朝8時に電話が鳴った。
母からだった。
前々から頼んでおいた「一陽来復」のお札を今日、取りに行くのでお昼頃に寄ってくれると言う。「パパが今、あなたは大事な時期だからムリさせちゃいけないから届けてやれって。」
何故か解らないけれど、私はこの言葉にカチンと来てしまった。
ウチは父がほとんど家にいない「仕事人間」だったのでいつも母と2人で過ごしていた。だから母とは非常に仲がよい。でも時々どうでも良いことで酷く感情的になって喧嘩がはじまったりもする。今日もそのパターンだった。
気がついていたら言い争いになっていた。「あなたは親の気持ちがわからないのよ。」「子供を産まなきゃ大人になんてなれないのよ。」そういうセリフが母の口から飛び出した。
またですか、お母さん。そういう言葉で私を縛って苦しめてきたことをなんでわかんないの?じゃあ、聞くけど、あなたに「娘の気持ち」は解るって言うの?
幼い頃に両親を無くして、年の離れた兄、姉たちに大切に愛されて「可愛い妹」として何不自由なく育ったあなたに?
母は平気で私が傷つくことを言う。それも無意識で。自分が人を傷つけているなんて思いもしないで。
「子供が出来なきゃ幸せになれない。」そういう母の呪縛からようやく解放されて、そしてそのあとにやっと授かった新しい命。そんな今だからこそ自然体で気楽に過ごしていけるはずだと思いはじめてきたのにまた、「子供」に執着させようとするその言葉。もちろん親切で言ってるんだってわかってるし、娘のことを思っていってるんだとも解ってる。だからこそ腹もたった。
結局、来てもらうには及ばない。送って頂戴ということになってしまった。
本当は実家にお札を取りに行くのを楽しみにしていたのに。
昨日、赤ちゃんができたことを報告してしまったのだけど、やっぱり母にはもっと落ち着いてから連絡すればよかったと後悔している。母に心配されればされるほど、自分が不安になるとわかったから。
と言うわけで、今日はせっかくの結婚記念日なのに、全然楽しい気分になれそうもありません。
どうせツレは忘年会で私一人なので、腹いせにコンビニでお弁当を買ってきました。これ食べて機嫌でも直そうと思います。
落ち込んでいるので、苦言はご容赦ね。(笑)
※写真は週末のゴルフコンペでツレがもらってきた景品 |