ ( 2003-02-09 23:25 )
ほんとに管理組合様には感謝あるのみです。居心地良いもんね。 / 走る酔人(PAO) ( 2003-02-09 21:20 )
インターネット初体験が、このひまじんネット。そうであったことを、心より感謝しております。 / スーパーしえろ ( 2003-02-09 19:56 )
そうなんですね。初めて知りました>ひまじん誕生日。オメデトウございます&感謝ですね / しの ( 2003-02-09 19:41 )
おめでとうございま〜す♪最初の頃のあたしは、先輩ライターさま方に対してなんだか恐れ多い気持ちで接して?おりました。文章も素人離れしているな〜ってリスペクトしておりましたの。でもごく最近は「テスト」と書かれただけで放ったらかしの日記を見かけたりしてがっかりすることもあります。 / akemi ( 2003-02-09 15:52 )
3周年おめでとうございます。 / エスカルゴ ( 2003-02-09 15:15 )

2003-02-06 [映画]戦場のピアニスト

 2月15日から公開される映画。私も当然まだ見ていませんが、とにかく絶対お勧めの映画。

 原作の翻訳本はこちら。

 映画を見て

先頭 表紙

Hideyさま、アメリカでの上演はどうなんでしょうか。今年のアカデミー賞受賞最有力候補と言われていて、昨年12月には公開はされているようです。原題は"The Pianist"です。 / 口車大王 ( 2003-02-09 02:56 )
走る酔人(PAO)さま、実は私もです。 / 口車大王 ( 2003-02-09 02:19 )
koedaさま、二度も当たったのですか。二度とも自分で行ったのというのは分かるような気がします。ポーランドの歴史の一端についてはこちらを御覧下さい。 / 口車大王 ( 2003-02-09 02:19 )
勇者パオラ様、お久しぶり。口車、実際にワルシャワのゲットーがあった場所も歩き回っていますし、アウシュビッツがあった場所も訪れています。それだけに、予告編を見ただけでずしんとくるものがあります。 / 口車大王 ( 2003-02-09 02:14 )
でじかめどの、これはすごい映画です。しかしね、違法コピーのものをあてにしてそれを当たり前のように思うのは、めぐりめぐって自分の仕事をなくすことになるのですよ。 / 口車大王 ( 2003-02-09 01:39 )
これは見たいなあ。アメリカでもきっととっくに上演したのでしょうね。映画を観に行く余裕はなかなかなくて…。今度DVDを漁ってみます。原題はなんていうかお分かりですか? / Hidey ( 2003-02-09 01:19 )
そういえば最近映画見ていないなあ。 / 走る酔人(PAO) ( 2003-02-08 15:43 )
息子が試写会、二度当たったのですが、二度とも自分で行きました。ポーランドの歴史を知っておくともっと面白いと思うよ。って言ってましたが。一枚くらいくれてもいいものだと(^^; / koeda ( 2003-02-08 13:54 )
見るつもりです。最近第3次映画ブームなんです。年明けからもう8本見ました。一番好きなのがアメリ。一番頭痛がしたのがギャングオブニューヨーク。うっとりしたのは8人の女たち。 / 勇者パオラ@お久です ( 2003-02-07 20:45 )
うがー!見たい〜。でもその頃は上海〜(涙) あ、でもすぐに盗撮ビデオ出るからいっか…(笑) / でじかめ@見たらぜひご感想をっ★ ( 2003-02-07 00:24 )

2003-01-20 [閑話休題]日本一のカップチーノ

 まさにコーヒーブレイクですな。

 あれは二十歳の時のこと。口車はパリからのオリエント急行でベネチアの駅に降り立った。行き当たりばったり、宿は決めていない。時期は8月観光シーズンのピークである。しかももう4時過ぎ。駅のインフォメーションに早速並んだが、長蛇の列。いったい宿はとれるのだろうか。

 不安な気持ちで待つこと15分。自分の番になった。窓口の男性は改めて口車を見てにっこりする。幸いにして、リーズナブルなホテルをあっという間に紹介してくれた。

 日本で言えば民宿といった感じであろうか。白い小さなホテルは家庭的。朝食の時にマダムが片手にコーヒーポット、もう片手にミルクポットを持って同時にカップに注ぎ、カップチーノを作ってくれる。ミルクを泡立てているわけではないのだが、このカップチーノは本当に絶品であった。

 以後、これほどのカップチーノに巡りあったことはなかった、昨日までは。

 日本国内で初めてカップチーノを頼んだ時、驚いた。この茶色い棒は一体なんだ?お店の人に聞く。「シナモンのスティックです。それでかき混ぜて飲んで下さい。」

 はぁ?

 イタリアで一度もそんな飲み方にお目にかかったことはない。だいたい、シナモンの香りが強すぎて、せっかくのコーヒーとミルクの香りが全部ぶっとんでしまうではないか。

 以来、どこでカップチーノを頼んでも、当たり前のようにシナモンがついてくる。しかも肝心のコーヒーの味は全然おいしくない。必然的に、カップチーノを頼むことはなくなっていった。

 そして、昨日。

 久しぶりにザホテルヨコハマ2階にあるサバティーニ・ディ・フィレンツェ横浜店へ食事をしにいった。ここは、銀座ソニービルのサバティーニ・ディ・フィレンツェの姉妹店である。山下公園を一望でき、しかも割安料金でとびきりのイタリア料理が食べられる。

 食事が一通り終わったところで、なじみのマネージャーのSさん登場。曰く、つい最近エスプレッソマシンを新しいものにしたと言う。そして、「今までよりさらにおいしくなりましたよ。カップチーノなんかいかがですか。」と言われる。そこで、いつもならエスプレッソを頼むのだが、言われた通りなにげなくカップチーノを頼んだ。

 絶句!一口飲んで、絶句!なんだこれは!

 冒頭の、あのベネチアで飲んだカップチーノの記憶が蘇ってきた。

 イタリア以外で飲んだカップチーノでは、文句なしにこれが一番。口車としては、「日本一のカップチーノ」の称号を与えたい。

 もちろん、エスプレッソも絶品なのは言うまでもない。

先頭 表紙

走る酔人(PAO)さま、あまりお話で来ませんでしたが、またそのうち飲みませう。 / 口車大王 ( 2003-02-09 03:44 )
パンドラさま、今度は液体を持参します。 / 口車大王 ( 2003-02-09 03:43 )
えむどの、また飲むぞ。 / 口車大王 ( 2003-02-09 03:43 )
みなみさま、そう、天狗なんでひらめかなかったんだろね。だけで、入れてラッキー。あの時間で待ち行列がないのが信じられなかった。 / 口車大王 ( 2003-02-09 03:42 )
みるみる@Atelierさま、あの唇は真賀砂州子嬢ご持参の品でござる。あの、唇を見た瞬間の瞳孔のがっと開いた表情は、一生忘れられまへん。 / 口車大王 ( 2003-02-09 03:41 )
お会いできてよかったです。これからもよろしく。 / 走る酔人(PAO) ( 2003-02-05 23:33 )
楽しい夜、いろいろお気遣い本当にありがとうでした。 お猪口まで。。。。うう(感涙) / パンドラ ( 2003-02-04 12:39 )
おつかれサマー。 / えむ ( 2003-02-04 11:21 )
先日は、おつかれさまでした&ありがとうございました。2次会は、なんで最初に天狗に思い当たらなかったのか、そこがちょっと悔しいですよね(笑) そういう本格的にはかなわないと思いますが、八王子駅の下の喫茶店のコーヒー類がなかなか美味しいです。お越しの際はお試しあれ。 / みなみ ( 2003-02-04 00:38 )
先日はどうもでした!2次会の席取りお疲れ様でした。あの唇はご自分で作られたのですか? / みるみる@Atelier ( 2003-02-03 23:55 )
りりさま、当時のオリエント急行はもうぼろぼろで、この3年くらい後に一度廃止になってしまいました。今は、ユーゴスラビアの騒乱おかげで、この区間は列車運行できずにいます。このときは、初めてマルタを訪問するのにローマまで、列車を使って移動している途中でした。 / 口車大王 ( 2003-02-03 21:42 )
無樂堂さま、値付気に入っていただいてありがとうございますだ。次回、あきる野市は中村酒蔵所の一升瓶、ぶら下げていきマスだ。 / 口車大王 ( 2003-02-03 21:40 )
あの夜は寝不足だったせいか、ぼろぼろだったのだ。「恋のバカンス」つられたこと未だかつてなかったのに、頭の中で「あれ?あれ?」って考え始めたらつられてしまったのだ。とっても悔しいのだ、せっかくあややんとデュエットできたのに。 / 口車大王 ( 2003-02-03 21:38 )
あややどの、本当に動きにくい着物でご苦労であった。あれは、ギャグに決まっているでわありませんか。いない間に、「青いサンゴ礁」も歌っていたのだ。 / 口車大王 ( 2003-02-03 21:37 )
こっしーさま、私目もエスプレッソにグラッパというのは知りませんでした。考えてみたらブランデーなんか入れたりするわけですから、これもありなわけです。 / 口車大王 ( 2003-02-03 21:36 )
素敵な思い出ですね。香港のサヴァティーニはどうかな?あんまり期待できないかも…。ラッテとカプチーノの違いってミルクを泡立てるか否かだと思ってました。 / りり ( 2003-02-03 17:30 )
先日は大変ありがとう。あのお猪口で酒を飲んでいます(笑) / 夢樂堂 ( 2003-02-03 16:52 )
昨日はどうもでした。木綿のハンカチーフは名曲なので、できれば女性のを聴きたいよ〜。 / あやや ( 2003-02-02 22:09 )
グラッパは私の予想どおりでしたが・・・こんな飲み方があるなんて知りませんでした ! / こっしー ( 2003-02-01 12:56 )
こっしーさま、だから食事しにいけばよいの。で、カップチーノにはシナモンはつかんのです。グラッパについては、ここを読んでちょうだい。 / 口車大王 ( 2003-01-29 17:41 )
雅(みやび)さま、ぜひぜひ。目の前の不粋な貨物線跡の高架線は撤去され、山下公園が一望に見渡せます。 / 口車大王 ( 2003-01-29 17:39 )
えむどの、こりは大人の味だべ。 / 口車大王 ( 2003-01-29 17:38 )
Ecruさま、大丸は行ったことありますか。横浜も良いですよ。カップチーノの思い出ですが、ヒルトンやシェラトンのようなチェーン展開している高級ホテルにばかり止まっていたら、巡り会えません。 / 口車大王 ( 2003-01-29 17:37 )
ん、でもカフェラテとカプチーノが同じならば・・・?あっしはカプチーノ大好きと言う事になりますが・・・ちなみに下のグラッパとは、まさか、細いボトルに入った透明な飲み物の事ですか? / こっしー ( 2003-01-26 13:42 )
あっしはシナモンが苦手でカプチーノは飲んだ事がありません。。。いつもエスプレッソです。しっかし、カプチーノのみのためにサバティーニには行けないし・・うぅぅ。 / こっしー ( 2003-01-26 13:38 )
これは季節が良くなったら是非、飲みに行きたいですね。大好きな飲み物です。 / 雅(みやび) ( 2003-01-24 00:20 )
大人になってようやくコーヒー類のおいしさを知りました。でもまだまだどれが美味しい!などと言えるほど知らないです・・。そんなにおいしいカプチーノ、飲んでみたいっす。 / えむ ( 2003-01-23 08:14 )
でんぼおやぢ殿、エスプレッソではなくてエスプレッソマシンで砂。エスプレッソマシンでコーヒー作ってそのままだとエスプレッソ。牛乳入れるとカップチーノです。あれ?じゃ、カップチーノとカフェラテの違いって何だ? / 口車大王 ( 2003-01-22 23:52 )
スターバックスラテですから牛乳が七割です。エスプレッソでぶしゅーっと出したやつに牛乳をどーっと。牛乳好きとしてはポイント高いです。 / 電ボ屋 ( 2003-01-22 11:53 )
カップチーノの思い出いいですね。そういう旅がしてみたいです。大丸の方には昔行ったことがあります。横浜のも今度行ってみよう! / Ecru ( 2003-01-21 22:08 )
もっとも、日本ではまともなカップチーノがないから、エスプレッソ頼んでミルクを入れざるを得ないけれど。。。 / 口車大王 ( 2003-01-21 18:39 )
でんぼおやぢどの、まさかエスプレッソにミルク入れてないでしょうなぁ。エスプレッソは煎りが強いので、見た目と違って逆にカフェインは少ないです。 / 口車大王 ( 2003-01-21 18:38 )
ちゃな坊さま、東京駅だったら新幹線乗る合間に行けますだ。多分、こっちもティータイムあるはず。 / 口車大王 ( 2003-01-21 18:36 )
走る酔人(PAO)さま、〆のグラッパまで含めると、辛いものがありますなぁ。まあ、東京駅の真上にもありますので、お立ち寄り下さい。関係者ではございませんが。 / 口車大王 ( 2003-01-21 16:16 )
akemiさま、ギョーカイ関係者にそのように言っていただけるとは、光栄至極の行ったり来たりです。ここはぜったいお勧めです。料理もおいしいし、お菓子もおいしい。 / 口車大王 ( 2003-01-21 16:12 )
今日はスタバでエスプレッソ三昧でした。牛乳が多いほうが呑みやすくて、ブレイクには最適だと思うです。コーヒーは飲みすぎない程度が一番安らぐ。 / 電ボ屋 ( 2003-01-21 00:27 )
ずっとコーヒー飲めなかったんだけど,最近なぜか飲めるようになってきました。機会があったら飲みに行きます! / ちゃな坊 ( 2003-01-20 23:04 )
朝起き抜けにカップチーノ、昼飯のあとにエスプレッソ、晩飯食ってからレモンチーノかグラッパという生活を3ヶ月続けて日本に帰ってくると食事の後なにか寂しい。 / 走る酔人(PAO) ( 2003-01-20 22:39 )
あ〜飲みたい!でも、取りあえず田舎でもらってきたギフトセットの中のインスタントコーヒーだけど、、5種類くらいあったから・・一応エスプレッソありました!・・(悲) 来月の結婚記念日にでも行ってみようかしらん。。なかなかお手頃なプライスだし。口車さまのオススメははずれがないしね^^ / akemi ( 2003-01-20 16:30 )
横浜が遠いとおっしゃる諸兄、大丸東京店にもあります。銀座よりリーズナブルです。ただし、横浜並みにカップチーノがおいしいかどうかは、保証の限りにあらず。 / 口車大王 ( 2003-01-20 15:43 )

[次の10件を表示] (総目次)