アメリカに住んでいた頃、幸運にも、観光でいらしていた料理研究家の山本麗子先生のご指導を直接受けた事があります。笑顔の素敵なチャーミングな女性で、よく動くし、気がつくといつのまにかご自分で調理道具を洗っていらしたりする、気さくな方でした。水仕事も畑仕事も厭わないご様子なのにとても綺麗な手をしていたのが印象的です。
麗子先生は大人数でワイワイいいながら食べるお料理を得意としていらして、某国営放送の料理番組でも教えていらっしゃるのは中華風が主ですが、お菓子の本も出していらっしゃるんです。
この時のメニュウも前菜、メイン、デザートでした。
そこで教えていただいたタルトタタンの美味しさが今でも忘れられません。多分、今まで食べた中で一番美味しかったと思います。
当時のレシピが探したらでてきたのでどなたか私の代りに作ってみませんか?
☆材料(直径22cmのタルト型1個分)
・タルト生地
薄力粉:100g バター:100g 水:約70cc 塩:一つまみ
・りんごのグラッセ
りんご:5個 グラニュウ糖:120g 無塩バター:50g 卵黄:1個分
☆作り方
@.冷凍庫に入れておいた薄力粉とバターをあわせてフードプロセッサーにかけ、手で掏り合わせて粉チーズ状にする。塩を冷水で溶かしこれを加えてまとめる。
A.打ち粉をした上に生地を置き。麺棒で4mm厚さに伸ばしタルト型に敷き冷蔵庫で休ませる。
B.りんごは6つ割にして皮をむき芯を除く。
C.鍋にグラニュウ糖を入れて火にかけ茶色く色づくまで焦がしたところへバターを加え、溶けたらりんごを入れて強火で、水分がでたら中火にして飴色になるまで煮る。
D.2の型に4のりんごを詰める。
E.残ったタルト生地を木の葉型に抜き、卵黄を刷毛で塗ってりんごの上に飾る。
F.230度に温めたオーブンで約30分焼く。
G.バニラアイスを添えてシナモンを振っていただくとさらに美味。
上手に出来たらご馳走して下さいね!
海外での生活は言葉や慣習が通じない分ストレスも多いけど、日本にいたら絶対知り合わなかったような方との出会いもたくさんあるので、過ぎてしまえば良い思い出ばかりです。機会があったら、また行ってみたいですね。 |