どうして人は自分でも驚いてしまうような不思議な夢を見るのでしょうか。
昨日は珍しくも11時前に就寝しました。でも、全然寝付けずに何度も寝返りを打って、結局眠りに落ちたのは2時過ぎだったと思います。
そこで見た夢は学生時代の友人の新居に招かれるというもの。
なんとそのお客の中に19の頃に好きだった人が混じっていたんです。
その人に恋をしていたことは記憶の底からすっかり抜け落ちていて、ここ数年一度も思い出したことすら無かったというのに。
その頃の私はお化粧もしていなかったし、自分の身の回りの事にも全然構わないような粗雑な少女でした。そして、根拠の無い過剰な自信とコンプレックスの狭間にいつも揺れていました。
そんな時、かつての部活の後輩だった彼に4年ぶりに会ったんです。子供だったその顔は青年のそれになり、小さかった身長は見上げるように高くなり。すっかり大人びた声と立ち居振舞いに中学生の頃の面影はなく、あっという間に私は恋をしていました。
その日以来、もう一度彼に逢いたくて、そのために綺麗になりたくて、努力する事を始めました。
勇気を振り絞って、電話をかけてみれば、しばし彼は話し相手になってくれました。暑中見舞いをだせば、年賀状で返事が来ました。
けれど結局、彼からは一度も「逢おう」っていう言葉は聞けませんでした。
彼に自慢の彼女がいたことは再会した時から知っていたけれど、結局「女友達」としてのスタートラインに立つことも認めてもらえなかった、当時の私。
この大きな挫折は自分自身を見直すよい機会となりました。少女だった私が女性に変わろうとした、大きなターニングポイントだったと今でも思ってます。
結局、彼にはその後二度と会えなかったけれど、引っ込み思案でなかなか言いたい事が言えなかった私はもういなくなったし、自分のことを褒めてあげる事も上手にできるようになったと思います。
そうすると、周りの人の反応も好意的になってくれるんですよね。
だから、今の明るくて楽しい生活があるのは或る意味、彼のお陰。
もしもいつか彼と偶然逢う事があったとしても、きっと今の私なら大丈夫。
そう思えるようになったから、夢の中で逢えたのかな?
そんな私の今日のテーマソングは竹内まりや「ノスタルジア」。忘れてたくせに。
↑(照)ベタな話やなぁ〜。(照)↑
※写真は昨日の帝国ホテルのロビーに飾ってあった春らしい花。 |