2002-08-06 今日のイチロー（一日早いお七夜）
2002-08-05 今日のイチロー（退院）
2002-08-05 外伝　その５（うまいピザ２）
2002-08-04 外伝　その４（うまいピザ１）
2002-08-04 今日のイチロー（ガングロ）
2002-08-03 外伝　その３（アーミッシュ）
2002-08-03 今日のイチロー（黄疸気味）
2002-08-02 今日のイチロー（手形のとり方）
2002-08-02 外伝　その２（モンタナって）
2002-08-01 外伝　その１（トニー・ローマ）

チチローこと雅(みやび)のツレです。

私は今日から通常勤務です。朝は家事というほどの家事をするわけではないのに、ペースが狂って、家を出るのが大幅に遅れました。眠ったままのイチローに、玄関でお見送りしてもらうのも、慣れるまでは変な感じ？

昼間はババロー(笑)が来てくれました。明日は来られないということで、一日早いですが、お七夜の赤飯を炊いて持参。私が帰ると、鯛とカレイの尾頭付きが用意してあって、あとは昨夜のお習字の成果を張り出すだけになっていました。イチローは、お料理、お習字などと記念撮影。

きのうに続いてお風呂にも入れましたが、ちょっと工夫することで、うまくできました。イチローもご機嫌で、全然泣かず。パパに似て、お風呂好きみたいです。なぜかママはお風呂嫌いなんですが。工夫というのは、ベビーバスの高さを変えること。きのうはベビーバスをキッチンのシンクに入れ込んでやったのですが、私には低すぎて、腰は痛いわ、イチローはうまく支えられないわで、大変でした。その反省から、今日は、シンクから出して、上でやりました。20センチ近く違いますよね。

その後、イチローはミルクを飲んで寝たので、きのう注文した表札の校正稿に手を入れたり、お祝いをくれるという友人に、メールで名前入りのアルバムをおねだりしたり。

フィルムの現像は、早いのでだいたい「写真屋さん45」でやっているんですが、1本現像すると、A4版に引き伸ばすクーポンが1枚ついてきます。前にもらった1枚がもうすぐ期限なので、どの写真を引き伸ばすか、雅(みやび)と相談。結局、おむつ一枚でアイマスクをして日焼けサロンに入っている写真に決定。ここでお見せできないのが残念ですが、面白い一枚です。（雅(みやび)写す。）

今まで、引き伸ばすばっかりで買ったことはないですが、「写真屋さん45」ではA4のフレームを1,000円で売ってるんですよね。それで商売しようということでしょうか。旅行の写真を引き伸ばしたのも10枚以上たまっているので、イチローの写真の分も含めて、引っ越したらいくつか買うかもしれません。

後で言う理由から、引き伸ばしはしないと思うのですが、もう1枚インパクトのある写真は、分娩室で体重計に乗っているイチロー。デジタルで体重が表示されている決定的瞬間で、いい記念の1枚なのですが、当然おむつをしていないうえに、横から撮っている私に正対して足を開いている、ちょっと恥ずかしい1枚でもあります。この写真を見せる人、見せる人に対して、雅(みやび)が「ご開帳」って言ってるんですが、それって、放送禁止用語(笑)？その場で恥ずかしいよって言うのも、他人様に聞かれて恥ずかしいのですが、後でこっそり言うべきでしょうか。

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チチローこと雅(みやび)のツレです。

早いもので、今日は退院の日でした。最終チェックの結果、問題なしということで、予定通り退院することに。

私は朝から、銀行に行ったり、掃除機をかけたりして忙しく過ごし、買い物をしてから病院に行きました。そうしたら、病室には雅(みやび)のお友達が。大きな桃と花束を頂きました。

入れ替わりで、ババロー(笑)と雅(みやび)の父方のオバロー(笑)が来ました。先生と助産婦さんに見送られ、記念写真も撮って、病院を後にしました。

夕ごはんはババロー(笑)が帰る前に作ってくれて助かったというところまではよかったのですが、その後は私に試練が。まずは沐浴ですが、実習をやったのが3ヶ月近く前なので、要領を忘れてました。おへその消毒は怖いし。もう一つの試練が、「命名イチロー」の紙を書かされたこと。お習字苦手です。

明日から会社ですが、どうなることやら。ババロー(笑)はちょこちょこ来てくれるようです。

※写真は、今日頂いた、イチローの頭ほどもある桃と花束。

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チチローこと雅(みやび)のツレです。

カリフォルニア・ピザキッチンで一番おいしい料理は何か。それは、ピザではなく、チキンテキーラ・フェットチーニというパスタ。レシピが、1月13日の日記にあります。この前うちで作ってから、もう半年以上経つんですね。このレストランチェーンには、雅(みやび)もよく連れて行きましたが、どちらかというと、はまっているのは私の方かも。それでも、家で作れというリクエストは時々あります。かなり手間がかかるので、数年に一度しか作らない、幻の料理になっていますが。転居を機にキッチンが今よりは広くなるので、もう少し頻繁に作ることができればと、自分でも思います。

カリフォルニア料理というジャンルがあって、その定義はひとそれぞれということで、イメージ先行の感があり、それが「気取っている」との揶揄の対象となったりします。「L.A. ストーリー」（とってもおすすめの爆笑コメディーです）という映画でも、冒頭のレストランのシーンでそういう場面がありました。でも、私はカリフォルニア料理といわれると、迷いなくこのパスタを思い浮かべます。カリフォルニアの明るい色彩、ライム・テキーラ・ハラペーニョといったメキシカンのテイスト、そしてアジアンテイストの隠し味として、しょうゆ少々。ここには、私にとってのカリフォルニア料理に欠かせないすべてが揃っています。

このレストラン、日本人の口にも合うのですぐにでも進出してくるのではないかと予想していたのですが、いまだに出てきていませんね。アメリカ国外は、フィリピン、マレーシア、シンガポール、インドネシアだけのようです。それで、チキンテキーラ・フェットチーニを日本で食べようと思ったら、自分で作るしかないんです。

1月13日のレシピを見て、あらためて挑戦してみようという方がおられたら、必ず地鶏など、やわらかくて美味しいチキンを使って下さい。チキンの素材がよくないと失敗します。材料のうち、日本でどうしても見かけないのが生のハラペーニョなのですが、どなたか、売っている店をご存知ないですか。

あと、日本ではピザといえばタバスコですが、欧米では使わないようですね。この組み合わせは日本人の発明でしょうか。アメリカでは、唐辛子をあらく砕いたものがテーブルに置いてあったりします。ピザーラなんかでも小袋に入ってついてきますかね。それでもタバスコ自体は、正真正銘のメード・イン・USA。タバスコ工場見学の件は、そのうちに書きます。

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雅(みやび)はピザにも目がないですね。というよりチーズ好き。

宅配ピザだとピザーラですが、雅(みやび)の中では、最近ドミノも健闘。狂牛病あらためBSE騒動の影響で、ビザーラが韓国カルビ（っていうんでしたっけ？）をやめてしまった影響大。妊娠中の雅(みやび)は、肉、肉、と言っておりました。

お店のピザで雅(みやび)が執着しているのは、サルバトーレのピッツァマルゲリータ。中目黒のお店がなくなったとき、移転先をかなりしつこく調べていました。

雅(みやび)のピザ好き、チーズ好きの原点は、高校時代に通い詰めたという、シェーキーズの食べ放題にあると見ています。同世代の私も同じ思いがありますが、食べ盛りの高校生には良かったですよね。今どきの高校生にはお洒落感に欠けるのか、シェーキーズの食べ放題なんて、あまり行かないような気がしますが。

高校まで京都で過ごした私にとってのピザの原点は、小学生の頃から何度も行った、サンマルコというピザレストランです。京都に何ヵ所かあって、地元のラジオ番組の提供をしていたこともあり、当時はよくはやっていたように思います。京都には、十何年かゆっくり帰っていないので、まだあるかどうか分からないんですが、インターネットでサーチしても引っかかりませんね。この店とラジオ番組の思い出話を書いている人はいましたが。忘れもしない、「サンマルコからボンジョルノ」という番組でした。

思い出が思い出を呼び、一挙に原点までさかのぼってしまいましたが、日本で食べられないピザもあります。それは、カリフォルニア・ピザ・キッチンのピザ。全米各地にあるので、入ったことがある人もいらっしゃると思います。ホノルルにもありますが、ワイキキからはちょっと離れていますね。

ここのピザに出会ったのは、90年ごろのLAです。当時私は、彼の地で会社のペーペーとして働いており、しょっちゅう残業していたのですが、最初はツインタワーの真中にあるマクドナルドぐらいしか食べ物を買うところがなかったのです。なにしろ、LAのビジネス街は何もないところですから。車で地下に乗り付けて、また車で帰るだけというエリアです。それがある日、マクドナルドの斜め向かいにしゃれたカジュアルレストランができ、テイクアウトもできるというのです。電話をしておけば、待たずにピックアップもできるというので、結構食べましたね。ここの特色は、ピザらしくないピザを出すっていうこと。アメリカのピザらしくないと言ってもいいです。BBQチキンピザと並んで人気No.1は、タイチキンピザと言ったら、その感じが分かってもらえるでしょうか。あとで調べて分かったことは、このレストランチェーンは、グルメの刑事法弁護士２人がビバリーヒルズに第1号店を開いたということです。

今回の主題からは、ずれてしまいますが、この店で一番おいしい料理は、実はピザではなく、他のものです。それが何かを書こうと思ったら、「本文が長すぎます」っていうことなので、続きはまたあらためて。

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チチローこと雅(みやび)のツレです。

今日は、雅(みやび)の指示により、ババロー(笑)を伴って公団の物件を「念のために」見て来ました。第一候補は、すでに大家さん側の不動産屋さんと昨日リフォームの打ち合わせもしていますが、契約前に、公団の物件の方も目を変えて見てくれという指示でした。ババロー(笑)曰く、「一戸建ての方を見てなければ、これも悪くないのにねえ」。

昼は下北沢で降りて丸安でソーキそばとゴーヤーチャンプルー。ディスカウントショップの前でババロー(笑)と別れ、ババロー(笑)は病院に、私はその店でペリエを買い込みました。一本288円と、普通の店より100円近く安いです。これも雅(みやび)の指示で、退院までに1ダースそろえておけと。私が好きなライム味も半分忍ばせました。

夕方まで家の掃除をしてから病院に。私が着く前に、雅(みやび)と私の共通の知人がアンリ・シャルパンティエのやっているお店シーキューブ（Cの３乗と書いて、charpentier contemporary cuisineという意味）のケーキを持って遊びに来てくれたとのこと。昨日といい、今日といい、お客さんは私を避けているようだ。雅(みやび)は本当は間食を止められているので、私が途中で買って持っていったお弁当を病室で食べた後、２つ残っているうちの１つ半を私が、半分を雅(みやび)がこっそり食べました。

ところでイチローは？

丸一日の光線治療（通称「日焼けサロン」）の甲斐あって、ガングロ（実は全身？）のコギャル風になって帰ってきました。色白が自慢だったのに。黄疸の数値も下がったとのこと。

また、初めてチチローにおむつを替えてもらいました。

あとは、泣いて、おっぱいを飲んで、寝て、の繰り返し。とはいえ、チチローに「おっぱい欲しい泣き」が分かってもらえて嬉しかったです。（このあたり、イチローの日記風の言い回しだ。）

※写真は、今日のイチロー（フォトジェニックな一瞬を狙うと、寝ている写真が多くなります。）

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チチローこと雅(みやび)のツレです。

アメリカの、アーミッシュと呼ばれる人たちのことは、「刑事ジョン・ブック 目撃者」という映画で知っている方も多いと思います。現代文明の利器を極力使わずに生きている人たちですが、彼らが暮らしている地域としては、映画にも出てきた、ペンシルバニア州のランカスターという町が有名です。
フィラデルフィアのレディング・ターミナルというマーケットには、アーミッシュの人たちが出店していて、映画に出てくる、あの衣裳そのままでものを売っています。農産物やパンの店のほか、The Rib Standという店があって、ベビーバックリブも売っています。雅(みやび)のベビーバックリブ好きの原点は、この店にあると見ています。二人でマーケットに行った時はもちろん、一人で行った時も結構食べたり買って帰ったりしていたようです。
ちなみに、ベビーバックリブがアーミッシュの名物料理ということはないと思います。むしろ、農産物や自家製のパンの方が、「らしい」売り物という感じではありました。

ランカスターはフィラデルフィアから車で2時間ぐらいのところにあり、アーミッシュの人たちの暮らしぶりを垣間見ることができるほか、博物館などもあります。東海岸在住者にとっては、実はこのあたり、アウトレットでの買い物をするために訪れることのほうが多いのでは。私たちの周りでも、レノックスとかロイヤル・ドルトンなどのブランドの食器は、どこの家でも買ってましたね。

ベビーバックリブの話ではないですが、ここで触れざるを得ないフィラデルフィア名物があります。その名もフィリー・ステーキ。ステーキと言ってもステーキではなく、薄切りの牛肉とチーズ、玉ねぎのあらみじんを一緒に炒め、サブマリンサンドのパンにはさんだものです。どこの店にもあり、何ということもないけれど、おいしかったですね。NYなど、他の地域ではチーズ・ステーキと呼ばれているかもしれません。

さて、第1回で触れた、ソルトレークシティー郊外のトニー・ローマで買ったソースセットを使って、家でもうまくベビーバックリブができたかといえば、実は強い印象が残っていないので、可もなく不可もなくということではなかったでしょうか。当時はワシントンDCに住んでいて、肉は確か近所のDean & Delucaで買いました。今度、伊藤忠と組んで、日本に進出するようですね。

ベビーバックリブのおいしいお店を知っている方は、教えてください。すぐには行けないけど、いつか雅(みやび)と行きます。イチローはどうするか・・・。

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チチローこと雅(みやび)のツレです。

今日は午前中、雅(みやび)ママ（ババロー(笑)？）と引越し先第一候補の一戸建てを見てから、病院へ行きました。

大家さんの方の不動産屋さんが、内装工事の業者さんも連れてきていて、壁紙を張り替えるところとか、クリーニングするところなどを確認しながら打ち合わせをしました。前は高齢の方が住んでいてバリアフリー風になっているのですが、洗面所兼脱衣所の入り口にはドアがなくカーテンになっていたらしく、これは結局自分でアコーデオンカーテンか何かをつけることになりました。あとは、表札のプレートも自分で用意するので、病院の帰り、それぞれ東急ハンズで見てみました。

さて、今日のイチローですが、午前中の沐浴実習の際、黄疸気味と指摘され、治療のために光を浴びることに。私は見てないんですが、アイマスクのようなものをして「日焼けサロン」に入っているようなものだとか。でも、一回に数時間ということで、これは大人の「日焼けサロン」とはちょっと違いますよね。

それから今日は、お客様が二組。私は会えなかったのですが、雅(みやび)と私の共通の古い友人が長野からお母さまと来てくれました。味噌蔵の娘なので、雅(みやび)のリクエストにより、「売るほどある」という味噌を持って来てくれました。

午後にももう一度「日焼けサロン」に行かないといけないということで、今日は早々に退散して、洗濯など。結構疲れているので、今日は早く寝ます。

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チチローこと雅(みやび)のツレです。

今日は会社に出たので、夜になってから2時間ばかり病院でイチローと遊んできたんですが、よく寝てよく泣いていましたね。

昨日、手形がうまくとれなかったという話をしましたが、今日、寝ているイチローと遊んでいてひらめいたのは、寝ている間に手形をとってしまうということ。手の握りしめ方が柔らかかったです。薬品が冷たいと起きてしまいそうですが。他に妙案のある方はおられますか。

おととい、雅(みやび)が陣痛で苦しんでいる時に思ったのが、助産婦さんはみんな若いのに、妊婦とタメ口だなあということ。その時、夕方まで担当してくれたKさんが、今晩の授乳指導に来てくれたんですが、おとといとは違って、かなり丁寧な口調でした。多分、マニュアルなのか経験的な対応なのか、場面場面で使い分けているんですね。これから産むっていう時は、確かにタメ口の方が頼りになる感じがするかもしれません。

そのKさんに頼んで「分娩記録」のコピーをもらい、色々教えてもらいました。産まれてすぐ泣かないのは普通のことで、Kさんはその場にはいなかったけれど、記録を見ると、イチローの場合は、むしろ、汚れた羊水を飲んでいたので、それを吸引してから泣かせたかったものと思われる、ということでした。

※写真は、昨日のイチローです。

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チチローこと雅(みやび)のツレです。

昨日、読者の皆さんのための脚注を書いてみようと思いました、と書きましたが、考えてみれば、皆さんのため、というよりは、イチローが産まれたのでしばらく旅行に行けないことを忘れるための、一種の代償行為かもしれません。

さて、前回の外伝の最後で、お昼ごろソルトレークシティーを出発した雅(みやび)と私は、トニー・ローマで昼食を済ませたあと、夕方には、無事、ウエスト・イエローストーン（モンタナ州）に到着しました。イエローストーン国立公園は、面積の大半がワイオミング州に属しているものの、5つあるゲートシティーのうち、3つがモンタナ州にあり、中でもウエスト・イエローストーンは代表的なゲートシティーです。

モンタナ州って言っても、その南のアイダホ州にくらべ、日本での知名度は低いですね。一部では、マンスフィールド元駐日大使の出身地として知られていますが。産業は観光の他、農業、鉱業、林業で、別名、Big Sky Stateといいます。Montana Big Skyという健康サプリメントのブランドがあって、アメリカに住んでいるときは、よくプロポリスを買っていました。

さて、夕食をということになり、何となく雰囲気のあるカジュアルレストランに入った私たちは、そこで。モンタナ・リブなるメニューを発見して、早速注文しました。出てきた料理は、骨がベビーバックリブの何倍あるかっていうぐらい大きなリブでした。なんとビーフ。その肉の、なんとも柔らかいこと。こんなに迫力のあるリブは、後にも先にも見たことがありませんし、いまだに忘れることができません。いつかまた、イエローストーンを訪れる機会があれば、必ずウエスト・イエローストーンから入ることにして、もう一度食べてみたい一品です。

余談ですが、モンタナ州にすっぽり属している国立公園として、カナダ国境にグレイシャー国立公園があります。ここの珍しい点は、国境を境に、カナダサイドではウォータートンという国立公園になっている事。3年前の7月終わりに訪れた際、雪が降り出し、カナダ国境を超える時、係のお兄さんから、”Merry Christmas”といわれてびっくり。その手前では、雪の中で狼（ということにしている）の二匹連れを見かけました。コヨーテよりはどっしりした体型だったので、あれは狼に違いないと思うようにしています。カナダ側からアメリカ側に戻る途中には、若いブラウン・ベアを見かけたので、写真に収めました。

食べ物に話を戻して、モンタナ・リブの他に、トニー・ローマのではないベビーバックリブとして忘れられないのは、フィラデルフィアに住んでいる時によく買って帰った、アーミシュの人がやっているお店のベビーバックリブですが、それはまた次の機会に。

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チチローこと雅(みやび)のツレです。

普段の日記からも分かるとおり、雅(みやび)は食べる事が好きです。それで、「雅(みやび)の独り言」の読者の皆さんのための脚注（食べ物編）として、雅(みやび)について最も詳しい読者である私が、外伝を書いてみようと思いました。

食べ物の中でも、雅(みやび)のベストワンは、多分トニー・ローマのベビーバックリブ。このレストランチェーンは、日本では、先日行った巨牛荘と提携していて、三番町店は同じビルの１階と２階ですね。うちからは、表参道にある青山店も便利で、行ったことがあります。

アメリカでは、なぜか旅行の節目節目で目に付いて入ってしまうということが多かったトニー・ローマですが、中でも忘れられないのが、７年前にホノルルのお店で遭遇した出来事。そのとき、雅(みやび)は確か、何種類かのリブが盛り合わせてある「サンプラー」を頼んだのですが、当然、一番好きなベビーバックリブも、単品で頼むときの何分の一かしかなかった。ベビーバックリブを食べてしまってから、雅(みやび)がそれを悔やむようなことを言っていると、隣のテーブルの日本人男女のうちの男性が、「うちは、ベビーバックリブ食べきれませんから、よかったらあげましょうか」と声をかけてきたのです。少し迷いつつももらってしまう雅(みやび)。聞けば、九州の方からの新婚旅行ということで、新郎は自衛隊勤務、新婦は看護婦さんということでした。新郎は仕事柄か、ホノルルでは射撃の実演を最もエンジョイしていると言っていたのは、ご愛嬌。実直な旦那さんとしっかり者の奥さんという感じで、お似合いのカップルでした。

それにしても、カジュアルとはいえ、ファーストフード店ではないところで、もらう方ももらう方だけと、あげましょうかと声をかける方も珍しい。自分の身に置き換えると、百歩譲って、下さいと言うことはあっても、あげましょうかと言うことは、やはりないと思います。本当に、真似のできないほどピュアなひとだったんだろうと、忘れられない、いい思い出になっています。

旅先で入った、ほかのトニー・ローマで覚えているのは、オーランドのモーテル街インターナショナル・ドライブのお店とか、全米最大のショッピングセンターと言われるモール・オブ・アメリカ（ミネアポリス郊外）のお店とか。イエローストーン国立公園に向かうときに、ソルトレークシティーから北上してすぐのところで入ったお店では、初めてお土産用のリブソースセットを買いましたが、目的地のウエスト・イエローストーンという、国立公園のゲートシティーでも、思いがけないリブが待っていたとは・・・。（続く）

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